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2022/12/31

 年々月日の流れを早く感じます。常連様が「結婚した」「子供が出来た」「高校生になった」と聞くと「エッ〜!!」と驚いてしまいます。今年1年間もアッという間に過ぎ去ってゆきました。  今年も色々な方からお土産を頂きましてこの場をお借りして心から御礼申し上げます。  コロナがなかなか収まらないのもあり、パオ号のフルレストアに奮闘してきましたが、目出たく車検を取得して16年振りに復活を遂げ元気に走り回っています。  当時と1番違うのは、エストレモ油脂類とMVSがあることです。ブレーキもD1&D2&MVSトリオ施工で安心確実なブレーキを手にして走る悦びを満喫しています。  古い車だけに、どうしても騒音だけは避けられません。ガラスが薄いのと防音材の施工があまり行き届いていません。  だからこそ小気味良い加速音もよく聴こえる面もあり、調子の良さに思わずバンザイと叫びたい気持ちが湧いてきます。  ミッションオイルもギヤII轟に交換したためギヤ入りも良好です。希少なミッション車+キャンバス仕様、エアコン無し(当時はオプション設定)軽量車なので走りも良好です。  出来るだけ走り回って、小さな欠点はエストレモ製品で更に改善して「パオってこんなに走るの!?」と、驚かせたいと思っています。  皆様方もコロナとインフルエンザ、そして事故や健康に充分に気をつけて新年をお迎えください。 【パオ号フルレストア奮闘記】  全塗装をする前にクラッチ交換、ドライブシャフト交換などの大作業を行うのが理想的と言えるが、今回は全塗装終了後に行なった。  ミッションを下ろしてクラッチ交換を含めた最後の大作業をスムーズに行うためには事前の準備が重要となってくる。 1:中古のハブAssyをヤフオクで購入。本来は油圧プレスを必要とする作業だが、アタックレーシング設立後、AE86トランスミッションOHを格安で行うにあたり油圧プレスを購入した。それから20年以上使用する機会が無かったため、いざ使おうとしたら油が抜けて役に立たない。置き場所も旧工場の方にあるため何かと不便なので、丸い円盤をネジで締め付けて圧入する特殊工具を購入した(画像参照)。  中古ベアリング(アウターレース)を特殊工具で取り外す。純正部品は廃盤であったが部品屋さんに依頼して純正同等部品を購入出来た。ベアリングは規格があるため、純正品の規格が分かれば上手くゆけば入手可能である。先に新品のアウターレースを特殊工具で圧入する。  すでに販売終了となっているが、この時の為に少しだけX1グリスを確保していたため新品ベアリングのグリスをX1グリスに入れ替える。入れ替え後オイルシールも圧入してバックプレートも塗装。  こうして左右のハブAssyのベアリング&オイルシールを交換。ミッションを降ろしてからこの作業を行うと、かなりの時間ロスとなり、1日では作業が終わらない恐れがある。   バックプレートは曲がっていてローターに干渉して異音が出る状態だったが、薄い鉄板のためプライヤーで簡単に修正できた。  今年もご愛読ありがとうございました。  皆様方のご健康とご多幸を願って今年の藤沢の部屋を終わらせて頂きます。

2022/12/15

 年末年始は26日(月曜日)は営業して、今年最終の発送を致します。掃除や片付けもありますので、出来るだけ午前中までにご注文を頂けると助かります。  自分の愛車でMVSを色々と試してきた結果、自分好みの独断で順番を付けてみました。  勿論、車種や好みで変化する為、私の個人的な見解である。 1:パワーブロック大  排気管以外に装着加能。主にボディにポンと付けて走行し、改善効果を実感したり前後バランスを変更できる為、非常に便利だ。位置を少しだけずらしてみたり個数を追加して違いを見るのも簡単に出来る。また、車を買い替えた際も移植が簡単で助かる。 2:フラットプレート  予算が許せば、初回はSET品(Lサイズ2枚+Sサイズ2枚)を購入。基本は前席フロアーマットの下側にLサイズを敷き、後席側にSサイズを敷く。これだけで操縦安定性を向上させることができる。  タイヤに近い位置に寄せれば主に操縦性向上、センタートンネル側に寄せれば乗り心地向上となる。このアイテムもパワーブロックと同じで移動、追加、移植が楽に行える。  ワンボックスのように車体が長い場合には次々と追加してゆく方も見受ける。 3:パワーラップ  コストパフォーマンスに優れていて、お勧めはドライブシャフトにSサイズ又はMサイズを装着。2本SETなので1SET(片側1本巻きつけ)でも効果大だが、2SET、3SET(片側3本)と増やすと加速も向上する。ただ転がりが良過ぎて危険かもしれない。ブレーキさえD1+D2+MVSで向上していれば心配は無用だろう。  巻きつけられる物ならショックアブ、サスペンションアーム、プロペラシャフトなどにも簡単装着出来る。タイラップ装着のため取り外しも装着も簡単である。 4:平型マグネット  磁力でポン付け出来る為、バッテリーターミナル取り付けボルトやアース線取り付けボルトの頭に1個、2個と装着することで改善効果が即座に味わえる。勿論、ボディ剛性向上でもポン付け出来るし移植や追加もワンタッチ。パワーブロックは見える場所に最適だが、こちらは狭い場所や見え難い場所に最適と言える。 5:パワーアルミテープ  ハサミで簡単に切れてパッと貼れ、効果を実感出来る点と、ボディだけで無くサスペンションやエンジン関係、オーディオ関係、その他と幅広く施工できる。コストパフォーマンスに優れているため追加施工する方も多く見受ける。  この他にもPTブロック(主にエンジン・ミッション・駆動系)やパワーバンド(主に排気管)、各種ボルト&ナットなど豊富なアイテムを追加することで優れた改善効果が期待できる。愛車の不満点を改善して快感で安全な車に仕上げることが可能です。 【パオ号フルレストア奮闘記】  全塗装が終了してパオ号が戻ってきたら、室内の後席から荷室までの左右内張(樹脂製)の汚れが際立った。そこで急遽、追加作業で内張塗装をお願いした。  実はスピーカー交換時にシコシコ磨き上げたのだが、表面が細かい凸凹状のため凹みに入り込んだ頑固な汚れはなかな落ちなかった。他が綺麗になり、ここだけが年式相応の雰囲気なので余計に気になった。  内張はスピーカーのある前側、リヤ側、ショックアブの上側キャップ、テールランプの蓋、更にサイドガラス下側可動部のカバーと片側5点、両側で合計10点もある。  一度脱着しているため、2度目となれば要領が分かり断然違う。取り付けクリップも新品部品に交換しているため、クセがあまり付いていないのが助かる。一度使用しただけでも先端部分が開いて入りが悪くなってしまう。  全塗装をお願いした後での追加作業だったためと部品の脱着をこちらで行ったため、特別割引価格にて塗装して頂いた。  塗装はスペアタイヤ格納部も綺麗に塗装してくれた。内張と違うのはマットにより隠れてしまう点である。内張は反対に車外及び車内からでも否応なしに目に飛び込んでくるため、ドア内張塗装とシート張り替えと合わせて、内装関係も外側から見て新車状態に戻せたと個人的には大満足である。  スペアータイア格納庫も自分で錆を取り(完全には取れないが)近い色のスプレーを吹き付けた後で制振材を貼り付けていた。  塗装屋さんは、その制振材を全部剥がしてアンダーコート剤を吹き付けた後から綺麗に塗装してくれた。  バックドア内側にも傷があったが、バックドアを一度取り外してウェザーストリップまで取り外し、裏表共に綺麗に塗装してくれた。これで更に新車に近づいた。

2022/11/30

 MVSアイテムはどれも大好評だが、中でも簡単装着、移動、取り外しが出来るアイテムがお勧めと言える。 ○エンジン装着アイテム 1:ラジエターホース装着アイテム 2:PTブロック(ヘッドカバー、シリンダーヘッド、シリンダーブロック) 3:吸気管にパワーバンド、パワーラップ、パワーアルミテープ) ○ボディ装着アイテム 1:フラットプレート 2:パワーブロック、ネオジウム磁石平型、ネオジウム摘み付き、パワーアルミテープ 3:ボルト鉄製、ボルトステンレス製 ○サスペンション装着アイテム 1:ナット鉄製,ナットステン製 2:パワーラップ ○電気関係装着アイテム 1:MVSヒューズ 2:バッテリーパワーリング 3:ネオジウム磁石平型 4:MVSエアコン用をプラグコードまたは配線に装着  例えばラジエターホース用にしても・・・ 1:アッパーホースの中間部分に装着 2:アッパーホースのエンジン近くに装着 3:アッパーホースのラジエター近くに装着 4:ロアホースの中間部分に装着 5:ロアホースのエンジン近くに装着 6:ロアホースのラジエター近くに装着 7:アッパーホースとロアホースの両方装着 8:アッパーホースに2個装着(位置移動)  上記のように8種類の装着パターンを試してみて、自分が一番好きな結果が得られた装着方法にする。  これを面倒と思うか結果が変化するのを楽しめるかで異なってくる。性能の低い製品は、装着違いや個数の違いが分かりにくい。性能の高い製品ほど追求する楽しみがあると私は思う。 【パオ号レストア状況】  15年間97175km走行で長期保管となったのは、様々な所が劣化故障したのが最大の理由である。その他にもリアフェンダー下部を貰い事故で40cmほど少し凹ました点や、リヤ側アンダーカバーも一部損傷している。また右側フロントフェンダー及びリアフェンダーも板金塗装しているため長期保管で色違いが目につく。  全塗装をお願いするカーショップの社長さんと板金塗装について打ち合わせすると、「全塗装した方が結果的に安く付く」という結論に至った。これまでもドア内張の塗装、ドアミラーの塗装などもお願いしていた関係で、格安にて板金及び全塗装してくれることになった。  全塗装するからには、邪魔になる外装部品を全て取り外した方が作業もやり易く、仕上がりも綺麗になる。前後バンパー、テールランプ、リアサイドガラス、リアハッチガラス、ドアミラーなど外せる物は全部取り外してショップさんに持ち込む。  年々、板金塗装の腕の良い会社が減少、ヘッド面研やボーリング、バルブステム交換などの加工屋さんも店じまいするため近くに手慣れた店があるのは助かる。私が取り外さなかった他の部品も、邪魔な部品は全て取り外してから全塗装するようだ。  仕上がりを楽しみに待つ間に、取り外した部品を1個1個磨き上げる。ビスなども全て塗装する。リアハッチのウェザーストリップは上部ガラス側のみ新品部品が購入(10241円)できた。下側ハッチ側は廃番なのでクレポリメイトDXで汚れを落として磨き上げた。ちなみに新品部品の価格は19250円と高額だったので、在庫があっても迷ったに違いない。  塗装準備として全てのウェザーストリップを取り外したため、地道に磨き上げた。  画像を見て分かるように邪魔な部品も全て取り外しての作業。綺麗な仕上がり間違い無し。  外観上は、全塗装に加えて左右ヘッドライト新品交換、三角窓W/S新品交換、他のガラスも含めグロスター施工、ウェザーストリップ一部交換及びポリクレメイトで汚れ落とし磨き上げによって、ラインから出てきたばかりの新車に見えると言っても大袈裟な表現ではない。  残念ながらリヤサイドガラスのウェザーストリップ、ドアウェザーストリップは廃番なので数時間掛けてクレポリメイトDXで地道にシコシコ磨き上げ、新品に近い見た目になった。   屋内保管が功を奏して、年数の割にゴムの硬化変形、ひび割れが最小限で柔軟性が保たれていた。

2022/11/15

 MVSネオジム利用アイテムは3種類ある。 1:パワーブロック 2:ネオジム平型 3:ネオジム摘み付き  どれも同じように思う方も多いかもしれませんが、磁石の極性の違い、サイズ(体積)の違い、更に形状の違いにより、使い勝手は大きく異なります。そこで今回は特徴を掘り下げて説明いたします。 1:パワーブロック  チタン材質に陽極酸化処理を施し、中央部にネオジム磁石平型12ミリ×5ミリを圧入、その表裏にMVSシールを貼り付けています。  現在はブルー大のみの販売。サイズ的にも大きくMVS威力は強め。ソフトに効く方の極性がボディ側となっています。 2:ネオジム平型  直径12ミリ×厚み5ミリのため狭い箇所にも装着可能です。極性変更が裏返しするだけで簡単に出来ますが、強力な磁力のため少しだけコツを要します。平面から横にずらして90度近く曲がった所で取れば簡単に外せます。強い衝撃を与えると破損の恐れがありますので注意が必要です。車種や吸着場所、個数にもよりますが、基本は赤マジック印側をボディに吸着させるとソフトな感じで、無印側は硬く感じます。 3:ネオジム摘み付き  摘みが有る利点として脱着がやり易く、使い勝手に優れています。反面、高さが少しだけ高くなるため非常に狭い所には使用出来ません。自動車は意外と各部に大きな空間があるためそれほど困ることはないでしょう。  磁石は圧入のため極性を変えることは出来ません。極性は、吸着側はパワーブロックと同じ極性で、ソフトに効く特性です。  一見同じようなネオジム磁石アイテムですが、極性の違いや形状の違い、作用力の違いを活かした施工方法を探す難しさと楽しさがあります。 【パオ号レストア状況】  長期間に渡るパオ号フルレストア作業も11月7日についに完了しました。  今月末までにはユーザ車検で車検を取る予定でしたが、何かと難しい。  昔、プジョー406で一度だけユーザ車検を体験しているが、今回は継続車検ではなく抹消登録しているため再車検となる点。  個人名義から会社名義に変えるため譲渡証明書の記入が必要で、書類が一部不足していても受けられない。  車庫証明、印鑑証明、整備記録簿、更に仮ナンバーを借りるため自賠責保険に加入(25ヶ月間)、仮ナンバー期限は5日間だが車検が2年間なので25ヶ月加入する。ここは昔から付き合いのある整備工場にお願いした方が良さそうだ。  実際の作業は先に進んでいるものの、内容が豊富なため、今後も暫くは紹介を続けてゆきます。そして、いずれパオ号フルレストア記事としてまとめる予定です。動画も掲載予定なのでお楽しみに!!  製造から30年以上経過しているため、ゴム部品関係の劣化は避けられない。この辺は故障というよりも経年劣化による長期定期交換部品と言うべきだろう。  その中でもパオの特徴とも言える三角窓のW/S(ウェザーストリップ)が硬化変形して、雨漏れや風切り音発生など弊害が発生する。  純正部品がある頃は片側12000円と安い価格で購入できたらしいが、廃番になるとその価格は急上昇し、ヤフオクなどでは9〜20万円(両側)と恐ろしい高値で落札されている。  それでも新品を在庫している方は年々減少しているため入手が難しくなっている。交換工賃の目安は26000円。ネットで検索すると、ほぼ100%の確率で下側の支柱ボルトが折れるため溶接作業が必要となり、工賃も高価となる。  我がパオ号は車庫保管の恩恵で思いの外、ゴム製品の劣化は少なく助かっているが、三角窓W/Sの変形は避けられずガラスに張り付いて窓も開閉出来ない状態となっていた。特に目に付く場所なので、何とか安く購入して交換することを決意。  色々とネット検索する内に、パオ専門店が復刻版として製造依頼して、6万円くらいで販売しているらしい情報を入手。早速、幾つかの専門店に問い合わせした結果、送料込みで約6万円ほどで購入できることになった。折角フルレストアに挑戦しているので、三角窓が新品状態になれば新車により近づく。  取り外す際に、下部の支柱を留めているダブルナットが錆付いていて、支柱が折損する確率が非常に高いことが検索で判明した。そこで錆びついたボルトナットにスプレーして弛み易くするクレ(呉工業)凍結浸透ルブ・スプレーを噴射して、一晩置いてから緩めたら両側共に折れずに取り外せた。万歳!!  錆び付く原因は6mmダブルナットが鉄製材質なので、ここはワッシャーとナットをステンレス材質に変更して錆固着防止対策を施した。三角窓枠も表裏共に一部分、サビが発生していたため銀色塗装した。  古いゴムは硬化しているため、取り外す際にはひとつ前の画像のようにボロボロにちぎれた。新品ゴムの組み込みはX1グリース(またはシリコンスプレー)を塗布して組み込んだが、下側の支柱を差し込む際にチャンネルの隙間に入っている特殊形状のワッシャーが落ちてしまい入れるのに難儀したものの、何とか嵌め込んだ。  三角窓の下側からドアガラス側に続くゴムがある。両側共に交換したい所だが新品部品は右ドア側しか購入できなかった。11110円したが部品在庫の有る内に合わせて交換するのがベストと判断した。

2022/10/31

 値上げラッシュは燃料だけでなく生活必需品まで幅広く行われ、家計を圧迫し、厳しい時代に突入しました。  MVS製品は12年前の発売開始から一度も値上げせず頑張っています。愛用者の皆様方に感謝を込めて、逆にアイテムによっては大幅に値下げして提供しました。  燃料代がここまで高騰すると、MVS施工方法によって大幅な燃費向上が期待できる上に耐久性向上や安定性向上、走りの楽しさ向上など数々のメリットを考慮するとコストパフォーマンスが高い、とコメントを寄せられる方もいます。  また他の趣味と同様に真の車好きの方は毎週のように来社されて、アルミテープ数枚を5ミリ幅に切った物をボディ、サスペンション各部に貼って楽しんでおられる方もいます。  “好きこそ物の上手なれ”のことわざ通り、夢中で行う人ほどMVSの新しい発見や施工方法を見つけて進化を遂げています。このような方は車以外にも人間や電力関係など自動車以外にも試して喜んでいます。あくまでも自己責任となりますが・・・。  パオ号レストア状況。  パオのフルレストアを開始したのが昨年の10月18日からなので、早くも1年が経過した。30年以上経過した車なので、ここは一切手が抜けない。  古い車で発生する頻度が高い、排気管とマフラーが腐食して排気漏れするトラブルを検証すると、やはり販売価格の安い車ほど発生しやすい。パオも当てはまり、純正部品は2〜3年で、後記する通りリアパイプ湾曲部が腐って排気漏れした。  触媒やフロントパイプは比較的長持ちするが、一番腐食して穴が開く所は、リヤマフラーに繋がる前のアクスルを逃げる為に大きく湾曲した個所。パイプを大きく曲げれば、伸び側の肉厚が薄くなるのが原因だ。  次がリヤマフラー下側の腐食穴開き排気漏れである。ここは完全燃焼するほど内部に水が溜まるのが原因となる。排気漏れは一発で車検不合格となるし騒音だけでなくパワーも落ちる。  純正部品は廃番だが、パオは専門店が部品を製作しているため助かる。注文して届いた製品は柿本改であった。フロントパイプからリヤマフラーまで一式。ステンレス製で安心したのも束の間、取り付けてエンジン始動、数ヶ月でテールパイプ内部が錆びてきた。ステンレスと言っても錆びない材質と錆びる材質がある。  フロントパイプ取付け部から少しだけ排気漏れがあるが、ガスケットも新品に交換したし、締め付けネジも純正品に交換した。排気マニホールド取付け面に歪みが生じている可能性が推定出来るものの、極微量なので車検は大丈夫と思われる。  排気管一式交換に伴い、吊ゴム4個所を交換。この吊ゴムは前後で部番や価格が違うが形状や硬さも同じで、色が普通のゴム色と白ぽい粉が付着したような物とあった。袋から出したら分からなくなったが問題は無いと判断した。  ちなみに2個=3102円と、2266円で、差額が836円と大きい。  ついでにシフトリンケージの後端を左右で支えるインシュレーターマウント左右(4070円)も交換した。  まだまだ使えそうだが、部品が手に入る今の内に出来るだけ交換して新車状態に近づけたい。これがフルレストアと言える。

2022/10/15

 ヤマト運輸の配送状況が10月1日より一部地区で変更になりました。  山口県、広島県、島根県は翌日配達から中1日置いて翌日配達と変わりましたのでご注意ください。  諸般の事情によりユーザーレポート掲載が長期間遅れていました。新発売したマグネットの装着面に対するS極とN極の違いで(MVSでの識別は単純に赤印有無)乗り心地など、どのように変化するのか参考になるレポートが多く届いていますので見てください。  MVS装着は、ひと工夫することでより改善効果を高めることが出来ます。  応用範囲が一番広いアイテムはパワーメッシュです。普通のハサミで好みのサイズや形状に切ることが出来ます。  また材質がステンレスなのでエンジン&ミッションからボディまで幅広く装着可能。  排気管など高温になる場所に装着する場合はステンレスバンド、低温個所であればタイラップ固定でもゆけますが臨機応変に判断しましょう。  メッシュの利点は強弱も簡単に変えられる点にある。 1:そのまま使用する。例=2cm幅 2:4cm幅に切り二つ折りする。 3:6cm幅に切り左右から折り曲げる。 4:8cm幅に切り2cm幅で折り曲げる。  折り曲げる途中でバンドに巻き付けたり、バンドを一度まっすぐに伸ばして折り曲げ途中のメッシュに差し込み万力などで潰して平らにしてから元の状態に曲げてゆく。  メッシュ以外にも、ホイール用でもハサミで簡単に切れるので細長く切ったり長方形、正方形、2ピースなどサイズ変更(強さ変更)が出来ます。アルミ材質なので耐久性があるため、排気管系以外なら、どこにでも装着可能です。  問題は、ボディ剛性向上目的でボディに施工する場合は、1カ所に10ピースをドンと貼り付けるよりも10ピースに細かく切って貼り付けた方が無難です。メッシュ同様にコイルとかデスビキャップなど円筒形部品に施工する場合は、細長く切って1周巻きつけるように施工するのが理想的です。  パオ号フルレストア状況。  どのメーカー、どの車種でも設計上の欠点や弱い所が幾つかある。その個所が少なければ少ないほど壊れにくくなり信頼性は高まる。  パオの欠点個所は・・・ ○走行8~10万kmでフューエルポンプ・ダイアフラムが破損してエンジン内部に燃料が入ることでオイルレベルが上昇する。純正交換=2022年7月現在在庫有。 ○ガソリンタンクが金属製のため内部が錆びて細かい錆の粉末が発生する。燃料フィルター交換やタンク内洗浄を怠るとキャブレターに影響が出てトラブル発生に至る。純正品交換=2022年7月現在在庫あり。 ○三角窓のゴムが硬化して水漏れや風切り音発生、また三角窓の開閉が出来なくなる。ここは年式的に仕方のない部分かもしれない。(専門店より復刻版購入) ○キャンバストップ車の場合は幌が収縮して、雨漏れや開閉が出来なくなる。構造的に仕方が無い部分だが、幌の材質がもう少し縮まない材質であったら耐久性は伸びたと思う。(専門店より幌のみ購入) ○後部荷物室の下側にあるスペアータイヤ収納部に雨水が溜まりサビが発生する。 主にサイドガラスが上下の2分割となっているため、中間にあるゴムが収縮して両側に隙間が出来るためと思われる。 パオ号も例外なく両側が約10mm前後は収縮しているため、隙間塞ぎテープを買ってきて対策してみた。(錆び取り塗装) ○ヒーターコアの上下が樹脂製のため経年劣化により脆くなってきてパンクして冷却水漏れを引き起こす。(専門店オリジナル金属製を購入) ○ブレーキストッパーの樹脂が破損。このパーツがスイッチを押してブレーキランプが点灯するためランプ不灯となる。 純正品交換=(2022年7月現在在庫あり) ○リヤハッチガラスのダンパーガスが抜けて、ハッチガラスが上げても停止しないで直ぐに落ちてくる。正常ならボタンを押してロックを解除して取っ手を上に少し持ち上げると、ダンパーの力によってポンと最上部まで開く。今回はダンパー交換について解説しよう。(社外品テンポイント製購入、一部改造装着)  純正品よりテンポイント製は細いが、交換後は気持ち良くポンと上まで持ち上がるように開く。一部改造箇所はボディ側取り付けブラケットとダンパーの接続部分をドリルで切り離して、ダンパー側(テンポイント製)のピボット側ボルトをナットで留めるだけである。(画像参照)  価格は少し高くダンパー2本=6246円  ボールスタッド2個=992円 送料600円で、合計金額 6846円  パオは上記8カ所が大きな欠点である。中古車購入を検討する場合は、必ず上記8カ所が修理されているかを確認しよう。  製造から33年(2022年現在)経過しているため、この他の定期交換部品(タイミングベルト)や経年劣化する足回り、ブレーキ、冷却系、排気系、オルタネーターなど点検修理する部分も多岐に渡る。安い車を購入すると軽く50〜60万円の出費が待っている。そこで数年後に転売されることになる。

2022/9/30

 大型台風14号及び15号は各地に大きな災害を残して過ぎ去ってゆきましたが、皆様方と愛車や住居のご無事を願っています。  私の地域は元々が災害に強いところで、今回も日本海側に逸れたお陰で何事もなく無事でした。  今年の夏も彼岸が過ぎると急に秋を感じる季節になりました。夏場はエアコンにX1添加の要望が高まりますが、本当は最初にエンジンオイルをestremo製品に交換、AT&CVTにもX1添加、MT&デフオイルもestremo製品に交換することによりエアコンON時のパワーダウンを大幅に低減できます。  上記のようにアドバイスしても「一度エアコンにX1添加したい」モードに入った人は、なかなか受け入れない。  オイル交換によりエンジンが元気に、伝達効率アップ、更にホイール&ドライブシャフトなどにMVS施工によりエアコン負荷は減少してゆき気にならなくなる。  エアコンにX1添加が有効な車は排気量が1500cc以下、出来るだけ新車から1年以内に添加して劣化を抑えたい。HV車は電動ポンプのため添加しても体感出来ない。  パオ号フルレストア状況。  前回に、新車の時からヘッドライトが暗いのがパオの欠点とお伝えした。しかも30年の時の経過と共に灯火類も進化を遂げて来た。  そこで全灯LED化をすることにしました。現在の新車でもコスト低減でLEDが採用されていない車も沢山見受けます。  見た目だけでは差が分かりませんが、ランプを点ければ違いが出るのと球切れ低減、消費電力低減などが期待出来る。  全灯LEDにすると18箇所を交換することになり費用的にも3万円前後の出費となってくる。ネットで安物を購入しても結局は安物買いの銭失いとなってしまうケースも多く出てきます。(と、言いながらやってしまった) 1:ヘッドライト:H4=PHIPS製 2個SET、7480円 YH購入 2:スモールライト:T10= 2個 以前購入した在庫品 3:ルームランプ:T10=2個 以前購入した在庫品 4:バックランプ:S25シングル=2個 POLARG 3900円 YH購入 5:テール&ストップランプ:S25ダブル 2個 POLARG 3900円 YH購入 6:前後ウィンカーランプ&サイドランプ&ウィンカーリレー:前後=S25シングル 4個=安物ネット4個で3223円 サイド:T10= POLARG 2個 3180円 YH ウィンカリレー=送料込み1810円 ネット通販 7:ナンバーランプ:G18=1個 未購入  T10型は多く使用されているためYHでも在庫が豊富で選択に迷う。ここは国産品の日星工業(株)ブランド名:POLARGを中心に購入した。信頼の寿命5倍の謳い文句に惹かれた。  T10型は極性があるタイプと無いタイプがあり、極性があるタイプで点かない時は向きを変えて差し替える。  ウィンカーランプはヤフオクでメーカー名不明の安物(4個で送料込3223円)を購入して耐久性の比較をしてみることにした。  ご承知の方も多いと思うが、ウィンカーランプをLEDに交換する場合はハイフラ防止のため幾つかの注意点がある。 1:配線の+ー間に抵抗を噛ませる方法。 2:抵抗組み込みのLEDを選択する方法 3:LED用のリレーに交換する方法。  私の選択は3、リレー交換を選んだ。ネット検索する内に800円前後(送料1100円)で点滅の速さを調整できるICリレーが見つかった。純正の点滅はカッチン、カッチンが遅く、速い方が安全性が高まると思ったからだ。  リレーより早くLEDが先に届いたため、試験的に純正リレーでLEDが作動するかの試験を行なってみた。 1:右側サイドマーカーランプのみ=T10に交換=正常に作動。 2:次に右側リヤランプ=S25シングルに交換=正常に作動。 3:更に左側サイドマーカーランプ=T10に交換=正常に作動。 4:続いて左フロントランプ=S25シングルに交換=右にウィンカーを出してもフロント&リヤ点灯しないでサイドマーカのみ点滅しないで点灯したまま。    途中までは正常に作動し、これは大丈夫かな思ったのも束の間、やっぱりリレー交換しないとダメだった。ところがリレーのある位置が簡単にはアクセス出来ない場所にある。  また安物を購入した前後S25シングル球の明るさが純正より暗く、LED交換のメリットが無く「安物買いの銭失い」となった。最初から1個1950円4個で7800円を買えば良かったと後悔。  そこでサイドウィンカーのみ明星工業製POLARG T10 LED 140lm(ルーメン)に交換。  純正(5w)から比較したら2〜3倍ほど明るく感じる。前後は純正タイプに戻し、リレー交換も無し。意外と前後は純正球(23w)も明るく感じるし(レンズを磨いた効果もあり)ハザードも正常に点灯するためOKとした。他の灯火よりも使用時間が短いため何の問題もない。臨機応変に対処するのも藤沢流である。  結果的に、サイドマーカーランプのみLED交換であれば、リレーは純正のままでもハイフラは発生しないということが分かった。  何かをすると何かを学ぶが、通常の電球はwで表示されているがLED T10はlm(ルーメン)と表示されている。wが消費電力を表すに対してlmは明るさを表す。  電球の種類で消費電力は変わるため単純な比較が難しい。更にヘッドライトに使用したLEDには6500Kと表記されていたが、こちらはケルビンと言って色温度を表している。数字が小さい程、電球色に近くなる。6500Kは昼光色で強烈なフラッシュなような明るさである。  LEDは明るさが色々あるため純正より明るくすると古さが薄れる。パオ純正オルタネーター発電量が低いため、消費電力の低減でどこまで改善されるか楽しみである。勿論、仕上げはヒューズBOXやアース線などMVS施工で決めたい。

2022/9/15

 9月に入り台風シーズンを迎えていますが、最近のテレビ報道を見ていると、深い浸水箇所に平気で車を乗り入れ走行する映像が流れていて驚いています。  車高が低い車ほど、排気管が水に浸かると、いつエンジンが停止して水没するか分からない。運悪くタイヤが隠れるほど浸かればエンジン、ミッション、ボディ各部に深刻なダメージを受け廃車を余儀なくされる。大切な人命も危険に晒されることになる。  浸水した道では、見えない凹みや側溝、外れたマンホールに嵌まり込む恐れも出てくる。アイドリングストップ車はより危険性が高まるが、知識が低い方ほど怖さを知らずに無茶をする。引き返す勇気ある判断が生死を分けます。  短い浸水箇所でも通過直後はブレーキが全く効かなくなるので、必ずブレーキを数回かけて効き具合を確認しましょう。  話は変わりますが、懐かしいNISMO発足当時のバインダーと名刺の画像を掲載します。楕円形のNISMOステッカーは何種類かのデザインが本社より届き、私達大森社員が選択した初期タイプの物になります。  このステッカーを見る度に、出来立ての横幅が30センチほど大型タイプの物を、鈴木亜久里選手のF3フロントカウルに貼り付けた思い出が昨日のように鮮明に蘇ってきます。  名刺の藤沢公男は戸籍の藤澤とは違うのでミスプリントです。メカニックなので名刺を差し出すことはほぼ皆無だったので、使うことはあまり無かった。  オートメカニック誌及び単行本(日産大森ワークスの時代、バルブタイミング、エンジンを元気にする、他)は藤澤公男、藤沢公男、轟 名人の3種類を使い分けていました。  NISSAN RACING SCHOOLは、NISMOに変わっても継続されたがNISMO設立3年後にオーテックジャパンに移籍したため、その後の状況は分かりません。当時を知る方はごく少数になりました。  パオ号レストア進捗状況。  パオのヘッドライトは新車当時から暗くパオの欠点の一つだった。30年以上経過して、ライト内面のメッキ反射部分の劣化により規定光量不足で車検不合格になるケースも増えているようだ。  約1年間の長期レストアなので、ネット検索しているとヘッドライトの新品部品がまだ手に入るかもしれないことが分かった。これから長期間乗り続けることを考えると、部品がある内に新品に交換することが理想的だと思った。  そこで近くの部品屋さんに行くと片側35000円で在庫があることが分かり即効で注文、翌日に新品に交換。  また左側ライトの取り付け部が破損していたため中古部品を手に入れてスモール球をLEDに交換、ランプも最初は純正タイプの新品に交換。スモール球は極性があるため点灯しなければ一度外して向きを変えるだけだが、狭いのでライト取り付けナット3個を緩めライトを取り外す。左側はバッテリー取り付け枠も取り外すが慣れると簡単。  バルブ関係は少し経ってから、最初は、折角なら明るい方がいいだろうと株式会社ジョイフル製のハロゲンライト欧州車対応H4スーパークリア60/55w車検対応(センターラインがくっきり見える)のキャッチコピーに惹かれて交換した。ヘッドライトリムの塗装も劣化していたため、市販の緑色スプレーで塗装して個性的な顔を狙った。  その後、少しでも明るくしたいためジョイフル製ハロゲンからFHILIPS製車検対応・純正比明るさ2倍のキャッチコピーに惹かれH4 LED Hi3100lm-Lo2100lmに更に交換していた物を移植した。 ネットなどでは1000円位からあるが光軸が正しく出ないと車検不合格になるため信頼できるメーカーを選択した。防塵防水ゴムカバーを一部分切るだけで純正配線は無加工で装着できた。これで明るさ対策もバッチリだが、実際に使ってみないと正解だったか分からない・・・。  パオにはLED白色よりも暖色がお似合いだ。ハロゲンの寿命は約3年間、LEDの寿命は長いが夜間の雨天時の視認性はハロゲンの方が優れているという口コミも見られる。車検を取り実際に使用開始したら分かってくるだろう。  だいぶ回り道をして時間と無駄金を使ってしまったが、プラモデル感覚で楽しんでレストア出来ることがパオの利点でもある。車の外観は、人間の目にあたる部分なのでヘッドライト&ヘッドライトリムが新品になることで新車状態に一気に戻った。

2022/8/31

 残暑お見舞い申し上げます。毎日30度超えの酷暑が続いていますが、昔と違ってオーバーヒートで故障している車が少ないと感じています。  オーバーヒート予防には、摩擦抵抗を減少させ油温を低下させる(油温と水温は連鎖している)高性能オイル・エストレモエンジンオイル+冷却水冷却効率アップするLLC添加剤・LXの添加及びMVSラジエターホース装着、ウォーターポンプにMVS装着など総合的に実施することが有効です。  35度超えの前例のない暑さにも、少しは安心して快適なドライブを満喫できるでしょう。  同時にエアコンが正常に作動してくれないと困るので、エアコンコンプレッサー本体に、理想はPTブロック施工、パワーシートやパワーアルミテープ施工、低圧配管にMVSエアコン用(現在はアルミ材質のみ)を装着することで効率アップが図れます。  更にお住まいの近くにX1エアコン施工店があれば、エアコンにX1FS25cc添加することも有効ですが、古い車、最新の車、走行5万km以上の車は施工できないなど幾つかの確認事項がありますので、株式会社アタックレーシング宛にお問合せください。  パオレストア進捗状況。  1人作業は大変なので、兄のように慕ってくれるアタックファンの助けを借りて燃料タンクをやっと車両に装着できました。  タンクを下ろしてからだいぶ時間が経っているため、配管の接続に迷いましたが、合計で4本なので迷いながらも解決しました。  とりあえずガソリン約14Lを給油、無事に燃料メーターも作動してホッと一息。  実は計基盤を分解してグロスターをマイクロファイバークロスにつけて汚れを拭き取っていた際に、燃料メーターの針にクロスが絡んで途中でポキンと折ってしまった。仕方ないので瞬間接着剤でどうにか接着できた(画像参照=ほんの少し段差が出来た)。  キャブレターも装着完了していたので念願のエンジン始動、キャブレターにスポイトで燃料を少し注入してからセルを回す。簡単にエンジンは始動、止まったら同じように行い、燃料ポンプがキャブレター内に燃料を送るようになったらエンジンは快調に回転を続ける。  始動直後の回転数(ファストアイドル)、アイドリング回転数、燃料の濃さ、この3種類の調整スクリューがキャブレターに付いているが、ファストアイドルスクリューは初めての方では分からない奥まった場所にある。取り付け前の裏側画像では吸気口の真ん中に見えるのがファーストアイドル調整スクリュー。  調整するにはプラスドライバーとマイナスドライバーで行うが、狭い場所でキャブレター本体が邪魔するため、短いスタビドライバーや普通のドライバーでは一長一短。丁度、車載用ドライバーがピッタリで使いやすかった。  エンジン始動したら冷却水のエアー抜きを確実に行わないとオーバーヒートの原因となる。ラジエターキャップ部分にジョウゴを固定して(エアー抜き専用工具)LLCを満たして冷却ファンが回転(サーモスタットが開く)するまでエンジンを回す。冷却ファンが2回ほど回転停止を繰り返したら終了となる。  計基類が無いので回転数やCOが測れないため体感で調整している。調整できたら駐車場を10メートルほど行ったり来たりして終了。これを何回か繰り返したら、3箇所の微調整。ようやくボンネット取り付けが近づいてきた。  ボンネットを付けると後ろ開きのため何かと作業がやりずらい。走行中に開く恐れは無いので安心だが、取り外した方が何倍も作業がやり易い。

2022/8/15

 暑中お見舞い申し上げます。  お盆休みは渋滞が多いため昔から何処にも行かず、休みをずらしてドライブ旅行を楽しんで来ました。今年も酷暑なのでパオ号レストアも厳しく、のんびり過ごす予定です。  売れ筋のMVS製品は、ほとんど在庫が揃っています。 ○パワーアルミテープ 銀&黒 ○パワーブロック大 ブルー ○摘み付きネオジウム磁石 ○ネオジウム磁石丸平型 ○パワーラップ各種サイズ ○パワーバンド各種サイズ ○フラットプレートS、L、SET ○パワーメッシュ細目 ○パワーシートS、Lサイズ ○ホイール用=黒色&銀色 ○ヒューズ各アンペア ○各種ボルト&ナット鉄(std) ○各種ボルト&ナットステンレス ○その他 「MVS新製品は出さないのですか?」という質問が寄せられますが、上記製品を上手に組み合わせて使用することにより、エンジン、ミッション、駆動系、ブレーキ関係、電気関係、サスペンション関係、ボディ関係まで全てのレベルアップが可能です。  決まりきった施工ではなく、工夫次第で可能性は無限に広がって行きますので、固定観念に捕われる事なく遊び心でトライすると「えっ」と驚く結果が得られます。  自動車以外の変わった使用方法としては、家の配電盤に施工して喜んでいる方や、身体に装着して喜んでいる方など千差万別です。皆様も一度試されたらMVSの違った威力を再認識するかもしれません。  パオ号フルレストア状況。  前回、紹介しましたように、燃料タンク錆び取りが完了し搭載準備作業も終了しました。後は車両に装着するだけですが、何分にもサイズが大きいため1人では大変なのと整備環境が悪いため、アタックファンのお客様に手伝って頂き搭載するタイミングを調整中です。  その前に、オーバーホールから新品のように蘇って帰ってきたキャブレターを、こちらもお客様に助けてもらい装着完了しました。車体をジャッキアップして下側から長い6ミリボルト4本で装着するのですが、ガスケットやキャブレターがずれないよう補佐が必要で2人作業となります。  バキュームホースを全数交換したためと、長期間のブランクがあったため、どこの配管がどこに繋がっているのか一部分からないところもあります。ネット検索したり整備書を見たりして試行錯誤しながら装着しています。  取り外す前にホースに荷札を付けて外したが、荷札が外れて分からなくなったり、これらもエンジンが調子良く回れば楽しい思い出に変わります。  キャブレター装着完了、燃料タンクが装着完了すれば、ようやく燃料を入れてエンジン始動に漕ぎ着けます。それでアイドリングが安定すれば(吹け上がりは良かった)ようやく大きな山場を超えたことになります。  現在はセルフスタンドで携行缶でのガソリン購入が出来ません。有人スタンドでの購入では免許証を提示して使用目的を申告記入され、ようやく購入が出来ます。勿論、灯油用ポリタンクは駄目。  楽しみと一抹の不安を抱え、その時を待つ気持ちは苦労した整備の醍醐味でもあります。今月中には始動したい・・・。

2022/7/31

 暑中お見舞い申し上げます。  夏休み休暇は8月8日から18日までとなります。  RAV4 PHVが納車されてから早くも1年間が経過しました。小さな欠点はあるもののドライブを楽しんでいます。  皆様がご存じのように納車後からガソリン価格が徐々に上昇し、高速道路の給油所などではレギュラーガソリンでも170円後半の価格でした。ウクライナ紛争でも上昇しましたが、ここに来て当地では158円前後と、地域によりかなり違いがあります。  画像をアップしますが、走行距12345kmを奇跡的に撮影できました。横並び数字は11111km、22222kmなど幾つかチャンスが訪れますが、12345kmは納車からたった一度のチャンスなので記念になりました。  高速道路を走行中にチャンス到来が近いと気がつきましたが、撮影は難しいため何とか一般道路に降りてからと願っていたら、自宅の駐車場に車を入れた時に奇跡的に12345kmを表示していて撮影できました。  1年間の走行距離としては一般的と言えます。コロナ禍で長距離ドライブが激減したため月に1000kmほど。通勤に使用しても往復5kmのためと他の車両もあるため距離は伸びません。  1年間12000km走行で、燃料給油量387.2リットル。  支払い金額61026円、充電回数112回、充電は残り走行キロ数が10〜20kmで行うことが多いが、翌日の使用を考慮して50km以上でも15回ほど行っている。  エンジンを長期間使用しないとガソリンの劣化やエンジン内部の潤滑不足が懸念されるため、意識してHVモードを定期的に使用している。  電気代は、会社と家での充電のため分からないものの、燃料代よりは安いのは確か。車重2トンの車としては良い燃費だが、EVとHV合算のため正確な燃費は非常にわかりづらい。が、低燃費なことは間違いない。  パオ号フルレストア進行状況。  燃料タンク内錆び取り合戦は4ヶ月間の戦いの末、やっと終戦となりました。  最終回となる19回戦も、まだ少量は出てきたが、車両に装着して燃料を入れて走行すれば、横揺れなどで攪拌され少しは底部に沈殿すると予想できる。  1000kmまたは6ヶ月間ほど使用したら電動ポンプで燃料を抜き取り濾過することで、落ちてきた錆を確認及び排出できる。  ガソリンスタンドなどで勧められる水抜き剤ではなく、タンク防錆剤を探して投与することで錆の発生を抑制できたらと考えている。  全ての新品部品が手に入る訳ではないが何とかなるほど入手出来た。燃料ゲージも中古は使いたくないため、新品が手に入りホッと一安心。燃料ゲージ、0リング、取り付けリング、燃料ホース、チェックバルブを交換してタンクに装着してタンク搭載準備が完了した。(画像参照)  燃料給油口と燃料タンクに繋がる太いゴムホースは部品廃盤で入手できないが、損傷もなく柔軟性もあるため再使用する。  30年以上経過したパオの中古車は40〜60万円という低価格の物件と、200万〜260万円のレストア済み物件と大別できる。今まで解説してきたように、幾つかのパオ弱点箇所に手を入れていない個体は、安く購入しても結果的に高額車と同等価格になってしまうと思われる。  古い車を楽しむポイントは「故障して治すを繰り返すのではなく早め早めに手を入れる」ことで安心してドライブを楽しめる。

2022/7/15

 MVSネオジム磁石12ミリ×厚さ5ミリの使用方法について補足説明致します。  下記の注意点をお守りください。 1:子供や幼児の手の届く所には置かないでください。 2:磁力が超強力なため、10cmほど離してもバチーンと吸い付き怪我をする恐れがあります。 3:カードなどに近づけるとカードが使用出来なくなる恐れがあります。 4:排気管など高温部分に使用すると磁力が弱まってしまいます。 5:乱暴に扱うと磁石が割れてしまいます。 6:吸着面の極性によって作用する力が変わりますが、MVS作用とは異なるため、どちらの極性でも効果は得られます。興味のある方は違いを検証してみてください。普通のネオジム磁石とは段違いの作用力です。 7:取り外す際は横にずらしてゆき90度曲がっている所で取ると簡単に取れます。 8:強力な吸着力と取れにくさを利点として、ボディ下回りの補強に最適です。またサスペンション関係のボルト&ナット頭部装着もお薦めです。  パオ号フルレストア進行状況。  走行に関係しない所に関しては、多少の妥協は仕方がない。逆にブレーキや操舵関係、エンジン関係などは故障=事故に直結する部分なので妥協は許されない。  3月末から始めたガソリンタンク錆び取りも妥協出来ない部分となる。7月に入っても、まだ出てくる(画像参照)指で押せばポロポロと細く砕ける。砂漠の砂のように細かな錆の粒子が長年掛けて固形化した物である。  大さじ1杯分でも、タンクの底部分で走行中に揺すられて粒子化すれば簡単に吸気口フィルターの網の目を詰まらせると想像できる。だから出てこなくなるまで根気良く洗浄する他はない。  これまで出来るだけ早く取れるように色々と実行してきた。 1:小石と水を入れて2人掛でタンクを揺すり水を排出。これを10回ほど繰り返す。茶色い水は出てきたが、16年間で固く厚く一面に張り付いた錆は取れなかった。 2:アルミ棒でゲージ取り付け穴から見えるところは掻き落とす。これは凄く有効であった。 3:錆び取りクリーナーの濃度をアップ。20倍まで希釈できるため40リットルに対して2本だったが、途中から3本に濃度を高めた。 4:隔離板の見えない裏側の錆を取るべくアルミパイプを曲げて圧縮空気を送り込む。スチーム洗浄機や高圧洗浄機があればベストなのだが……。 5:6月から暑くなってきたので屋外の太陽光の下に放置してクリーナーが高温になるようにした。  パオはキャンバストップ仕様でエアコン無し(当時はこんなに猛暑ではなかった)なので、この暑い夏が終わる頃に車検を取りたい。レストアを開始したのが昨年10月末だったため、丁度1年間で仕上がればキリも良いので、慌てず騒がずのんびりと進めてゆきたい。

2022/7/1

 MVS在庫切れ商品2点の再販を開始致します。 1:MVSパワーブロック大 ブルー(7ーSMLB) 1個=税抜8800円(税込9680円)の所、値上げが多い中、10%割引価格で。税抜7920円(税込8712円) ※販売開始時期 7月3日以降予定 2:MVSネオジム磁石 平型 直径12mm×厚さ5mm 1個=税抜2000円(税込2200円) ※販売開始時期 6月27日(日曜日)から。発送は7月1日より  MVSアイテムの中で、どちらもワンタッチで装着できるため、効果的な施工場所を探るために欠かせないアイテムです。  好評につき売り切れてしまい入荷するまで時間が掛かってしまいましたが、やっと再販出来ました。  平型ネオジム磁石は、バッテリー端子取り付けボルトやナットにポンと付けてテスト走行してみれば、即座に結果が得られます。最初はマイナス端子に1個、次が2個装着、今度はプラス側端子に1個を移動、更に2個と1個、2個と2個テストなど、どれがベストなのかを簡単に追求できる。  外車などは端子ボルト&ナットがステンレス材質だったりするため上記テクニックは使えないが、国産車であれば有効である。  大好評だった燃料添加剤G9FSも、いよいよ残り少数となり売り切れ次第に販売を終了する。但し、株式会社アタックレーシングにオイル交換で来社されるお客様など希望者には中味だけの販売は可能である。その理由は年々、宅急便で送る荷物の中身が厳しくなり、可燃物である燃料添加剤の送付が難しくなってきたための販売終了である。  日産パオ号レストア進捗状況。  燃料タンク錆び取り作業は延長戦に突入してすでに16回戦を過ぎたが、まだまだ出てくる。 「花咲G」を1L2本再購入して、10回ほど再使用した錆び取りクリーナーと混ぜて使用開始。液剤は40〜50℃のお湯で10倍ほどに薄めて使用するが、最近の気温が30度を超えているため、工場屋外でタンクが太陽光に当たることで内部クリーナーも温められ作用が活発になることを期待。  画像にあるようにタンク形状は複雑であるため、最初の内は車体取り付けと同様な平面に置いてクリーナーを満たしていた。燃料計取り付け部が上面より少し低い位置にあるため、平面だと凸凹形状したタンク上面内部までクリーナーで満たされないことに気が付いた。  そこで画像の通り立ててガソリン給油口が上部に来る様にして、上部が水平になるよう調整して満タンに満たすようにした。  画像からは見えないが、タンク後側に抑えの台を置き倒れないようにブロックの重石を置き、梱包用の結束具で固定している。クリーナーを満たしたら基本、1週間放置してからクリーナー排出、出た錆を沈澱させ除去、綺麗なクリーナーを再投入。これを繰り返す。タンク容量40Lなのでクリーナーを抜き取るバケツなど大掛かりな作業となる。  気温が低い冬季よりも暑い夏の方がクリーナー反応が良いため錆も取れやすい。3月末から始めた作業も何とか終わりが見え出したが、錆が出る内は止められない。終わりが近づいてきたと感じている。  錆が酷かった燃料ゲージも、1晩クリーナーに漬けてワイヤーブラシやマイナスドライバーでこびり着いている所を剥ぎ落とせば、画像のように綺麗になった。ポイントは自然に落ちる錆、少し力を入れると落ちる錆、頑固な固着した錆の3種類に分けられる。タンクは手が届かない隔離板裏側あたりの錆と頑固な固着した錆が出てきていると推測している。



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