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2022/6/15

 MVSネックレスの画像を掲載します。すでに数人の方からご予約を頂き有難うございます。残りは金2本・銀1本となりました。  好評につき、ネックレス2種類を追加発売致します。  今まで一番売れていた男性用が製造中止となって在庫も無くなり、ネックレス販売は終了していましたが、まだ要望があるため販売再開致します。  超極太は幅が10mmもあり、人によっては派手すぎると感じるかと思います。そこで今回は6.5mm幅を用意しました。  売れ筋だった物とはデザインが少し異なりますが、サイズ的には少しだけ細く、長さは同じです。 男女兼用(女性でもOK) A:喜平6面カット 幅6.5mm 長さ60cm 銀色 25000円 女性用 B:喜平6面カット 幅5mm 長さ55cm 銀色 23000円  画像掲載しますので参考にしてください。  ネックレスは装身具となるためデザイン、太さ、長さなど要望が多く、標準的な喜平タイプとして見た目に優れる6面カットデザインのタイプにしました。  AB共に、販売開始予定日は7月1日〜3日頃となります。  パオ号レストア進行状況。  燃料タンク錆び取り継続中に、やっとキャブレターがオーバーホールを完了して帰ってきました。  画像を見て頂ければ分かるように新品同様に見える。外観だけでなく、交換部品の画像からも分かるように、多くの部品が交換されている。当然ながら、内部の汚れや劣化も外観同様に手が入っていることが容易に推察できる。これがプロの仕事だと感動した。加工屋さんも含めて、キャブレターOH専門店も年々減少しているため非常に助かる。ちなみに、依頼した会社はテクニカルトート神奈川株式会社である。  パオ号にキャブレターは一見普通の2バレルキャブレターに見えるが、画像から分かるように、両側に幾つかの配線が見えるように電子制御キャブレターである。助手席の下側に制御用コントロールボックスが鎮座している。  パオの形式はPK10で、マーチK10と多くの部品を供用しているが、マーチの初期型キャブレターは電子制御式ではなく機械式キャブレターであった。マーチの後からパオが発売されたため、マーチ後期型はパオと同じ電子制御式となる。余談になるが、日産大森分室在籍中はマーチのワンメーク車両制作のリーダーを務めていた。  有限会社アタックレーシングを設立して、初めて購入した車がパオだった。こんな思い出が詰まっていたため、売却や廃車にしないで、屋根付き車庫に大事に16年間も保管してきた。一つだけ誤算だった点は、屋根付き車庫とは言えシャッター付きで開けることがほとんど無かったため、夏場は内部が高温になり、高温に弱い材質が劣化したり、燃料タンク内のガソリンが劣化しタールやサビが発生したことである。  問題となった部分は、大部分で新品部品が入手できたため、交換やOHが可能であった。95%は新車状態に近づく整備が出来たため、年式は古くても安心して旧車を楽しめると思う。  旧車の故障は、大部分が冷却水漏れによるオーバーヒート、キャブレターや燃料系統の不具合によるエンジン不調や停止、電気関係の劣化による故障、オイル漏れやブレーキ不具合など数え上げたらキリが無い。これらの心配から解放され、新車のように運転を楽しめる車を目標にしてレストアしている。

2022/5/31

 好評の新製品、MVSネックレスのご案内。  ホームページのオーダーフォームには一度も掲載されていませんが、「MVSネックレスを作って欲しい」という要望はMVS販売開始直後から多数寄せられ販売してきました。  人体は自動車以上に個人差が大きく、身に付ける装身具は要望(太さ・長さ・色・その他)が多彩であるため、各種取り揃えて販売してきました。ところが一番売れ筋の喜平6面カット太めが入荷しなくなったため、全ての在庫が切れた状態でした。  そこで今回は、下記の極太喜平6面カットの銀色と金色を限定販売いたします。従来の極太より更に太いタイプです。 用途:男性用 チタン材質は高価であるが軽量強靭で錆びないことや金属アレルギーが無いなど優れた性質のため、レーシングカーや医療用(骨結合のボルト&ナット)やアクセサリーとして盛んに使用されている。  今回は超極太の銀色、金色の2種類を販売致します。 銀色:太さ=10mm 厚み=5mm 長さ=29cm 6面カット 価格:30000円(税込) 製作本数:5本 金色:サイズは銀色と同じ 価格:33000円(税込) 制作本数:3本 IP加工という特殊な表面加工で、見た目は純金や金メッキと見分けが付かず存在感抜群です。 (画像は次回の藤沢の部屋で掲載します) ※MVSの〝強さ〟は人により好みが異なるため、購入後、追加工して作用力をより強くしたいというご希望にも対応いたします。また、往復の送料のみご負担頂ければ追加工代は無料にて実施致します。  もしくは、加工終了に合わせてMVS製品を購入される場合、同梱包で送るため、返送の送料は無料となります。  販売開始は6月10日頃です。早めのご注文でも完成次第に発送致します。ご検討ください。注文は出来るだけ電話でお願いいたします。色々な質問にその場でお答えできるためです。  パオ号フルレストア進行状況。  前回からの継続です。  燃料タンクの錆び取りは整備と異なり気長に行うしかありません。タンク錆び取りクリーナーを入れて1週間放置して抜き取り、錆を沈殿させて除去、クリーナーは再使用します。  前回紹介した内視鏡の画像を掲載します。約9000円と購入しやすい金額でした。ポイントは画像の綺麗さの評価ポイントが高かった点です。数千円の商品もあったものの信頼性と画像の評価が低かったため、こちらにしましたが、評価通り綺麗な画像で使用時間も30分以上は使え、USBケーブルから充電できます。  内視鏡を見ながら細く長いアルミ棒で落ちない所の錆び取りをしますが、これが一人だと非常に難度の高い作業となります。なかなか思った場所に届かないのと、届いても力を入れて落とそうとすると棒の曲がった所がクッションになり思ったように掻き落とせません。  屋外だと少しの角度の違いで画面が光ってしまうこととケーブルが5メートルと長いため、細いケーブルを見たい所に当てるのも難しく2人作業が望ましい。でもコツコツと地道に作業を進めるしかありません。本当なら、最終的な洗浄はスチーム洗浄機や高圧洗浄機などがあれば理想的かもしれません。  それでも回を重ねるほど落ちてくる錆や汚れの量は少しづつ減少してきて、内部をみるとだいぶ綺麗になってきた。  洗浄9回目に出てきたサビはゴルフボール半分ほどまで減ってきたが、これが液体に散らばると結構な量と言える。見える所は綺麗になっているので、隔離版の裏側など、見えない所から出てきた可能性も高い。いずれにしても「出てきた=サビが取れた」という図式なので延長12回目か13回目で、この戦いは終わりそうな雰囲気となった。  ちなみにキャブレターは2月19日にOH依頼で発送したのだが、5月末現在、まだ帰ってこない。最低でも4ヶ月、もしかしたら6月中に帰ってこなかもしれない。純正オーディオのOHも同様に4ヶ月間帰ってこなかった。  レースはタイムスケジュールに従って進行するため作業も時間との戦いとなるが、レストアは真逆の世界と言える。完成を楽しみにして焦らず慌てずじっくりと進めるしかない。

2022/5/15

 MVS在庫状況についてお知らせ致します。  HPのオンラインページに掲載されている商品を参考にしてください。掲載されていない商品は基本的に廃番です。在庫数が少なくなった場合は残り数を表示するようにしていますが、来社された方が購入されると訂正が追いつかず品切れになる恐れもありますので、少量になった場合は早めの購入をお願い致します。  売れ行きの悪い商品は在庫が切れると再び製造が難しくなるため廃盤となります。逆に売れ筋アイテムは在庫を切らさないように心掛けています。  ボディアイテムで好評だったパワーブロックも暫く在庫切れでしたが、脱着がワンタッチで一番使い易く見た目も良いお薦めアイテムでした。当初は、ブルー&パープル各々に大・中・小のスリーサイズで合計6種類も用意していました。ただ種類が多いと、どうしても売れ筋商品と売れない商品が出てきます。  そこでパワーブロック6種類の中でも一番の売れ筋アイテムであったパワーブロック大ブルーを製作中です。完成予定は7月中旬頃となります。  同時に、好評だったマグネット直径12ミリ×厚み5ミリも同時に製作中です。こちらは7月初旬頃販売開始予定です。両方共に暫く時間が掛かりますが楽しみにお待ちください。  パオ号レストア状況。  今回はパオに必ず発生する、重大なトラブル原因となる燃料タンクの錆び取りをご紹介しよう。  生産から30年以上経過、鉄製タンクということもあり内部に錆が発生する。燃料吸い口にあるフィルターもサイズが小さく濾す網目も微細である。その結果、フィルターが目詰まりしてエンストしてしまう。  私のパオ号は果たしてどうなっているのかドキドキしながらタンクを降ろし、燃料ゲージを取り外した。  がががが〜〜〜〜ん!!!  画像を見ると分かるようにゲージ本体は茶色に錆び付き、内部に指を入れるとゲージ取り付け穴周囲にコールタール状の物がごっそりと付着。指で届く範囲で取り出した分だけでも野球ボール1個分ほど。取れる所を棒などで取り出し置いていたら太陽に温められ餅のように伸びていた。  画像で分かるように燃料ゲージは修復不可能な状態なので、新品部品が手に入らなければレストア出来ない。錆び取りするよりも真っ先に部品を注文した。幸いにも1万円以下の価格で部品が出てきた。日産自動車凄いなと素直に喜んだ。  更に下側を金属棒で探ってみると、下側全体にも5〜7mmの厚みでこびり付いていることが判明。後になって分かってきたことだがタンク錆び取りクリーナーでは剥離しない。剥離しやすくはなっているようで、力を掛けて剥がさないと落ちないことが分かってきた。  アクセス出来る場所は燃料ゲージ取り付け穴の直径8センチほどの穴1箇所。これは長期戦になる。  そこで「花咲G」という定番の錆び取りクリーナー1リットルを2本購入。40〜50度に温めた湯で20倍に薄めて(合計40リットル)液剤を燃料タンクに投入して10日間ほど放置。再使用できるため受け皿を購入して抜き取る。  時間を置いて落ちた錆や汚れを確認する。あまり落ちていないため小石を30個ほど内部に投入して、水を少量足してタンクをガラガラ揺すって小石で汚れを取り排出。真っ赤な錆色の水が出てきた。これを繰り返すこと13回ほど、まだまだ茶色い水が出てくる。  抜いてみると確かに多少は落ちているが、石が当たった所は直ぐに錆が出てきた。そこで再度、錆び取りクリーナーを投入し1週間後に抜き取り汚れを沈殿させてからクリーナーを再使用。これをくりかすこと3回、次第に綺麗にはなってきた。  次に「タンク錆び取りクリーナー」という商品を1リッターボトルを3本購入、こちらは同じような成分で1本約3000円少々と「花咲G」の半額近くだった。少し濃いめで投入したかった。  こちらも2回繰り返したが、まだ汚れがこびりついている所が見受けられる。内部を見るために9000円ほどの内視鏡を購入して、内部を見ながら汚れを落とす作戦だがこれが予想以上に難しい。長くて曲がりの異なる金属棒を加工しながら手探り的に落としてゆく。半分は隔離版が邪魔をしている。  最初のタール状と異なり出てくる塊を指で潰してみると茶色い粉が固まった状態。これが錆なのかガソリンの不純物なのか不明だ。これだとほとんど全てを取り出さないと直ぐに燃料吸い込み口のフィルターが詰まってしまう。  見える所は驚くほど綺麗になった。内視鏡が届き隔離板の下側の隙間から奥側を見てみると「ああ〜!!」やっぱり、取れてる所も少しはあるがまだまだごっそりこびりついている。隔離板が邪魔をして取るのは至難の技だが時間を掛けてコツコツと棒を突っ込んで剥がしてゆくしかない。  出てくるは出てくるは「逆に取れた分だけ確実に内部は綺麗になった証拠だ」と落ち込み自分に言い聞かせて回を重ねる。もう4時間×8回は実施したので32時間は費やした。工賃は幾らになるのかな? レストアは自分で実施する作業と痛感させられた。  錆び取りを始めて1ヶ月以上経過したが、ヘタをすると2ヶ月間は掛かりそうな感じである。それでも最初に比べたら次第に綺麗になってきた。汚れが出てくる内は清掃を続ける他はない。頑張るぞ〜〜〜〜!!!

2022/4/30

 MVS製品について在庫、製造、変更についてお知らせ致します。  売れ筋商品の変化に伴い製品ラインナップを変更してきています。その詳細をご紹介します。 1:大好評の50-アルミテープ銀、黒の在庫は大丈夫です。 ※排気菅以外は、どこにでも装着可能なので一番の売れ筋アイテム。 2:56-フラットプレートの在庫も豊富です。 ※自動車以外にも、さまざまな場所で使用する方も増えてきているため在庫量を増やしました。 3:ボルト&ナット関係もStd、ステンレス共に在庫豊富。 ※装着、移動、取り外しが簡単なため追求し易いアイテム。 4:ボディに一番装着しやすい売れ筋アイテムだった7-パワーブロック青は7月上旬頃に再販開始予定です。 5:好評で売り切れたマグネット平型12ミリ×厚み5ミリも7月上旬頃に再販開始予定。取り外しが難しく見栄えも悪いですが、購入しやすい価格が魅力。 6:PTブロックは在庫豊富。 ※エンジン(シリンダーヘッド&ブロック)、ミッション(AT&CVT&MT)、デフ等、容積な大きな構造体に有効。 7:排気管に使用するパワーバンドは在庫豊富。 ※初心者ほど、空気を入れようと吸気系から始めるが、排気の抜けを改善すれば自然と空気は入りやすくなる。車体重量が軽くなったような軽快で気持ち良いフィーリングを目指して。 合わせて触媒やマフラーに装着するパワーメタルも有効です。  逆に在庫が少なくなってきた製品は…… 1:ラジエターホース・チタン製 2:ラジエターホース・アルミ製 3:エアコン用アルミ製 4:特選SET、特選アースSET、特製STD  在庫が無くなり次第に販売終了するかもしれませんので、早めの購入をご検討ください。  パオ号のレストア状況。  リアブレーキOH。  古い車なので、部品がある内に交換できる部品は全部、新品に交換して出来る限り新車状態に戻すことを目標に整備している。 (交換前)  ブレーキシューは社外品使用、ホイールシリンダーは新品に交換、合わせてブレーキホース、サイドブレーキワイヤーも交換した。  文章にすれば簡単であるが、左右のシューを引っ張っている上下のスプリングが超強力なので、取り外しは何とか分解できるが組み立てには苦労した。  ハブが邪魔をする狭い空間で先にシューにスプリングを掛けておき、ドライバーなどでこじって正規場所に上下を収めるが、上側にはサイドブレーキを引くと作動する自動調整用の2分割のシリンダー状の部品も同時に組み込まなければいけない。  更に上側スプリングの片側にも、小さな金具を同時に組み込まなければいけない。  上記状況で、最後にシューを止める小さなコイルスプリングで固定することになるが、このスプリング力も強力なので押すための特殊工具があればと思ってしまう。若い頃なら親指と人差し指で押し込んでいた記憶があるが。  整備性から見たら何度もやりたい作業ではなく「もう2度とはごめんだ」と思った。でも左右あるから2度、同じ作業をしなければならない。構造が複雑なので写メを撮ってから作業を行わないと組み立てで分からなくなってしまう。  サイドブレーキレバーを操作すると、シューとドラムの隙間を自動調整する仕組みなのだが、上手に機能しないためドラムを組み込む前に手動で隙間調整を実施しながらドラムを組み込んだ。

2022/4/15

 MVSラインナップも、販売開始当初から少しずつ変化してきています。  現在、製造・販売中のMVSアイテムは、ホームページのオーダーページを参考にしてください。これまでいろいろなアイテムを開発販売してきましたが、売れ行きの良いアイテムと悪いアイテムと、どうしても分かれてきます。  売れ行きの悪いアイテムは仕方なく製造販売を中止することになってしまいます。その他にも、仕入れの関係で販売を中止しなければならない場合も出てきます。  逆に言えば、いま販売されているアイテムは売れ筋商品ばかりということが言えます。ダントツ1位の売れ筋は59-パワーアルミテープです。ハサミで切って、排気管以外ならどこへでも簡単施工できるのと、追加施工で更なる向上が体感できるため次々と追加して変化を楽しむお客様も多い。  同様に施工が簡単で効果も大きいのが56-フラットプレート、57-PTブロック、47-PL(パワーラップ)、摘み付きマグネット。最初の頃はパワーブロックも人気があったが、MVS自体が消耗品でないことや新規のお客様が減ったため、現在は販売停止している。  初めて使用される方は、ラジエターホース、バッテリーパワーリング、排気管にパワーバンドとなる。  簡単施工出来るアイテムとしてはボルト&ナット、ヒューズ、ホイール用もあるため、どこに、何を、どのように施工するかを考え、施工・移動・追加工して違いを検証できる。  パオ・フルレストア進行状況。  前回紹介したタイヤハウスの腐食問題と同様に、幾つかのウィークポイントがある。其の内の一つ、今回はキャンバストップの交換にチャレンジした。  純正の幌は経年劣化に伴い収縮してゆく。私のパオも左右中央が8センチ近く収縮したため、動かなくなると共に雨漏れが発生した。純正部品の幌は販売終了している。たとえ入手できたとしても同様に収縮する運命にある。  幸いにもパオ専門店が耐久性の高いジャーマン製幌を販売している。外装色に合わせて純正の黒から紺色を選択した。価格は65000円ほど、但し、幌のみの単品販売となる。交換工賃は6万円ほどが相場となるらしい。  交換は、まず閉じているキャンバストップを手動で開く。周囲取り付けナットやブラケットを取り外し、枠ごと車体から取り外す。何とか1人で取り外すことが出来た。作業は、ここからが大変であった。 1:汚れが酷いので綺麗にするのが大変 2:作動が重いので分解が大変 3:構造、作動を理解するまでが大変(特に両側にあるワイヤーの取り付けと長さの調整) 4:サイズが大きいため裏返したりが大変  キャンバストップ駆動は、モーターの歯車と噛み合っているスプリングが動き、両端のワイヤーが閉める時にボディに幌を押しつける。このワイヤーが短いとキャンバストップは完全に閉まりきらない。長過ぎるとキャンバストップ両端が凸凹したままでピッタリとボデイに収まらない。  バッテリーが少し弱かったため(最初は気が付かなかった)、最後の3センチが閉まらず苦労した。ワイヤーの調整と言っても、ワイヤーだけにそう簡単には行かない。ホームセンターで売っているワイヤー用のアルミ留め具を電工工具の配線カシメ工具で留めて延長した。  車両のモーター配線を延長して、車体から枠を降ろした状態で分解・組み立て後に作動テストを何回も繰り返して、納得できる状態まで調整してから車体に取り付けて終了。16年振りに開閉する姿を眺めて感慨深い思いが込み上げてきた。実際には、それほど使用しないがエアコンレス仕様のためキャンバストップは有難いし気持ち良い装備だ。

2022/3/31

 日本のレース界のレジェンド・高橋国光選手が3月16日に逝去されました。心からご冥福を祈ります。  私は日産大森ワークスの一員でした。大森分室に社員第1号で配属された時、契約ドライバーは鈴木誠一選手が代表で、黒澤元治選手、都平健二選手、辻本征一郎選手、若手の長谷見昌弘選手が在籍していました。  当時、追浜研究所が1軍扱いで、大森はどうしても2軍扱いでした。追浜契約ドライバーは、田中健二郎選手、高橋国光選手、北野元選手。後に黒澤明元治選手も1軍契約となる。分かりにくいのは、合併したプリンス系ドライバーも追浜1軍ドライバー契約でした。横山逹選手、砂子義一選手など。  時代と共に契約も変わってゆきます。大森には星野一義選手と本橋明康選手が2輪から契約を勝ち取ります。その後は、柳田春人選手、寺西孝利選手、歳森康師選手、萩原明選手なども契約していました。ストックカーレースが始まった時期は須田祐弘選手、田村三夫選手も一時期契約していました。  本橋選手は、直ぐに契約解除しました。田村選手、須田選手も短い期間でした。  ニスモに変わってから、鈴木亜久里選手のF3エンジンを担当。片山右京選手は長谷見選手のチームがサポートしていたためエンジンだけ提供するという具合でした。  この他にも日産レーシングスクールが開催され、大森ワークス以外の多くのドライバーが講師を務めました。高橋国光選手、和田孝夫選手、高橋健二選手等。  ドライバーの契約はメカニックには通達されないため、詳しい経過は分からなかった。黒澤元治選手が追浜ワークスになっても大森のTSサニー(私がメカニック)で出場し、富士スピードウェイで優勝したこともある。  高橋国光選手はドライバーの中でも実績だけでなく、その人柄に多くの方が魅了されました。初対面の人でも満面の笑みを浮かべて分け隔てなく接する姿勢はMLBの大谷選手と似ています。残念ながら私は大森ワークスのメカニックだったので、一度もメカニックを務める機会はありませんでした。  私が執筆した「日産大森ワークスの時代」をプレゼントした際に、本に「サインをしてください」と言われてびっくり仰天「エエッ!反対じゃないの」と言った当時の思い出が鮮明に蘇ってきます。日本のレース界に燦然と輝くレジェンド喪失は残念でなりません。  パオフルレストア進行状況  パオの幾つかの弱点の一つに「タイヤハウスに水が侵入して真っ赤に錆びて腐食する」という欠点がある。  私のパオは一応、屋根付きシャター付きの車庫で16年間保管してきたので、「どうかな?」と思いつつマットをめくってみたところ、「やっぱりダメか(画像参照)」。錆で真っ赤に染まっていた。  恐る恐る錆を取ってゆくと、鉄板までは完全に腐食していないことが分かってきて少し胸を撫で下ろす。  それでも完全には錆は取りきれないので、錆の場所は錆チェンジャーを塗り黒錆に変化した後に、塗料を吹き付けて、上から制振材を貼り付けた。  この場所にはスペアータイヤを載せ、その上側にボードを載せ、マットで隠れてしまう所。純正スペアータイヤが鉄製ホイールだったため、その錆が余計に酷く見せていた。対策としてスペアータイヤのホイールはアルミ製にしたので少しは違ってくるだろう。

2022/3/15

 MVSは自動車以外にも色々な改善報告が寄せられています。  アタックレーシングという会社名で分かるように、「名は体を表す」という言葉通り自動車専門に開発製造販売をしてきた。  しかしMVSに興味を抱き購入する方は元々が好奇心旺盛なタイプの方も多い。そこは開発者の私と、とても似通っている。好奇心が無ければMVSなど到底開発出来ない。  最初から興味の無い方からは「オカルト系」と揶揄する言葉も聞こえてくる。出来るならば『一度でも試してから言って欲しい』と思う。一度使って「何も分からない」と感じたなら、相談してくれれば「その場所では効かない」「それは付け方が悪い」「それは装着した量が少ない」など、原因と対策を伝授できる。  反対に「これは凄く効く」と驚き、自動車以外にも色々と試してみる方も少数ながら存在する。本来なら自動車以外のレポートは極力掲載しないようにしていたが、その中には興味深い報告もあるため、一部をご紹介したい。 1:家庭用オーディオ レコードプレヤー、アンプ、スピーカー、配線などにMVSアイテムを工夫して装着することで自分の好みの音質改善が図れる。 2:家庭用配電盤 フラットプレートやPTブロックなど、工夫して装着(電気関係だけに電気の知識を正確に持って安全に考慮した施工が前提)電気代や騒音に効果あり。 3:体に工夫して装着 発売直後にMVS代理店の修理工場の社長さんから「ツナギのポケットにパワーブロックを入れている」という報告があった。体感で感じるものがあるという。 似たような報告は他にもあるが、自動車よりも人間は個人個人千差万別なため、効果を感じるという方から「MVSは使えない」という方まで事例は幅広い。  以上のように様々な方法で気軽に試せるのがMVSの大きなメリットだ。  あくまで自己責任で、安全には細心の注意を払い、お試しください。  パオのレストア、今回はスピーカー交換。  パオ純正スピーカーは楕円形(15cm×10cm)で助手席両側に装着されるため良い音質は望めない。30年以上経過しているため、古いスピーカーの宿命であるエッジと呼ばれる部分がボロボロになっていた。  楕円形という特殊形状になるため、取り付け板を改造しないと丸型スピーカーは装着出来ない。色々と探していたらピッタリサイズ(6インチ×4インチ=16cm×10cm)のアメリカ製キッカーというスピーカーが見つかった。価格的にも送料込みで1万円以下なので、キッカーに決定。  RAV4 PHVで購入した制振材が余っていたのでスピーカー取り付け部(ドアの直ぐ後ろ側)に施工した。この部分は古い車なので鉄板1枚で、手で叩くとカンカンとかなり反響する。制振材を張ることでボンボンと低い低音に変化した。更に、その上から余っていた吸音材も貼り付けた。走行中の騒音対策にも多少は効果があれば嬉しい。  スピーカー装着パネル裏側にも同様に、制振材を裏側全面に貼り付け音質向上を狙う。またスピーカーカバーに貼ってある純正の埃除けの布は取り払い、トリムにも制振材を貼り付けた。スピーカー取り付けビスはMVS 6ミリ、ボルト&ナットに交換と、こだわってみた。  音質向上はキリが無いので、一応、スピーカーのボディやマグネット部分にMVSアルミテープを施工。オーディオ本体は純正を専門ショップに送り、カセットテープのモーター&ベルト交換、照明交換などを含むOHを依頼した。現代的なコンポに交換するのも価格的にはそれほど差は無いが、レトロな時代を楽しむために、ここは純正にこだわってみた。  完成して試聴してみて、どうしてもダメなら小さなツイーターをフロントダッシュ盤左右に追加設置することも検討している。この車の性質上、オーディを聴きながら走るよりも、キャンバストップを開けて、5速ミッションを駆使して軽快でレトロな走りを堪能したいというのが狙いである。

2022/2/28

 Machine Vital Systemの頭文字を取ってMVSと名付けました。発売開始から早くも12年が経ちます。  改めて、「名は体を表す」という格言があるように、MVSの名称にもピッタリと当てはまる。  マシン=電気(人間他)のバイタル=動作=電導(生命など)のシステム=体系=構造体(組織=細胞)などに総合的に作用して潜在性能を導き出したり活性化を図る。  発売開始した後も絶えず研究して、その性能を確実に進歩させ効き目の強化に努めてまいりました。長年の愛用者は、その違いを敏感に体感されて「強くなったね」とコメントを寄せてくださる。  MVSのような製品は「オカルト」と呼ばれ絶えず半信半疑な目で見られる。その1番の要因は、その方の持つ常識から逸脱する不思議な作用をするからに他ならない。  こんな一般の方の認識が大きく変化したのは、トヨタ自動車さんがアルミテープの特許を取得したことである。実は、この特許より数年前にMVSパワーシートを開発販売していました。トヨタ自動車さんの特許はフロントバンパー内側やステアリングコラムカバー等の施工でしたが、MVSパワーシートは施工場所を特定せず、エンジンからボディまで幅広く、どこに施工しても良いというのが違いでした。  トヨタ自動車さんの特許に刺激された好奇心溢れる方は、エンジンルーム内がアルミテープで覆い尽くされるほど貼っている方も拝見します。MVSアルミテープは見た目は変わりませんが、作用力は軽く20倍は越えるかなと個人的には考えています。  オカルトと揶揄される最大の原因は、タイヤのようにトレッドを見たりすることが出来ないためで、その性能は実際に使用して体感しない限り信用出来ないとなってくる。  だからMVSを実体験して惚れ込んだMVS愛用者様が親しい友達にMVSの話をしても、すぐには信用してくれないし、「自分が苦労してやっと巡り会えた宝物を、そんなに簡単には他人には教えたくない」、またせっかく親切に教えたとしても「それほんと?」と疑いの目で見られてしまうのもやだなという心理も働き、黙ってしまうことが多い。  だからこそ、とことん性能を強めて「これが分からなかったら何も分からない」という次元まで性能を追求した。性能が強ければ80%は良い方向に改善体感できる。逆に悪くなっても作用していることは分かってもらえるし、装着場所変更や追加施工で良い方向に改善できる。もし分からない時は、装着アイテムが少ないか装着場所が悪いかと判断できる。  パオレストアご報告。  前回は助手席シートでした。今回はリアシート改造についてご紹介しましょう。  リアシートは座面と背面とがあり構造が大きく異なっていた。座面シートはスポンジだけの巨大な塊、裏面は大きな凸凹形状でスプリングは無い。そこで凹み部分にチップウレタンを少し大き目サイズに切り埋め込んだ。(画像参照)  表皮を被せる前に厚み10ミリの少し硬めのスポンジを座面部分に接着してから表皮をかぶせた。  背面シートは薄いスポンジだがスポンジを支える裏面はシートを倒した際に荷物を受け止めるためプレスされた鉄板で、この鉄板を隠すようにトランクマットがクリップで装着されている。  この背面の鉄板部分は真っ赤に錆びていたので塗装しただけで済ませ、スポンジ部分は何も手を加えないで表皮をかぶせた。フロントシートに比べたら、遥かに簡単であった。

2022/2/15

 前回はエンジンオイルの話でしたが、今回はミッション、デフ、トランスファーなど、ギヤオイルの話をしましょう。  ギヤオイルの話の前に、MVS 57-PTブロック2個SETが完売したため現在製作中です。  完成予定は早ければ18日頃ですが、オーダーフォーム欄には余裕を持って20日頃完成予定としてあります。同様に、42-ステーションも制作中で、3月22日頃完成予定です。  オーダーフォーム欄の改善として、商品名の下側に罫線が入り最後にカメラ画像が表示された商品は、商品名をクリックすると画像が表示される様に変更してゆきます(環境によっては正しく表示されない場合があります)。試験的に実施してゆき順次、他の商品に拡大していきます。  MVSは体積が大きくなるほど作用力も比例して強力になるため、1位=42-ステーション 2位=56-FP SET 3位=57-PTB SETとなります。一応、順序を付けましたが、施工方法や施工場所でも変わってきますので参考まで。  エンジンは回転数が高くピストンやシリンダー、クランクシャフト軸受部など精密加工部分への潤滑が重要となってくる。またカムシャフトがリフターを押すため、リフターとカムシャフト摺動面に対する潤滑も同様に重要となってくる。  対するギヤオイルは名前が示すように、ミッションギヤ、デフギヤなどの歯車に対する潤滑オイルとなってくる。構造も作用もエンジンとはまるで異なる。ギヤの歯面と歯面が噛み合って減速により増大したトルクを駆動輪に伝える。この時にエンジンからの力と駆動輪が路面に接する力と両方の力がぶつかり合う箇所となり、噛み合う歯面に強大な力が掛かる。  新車の場合は1000〜3000キロ走行後にオイル交換しても、かなりのキリコが出ている。これで馴染みが進行してゆくがオイル性能が低い場合は、キリコの発生はそのまま継続してゆく。オイルの性能が悪かったり、へたったオイルを長期間に渡り使用すれば摩耗は急激に進行する。  オイルが高性能な場合はキリコの発生は減少するがミクロ単位の摩耗は避けられない。同じキリコと呼んでもサイズが重要となってくる。10μの粉塵と2μの粉塵では摩耗は5倍も違ってくる。  実際は抜き取った受け皿のオイルを明るい所で仔細に観察しないと分からない。太陽光に当ててオイルを指で軽く撹拌すると粉塵が渦を巻いて、どのくらい発生しているかが見えてくる。  エストレモ・ギヤオイルに配合されたX1&X1FSのメタルリペア作用は非常に優秀で、出来るだけ摩耗させない作用をするため鏡面加工のように輝いてくる。この輝きが目で見える作用の証と言える。  ブレーキローターのD1またはマジカルストップの作用と同じであるが、摩耗すれば削れた筋がレコード盤の溝のようにたくさん出来て輝きなど皆無となるため、キリコが発生したら輝かない。X1&X1FSの高度な潤滑作用+メタルリペア作用によって守られた証として輝いてくる。  後は使用するメカニズムによって最適な粘度選択をすることが重要となってくる。デフであれば藍75w−140がベスト選択、初めて使用する方は「固すぎる?」と躊躇するが交換して工場を出る際に「軽い!」と笑顔になる。  パオレストア進行状況続報。  前回は助手席の座面の裏面部分、座面部分の改造作業をご紹介しました。シート表皮を被せてしまえば隠れてしまう部分なので細かい部分は無視しても大丈夫。肝心なのは座った際の座り心地がどうなのかに尽きる。  純正シートの欠点は、 1:ちょうど重量が掛かる場所のスポンジが薄く大きな横溝(スポンジが無い)がある。 2:スポンジが柔らか過ぎる。 3:前側が厚く背面側に行くほど薄くなり急激に落ち込んでゆく。  上記の欠点を改善するため前回紹介したような改造を施した。チップウレタン+スポンジ=4cmを座面に敷いて行うため上手く表皮が被せられるかが勝負となった。  案の定「やばい!」と思わず声を上げるほど上手くかぶらない。  純正は硬いピアノ線でシート枠に留めてあったが、今回はホームセンターで売っているタイラップ(結束具)を4面全てで留めてゆく。最初は隙間が大きくてもタイラップであれば軽々と留めることができる。その後で、徐々に締め上げて隙間を埋めてゆく。  分かったことはチップウレタンを指で強く押せば半分ほどに押せて凹むが、面積が大きくなると、ほとんど押し込めない。それでも強引にタイラップで締め付けることで何とかパッと見て分からない程度に収まった。シート下側部分であること、リクライニング部分のカバーで隠れること、実際の装着ではコンソールBOXなどで見えなくなってしまう部分なので何の問題も無さそうだ。  画像を見れば分かる様に、自分で希望したベージュ、薄い青、濃い青色配色のため汚れそうだが、誰が見ても明るくて綺麗でお洒落な雰囲気になった。当然ながら新品の表皮のため新車に近づいた。作業は色々と大変であるが、完成すると見た目で違いがハッキリ出るため満足感は高い。「注文して良かった」と自然と笑みがこぼれてくる。  完成して座ってみたがワンクラス車格が上がったようなどっしり感が得られた。早く車に装着して座り心地を確認したい所だが、キャンバストップ交換で汚れそうなので、最後の最後に装着することになる。  助手席が完了したので、次回はリアシートの改造をご紹介しましょう。

2022/1/31

 今回はMVSではなくエンジンオイルの話を致します。  自動車を使用する環境や状況は人それぞれ意外と大きく異なります。それは運転方法、アクセルやブレーキの操作方法、ハンドルの切り方、暖機運転が長い短いなどドライバーに起因する問題と、山坂が多い、海岸に近い、冬の気温が低いなど住んでいる地域の環境、車に乗る機会が多い少ない、走る距離が短い、チョイ乗りが多い、長距離が多いなど使われ方の違いによるものなどが複雑に絡んでくる。  また、冬季と夏季では暑さが厳しくなる夏の方がエンジンオイルに対して過酷な条件に思えるが、実際は冬季の方がエンジンオイルのヘタリ劣化は早まる。その理由は気温が低いほど濃いめの燃料が要求されるためである。だから昔はチョークを引いて燃料を濃くしてアクセルペダルを数回踏み込み、加速ポンプで燃料を吹き込んで始動していた。  なぜ燃料が濃い目だとオイルがヘタルのか?  それは圧縮工程で空気とガソリンの混合気がシリンダーとピストンリングの隙間から多少は漏れてオイルパン側に侵入(これがブローバイガスで爆発工程でも同様に漏れてきてオイルを汚す)、吸入工程の混合気は燃料を含んでいるため燃料とエンジンオイルが混ざりあいオイルを希釈するという理屈である。  寒い冬期、暑い夏季、ちょい乗り、登坂が多いと、どうしても燃費は悪化する。ディーラーの試乗でも普段と異なり急加速してみたり普段と異なる運転をするため燃費は悪化傾向を示す。燃費やオイル性能は、短期間での評価では正しい評価を得られないことに注意して欲しい。  多くの人が距離を目安に交換時期を決めるが、今まで説明してきたように環境や使われ方でヘタリ具合も変化する。簡単に「1万km走ったら交換」と決めつける人もいるが、最初の内は早めに交換して汚れやガソリン希釈状態などをじっくり観察して、その結果を見て徐々に伸ばしてゆく。実績の積み重ねが重要と言える。  それでも最後の決め手は愛車を後何年間乗るのかで、オイル交換時期も変わってくる。  次の車検で乗り換えるのか、まだ10年間は乗る予定なのか、出来るだけ長く乗る予定なのかで変わってくる。長く乗るためには、弊社のような高性能オイルと言えども1万km以下での交換が望まれる。特にスポーツカー、ターボ車など車種によっては6000キロ交換が理想的。  パオのレストアは、前回紹介したように、寒い時期はシート生地交換と、中身のスポンジ修理(改造)に励んでいる。中身のチップウレタンは悩んだ末に中位の硬さの厚さ30mmを選択した。  パオ純正シートは、あまりにも柔らかく30年間で更にへたってフニャフニャ。オリジナルシートを依頼したユアブランド店長さんがパオを乗っていた実体験でのアドバイスを送ってくれたのでご紹介したい…… 「私も以前パオに乗っていた時期がありました。 乗るたびに腰が痛く、お尻がかなり沈んでいましたので、張り替える時に観察したら、座面の底のウレタンスポンジが、ぱっくり裂けていて、口を開いていました。 シート裏から見ていただいて裂けていたら、張り替える時にボンドで閉じたり、底に麻生地やゴムマットなどを引いて、ウレタンが波バネの間から裂けて落ちない工夫をされると座り心地はかなり良くなると思います。 また、座った状態で波バネの反り具合を観察され、反りすぎているところは2本の向かい合ったバネ同士を針金などで部分的に連結して強度を出してみてください」 と詳しく教えてくれた。  私の助手席シートスポンジは原形を保っていたが、画像で判るように中央に大きな溝があるため余計に腰が落ち込むようだ。  そこで画像のように中央部分を30cm×40cmのサイズで深さ約2cm程カッターナイフで切り取った。ここに購入したチップウレタンを埋め込む。横溝もチップウレタンを嵌め込んで埋めた。そして座ってみたが、まだフワフワで希望する座り心地は得られていない。  色々と試行錯誤を繰り返して出た結論は、一番、底部分で体重を支えるスプリングが弱いことが分かって来た。  丁度タイミング良くミニでレースカーを改造している当社常連さんが「梱包用の幅広結束バンドを渡せば、本数と締め付け具合で硬さが調整できるよ」と教えてくれた。(画像参照)  この作業はユアブランド店長さんのアドバイス前となる。  結束バンド+チップウレタン30mm +シート生地(網目から合皮に変更)これらの合算で純正よりはワンランク上の上級車種の座り心地を目指す。ユアブランド製は単なる1枚の合皮ではなく約8cm幅で横に縫い目があるが、表皮と裏地の間に薄いスポンジが入っているため今まで以上の高級感ある座り心地を得られる。  チップウレタン+結束バンドで対策し、取り外した状態で地面に置いて座ってみるが、安定性が悪いため組み上げて車に取り付けて実際に座ってみないと本当の完成度は分からない。特に運転席は長時間に渡り色々な道を走ってみないと本当の出来具合は分からない。  一度経験してしまえば、気に入らなければまた分解して手を加えることもできる。  ベストタイミングでユアブランド店長さんのアドバイスが届いたため、急遽、ホームセンターで、厚さ5mm×300mm×300mm ゴムマット2枚購入してスプリングの上側と座面に敷いた。これが功を奏してフワフワ感が消えどっしりした座り心地に変化した。  座面上面にチップウレタン30mmを貼り、その上の中央部分にゴムマット、全体に厚さ10mmスポンジを貼り付けた。後は、この上からユアブランド製シートカバーを被せるだけとなった。  純正より座面の厚みが40mmも増えたため上手く被せることが出来るのか不安が募るが、車の知識が少しでもあれば交換できるほど詳しい交換説明書が付いて来たので心強い。  次回は助手席シートの完成まで、このコラムでご紹介して行きますので興味のある方は参考にして頂けましたら幸いです。

2022/1/15

 皆様方、楽しいお正月を過ごされたことと思います。  アタックレーシングが創立から今年1月で34周年を迎えます。  ここまで長きに渡り多くの車好きに愛されてきた一番の理由は、使った方でないと、その真の凄さは分からない「超高性能万能オイル添加剤、X1」抜きには語れません。  ネット時代の現代は分からない事があれば検索によって直ぐに答えが見つかります。それでも、通常よりも飛び抜けて性能が高い製品を見つけ出すことは非常に難しいと感じています。  その理由は色々ありますが代表的な部分を下記に列記すると、 1:やっと出会った(探り当てた)自分の宝物を見ず知らずの他人に教えたくない。 2:ブログや口コミサイト、HPなどで製品の凄さを公開すると「感覚で無く測定値を出せ」など、体験していない人から突っ込みを受けるため本当の凄さを語らない。 3:製品の宣伝マンと思われ誹謗中傷される。 4:一部の添加剤嫌いの方から誹謗中傷されるため実際の使用を公開しなくなる。 5:その他  人は無意識の内に、自分で一度も体験したことが無い世界は疑いの目で見てしまう。だから「添加剤を入れたら走りが変わった」という表現を見ただけで拒否反応を示す方も多い。  なぜなら「オイル添加剤」を自分で実際に体験して効果が無かった体験を重ねていた場合、「凄く効いた」という人を見ると、どうしても真実とは思えない感情が芽生え攻撃したくなる。  本当は「オイル添加剤」という括りの中でもピンキリで粗悪品から中級品、X1のような製品もあるのだが、成分も作用も多数あり即効性からX1のように即効性及び遅効性まで兼ね備えている製品があっても、そんな複雑な要素は素人さんには分からない。  それにテフロン系成分のオイル添加剤はコロの役割で滑りを向上させる反面、CVT、AT、LSDなど、滑って欲しくないメカニズムに誤って添加すると、滑りが発生して伝達効率が大幅に落ちてしまう。  X1作用が特殊なのは、滑って欲しくないCVT、AT、LSD、バイクの湿式クラッチなどは逆に滑りを抑制して伝達効率をアップする。そして滑りを向上させたいエンジン内部には摩擦を低減し、作動部分表面を保護修復するメタルリペア作用さえ発揮する。  一つの添加剤で「滑って欲しい所は滑り、滑って欲しく無い所は滑りを抑制する」全く逆の作用をする訳だから、メカニズムを理解している人でも俄には信じられないで疑ってしまう。  ここまで読んで頂くと分かってくるように「常識を超越した高性能品」「相反する理解しにくい作用」は、オレオレ詐欺のような人を騙すための嘘がまだまだ多い現代に於いては「そんな旨い話、本当なの?」となってしまう。一度でも使用すれば直ぐに理解できるのだが……  アタックレーシング創立から34周年を迎えるが、X1の販売開始は創業から3年目あたりと記憶している。従ってX1販売開始から少なくても30年は経過している。  真のX1(エストレモオイル類)の価値は長期間に渡って使用を継続した場合、新車から3万km。5万km、10万km、15万kmと、距離を重ねるほど滑らかさが増して走りも少しづつ向上してゆくことにある。 「純正の低粘度オイルを継続使用していた車、特に軽四輪などは6万kmから8万km走行した車はエンジンが相当くたびれている」と中古車販売店の方から裏話を聞いた。  真実は一つ、本当に良い物は時代を超えて愛され続けてゆく。私もX1なしでは自動車に乗りたくない。新車に乗ると「X1無しでもいいかな?」と一瞬思うことはあるが、少し経過すると「やっぱりX1は必要不可欠だ」と肌で感じる。  愛用者の皆様方は、どう感じるのかな。  パオの途中経過を報告しましょう。  寒さが一段と厳しくなり思うようには進んでいません。  そこで、ステアリングコラムカバー、コンソールBOX、オーディオラック、灰皿等、純正品が黒樹脂製品なので、ハンドル色に近いベージュに塗装しました。  シート自体もベージュ色でしたが表皮が汚れ易い太い糸状の織物タイプ(ファブリックシート)なので、新品オリジナル注文品(合皮生地)ユアブランド製(注文生産中)と交換予定。シートのベージュ色に内装中央付近のコンソールを含めて統一する計画です。  レストア代を安くするためには剥がした純正シート表皮を丸洗いして再使用する手もあるが、粗い縫い目に汚れやゴミが溜まり易い欠点があるためと、見栄え向上に向けてオリジナル配色の合皮生地への変更を決断した。  普段はあまり目にする機会の無い、純正表生地を剥がした画像(助手席シート)を掲載します。内部スポンジは茶色く焼けていますが割れ易いスポンジに亀裂はありませんでした。ただ純正品のスポンジは柔らか過ぎてフワフワなので、もう少し硬めのチップウレタンスポンジを購入追加して座り心地改善を図る予定です。  ただ人生初めての改善作業となるため、耐久性に優れ座り心地が良く体の保持に優れたウレタンスポンジ購入のハードルは高い。厚みは1cm、2cm、3cmのどれが良いのか、スポンジの硬さは、柔か目、中位、硬目の、どれが良いか、これだけは実際に試してみないと分からない。どんなことでも経験値が最後はものを言う。その第一歩となる。  コンソール関係ベージュ塗装に合わせてMTシフトレバーのブーツも黒色からベージュ色(合皮生地)の物に交換(自作で製作予定から専門ショップ品購入)、合わせてサイドブレーキにもベージュ色のブーツ(これも自作予定から専門ショップ品購入)で統一(純正はブーツ無し)、おしゃれな内装を目指します。  隠し味として、これらのコンソール類はボディ中央部分に取り付けられるため、裏側にパワーアルミテープを貼り付けてから取り付ける。MVS作用は、なぜだか樹脂製品にも強力に作用するため走行安定性向上が図れると推測。その結果は車検合格まで待たなければなるまい。

2022/1/1

新年あけましておめでとうございます。 皆様方にとって希望に満ちた良き1年になりますよう祈っております。



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