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2017/12/30

今年最終のお便りとなります。 過ぎてみればアッという間の1年が過ぎ去りました。皆様も同感の方が多いかと思われますが「年齢を重ねるほど1年の歳月の流れは速さを増してゆきます」幼き頃は早く大人になって好きなことをしたいと強く思って、早く成長することを日々願っていた記憶があります。 私は中学生の頃は哲学者よろしく「人生とはなんぞや」「いかに生きるべきか」「人は何のために産まれて来たのか?」など、田舎に住みながら悶々と悩んでいた時期があります。悩み多き青春時代。 「少年老い易く学成り難し一寸の行為軽んずべからず・・・」という言葉を今でも覚えている。本当の意味は全然違って、覚醒剤を使用して夢の中に生きた(死んだ)者が居て、百害あって一利無しという意味らしいが、私は前半の文章だけに強く反応した。 私なりの解釈では「人はすぐに歳をとってゆく、だから日々、全力で物事に当たり悔いを残さぬように生きよう」と受け取った。そして、それを長年に渡って実践してきた。全力で物事に当たれば例え結果が悪くても悔いは残らない。また、常識は人が勝手に作る物であり、優れた物を生み出すためには、一度、無(ゼロ)の境地に戻って、常識に捕らわれない思考回路で柔軟な開発をしよう。 チューニングも同様で、常に言ってきたように、常識を一度忘れ、子供の頃に帰った自由な気持ちで、遊んでみよう。それを重ねてゆけばゆくほど、クルマの奥深さが次第に見えてくるようになってくる。今の若者の多くは、子供の頃からゲーム、インターネットなどモバイル系に支配され、身体を使って何かを体験する機会が少なくなってきている。 私は年齢の割には現代のツールである、ワープロ、携帯電話、ビデオカメラから初め、パソコン、デジカメ、インターネットなども使用してきた。アナログにはアナログの良さがあり、デジタルにはデジタルの良さがある。両方を知ることで両者の違いが鮮明になってくる。 自動車も同じである。アナログ満載の昔の自動車からデジタルから人工知能搭載と短い年月の間に、急速な変化を遂げてきている。正常に作動している時には、極めて便利で大きな恩恵を受ける反面、何らかのトラブルにより致命的な問題を露呈する。また、大災害などでは無力化し、アナログ(人の力)の助けを借りなければならない。 「新しい車は運転していておもしろくない」と車好きなら必ず口にする。自動運転など何が良いのか解らないと、なる。そんな個人的な感情にお構いなしに、未来に向かって技術革新は絶え間なく進んで行く。 この先、どう変化するのか、考えても仕方がない。 今現在の愛車と家族や友達を大事にして車の楽しさを味わって欲しいと願う。世界情勢はまだまだ安定とは程遠く、いつ何が起きるか不透明な時代を迎えている。仕事に疲れた時、恋愛で悩んでいる時、ストレスを解消する一番の方法は、空いている夜道を愛車で流し、エキゾーストノートでエンジンの調子を垣間見たり、星空を見上げたり、虫の囁き声に耳を傾けたり(オープンカーの醍醐味)、日常を忘れストレスを開放する。 「MVSをどこに装着したら良いのか?」との質問も多い。毎週土曜日に仕事が終わって45分の道を通って1時間のゴルフレッスンを2年半受けてきた。石の上にも3年ではないけれど、ようやくスイング改造が身に付き始めた。何を言いたいのかと言えば、チューニングも同様で、MVS施工も同様である。 夢中になって試行錯誤しながら行っていると、気が付かない内に、色々と進化してくる。今まで感じなかったフィーリングだったり、この車は、ここが弱いのか、弱い所をMVSパワーシートで補強してみたら、こんな風に変わるのか、新たな発見に至る。知らず知らずに内に、体感センサーが研ぎ澄まされてゆく。 野球でもゴルフでもサッカーでも練習や体力を鍛え日々研鑽する。チューニングだって何もしない人は技術は永遠に身に付かない。「好きこそ物の上手なれ」夢中で打ち込んでトライ&エラーを重ねることは野球練習でノックを受けることと同じである。やらないと何も解ってこない。 丁度、新車の開発者と同じ立場に立って、愛車の基本性能を自分好みの別の車に昇華させてゆくことが出来る。MVSの一番の利点は、重量が増えない、安全性が損なわれない(逆に安定性が高まり安全性は高まる)、メーカー保証に影響しない、耐久性や信頼性を損なわない等、多くの利点を持つ。 今年を振り返れば、オイル活性剤、SV/ZV/VG/VDを新発売。多くの方々から注文を頂いた。またグロスターは性能UPして再発売し、これも多くの方々から注文を頂きました。 丁度、今年の年末で無事に30周年を迎えることができました。これも一重にアタックファン、愛用者の皆様方のお蔭と、心より感謝致します。新年を迎え、全力で頑張って行きますので、変わらないご支援ご協力をお願いいたします。 最後に、来社の際に、お土産を頂きましたり、何かと、お心使いを頂きました多くの皆様方に、この場を借りましてお礼申し上げます。ありがとうございました。

2017/12/15

今年も残すところ僅かとなりました。 当社も創業30周年を2018年1月に迎えることとなりました。これも一重にアタック製品愛用者である皆様方の日頃のご支援のお蔭であると、心より感謝申し上げます。 当社製品は初心者様用ではなく自動車を知り尽くした上級者様向けのマニアックな製品を開発し販売してきました。そのために初心者様や初めて当社製品を使用する際に「複雑過ぎて解り難い」という声も届いています。 例えば、エンジンオイルやギヤオイル全てに於いて「バージョン」があります。 一番下のグレードは何も付かない場合と、「・・X1」が後側に付く X1グレード その上のグレードは、藤沢スペッシャルを省略し「・・FS]後側にFSが付く FSグレード FSグレードの上に「・・匠」という「匠グレード」がありましたが販売数量が少なく在庫管理や解りやすくするため整理・廃番にしました。 「匠グレード」の上のバージョンが「・・極(キワミ)」グレードとなります。 最上級グレードとして、「極グレード」の上に「・・轟(トドロキ)グレードとなります。 性能順に並べ替えると・・・ ◎轟グレード ◎極グレード ◎FSグレード ◎X1グレード という順番になります。 質問として寄せられるのは・・・ 「何が違うのですか?」という質問が圧倒的に多い。 その答えは・・・ 「当社独自に特殊技術(企業秘密=特許申請はあえてしておりません)で、ひとつのオイルで性能の異なるオイルを10段階でも作ることが可能となる。グレードが高いほど潤滑能力が更にアップされるため摩擦抵抗が低減されるため同条件で比較すると油温は低下してゆく。水温と同様に最適油温領域(70℃〜110℃)があるため、あまり低い油温では本来保有するオイル性能が100%発揮されない状況も発生する。 普通のオイルでは、まず考えられないことだが「オイル性能があまりにも高いとオーバークオリティ現象」に陥ることがある。簡単に言えば「何だかエンジンが重たい?」「高性能が体感できない」などの不具合とまではいかないが、本来の高性能が感じられにくい現象に遭遇する。油温計を装備している車であれば、すぐに原因が把握できるが、油温計装備車は少ない。知識の無い方であれば「高いだけで騙された」と勘違いされてしまう。 上記のオーバークオリティ現象は、その人の走りのペースや運転方法、車種に左右される。小排気量、過給器付(ターボやスーパーチャジャー等)スポーツ走行、サーキット走行、アクセルをある程度踏み込む方などであれば、高性能オイルは、その高性能を如何なく発揮できる。 反対に、省エネ走行、急加速無し、大排気量など、あまり過激な負荷が掛らない走行条件下に於いては超高性能オイルの性能の恩恵を受けにくくなってくる。一般的オイルに於いては「安いオイルをこまめに交換」という話も、これらの厳しくない条件下で有効となってくる。こんな話はネット情報がいくら探しても、あまり出てこない。 車でも、その車の目的(普通の乗用車なのかスポーツカーなのか、ワンボックスカーなのかによって設計や味付けを最適化する)に応じて装備や操縦性、乗り心地など、あらゆる部分で最適化を図る。エンジンオイルも同様である。 弊社エンジンオイルで、どのエンジンオイルを選べば良いのか迷っている方は多いと思われる。実際に使ってみると予想とは違ったということも多々出てくる。だからお家う選びは難しいとも言える。 設計的には、スポーツ(S53,S13,S54,S14,S15)は他社製品で言えれば「レーシングオイル」の部類に属する。多くのメーカーは「サーキット専用品」という注意書きとなっている。頻繁にオイル交換を実施するサーキットユースと、長期間に渡って使用する一般市街地使用では設計が異なる為だ。 弊社スポーツシリーズは、サーキットから市街地までオールマイティに使用できる設計を採用している。そのためにスポーツと謳っている。過酷なサーキット走行では油圧低下が命取りとなるため粘っこい特殊成分を配合して高温時の油圧低下を対策している。そのため冬季の低温時に「少しエンジンの回転が重い」と感じる場面も出てくる。 スポーツに比べて、ゼロシリーズは設計が大きく異なる。最高の素材(ダブルエステル+パオ)を贅沢に採用し弊社のエンジンオイルの中で最上級を目指して開発した。名前の由来は、開発時にメカニカルノイズがほとんど消こえなくなったため、自然と「ZERO」と言う名前が浮かんだ。同時に「メカニカルノイズ発生は必ずダメージが存在する」と今までの常識を覆す思いに至った。だから弊社の中でプレミアムオイルの位置ずけとなる。 ZEROシリーズに比べると、もう少し手軽な価格で高性能オイルを味わえるように設計したオイルがAZX1,GPX1エンジンシリーズとなる。以前はZEROシリーズとは異なるベースオイルの時期もあったが、SUPARになってからはオイルの混合使用が可能となるように、ベースオイルもZEROシリーズと統一し混合使用を可能とした。 従って弊社最高グレードの「轟グレード」を使用された方が5人居たとすると、4人は「このオイル凄いや最高だ」と喜びのコメントが返ってくる。しかし残りの1人くらいは「私には合わなかった、何だかフィーリングが重くて。オーバークオリティなのかな?極みで充分だったよ」と言ってくる。ここが超高性能の難しさかもしれない。 発売当初から、オーバークオリティの問題は解っていたため、最初は裏メニュー扱いでカタログには掲載していませんでした。長年に渡り「極グレード」を愛用されていた方から「もっと上のグレードは作れないか」と言われ造ったのが「轟グレード」なのである。そのため当社は「極」を何回か使用された方のみ販売していた。 ところが時代はネット時代となり、いつしか表舞台に躍り出た。不景気の時代はあまり出ないが、「少しでも良い走りが得られるのであれば糸目は付けない」「元々が高価であるから構わない」という方々が轟を愛用して下さる。「極も凄いと思ったけど、轟は別格だな」というコメントも多く寄せられる。 「どのオイルがベストか?」高価なオイルだから最初は選択に迷う。でも、エンジンオイルは約1年で定期交換する訳だから、予算と走りに合わせ「これかな?」と思ったオイルから始めても良い。失敗したく無い人はネット注文する前に、必ず一度問い合わせして頂いたら、使用する条件の中でベストと思えるオイルを選択して伝えます。 オイルのフィーリングも料理の味と同じように繊細で好みにも左右されるため、最終的には一度使ってみて、粘度やグレードを変更する方法。またスポーツとZEROを比べてみて、気に入った方でグレードや粘度を変えて違いを見なが自分に最適なオイルを探し出して欲しい。あせる必要はないのでじっくりと味わって欲しい。 「たかがオイル選び、されどオイル選び」解れば解るほど奥は深い。迷うことも選ぶ楽しみなのである。私でも絶えず「次のオイルは、どの位の粘度とグレードにしようかと」悩んでいる。それを考える時間も楽しい。 単純に、走りのフリーリングだけでなく、 ◎燃費はどうなのか? ◎オイルのライフサイクルはどうなのか? ◎オイルの汚れ具合はどうなのか? ◎オイル消費はどうなのか? ◎メカニカルノイズはどうなのか? 上記項目を検証し総合的に判断するのが理想である。難しい話をしてきたが、気楽に捉えれば簡単で「良い物は良い、あまり当たり外れがない」と思って気楽に挑戦してゆく内に自然と答えは出てくる。頭だけで、いくら悩んだり考えても、いつまでたっても答えは得られない。 最後に、弊社MVSをエンジンに使用されている方であれば「エンジンオイルのタレが更に分かりににくくなって、いつ頃、交換したらいいのか解らない」と相談が入る。 この場合の判断は ◎オイルは規定レベルまで入っているか?オイルレベルチェックは必ず行う。当然ながら減っていれば補充してください。 ◎汚れは大丈夫か?解りにくい部分だが濃い茶色までアバウトOK,黒く見えたら即交換。 ◎メカニカルノイズが気になるかどうか? ◎加速や燃費が悪化していないか? ◎交換後の走行距離が今までよりも大幅に増えていないか? 上記項目の内、ひとつでも気になれば交換を検討したい。 「チューニングとは実践で得られた結果である」という結論に到達する。

2017/12/01

なぜか歳を重ねるほど年月の流れを早く感じるようだ。 今年もアッという間に1ヶ月を残すのみとなった。 いつも聞かれることは「新しい製品は出ましたか?」という質問が多い。この質問に対する私の答えはいつも決まっている。「MVSもオイルも、ほとんど出そろっています。」と答える。 前に話したことがある、ブレーキローターが錆びない製品もまだ達成されていないのは確かだ。オッ!と驚くような製品は、そう簡単には生み出せない。そんな期待を抱かせるのも、これまで数多くの新製品を開発し皆様方にリリースしてきたからに他ならない。 時代の変化は皆様方も感じているように、クルマ好きが減少している点にある。昔であれば高校や大学を卒業したら真っ先にマイカー購入を必死で考えたものである。インターネットの普及や携帯普及の影響を子供の頃から受けている現代では、その方面の出費が伴い自動車購入のハードルは高い。 忘れてならない事は、自動車に掛る必要経費が次々と追加されてきた点だ。6ヶ月&12か月定期点検、重量税、リサイクル料、自動車取得税、それらに加えて任意保険や自動車税の値上げも何度か行われてきた。更には高速道路料金も高額だし、燃料代もバカにならないし駐車場も地域によっては高額となる。 世界の経済を何だかんだと言いながら支えているのは総合産業である自動車である。それを考えたら自動車ばかり、簡単に税収が期待できると増税してきたツケが回ってきているとも言える。「若者の車離れ」と短絡的に捉えることは的を得ていない。新車価格も高価になっているし、若者を惹きつける魅力的で安い車も見つからない。 これからの時代、自動運転が高速道路から始まり、PHVやEVも確実に増えて行くと思われる。燃料電池車は走る空気清浄器とも言える大きな長所を持っているが価格的に見ると普及するとは思えない。水素スタンドの構築も、まだまだ難しいと言える状況である。 これらの事を考えると、今が最後の自動車の走りを楽しめる時代かもしれない。弊社に訪れる方はマニュアル車も見かける。また、魅力的な排気音を聞くと、やっぱり音も大事だなと感じてしまう。しかし、絶対数から捉えると、ごく一部の車好きとなってきている。 自動車の走りを楽しみ維持管理するために必要とする全てのアイテムが当社にはラインナップしている。エンジンオイル、ミッションオイル、エンジンオイル活性剤、ZV/SV,VG,VD、デフオイルから始まり、オートマやCVTの滑りを抑制する万能添加剤、X1&X1FSオイル添加剤、潤滑性の向上によるエンジンブレーキ低減を補うためのブレーキ強化薬、D1(ドラッグワン)D2(ドラッグツー)、水温上昇を改善し暖気を早めるLX,燃料に添加して完全燃焼に導くG9FS&V7FS燃料添加剤、更にはボディ塗装面を向上させ綺麗に保つための、スーパーグロスター、グロスターEX,グロスター、デポクリーン、マジカルキュアと巾広い。 更には、操縦性、乗り心地、ピックアップ改善、レスポンス改善など、走行安定性や走りのパフォーマンスを改善できるMVS(マシンバイタルシステム)と組み合わせることによって、想像を超える至高の領域を味わうことが出来る。 裏事情の話をすれば、弊社製品のほとんどはOEMではなく「フジサワオリジナル製品」である。前にも明らかにしたように、エンジンオイルも一から製造するのではなく、餅は餅屋よろしく特殊オーダーをして入荷される。そこからが勝負で、入荷された物は、そのまま使用可能であるが、更にひと手間ふた手間掛けて高性能化を図り、初めて弊社製品が完成する。 どんな製品も最低ロット(最低生産量)があるため、売れ行きの悪い製品は泣く泣く生産終了、販売終了となってしまう。これも時代の流れに逆らえない。すでに販売中止となった製品は100%鉱物油のHDX1、低粘度オイル・エコノミア等がある。80W-90のギヤオイル(ミッション&デフオイル)、BRX1(10W-50)部分合成油も在庫が無くなった。 いずれ販売中止となる製品は、S13(10W-30)と、S14(10W-40)がある。こちらは後から追加発売したS53(5W-30)と、S54(5W-40)が好評なため、ほとんどの方がこちらに移行したための処置となる。ミッション専用オイルのHAYATEも売れ行きが減少しているため、いずれ無くなる運命かもしれない。 一度廃番になると再発売することは非常に難しい。その理由を明かせば、弊社製品に用いる素材は弊社のオイルを製造するための特殊オーダー品がほとんどだからである。オイルは何種類もの化学薬品を大きな窯で熱を加えて撹拌して作る為、注文が減ると最低ロットが維持できなくなってしまうからである。 そんな訳で、本当に優れた名品は無くなってみて初めてその存在の重要さを痛感させられることとなる。探し回ったとしてもOEM製品でないため手にすることは出来ない。 今でも「X1グリスはありませんか?」という問い合わせが入ることがある。工場内を整理していたら僅かではあるがX1グリスの在庫が見つかった。そこで40グラムという小分けで10個限りの販売を致します。価格は少し高めの税込2000円となります。ご注文はNET注文ではなく電話注文のみとなります。 お陰様でグロスター、ZV,SV,VG,VDは大好評で売れています。オイル強化剤単体でも大きな効果があると好評ですが、やっぱりX1&X1FSは本当に優れた良いオイル添加剤です。推奨添加率まで添加することが理想的ですが、オイル強化剤に4〜5%でもいいから添加すると更に良い結果が得られると思います。勿論、理想的には、推奨添加率+オイル強化剤の組み合わせが理想的です。 どんな世界でも上には上の世界が必ずあります。真の車好きのやることは、弊社の「轟バージョン+ZV又はSV追加です。人によっては2本添加」私自身もまだ味わっていない禁断の世界です。リスクなく耐久性も損なうことなく安上がり(他の方法に比べて)で確実に変わると挑戦する方が意外と多い。これこそがアタックファンの神髄かもしれません。

2017/11/15

今回も前回のレポートからの続きになります。 前回のレポートを読まれた他のお客様が、スラットトルクの性能測定結果を送ってくださいました。 埼玉県 T.I様 GTR-3台、ベンツAMGなど複数所有で以前にもレポートさせていただいています。 パワーチェックシートはR33GTRでエンジンノーマルのブーストアップ1.1キロです。使用オイルはカストロールRSでVGを1本添加しています。 Z43の方のR33GT-Rのレポートのように、トルクが高回転でもほとんど落ち込みません。トルク曲線は1番上のラインです。トルクの出方がスムーズで乗りやすいです。あまりにもスムーズなのでちょっと物足りない位ですが、最大トルクは46キロ。出力が430馬力弱なので、そこそこの速さは得られます。 藤澤のコメント T.I様、データー送付でお手数をお掛けしました。前回のレポートを見て、同じようなフラットトルクが得られたとパワーチェックのグラフを送付くださいました。性能測定のグラフを見慣れない方や初心者は、どうしても最大パワーのみに気を取られてしまいます。実際の走行では性能曲線がどのような曲線がベストで乗り味に反映されるかが重要となってきます。そこは経験を積まないと、なかなか掴めない所だと思われます。 愛媛県:T.O様 スカイラインR32-RB20DET他所有 いつもお世話になります。 今回はLXのレポートです。 ラジエターキャップを開けて添加する分の300mlを抜き取って、その後にLXを入れるだけのとても簡単な作業で施工完了です。インプレッションですが、朝晩は随分と冷えてきたにもかかわらず、暖機が完了するまでの時間が明らかに短縮されました。 特に最近の車の場合は水温計が廃止されて、チェックランプになっている車種が多く、暖気が完了すればチェックランプが消灯するようになっていますが、家を出発していつも通っているルートを走行していても、LX添加前よりも明らかに短距離でチェックランプが消灯しています。 こちらも入れた直後よりも3日〜で効果を発揮してきました。 熱伝達能力が大幅に向上したのでしょう。エンジン暖機の短縮は結果的には燃費向上や負担軽減等の大きなメリットがありますね。 熱伝達能力が向上したということは水温を上げる時間も早く、上がりきった水温を下げる作用も早いんでしょうから水温を適温に安定させやすい性質になる製品ですね。 アタックレーシングさんの製品の特長は、全体的に簡単な作業で超ハイパフォーマンスを誇る製品群ばかりです。車がまるで生き物のようにじわじわと変化していき、全て実際に使用してみないと分からない、知る人ぞ知るチューニングメーカーです。 ボディーコートのスーパーグロスターも今後使ってみたい商品ですね。 今回もよろしくお願いします。 藤澤のコメント 冬場を迎える、この時期はLXを購入されるアタックファンが多くなります。特に、北国の最低気温が低くなる地域にお住いの方ほど、LXの恩恵を大きく受けることが出来るでしょう。一度、添加してしまえば近年の超ロングライフクーラントに於いては、クーラントを交換するまで長期間(約5〜10年間)に渡って効果を実感されることでしょう。最も、慣れてしまうと、それが当たり前となり意識しないと忘れ去られてしまうかもしれません。しかし、本物の証は、クーラント交換を行った直後に、その差を実感されることでしょう。 和歌山県在住 ホンダ・オデッセイHV お久しぶりです、今回は暖気運転短縮のためLXとより完全燃焼を目指してG9FSを注文します。 これからの季節、HVは朝寒くて仕方ありませんので少しでも早くエンジンを暖めるのにLXに期待です。 おかげさまでオデッセイHVは絶好調です、高速を100〜120km/hで走っても、街中をちんたら走っても燃費は14km/Lです。 恐るべしS53&54ブレンド! スピードが上がるほど潤滑性能がアップするようです。それから、ドライブシャフトへのパワーラップの追加は効果大です、明らかに空走距離が伸びました。さあ次は何にしましょうかね。エンジンか、モーターにパワーブロックでも追加しましょうか。 その節はまたよろしくお願い致します。 藤澤のコメント 遠く和歌山県より仕事の関係で東京方面にお越しの際に幾度か来社されエンジンオイル交換、MVS装着を実施されている、お客様になります。良い結果が得られているようで私としても我が愛車のように嬉しくなってきます。LXのレポートが2件届きましたので、これからLX購入をご検討中のお客様には大変参考になるでしょう。 福岡県:T.K様 FIT3HV-Sです。 お忙しい中、失礼します。 先日、購入した分の一部をざっくりレポートします。 「電装系とMVSの相性は抜群です!(ドヤ顔)」そんな事を言っていながら施工していない重要箇所がありました。 『IPU高圧ケーブル』 そう、パワーユニットの基幹部分です。(汗 藤澤社長から指摘を受け、電装ケーブル系の効率化を図ります。 先ずは、エアコン用MVSをIPU高圧ケーブルに取付。後は、ハーネスの可とう電線管、ケーブル被覆部の絶縁テープの上から10mm巾に切ったMVSテープを巻きます。 とにかく、ハーネスと燃料パイプ、エアコンパイプ等にテープを巻きつけます。コネクタの接続部が高抵抗なのでそこを狙えばよかったと後悔。 できれば、インジェクターも試してみたいなぁ・・・などと考えてみたり。で、一つ一つやらないと効果の判断がつかないと気付いたのは施工後です。まあ、単気筒でテストして結果が出たからV6に水平展開したらレースで結果がでませんでした。などと言い訳するよりはマシか、と自分を慰めます。 ・・・というか、ホントにF1エンジニアがあんな言い訳したのでしょうか? という訳で試走。・・・うん、体感5馬力アップ(適当)。お買い得!低速域からの動きも太く、スムーズに! モーター駆動の底上げですから特に低回転域での効果が目立ちます。 ただ、3〜4/10のアクセル開度で動いていた感覚が2/10位で仕事をします。 渋滞時には、逆の意味でスロコンが欲しくなります。 ・・・もう、だいぶ慣れましたが。 回生時の充電ゲージも今迄2レベルだった坂道が3レベル表示となり、充電、給電ともに効率がかなり上がっている気がします。ただ、初動の初動のところでのモタツキが目立つようになりました。性能向上で逆に細かい粗が浮き出てしまうのは仕方もキリもありません。やっぱり、追求したくなるところではあります。 次に、リアスポイラーとナビ周りにMVSテープの貼付です。ある程度、速度を上げるとスポイラーに露骨に効いてきます。テーピングDRSです。ウイングじゃないですけど。 特に、信号停車迄に空走距離がある場合、スルスルと進むのが楽しくもあり、気を抜けないところでもあり、慣れが必要です。窓や、ナビ周りにも貼付け。ガタつき音が無くなった気がします。少しづつですが、効果を実感します。これでアルミテープを使いきりました(泣)排気の流速アップの為にマフラーに一枚貼り付けたかったのに…。 最後に、パワーラップをドライブシャフトに巻きつけます。 諸々の理由でアンダーカバーは外さなかったのでアウター側のみに取付けます。 リアスポイラーへの施工は速度を上げたところで効きますが、 こちらは低速域から効きます。スルスルと心地よいです。 まだ、インナー側にパワーラップとPTブロックの施工残っています。 つまりは後、2段階のパワーアップを控えています(笑) 早く取付けたい…(汗 まだ、ホイール用MVSが足りてないので追加しないといけません(使命感)。 しかし、ホイールでの20kg軽量、MVS強化作戦は、まだまだ先になりそうです…残念。 藤澤のコメント MVSは電気関係の配線や部品及び装置に関して「なぜこれほど効くのか?」と、驚くほどの効果が得られることを度々体験しております。ご承知のように、これから先、EVが世界の主流を占める時代が必ず到来すると予見されます。燃料電池自動車も電気関係が重要なメカニズム、PHEVも同様です。エンジンオイルはほとんど使用されなくなってゆくし、HVやPHEVはモーターの陰に隠れてエンジンオイルの性能の違いによる走りの変化は構造&作用から陰に隠れてしまいがちです。そこを予見してMVS開発を行いました。電気特性においても著しい効果を発揮致します。 MVSアルミテープを開発して新設定しました。 59-アルミブラック サイズ 巾50mm×長さ200mm 1枚 3000円(税込) 59-アルミシルバー サイズ 巾50mm×長さ200mm 1枚 3000円(税込) ※使用方法が難しいため出来るだけ電話注文にてお申込み下さい。アドバイス致します。

2017/11/01

今回の藤澤の部屋は、久々にお客様よりレポートをご紹介いたします。 ------------------------------------------------------------------------------------------------ エンジンオイル SORT’S  S54−FS 2010年式 フェアレディZ34 バージョンST 7AT 前回、モービル1 5W-30にVG添加、ATFに X1FS 5%添加率 デフに藍、LX添加のレポートでしたが(2017年4月28日藤沢の部屋掲載)エンジンオイルVGにして調子良く300kmほどで「X1成分が足りない」と、エストレモ信者特有の悪いクセが出て、エストレモ エンジンオイルS54-FSに、エレメントと一緒に交換。もったいないが信者ですから! R33GT-Rの時、確かAZX1-轟グレードで、シャシー台でパワーチェックした時、今は手元に資料が紛失してしまったが、パワーで20PSほど上がっていて。 注目するのはトルク曲線で、落ちることなく少しずつ上がっていく横一直線の驚きのフラットトルクだった。こんなトルク曲線は見たことなかった。トルクの落ち込みがまったくないなんて!!! エストレモオイル恐るべしと、今でも覚えている。 さて、S54-FSに交換直後は、アイドリングから走り出しが静かで滑らかになった気がした。しかし、ここからがエストレモ信者の腕の見せ所!!  X1配合されている+スポーツタイプのエストレモオイルという図式からやることはただひとつ。早く効かすためにアクセルをいつもより踏みまくって熱を入れる。が、高回転 大排気量スーパースポーツNAユニットはアクセルをガンガン踏むと、エストレモSタイプオイルを入れたことにより、アストンマーチン・ヴァルカンのような咆哮と共に笑っちゃうぐらいに加速してゆく。 X1を早く効かせるために ブン回すと、ヴァルカンのようなサウンドと共に怒涛の加速をしていく。スピードメーターは・・・。笑っちゃうくらい速い。公道ではいくつ免許があっても足りないエストレモオイルの滑らかな潤滑。アクセルを気持ち多めに踏むのを止めることを誓った。 気持ち良くアクセルを踏んでの走行で100kmほどで変化するはずだ。私はクルマは生きていると経験上断言する。エストレモ製品は、クルマを育てていくのに、ふさわしいモノなのである。 100km〜。ブン回すと免許がすぐなくなるので気持ち多めにアクセルを踏むことにとどめる。走行で50km過ぎた辺りで回転が軽やかになり100kmの走行距離に近付くにつれ段々と滑らかになっていく。 100kmの時点で、エストレモ信者の習性、おかわり追加だ。X1FSを100ccおかわり注入。早くX1を効かせたい。早くあの滑らかな潤滑の世界にいざなってほしい。そう思うのです。このX1FSの注入で、推奨添加率の10%になったハズ。 注入直後の走行で、更に滑らかになった。ほら〜、X1のFSは早く効くジャン〜。狙い通りの結果である。ここから1000kmほどの長い道のりで、X1のメタルリペアが出来るハズだ。初めてX1やエストレモオイルを入れるエンジンは推奨添加率をキチンと守らないと、効果はうすくなるとエストレモ信者は考える。     1000km〜。  1000kmを過ぎた辺りで徐々に滑らかになっていくエンジンに劇的変化が訪れる。 超 滑らかな高性能の潤滑の世界。灰色の世界に色がついた穏やかな心地良い世界。エンジンに羽が生えたように軽やかに滑らかに回転が上がるとか、軽やかに羽が生えたかのように車体が進むとか。言葉にすると表現が難しい。 滑走感やエンジンブレーキも、この辺から、さらに効きづらくなってきた。アクセルを少し踏むだけで軽やかに滑らかに車体が進んでゆくのは楽しい。この辺になると、メタルリペア効果がかなり進んでいると言ってもいい。次は2000kmで さらに変化するハズだ。 2000km〜。   2000km過ぎた辺りで思った通り キターーーーー!! またしても劇的変化である。さらにさらに滑らかに軽やかに突き進んでいく愛車、メタルリペア完成である。ATFと、デフとエンジンにエストレモ製品を施工することによる相乗効果もあって、滑らかな加速感になった。 ここまで走ったらメタルリペアは完成していると思ったらいい。エンジンの回転の伸びと、軽やかで滑らかなフィールと、車体の滑走感とエンジンブレーキのなさ。隙がないのだ!! 言葉にすると表現が難しい。気持ちの良い走り、楽しいドライブができる。クルマの本質の楽しさを引き出してくれるのがエストレモ製品なのだ。 3000〜5000km。   ここまで来ると体感的には徐々にこうじょうしていく。エストレモオイルには三段階の変身がある。それが、100km 1000km 2000kmの走行距離である。日々、走行距離を積み重ねる中で体感できるフィーリングは少なくなっていく。体が慣れてしまうのだ。 調子は良い、滑らか、軽やかなのだが、その変化は徐々に上がっていくため中々体感しずらい。元々鈍感なのもあるが、そうなのである。走れば走るほど絶好調になっていくのは確かだ。 5000kmの時点でオイルの量をチェック、ほんの少し100ccほど減っていたので、交換時に余っていたのを継ぎ足し。色は少し茶色になっており指で触ると「う〜ん 分からん!」滑らかなんじゃないの?自分はこういうので判断がつかないのである。 メカニカルノイズなし、アイドリング時 ブルったりすることなく、振動なし静か。燃費はアクセル普段から踏むようにしているのでカタログ10-15モードの0.3落ち。 今度の方針、X1 100ccおかわり注入して さらに滑らか感を出したい。範囲中であれば おかわり よろしく なのである。とりあえずメーカーシビアコンデションの7500kmで交換予定。 次のオイルに悩んでいてZ40FSにするか、グレードを上げることも試したい。Z40にすればレクサスみたいに静かになるし、S54のままだったら スポーティなサウンドがいけそうで好みなのだが、自分は日替わり気分が変わるので難しい所だ。限られた予算内でSVや、ZV、X1を組み合わせてやりくりする。 知恵と工夫、それがプロなのである。 藤澤の寸評 長いレポートなので手短に話す。あたかも私が書いたかのようなレポートである。弊社X1やエンジンオイルの特性をよく理解され上手く生かして使用されている。良い環境の下で植物や動物が生き生きと育つのに似ている。長年の愛用者の皆様は「走行距離が伸びるほど、走りも燃費も徐々に向上してゆくことにやがて気がつく」普通はこんなことは有り得ないと、一度も体験していない方には永遠に理解できない別世界である。快感の走りを味わっている時、「ああ、クルマ好きで、この至福の世界を知らない人は本当に可哀そうだな」という思いがいつも湧いてくる。全ては結果と言ってきているようにレポートこそ真実を語っている。 ------------------------------------------------------------------------------------------------ ◎ブレーキ強化薬 D1 レポート  自分の車は、フロント表、裏、リア表のみにD1を塗布していますが、最近ブレーキ清掃でパッドを見てみたところ、D1を塗布していないリアの裏側部分だけ2.5ミリ〜3ミリぐらい減っていました。それ以外のパッドはほとんど減っておらず、D1の凄さを改めて実感しました。  自分の場合は、週に2〜3回の割合で使用しています。使い始めの頃は、結構めんどくさいなと思っていましたが、使用し続けるにつれローターに黒い輝きが出て、効きも良くなるようになり楽しくなってきました。それなりのスポーツパッドを使っていますが、D1を使用するとしないのでは全然違いますね。今では、ブレーキを育てているような感覚になっています。  北海道なので、冬場の雪道、アイスバーンなどでは使用しにくいですが、道路が乾いた時などに塗布するようにしています。冬道ではおもいきりブレーキを踏めなくなるのがつらいところです。  これからも、楽しく使用させたいただきます。 藤澤の寸評 X1&X1FSの特徴は「潤滑と摩擦係数引き上げ」という相反する要素に作用する独特の性質がある。あらゆるメカニズムにとって理想的な特性である。しかし、一般常識とかけ離れた特性の為、なかなか理解できない方も多い。D1やマジカルストップを使用してみれば、そこが体感できる。何回は強めにブレーキを掛けて焼き付けると、真綿で締め付けるように、ググッと効いてくる。摩擦熱により100℃以上に温度が上昇することが条件だ。だからエンジンブレーキ多用してブレーキ温度を上げない運転では効果は半減する。但し、人や自転車が飛び出して来るようなパニックブレーキの際に「停まってくれた」と感謝されることもある。本当はお肌の手入れよろしく暇さえあれば一塗りするのが理想的な使用法と言える。環境が良ければエンジンと同様に、ブレーキも育ってゆくのである。アマゾンなどの口コミも、購入したらすぐに投稿することが多いため必ずしも真実が見えてこない口コミも多い。優秀な製品ほど、長く使用した場合の経過と結果が重要と言える。図らずも、二つのレポートの基本が「良い環境下でメカニズムは育ってゆく」という結果でした。

2017/10/15

ポルシェ911(930)ターボルック リメイク最終回(施工後紹介) 種々の事情にて、しばらくエンジンを掛けていなかった車、中古車を購入した場合など、真っ先に実施してみて確かな効果が実感できる製品こそ、高性能を秘めたestremoブランド・アイテムではないでしょうか。それでも初めて使用される方は今でも「添加して大丈夫でしょうか?」と、恐る恐る質問してくる。 使用して逆に悪くなる製品とは違い、愛用者は「添加しないと不安に感じる」と愛用を続ける。この温度差は、どこから産まれて来るのかと考察すると、 1:効果の低い製品が出回っている。 2:過去に苦い経験をした。 3:オイルや車が進化したため必要性が低下したと思い込んでいる。 4:純正が一番と言う誤った考え方を信じこんでしまう。 5:自動車のメカニズムや作用を詳しく理解する人が減った。 6:その他 等、様々な要因が考えられる。 修理工場、ディラー、レース業界など長年に渡って携わってきた私が提案することは極めて「シンプル」 自動車に限らず、全ての産業機械、自動車、船舶、航空機など、金属で構成されたメカニズムをスムーズに作動させるためには「潤滑油」が不可欠であり、性能を発揮させ耐久性そのものを大きく左右する。 その結果「メカニズムの耐久性及びメカニズム本来の持つ性能を最大限引き出さす」役割を担うオイルこそ、極めて重要である。そこに着目し「エンジンオイル、ギヤオイル、冷却水、燃料、ブレーキフルードなどの、潤滑油及び液体の性能を極限まで高めたら、どんなメリットが産まれ何が変わるだろうか?」と、開発してきた製品こそがestremoアイテム群である。 一度も体験されていない方が、使用された方のコメントやレポートを聞かされたり読まれたりした場合「?」「本当なの?」と、その結果を知って疑たがわれることが普通である。その理由も極めて単純である。「常識など努力すれば乗り越えて未知なる領域に到達できる」という長年の私の技術屋としての蓄積から、常識を超えた製品が産まれ販売されてきた。人は「常識」という枠の中から容易に抜け出せない生き物なのである。 本当は、理論を頭の中で考えるのではなく「使ってみた」=「どのような結果が出た」という極めて簡単な図式で捉えることで真実が見えてくる。 ポルシェ911(930)ターボルック のエンジンオイル約11リッターを交換と同時にX1FSを1リッター添加、一発始動は白煙を吹くが次第に収まってきて出なくなった。「使ってみた」=「白煙が出なくなった」「アイドリングが安定している」という結果が得られた。これが全てである。 ボディの輝きはスーパーグロスター施工により新車のような輝きを放っている。一目見た人は「綺麗な車だね」とほめてくれる。一度、施工を経験すると解ることだが、液剤を塗りこんだ瞬間に今回のボディ色の黒色が更に濃さを増すと同時に艶が増したのが手に取るように見て取れた。マイクロファイバークロスで液剤を拭き取る瞬間は滑るような感触が手に伝わってきた。これも「使ってみた」=「艶と深みが出た」「ツルツルと滑る感触になった」という結果が得られた。
施工前 施工後
カブリオレモデルは幌タイプも多い。一番の問題点はリアウィンドウに用いられる素材が、ガラスでは無くアクリル材質の場合である。アクリルの性質として、年月の経過と共に著しく視界を妨げ曇りや変色、変形などによる劣化が起きてくる。今回のポルシェもアクリル製であった。救いは28年前の製造から、丁度中間地点で新品の幌に交換されていた。汚れと曇りを鏡面コンパウンドで磨き上げ、仕上げはグロスター塗布により新品のような輝きが蘇った。これも結果である。
施工前 施工後

みなさん、いかがだったでしょうか? 私も正直、持ち込まれた当初は細部の不具合や傷みに驚く反面、どこまで変わるのか?わくわくした気持ちでした。そして最終的に、このような形でクルマが蘇ってくれたことをとても嬉しく感じています。 今回は持ち込み車両のオイルでのコンディションアップとケミカルによるリメイクでしたが、車検から数年が経過したクルマでも同様に「新車の時の状態」からはやはり劣化してる印象は否めません。弊社製品を愛用されている方は「走れば走るほど調子良くなってくる?」と、首をかしげる。中古車を購入された場合は、エンジンオイル交換、オートマにX1添加、ボディにスーパーグロスター施工で同様に見違える走りと輝きを手に入れることが出来ます。 車は走行距離が増すほど劣化してゆくという常識は崩れ去った。但し、注意して欲しい点は、消耗部品が劣化損傷した場合は無条件で新品に交換することだ。特に、ゴム製品関係は劣化が早い。何でもかんでも改善出来ると勘違いする方も見かけるが消耗品はどこかで交換する必要性が出てくる。 例を挙げると、ワイパーブレード、タイヤ、ファンベルト等のベルト類、ラジエターホース、エンジンマウント、ブッシュ類などは、短期、中期消耗品に属する。エアコンフィルター、エアークリナーなども消耗品に属する。この他にも、ブレーキパッド、マフラーや排気管なども挙げられる。中長期消耗部品として、オルタネーター、燃料ポンプ、ショックアブソーバー、スパークプラグ等。これらの寿命を見極めてトラブル発生前に交換することこそ最善のメンテナンスと言える。 これからの季節、車両のメンティナンスにはちょっと涼しいくらいで最適ですね。 弊社製品だけでもここまで変わります。是非、結果に期待して、ご検討下さい!使って頂くと、決してぜいたく品でなく必需品であることを実感されることでしょう。

2017/10/01

今回はポルシェ911、前回(9月15日分)の続きとなります。 ポルシェ911(930)は、1989年製造から、すでに28年間の歳月が経過した車。しかも布製幌をまとったカブリオレだけにガレージ保管必須の車となります。流石に幌の耐久性から見て、28年も経てば痛みや汚れが見難くなり、雨洩れの心配から始まり、見た目からもカブリオレの優雅な存在感が大きくスポイルされてしまう。 カブリオレはお洒落な車だけに、見た目がカッコ悪いと、普通の車と比べて、かえってダサい車になってしまい逆効果となる。オープンで乗る場合も、車に合わせた洋服や帽子などに気配りを要求される車です。 反対に、年式は古くても、ピカピカに輝くボディを身にまとえば、ポルシェ特有のバランスの取れたデザインが遠くからでもカーマニアの視線を吸い寄せるように惹きつけて離しません。 おまけにターボルック、特に後ろから見れば、大地をしっかり踏みしめる横綱の土俵入りよろしく、左右に大きく張り出したリヤフェンダーと、ビックなリヤスポイラーが相まって、その安定感あるスタイルに思わず見惚れてしまう。青春時代を思い返せば当時、憧れのスタイルをまとっていた。 その頃の日本車は細いタイヤがフェンダーの内側に入りこみタイヤとフェンダーとの隙間が大きく、いかにも頼りないカッコ悪いスタイルだった。そんな時代にTSレーシングカーはオーバーフェンダーを装着し太いタイヤと低い車高で若者の心を鷲掴みにしていて、ノーマルカーの街乗り車で厚いホイールスペーサーとダウンサスペンションで真似る人も多かった。 話を元に戻そう。長期間に渡り車庫保管されていた911なので、いつもの儀式から始める。電動ポリシャーを用いて、まずボディを磨き上げる。ここでの一番のポイントは「どの位の粒子の鏡面コンパウンドを用いるか?」、ポリシャーにどんなスポンジを用いるかに尽きる。それほど酷く無い場合は0.2ミクロン前後。弊社でも超微粒子コンパウンドを用意している。100mlボトル入りで税込1000円。1本あれば約1台は軽く磨き上げることが可能である。スポンジも使用するコンパウンドに合わせて荒目、中目、細目などが市販されている。 ホームセンターやカー用品店に足を延ばせば、補修品有名メーカーのHolts社から液体コンパウンドが販売されている。傷の深さにもよるが、最初は「傷取り用・細目・7ミクロン」を使用して傷のある箇所だけ研磨する。次に「鏡面仕上げ用・極細・1ミクロン」を掛ける。最後に「超鏡面ツヤ出し用・超細目・0.2ミクロン」で仕上げ、最後はバフで磨き上げる。弊社のコンパウンドも「超鏡面ツヤ出し用・超細目・0.1ミクロン」相当である。あまり作業に熱中し過ぎると、荒い粒子のコンパウドでは塗膜を薄くしてしまうので注意が必要だ。 ボディコート施工でも初めて行う際には多少の失敗も経験する。失敗を恐れて業者に依頼していれば、いつまでたっても自分の技術を高めることは出来ない。失敗を最小限で留めるコツは簡単で、最初から大きな面積や、目立つボンネットなどを避けて行うこと。ルーフから行えば万が一失敗してもあまり目立たない。それも気になるのならバンバー下やサイドステップなどから行って施工のポイントを学ぼう。 電動ポリシャーは便利で作業も早いが、ヘタをすると大事な塗装面に大きな傷を付けてしまう恐れもある。バフの側面が当たるような曲面は避けて行う。また回転数が高過ぎるのも危険である。どんな作業も経験を重ねながら熟練度を増してゆく。ヘッドライトが白く濁ってきた場合も、電動ポリシャーとコンパウンドがあれば簡単にリペアー作業が行える。仕上げはグロスターを塗りこんで完了。 ※超微粒子コンパウンドは弊社でも販売しております。正規ラインナップではありませんがご注文の際にお申し付け下さい。 中古車の場合は、下地処理が一番大変であるが、新車の場合は、ママレモン等の中性洗剤でボディを洗い流して塗装面に付いたホコリや油脂類を除去するだけで下地処理は済む。後は完全に乾燥後、ボディコートを施工する。市販品は誰でも手軽に施工できるよう工夫されているものが多い。反面、手軽に施工できる製品ほど性能面では妥協せざるを得なくなる。 「藤沢の部屋」で何度も書いてきたように「何年持ちますか?」という疑問に正解はない。車の使用状況、保管場所、住んでいる地域の環境、それに加え、所有するオーナーの感性や車に対する愛情度合いによって、大きく変わってくるからである。ボディコートはワックス類と異なり、メンテナンスフリーに近く、ずぼらな人向けとも言える。あまり手入れしなくても輝きを保ち綺麗に見えるからである。 それでも真の車好きは常に新車のような綺麗な塗装面を維持するために努力している。どんな優れたボデイコートを施工したとしても、雨や夜露、花粉、空気中の有害物などが太陽光線によって塗装表面にこびりつく。正式名称はデポジットと呼び、頑固な汚れで簡単には除去できない。 弊社で販売している「デポクリーン」は名前から解るように、デポジットを化学的に分解し除去できる。但し、ボディコート施工業者が使用する「プロ仕様」のため簡単には手に入らない。その理由は「使用方法を知り、きちんと守って施工する必要」があるからだ。 フロントガラスはワイパーブレードが雨露を拭き取っている所は視界を確保している重要な部分とも言える。それでも屋外に放置していれば容赦なく空気中の汚れや雨の中に含まれる汚れなどによりイオンデポジットの前段階となる油膜が付着し、雨天の際に対向車のヘッドライトの光を浴びた瞬間にギラギラ乱れ著しく視界を悪くする。私は小雨ならグロスターをサッと吹き付け綺麗にするが、出来れば事前に除去しておきたい。 油膜を長期間に渡って取り去るメンテナンスを実施しないと、やがてウロコ状に積層する。この積層したウロコ状の物を「イオンデポジット」と呼ぶ。空気の汚れが多くなればなるほど油膜やデポジットは付着しやすくなる。明らかに近年はデポジット付着が早くなっているように感じている。 普通に見たら油膜やデポジット付着は解らない。セーム側やタオルを水で濡らしてガラス面を拭けば、瞬時にデポジットは浮き上がって見える。グロスターを吹き付け、少し強く拭き取るだけで手軽にデポジットの前段階である油膜は除去できるため、私のドライブの必需品である。お陰様でグロスターは好評で売れ行き好調です。ちなみに油膜が次第に重なったウロコ状の物をイオンデポジットと呼ぶ。 例えば、フロント合わせガラスは、専門家に言わせれば「生ガラス」と呼ぶ。ここにイオンデポジット除去剤なのでデポクリーンを使用すると最悪はガラスを溶かしてしまい著しく視界を悪くしてしまい最悪の場合、交換が必要となる。そのためデポクリーンは「フロントガラス使用禁止」として説明書に記載している。この注意書きを読まないで施工されても保証対象外となる。液剤の特徴を理解し、正しく使用すれば、こんな便利な液剤はない。特に黒や濃紺など濃い塗装色はデポジットが目立ち易いため必需品と言える。 もうお解りのように、フロントガラスはグロスターのみ、その他のガラスやボディはデポクリーンでデポジットを除去。アクリルやガラス、塗装面の仕上げ用としてグロスターと覚えてください。 事故などの衝撃で窓ガラスなどが粉々に砕けるのは強化ガラスの特徴である。バンタイプの車のバックドアガラスは特にデポジットが付着しやすい。何年間も除去しないでデポジットが蓄積して厚く焼き付いている状況下では流石のグロスターでは荷が重い。強化ガラスの場合はデポクリーンの出番となる。狭い範囲(30cm〜40cm四方)ほどをデポクリーンを塗布する。10秒ほど置いて2度目の重ね塗りをする。また10秒ほど置いて上塗りする。コンパウンドと違い、化学的に分解するため、溶かす感じと思えばよい。 焦らないで「溶ける感じを待つ」こと。3度、4度と上塗りしたら少し力を加えて擦ってみよう。軽く力を加えただけでススッとデポジットが除去できる感じさえ一度解ってしまえばコツが体得できる。文章にすると難しそうだが、実際の作業は簡単である。デポジットが除去できると、ザラザラ感がツルツル感に変化する。 ケミカル用品は一度試してみないと良さが解り難い。数多く市販品が販売されているが使ってきて落胆させられる物が多い。性能の優れた物をコツを飲み込んで上手く使いこなすことで愛車の輝き度は違ってくる。皆様も新車、中古車を購入された際は、是非、自分でボディコート施工に挑戦してみてください。解らないことや疑問点があれば施工前に気軽にお問い合わせください。

2017/09/16

アタックファン=車好きの皆様、こんにちは。 つい最近のニュースで、日本の納屋に40年間埋もれていた希少なフェラーリが発見され、何と何と予想落札価格を上回る2.5億円で落札されたというニュースが駆け回った。 製造年月は、1969年6月。ラ・フェラーリ・アペルタ またの名は、365GTB/4 デイトナ とも呼ぶらしい。いずれにしても数少ない名車で、日本の車好きで有名な方がコレクションしていたようだ。 無類の車好きである私から見ても凄い話題として、すぐに目を通した。すぐに浮かんでくることは「部品は手に入らないだろうな」というマイナスイメージである。同時に「世界にはたくさんの、大金持ちがいるからな〜」というのが素直な感想である。 どんなに古い車でも、耐用年数に達した部品を完全に交換してしまえば、普通に調子良く走行できる。言葉では簡単であるが、実際に行う作業となれば、次々と難題が襲ってくる。本当は古い車を調子良く維持するためには、アタック製品は最適。ただし、その存在を知っており、活用されている方は、極少数である。 車好きの私は、そんな車の復元作業に携われたら、幸せで楽しい時間を過ごせる。簡単な話、愛車をメンテナンスしたり、ファン・チューニングしている時間こそ至福の時間であり、最高に楽しい時間である。人と違って、メカニズムは裏切らない。きちんと、設計通りに組み立ててあげれば忠実な手足として生き生きと動いてくれる。 日産自動車に保管されている、R380,R381、R382なども、現在になって、サーキットを走れるようにするためには、多大な労力と資金を投入しなければならない。それと同時に、技術的な知識を持った人でないと手に負えない。そんな当時の名人達も、どんどん年齢を重ね亡くなっている。だから、次第に不可能になってゆく。 縁あって、一時的に私の手元にやってきた、1989年製 ポルシャ911(930)カブリオレ・ターボルック。種々の事情から車庫の中に長年眠っていた車である。「どうしたら最善なのか?」と、志向錯誤した。 エンジンオイルは、10〜11リッターも入っていて、ドライサンプ形式。真っ先に、考えることは・・・ 1:エンジンオイル&オイルエレメント交換 2:スパークプラグ交換 3:ガソリン抜き取り、フューエル・フィルター交換 となる。 自分の車であれば、estremoエンジンオイルは必須であるが、今回は、モービル1+X1FS・1000cc添加。X1が入るだけで、長年のオイル切れなど、何の問題も無くなり気分的にストレスから解放される。この気持ちは多くのアタックX1時代からの愛用者に共通した感情ではなかろうか。 一発目の始動直後は、予想通りと言うべきか、もうもうと白煙が噴出した。燃焼室に染み込み溜まっていたオイルが燃焼したと推定するのが正解に近いと思われる。X1&X1FSの作用は、摩擦熱に反応し、潤滑面に傷が付かないように保護すると同時にメタルリペアという修復作用が働く。今回のケースでも、真っ先に考えた処方箋は「X1&X1FS添加」であり、各種作用が優れているため頼りがいがある。他に例を見ない利点をたくさん持っている。 添加後は簡単で、出来るだけ多く走行することだけである。メタルリペア作用によって、摩擦念に反応するから、慣らし走行では無く、普通に走行、または短時間で高い効果を得たい場合は、少し過激に走行し摩擦熱を上昇させてあげたほうが短時間で修復作用が進行する。この修復作用は走行距離に比例するため走行距離が増すほど調子は徐々に登って行く。一度、体験した方で無いと「そんなの有り得ない」となる。 約200km走行後から、どんどん白煙は減少してゆき、1ヶ月間が経過した現在は、工場からの出し入れで、ほとんど白煙は消えた。エンジン始動もセルモーター回転と同時に「バルルーン」と一発始動。「X1が効いている!」と、効果を日々実感している。また、始動後のアイドリングも極めて安定していて、エンジンの好調子が手に取るように伝わってくる。すなわち「振動が少ない」 アイドリングは低回転であり、コマで例えるならば、コマを回して、停まる少し前になってふらつく直前と同じ状態と言える。調子が悪ければ、フラフラと揺れ動いてしまう。これがボディを揺らし、振動発生となる。アクセルを踏み込んでしまえば、コマが高回転で回っているいる状態になるため、悪い所は隠されてしまい、解らなくなる。だから、不安定な状況に陥るアイドリングで回転が安定していることこそ、調子は最高と言える訳である。 このように、スパークプラグ新品交換、エンジンオイル新品交換、X1またはX1FS添加、(差理想的にはestremoエンジンオイル使用=最初からX1またはX1FS+オイル向上剤が添加済)これこそが簡単に出来る黄金のメンテナンスと言える。お金を惜しんでは、そう簡単に好調子を手に入れることは出来ない。 一番は、内部の重要な部品の摩耗や損傷を出来る限り減少させることこそが、大きなポイントとなってくる。希少車ほど、重要部品は簡単には手に入れることが出来ない。だからこそ、今現在を大事に過ごすことが最善となってくる。潤滑能力を極限まで追求したエストレモオイル類こそ、最高のメンテナンスアイテムなのだ。 エンジンの調子が出てしまえば、後に残された部分は、駆動系(ミッション&デフ)のオイル交換または、X1またはX1FS添加と、ボディ塗装面のボディコート施工作業と、ガラスやアクリル関係の磨き及びコーティングとなってくる。何だかんだ言っても、塗装面が輝いていた方が、車もカッコよく見えるし、気分的にも嬉しいものだ。 次回は、ボディコートやその他の修復について、解説してゆこう。 ちなみにボディの現状は・・・・    

2017/09/01

今回はエンジンオイルの役割や、粘度と油圧など、少し難しい話をしたいと思います。 この原稿を書いている夏休み明けの8月26日の寒暖計は40℃を超えていて一瞬、温度計が壊れたかなと思ったほどだ。中国も連日40℃を超え地下鉄やIKEYAなどエアコンが効いている室内にドッと人が押し寄せ、様々に寛ぐ夕涼み族で混雑しているとニュースで見た。太陽の光を浴びると痛いほど強烈な照り付けに驚いた。 ここで私は「おかしいな?」という疑問が突然に襲ってきた。皆様もご存じのように最近の地球環境は集中豪雨にしても熱さにしても暴風にしても何もかも「記録的」な規模を誇り、今まででの長年の常識など通用しそうもない。「100年に一度の・・・」とか表現される出来事が多い。この記録的暑さが年々厳しくなってきているのにオイル粘度は「燃費至上主義」の競争の中で、年々、低粘度化が進んできた。 「逆じゃないの?」と、長年に渡って車を追求してきた私は思った。でもな、世の中の流れと言う社会現象は、行き着く所まで行かない内に「おかしいよ」と異議を唱えると、途端に「お前がおかしい」と無責任に攻撃されるかもしれない。匿名条件の無責任なネット社会の功罪とも言える。 簡単な話「暑ければ冷たい物を飲んで熱中症を予防するように、自動車だって暑ければ冷却するのが自然の摂理」と言える。難しくも何ともない、暑ければエンジンオイルもギヤオイルも、トロトロに水のようにシャバシャバになって油膜は薄くなり潤滑保護能力は極端に低下してしまう。それが自然の法則。そこに対策を打たない方がおかしい。 私が何を言いたいのか、もうお解りのように「暑ければ粘度を高める。今まで30番だった物を40番にする」それが自然だと思わないか。こう書くと、色々な反論も聞かれそうだ。弊社オイルであれば30番と40番を半々に混合して35番も試せる。 「いやいや、現代のエンジンオイルやギヤオイルは、マルチグレードと言って冬季寒冷時(低温度時)には柔らかくなり、夏季高温時には固くなるため、固い粘度など必要ないだろう」という意見も聞こえてきそうだ。0W-20という表記の「W」は明るさのワットと事なり冬季Winterを表す。「メーカーの純正指定粘度なのだから間違いあるまい」と思う方は初心者である。 一度、取扱い説明書を熟読して頂けると、使用するエンジンオイルの粘度が表記されている。メーカーによって当然ながら差があるが、納車時に0W-20が入っていても5W-30や、10W-30も記載されていたりする。自動車の使用条件や、運転条件など使われる環境や地域(北海道から沖縄)の気象条件は大きく異なる為、当然ながらベストマッチングする粘度を選択することが重要となってくるため、選択肢は一つとは限らない。 いつも同じことの繰り返しだが「本当の大金持ちは弊社の高額なオイルは使用しない」その理由は色々とあるが、一つは、自動車を頻繁に買い替えている。パワーが無いと思えば、もっとパワーのある車にサッと買い替えてしまう。ディラー任せでオートマが壊れて「修理に70万円掛ります」と言われても顔色ひとう変えないで「修理して」と言える環境にある。 一般庶民とは感覚が違う。オートマが壊れないように「心配だからX1を入れて」と、X1を理解した方は早めに添加に訪れる。パワーが無ければ「何とかしてもっと走りを良くして・・」と訪れる。本当に高性能ならば、費用対効果は抜群であり、買い替えで掛る費用とは比べようもない少額投資で不満点を改善出来てしまうと同時に耐久性も大きく高まる。 このように一度車を購入し愛着を持って接し日常の足として、時としてドライブを楽しみ、いつしか家族の一員として自分の人生の良き伴侶として想い出と共に過ごす内に愛車に強い愛着が湧いてくる。それが自動車好きの共通点なのではなかろうか。ペット愛好家が犬や猫を家族同然に可愛がる感覚と似ている。だから「少しでも愛車の為になることをしてあげたい」となるのは自然の摂理。 「この暑さでは車が可哀そう」と私は思ってしまう。車好きなら「今まで30番だったけど40番にしてみよう」と愛車を労わる。アタックのオイルは長持ちだから冬場は重くならないだろうか?」と思ったら、前側粘度を見てみよう。弊社のオイルは10Wまたは5Wなので、前側粘度表記が同じであれば、そう大きくは変わらない。 重く感じる一番の原因は油温が温まるまでの間に感じることになる。後ろ側粘度表記は油温が100℃になった時の数値となる。従って100℃に達するまでに時間が掛ったり、使用条件によっては夏季の油温と、まったく異なり油温が上昇しないケースも出てくる。この状態で、アクセルを踏み込んだ際「何だかエンジン回転の上昇が重く感じるな」と感じることに遭遇する。 人によっては一度低粘度オイルの軽快なフィーリングを味わってしまうと、そのフィーリングが忘れられず固い粘度は嫌いだなと、感じてしまうケースもある。何でもメリットの裏側に背中合わせに隠れているデメリットが潜んでいるため、デメリットについても考えないければいけないのだが、そこまで考えが及ばない。 ほんの少し燃費が向上し、10年間そのメリットを受けたとしても、エンジン内部に大きなダメージを受けた場合に掛る費用に比べたら、僅かな金額と言える。万が一の場合、比べようもないほどの出費が待ち構えている。0W-20などの低粘度オイルを初めて体験すると、エンジンから聞こえてくるメカニカルノイズは、くたびれたエンジンのメカニカルノイズと、そっくりで私にはエンジンが可哀そうに思えてくる。 最初から、こんな低粘度オイルを使用している方々は、単純に「エンジンが煩い。防音材が少ない」位しか思わないかもしれないが、エンジンが悲鳴を挙げているように感じ、低粘度はやっぱりダメだなと思ってしまう。これも時代の変化である。何事も行き過ぎは良くない。もう一度、愛車の粘度を見直してみよう。固くしたデメリットは、僅かな燃費低下と、アクセルを強く踏み込んだ際の、多少の応答性低下であり、メリットの方が大きいと私には思えるのだが・・・。 ほんの少しの粘度の違いで、時によりフィーリングは大きく変わってくる場合もある。単純にオイル性能うんぬんの記事を見ることは多いが、自分の使用条件にピッタリ適合する最適粘度を追求する人は極めて少ない。ファインチューニングにとって、粘度調整は手軽に出来て、もしも良い結果が得られたら、こんなに嬉しいことはあるまい。 エンジンオイルは良くも悪くも、定期的に交換する消耗品の部類に属する。万が一、失敗しても、次のオイル交換で、元に戻すことも簡単に出来る。リスクの少ない方法と言える。皆様の、自分の好みの粘度を是非、探し出し理想のフィーリングを味わって欲しい。エストレモオイルなら粘度調整も簡単にできるのだから・・・

2017/08/15

今回は少し趣向を変えて弊社売れ筋商品に関する情報を提供いたしましょう!! アタック愛用者の皆様方が、どんなアタック商品を購入されているか、同じアタックファンとしては気になる所でしょう。売れ筋商品が解れば、それを購入することで良い結果が得られ易いかもしれない。 最初に気になるMVSからご紹介しましょう。 MVSベスト10(多少の順位変動はご容赦願います。それほど大きくは変わりません) 1位:40-PS(Sサイズ&Lサイズ)パワーシート 2位:41-PP 0.5mm パワープレート 3位:7-SLM(P&B) パワーブロック 4位:2-M6M(P&B) バッテリーパワーリング 5位:45-RHT ラジエターホース・チタン 6位:47-INEXT(各種サイズ) パワーバンド  7位:56-FP(S&L) フラットプレート 8位:54-PL(各種サイズ) パワーラップ 9位:51-H81(B&W) ホイール用 10位:49-PFW(各種サイズ) パワーワイヤー  1位から3位までは主にボディに施工して、乗り心地改善、操縦性改善、安定性改善を求める方が多いです。私は事故の半分は車側に責任があると思っています。勿論、前方不注意や出合いがしらの事故などは運転手の安全確認のミスとなります。初めての道でカーブを曲がる際に、予想以上に回り込んでいたり、路面が荒れていたり、人や自転車が突然現れたりする状況下で、ドキッとしたことは誰もが経験されているのではないでしょうか。そんな緊急事態こそ如何なく効果の恩恵を受けます。 その他にも、横道から自転車が突然飛び出してきて咄嗟に回避したり、猫などの動物が前方を横切り、急ブレーキを踏んだりと、いつどこで何が起きるか解りません。こんな咄嗟の出来事に素早く反応でき、急ハンドルを切ったのに、車は何事も無かったかのように安定していた。「MVSを装着していて良かった」と解る方は解って頂けます。簡単に言えば「懐の深さ」という表現がピッタリと合っているかもしれません。 4位から6位と10位は、エンジンを元気にするアイテム。特にガソリン車は完全燃焼に近づけることと、吸排気系の効率アップを図りながら、吸気と排気のバランスを調整することで、発進から最高速までアクセルに瞬時に反応する仕様を探し出します。仕様を煮詰めて行くと、いつしか思いがけない高燃費をマークし驚くことでしょう。 実は、このベストテンに載せていませんが、50-ACTと50-ACA も夏場になると、かなり売れ行き好調です。また、最近良い施工場所を見つけて紹介させて頂いた「エンジンヘッド回りに行っている太い配線に50-ACA アルミ製エアコン用を装着」することで低速トルクが向上し発進加速が楽ちんになるため、日本の道路条件だと楽しい走りを得られと大好評で、テスト装着して頂くと、「いいね、欲しい」と売れ行き好調です。 基本セット3種類から始めることで、追加による更なる相乗効果が得られるため予算に合わせて追加される方が増えています。価格だけ見てると「高過ぎる」と思う方はアタックレーシングを知らないか、MVSを一度も体験したことのない方だと思われる。効果を実感された方からは「凄過ぎる」「信じられない」等、驚きの言葉を頂戴する。 ネット社会の欠点として、どこまでが真実なのか解らない点がある。いつも常識を超える製品開発を行ってきたため、俄かには信じて頂けない。ディラーに車検、整備、点検に持ち込んだ際に、「このエンジン当たりですね、静かですね」と言われても、「言っても信じてくれないのでエストレモオイルを使用していることを言わなかった」というケースがほとんどである。 MVS以外の商品で売れ筋商品は・・・ 1位:やっぱり発売以来、絶大な人気を誇るのは、 X1&X1FS となる。 2位:エンジンオイル 種類が多いため、時代や季節(粘度)によって変化する。 3位:ミッション&デフオイル こちらも種類が多いため変動する。 4位:G9FS&V7FS やっぱり入れないと違うので手放せないとコンスタントに売れている。 5位:D1,マジカルストップ  発売25周年ほどになるが弊社独自の製品で愛用者は多い。 6位:D2、LX こちらも絶えずコンスタントに売れている。弊社独自の製品。 7位:ZV,SV,VG 発売直後なので順位は低いが好調に売れており高い評価を頂いております。 このように見てみると、どの商品もコンスタントに売れているのはリピーターが多いためと判断できる。弊社製品を体感し、理解された方は、「やっぱり使用しないとつまらない」「浮気してみて改めて良さを実感した」「無くてはならない製品」といった言葉で評価して頂いている。 よく聞かれる言葉として「新製品は出ますか?」というフレーズがある。MVSもオイル関係も添加剤も多くの種類がラインナップしております。使えば使うほどアタックの良さを認識されることと思います。下手なチューニングやチューニングアイテムを使用するよりも、アタック製品を組み合すことで、次元の違う走りを手に入れることが出来るでしょう。 皆様の期待に応える製品造りは、これからも不変です。違いの解る皆様方、宜しくお願いいたします。

2017/07/31

次々と新型車が新発売され購買意欲を刺激してくる。 最近の傾向としては、もっぱら安全装備、すなわちアクセルとブレーキ踏み間違いの際の、誤発進防止であったり、レーンチョェンジの際の後方のミラー死角に隠れた車両を教えてくれたり、はたまた自動運転一歩手前の運転支援装置の搭載だったりする。 本当の車好きにとっては「過剰な装備」または「不必要な装備」と映るかもしれない。いつも運転していて感じることがある。それは前の車に追従して走行していると、まっすぐ中央付近を安定して走行している車が少なく「アレッ、右に寄ったり左に寄ったり、下手をすると白線を超えちゃった」という車を目撃することが日常多くなった。 すなわち「クルマの運転に集中していない」という一言に尽きる。スマホを操作したり、カーナビ画面に見入ったり、燃費情報を含めたメーターに気を取られたり、髪の毛を手入れしたりと、1秒間の空白時間がどれだけ危険かと言うことにあまり配慮していないと思われる。自分の車が一瞬の油断で凶器に変わるかもしれないという認識が感じられない。 もうひとつの重大な要因は「車を自分の支配下に置いていない」ということに尽きる。反対に言えば「車に乗せられている」と表現した方が適切かもしれない。自分の車が車線の中の、どの位置にあり、どこに向かって進めてゆくかを微妙なハンドル操作によって無意識の内にコントロールしなければゆけない。上手なドライバーは意識しなくても普通に操作していることだ。だから普通に走行中に白線を超えることなど有り得ない。 弊社製品をご愛用くださる方々は真の車好きばかりである。口を揃えて「最近の車はおもしろくない」「魅力を感じない」「試乗してみたけど自分の車の方が楽しい」と、一様に言ってくる。 車は単なる生活必需品で終わらず、休日にはドライブを楽しんだり、たまにスポーツ走行を楽しんだりと、その人の生活や生き甲斐の一部として重要な役割を担っている。 ディラーやセールスマンが「まだ乗っているんですか?」と、驚くほど長期間に渡って愛車と共に楽しんでいる方も多い。お客さんが「俺たちは長期間に渡って物を大事にしてきて、アタック製品のお蔭で、排気ガスも綺麗なのに自動車税を割り増しにしたりして納得できない」と憤慨していた。私も同感である。 自動車を含めた機械類は潤滑オイルに気配りし消耗品を、きちんと定期交換していれば20年も30年も好調子を維持できる。だから、オールドカーを修理して楽しまれる方も多く存在する。 弊社製品をこよなく愛用される、お客様は多種多様ではあるが、オールドカーを維持するために愛用される方も多い。オールドカーまで古くなくても程度の良い中古車を購入し、全てのオイルをアタック製品に交換、更にMVSをある程度、装着する賢い方も見受ける。当時の低燃費、排気ガス多し、操縦安定性悪しの欠点をある程度改善できる。 車好きにとって、中古車を購入したらボディにスーパーグロスター施工、ヘッドライトを磨き上げてグロスター施工、ガラス(フロントガラス以外)はデポクリーンでデポジットを除去またはグロスター施工、下回りにMVS施工してアンダーコートをスプレー(錆対策)等と、手入れすることで新車の輝きを取り戻す楽しみ方もある。 久しぶりにイラストを1枚書いてみた。 車種は1989年型、ポルシェ911カレラ カブリオレ・ターボルックである。車好き、特にポルシェ好きであれば「ポルシェに乗るなら空冷だね」となるに違いあるまい。初めて知ったが、何とボディタイプは、クーペ・ナロー、カブリオレ・ナロー、カブリオレ・ターボルック、タルガ・ナロー、スピードスター・ナロー、スピードスター・ターボルックと6種類もあり、更にクラブ・スポーツという車種も加えると合計7形式もある。 私は日産を退社後、個性的な外車も好きで、VWビートル、VWゴルフ・カブリオレ、VWサンタナ、プジョー604、プジョー206SV、シトローエンBX、BMW326カブリオレ、ベンツV230、ベンツV280、ベンツC20、BMW318、ベンツ560SEC、フェラーリ328GTS等、アタック製品開発テストも兼ねて体験してきて、現在はアウディA3 3.2クワトロを愛用中であるが、心残りはポルシェが愛車歴に無いことである。 日産大森ワークス在籍中は、サーキットに出張する機会も多く、多くのビックレース(1960年代)をパドックやスタンドで観戦できる恵まれた環境にあった。そんな中で、レーシング空冷ポルシェ917(空冷水平対向12気筒エンジン搭載)のレースを何度も観戦する機会にも恵まれたし、パドックにて、ボディカウルを開けたままのレーシングポルシェをすぐ近くで観察できる幸運にも何度か遭遇した。 レーシングポルシャは、排気音が他の車とまるで違い、クォッ〜ンと雑音が無く、高回転まで綺麗に回っている証として引きこまれるほど魅力的なサウンドであった。そして耐久レースで完成度を如何なく発揮し、まずメカニズムトラブルでリタイアすることが皆無に近かった。車を子細に観察すると、溶接も非の打ちどころなく完璧、補強材の入れ方や形状、加工など全ての面(設計、加工、完成度)に於いて、見れば見るほど惚れ惚れしてしまった。「いつかはポルシェに乗りたい」と思った。 あれから30年以上過ぎたが、まだ夢は実現していない。そんな最中、イラストのお客様と知り合いになり1枚の写真が手に入った。その写真を見て驚いた。座席にはハスキー犬がちょこんと行儀よく2匹鎮座しているではないか、しかもオーナーは若き女性。しかもただのポルシェではなくカブリオレのターボルック。絵になる景色に遭遇し眠っていた絵心がふつふつとくすぐられペンを走らせた。 絵と一口に言っても色々な表現方法があるが多忙な私なので今回はシャーペン1本で仕上げてみた。全然満足出来ていないが・・・。 このイラスト1枚で解るように、車の楽しみ方は、人それぞれ多様である。そして共に生活を過ごす仲間でもある。ただの足車として使い捨てるよりも、愛犬と同様に愛着を持って接することで、後から振り返ってみても瞬時に当時の想い出が蘇ってくることは素敵なカーライフと言える。 このポルシェ911も事情があって泣く泣く手放すてはずとなっている。次の車好きのオーナーのためにエンジンオイルを交換してX1を添加した。X1の良さを知ったら喜んでくれるにちがいあるまい。真偽にほどは定かではないが、空冷ポルシェはプレミアが付いて高額になっていると耳にしたので多分、私には手が届かない販売価格と予想中。 ポルシェに限らず、少し型が異なったりするだけで驚くほどリズナーブルな価格で購入できるケースも多い。確かに部品代や修理代金は中古外車を購入する場合、大きなリスクを伴うため簡単には手が出せない。その場合は国産中古車に変更し気楽に楽しむ方法もある。ただ言えることは古い年式の完成度を比較した場合、走行性能に関してはドイツ車は遥か先に行っているなと痛感させられてきた。

2017/07/15

九州地方北部を襲った豪雨災害に被災された方々にお見舞い申し上げます。1日も早く日常を取り戻すことを切に願っております。 激動の時代、いつ誰にどこで襲ってくるか解りません。常日頃から対策に配慮することが重要と感じました。 冷静に分析すると、背後に高い山を背にした地形、V字型の土石流が流れ易い地形、河川の氾濫の恐れがある地域、傾斜地に建築された建物や土盛りされた地形等、どうしても災害に弱い所が開発され生活拠点となってきた歴史があります。 同様に、自動車でも、事故に弱いボディ構造、操縦安定性が低い車、ブレーキがあまり効かない車、車内の人を万が一の事故の際に守れない車等、色々と欠点を抱えている車も多数見受けます。 いざという時に、自分自身を含め、大切な家族を守るためには危険な土地に住まない、危険な車には乗らないことがポイントになってくる。但し、危険な土地を安全な土地に変えるのは自分一人の力では、どうにも出来ないことで、愛着のある産まれ育った家を手放す決断しかありません。 自動車であれば、MVSを有効に施工することによって、操縦安定性を高めたり、ブレーキ強化を測ったり、機敏な運動特性を得ることによって危険回避能力を高次元まで高めることが可能となってくる。現代は全ての面に於いて、行政頼りにするのではなく、あくまで自分の身は自分で守ることが最善の策なのだと私は思う。 今回の大型災害では役に立たないかもしれないが、何年か前の水害の際に「キャンピングカーを活用して大変助かった」と報告されたアタックユーザー様が居ました。また東日本大地震(2011.3.14)の際の計画停電の際は、私はプリウスHVのシガライターからインバーターを介してLED照明を点灯させ非常に助かった。 日産リーフの中古車を購入すれば万が一の場合、非常用電源として、これほど重宝する非常用設備はないだろう。自動車は単なる移動手段から変化を遂げ、日常の生活環境の中に深く組み込まれ始めている。すぐ先に自動運転が日常的になる時代も、そう遠い時代ではあるまい。 アタックユーザーに共通している点は、運転が好き、操縦が好き、車と会話して走るのが好き、という点ではなかろうか。「自動運転など何がおもしろい」となるに違いあるまい。長所と欠点は背中合わせ、今、スポーツカーをマニュアルミッションで満喫しているドライバーは、最高の車の楽しさを満喫していると言える。 心の心底から「クルマが好き」「走るのが好き」という車好きであれば「アタックオイルでなければ」「他のオイルでは走る気がしない」「やっぱり一度知ってしまうと手放せないね」となるに違いない。 「いつまでもあると思うな親と金」という諺ではないけれど、この先、マニュアルトランスミッション車は次第に減少し、いつの間には絶滅危惧種と同じ運命をたどるかもしれない。悲しいけれど、人は無くなってから改めて、その存在価値の高さに気付くことになる。まったく同様に、エストレモ製品もいつまでもあると思わないで是非、今ある贅沢を思う存分、味わって欲しい。後悔しないために・・・ 今回もユーザーレポートをお届けいたします。 送って頂きましたユーザー様に感謝、感謝です。ありがとうございます。 いつもお世話になります。 今回は前回購入分のグロスターのレポートです。 ガラス系のコーティング剤という事で興味があり今回初めて使ってみました。 スプレー式でスプレーした所に付属のペーパータオルで塗り広げて、最後にふきあげて仕上げるという簡単な作業性で大変使いやすくて良かったです。 自分の車のホイールは、なかなか落ちない汚れが付いていましたが、グロスターを使ってふきあげると今まで落ちなかった汚れがかなり綺麗に落ちて、艶も出ました。 今までは、業務用のスプレー式ポリマーコーティング剤で仕上げていたのですが、グロスターを使うとポリマーは時代遅れのコーティングに感じます。 約1ヶ月前に施工しましたが今でも水洗いのみでも艶が落ちていません。 今回もグロスターを使ってボディー全般やホイールに使います。 藤沢のコメント:グロスターはフロントガラスの油膜取りに私も重宝して使用しており代替え品が見つかりません。油膜は頑固で市販品はコンパウンド系もありますが施工が大変でした。サッとスプレーするだけで頑固な汚れがスッと落ち綺麗な視界を確保でき安全運転に繋がります。ヘッドライトの曇りも、コンパウンドで磨き上げた後でグロスターを施工するとペーパーが黄色く変色(黄ばみが落ちた証拠)し、更に輝きを増します。ホイールやボディ塗装面にも有効で、1本あると何かと便利です。 注意点と言うか私からのお願いですが、せっかく購入されても大事にし過ぎて何年間もしまいこんだまま保管される方を見受けます。グロスターに限らず、エンジンオイル、X1&X1FS、D2、G9FS、ボディコート剤など全ての添加剤は、購入されましたら出来るだけ早く使用を開始して頂き、1年以内に使い切るように心掛けてください。 使わない限り、せっかくの高性能を味わうことなく性能は少しずつ低下してゆきます。それこそ非常に「もったいない」ことだと思いませんか。 次のレポートは前回の続きで非常に参考になります。 いつもありがとうございます。サンプル品もありがたく使わせて頂いております。 製品の効果が凄すぎて書ききれませんがレポートします。 ・ VG(サンバー)  全量注入後、高速含め300kmくらい走行  →エンジンが快調すぎ!。エンブレがほとんど効かなく、4速の減速感は5速程度、3速は4速程度の減速感。  車が勝手に進むのでまたブレーキ強化が必要。軽1BOXの走りとして全く不満がありません。 ・ パワーシート(電気NOTE)  エンジンマウント(中央下部)のブラケット。2箇所分計1/2枚。  →エンジンがいつ作動したかほぼ分からなくなる。(振動減) ・ バッテリーパワーリング(電気NOTE)  12Vマイナス端子に基本どおり装着。  →ECOモードでまともに加速する!(以前は踏みこみ量が多く慣れが必要だった)  効果の理屈がわからず困惑ですが、これは良い。 その他     ・ 電気NOTEの場合、電気関係へのMVS装着については、どうも良し悪しがあるようです。  また今回は燃費向上を目的とした試着結果です。短期テストなので、今後評価は変わるかもしれません。 (施工順を変えればよいかも) 燃費判断はメーター内の表示で、同じルートで周回(約7kmやや郊外)で行 っています。 1.バッテリーから出ているボディアース線の圧着端子根元にパワーシート付属のアルミシート装着(2箇所)  →パワーリングほどではないが、ECOモードが実用範囲の加速をする。(ここは決定)  パワーリングは外して別車に試着中。  2.続いてバッテリー+端子とすぐ先のヒューズカバーに、上記アルミシート装着。  →加速感変わらず燃費が悪化。今は外しています。  3.インバーター側の電力コネクターカバーにパワープレート  →駆動モーターのコネクター:電気ブレーキ力減少、1ペダルコントロールができなくなる。  →発電モーターのコネクター:加速感変わらず燃費が悪化。  よってここも外しました。 ・ アルミシート(ブラック)  スカイラインに指定どおり装着。  →リヤルーフ付近がおとなしくなった印象。  →ドアミラーは違いがわかりませんでした。 ※A,Cピラー内側にパワーシート施工済み(強烈に効きます)なので効果がわかりにくかったかもしれません。 まだまだやっていますが、今回もこの辺りで・・・ 今回注文分は電気NOTE用です。結局エンジンの効率UPが燃費に直結するようなのでそこを攻めてみます。(通勤に高速道路区間含むので) 藤沢のコメント:前回レポート後、更なる進化を遂げたレポートとなります。MVSはEV、PHEV、HVなどの電気関係にも驚きの効果を発揮致します。勿論、従来の内燃機関に於いても電気関係、制御関係も含め改善できる(変わるからおもしろい)と、良い効果が得られる施工場所、施工方法を求めて追及する方が増えてきています。 一番の利点は「施工してみて結果が悪ければ、移動または施工方法を変更し、より効果的な施工場所を探し出すことが出来る点だと思います。通常は何かを取り付けたり、交換してチューニングが完結したと取られがちですが、真のチューニングとは言えません。 真のチューニングとは「トライ&エラーを繰り返し最善の結果を求める作業」に尽きるのです。一言で言えば技術レベルの話です。全ての製品を常に最善を求めて開発していることに大きな意味を持ちます。それがアタック創業以来、変わることの無い基本。眼で見て解らない隠れた真の性能をとことん追求開発して、製品に託し皆様の反応を楽しみにお届けしています。

     


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