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更新履歴:2026/09/15 第五章〜後書きを公開
 

後書とお知らせ

これまでのまとめとお知らせ

 最後に、これまでのレストアの経緯を振り返ってみよう。  新車購入後、約16年間使用し、エンジンオイル内に燃料が入り込み(後日、原因は機械式燃料ポンプ・ダイアフラム破損と判明)車検取得しないで車庫に保管。  その後、16年間車庫に放置していたところで新型コロナウイルスが蔓延、遠出する機会も減り、新品部品の取得も年々難しくなる時期を迎えたため、パオ新車戻しを決断。少しづつ手を加える。その経過は順次詳しく解説してきた。  再車検合格後、新製品のMVS開発・確認作業に大活躍。ミッションの走りの楽しさを満喫。お客様よりホンダ車純正レカロシートを頂き、レカロシートに相応しい走りをエストレモオイル+MVSで追求する。  再車検後、2年間、約5000km走行。それから3ヶ月後、思い切ってエンジンOHに踏み切る。トルク増大、アイドリング安定、気持ち良き加速、不具合の心配軽減(水漏れ・オイル漏れ)など、走りを満喫する上で大正解であった。  復活から3年半が経過して、復活後2回目の車検が近づいてくる。走行距離はエアコン無しのため、近年の酷暑の7月〜9月はほとんど乗らず、月の走行距離は200km〜400km。年間走行距離は2500〜3000kmと少ない。それでも1週間に3日は乗るように心掛けている。長期間、車に乗らないのが1番良くない。燃料も半分になったら常に満タンを心がけ、燃料タンクのサビの発生を抑制している。  トルク増大に伴い、1速発進→3速、少し下リ坂なら2速発進→4速と、ズボラなギヤチェンジをしても普通に走れる。1速で、ある程度踏み込み2速にチェンジ、軽く60km/hまで加速できる。38年前の1000ccノンターボ車ということを考えると充分な性能と評価できる。  オーディオも9スピーカー、スマートフォンに保存した約6000曲(レコードデジタル化・CD)をBluetoothで飛ばして聴く事ができる。音質も楽器及びボーカル共に今まで乗ってきた車の中でも最高な音質で聴くことが出来るため、古い車ということを忘れさせてくれる。  当初の目的が「新車戻し」を目標としたので、痛んだ部品は勿論のこと、弱点と言われる部品も対策品に交換。これから更に10万km以上、10年以上を安心して走行を楽しめる車に仕上げることが出来た。  パオも安い中古車から高価な中古車まで意外と多く出回っているが、値段は値段。安い車は結果的にお金を掛けないと安心して楽しめない。またAT車であればATそのものが15万km前後で寿命を迎えることが多いため、MTの方が断然お勧めと言える。  キャンバストップも、劣化した純正品はキャンバスが縮み作動しなくなるため、専門ショップより購入したキャンバスに交換した。キャンバストップ&MT車は貴重な存在である。  パオの良さは絵になるデザインで、写真を撮りたくなる車でもある。これからも少しでも長生きして欲しい。
 ここでパオ号について大事なお知らせです。  これまでレストア奮闘記として長くお付き合いいただき、元気に気持ちよく走るようになったパオ号の連載最終回でこういったご報告をするのは本当に大変心苦しいのですが、とても愛着あるこのパオ号、泣く泣く手放す決断を致しました。  理由は、以前にも書いたように、パオ号は工場のリフト上に保管しているため、そのつど駐車場への出し入れが必要になり、これがかなり負担であること。それは以前から同じなのですが、時間が経つにつれ段々と辛く感じるようになっていました。他に良い保管場所もなく、そういった面でも今後の維持に難しさを感じるところがあり、レストアを終えたこの機会に決断した次第です。  レストア奮闘記をご覧の方はご存知のように、新車戻しのフルレストアを1年半掛けて実施。  部品代及び修理代(全塗装・キャブレターOH・エンジンOH)全額は、 ・部品代金額 185万円 ・全塗装・OH・その他 76万円 ・オーディオ 6万円 ・MVS装着 約20万円  =合計金額 287万円  合計金額には工賃(1年2ヶ月間掛けて実施)・車検代など含んでいません。工賃はほぼ無料に近いです。  車検は今年の9月。ほとんど修理箇所無しなので基本料金で合格するでしょう。継続車検合格後でも構いません。  もし興味をお持ちの方がおりましたらご連絡ください。  今後維持するための必要部品をストックしておりますので、必要があれば別途、有料にてお譲り出来ます。  10万km少し前の99080kmにてエンジンOH(ポート研磨・燃焼室研磨・ヘッド下面面研0.2mm実施)して現在、慣らし運転終了、OH後、約4600km走行。  不具合、オイル漏れ、水漏れ無し(新車戻しのため)。安心して走行を楽しめます。  オーディオは社外品取り付け(9スピーカー)ですが、スマートフォンから無線で音楽を聞けて、今まで購入した車の中でも特に良い音質です。ハンドルはフィガロ純正品3本スポークに交換しています。ご希望であればオーディオもハンドルも純正品に交換いたします。シートは以前レストア奮闘記でレカロに交換していましたが、お渡しの際は純正シートになります。  購入に興味を抱いた方でご連絡を頂ける場合は、会社の電話番号のほうへ、営業時間内(金・土・日曜日、10:00〜18:00)にご連絡ください。  ご興味がある方は、購入前に試乗して実際の走りを是非体感してください。  知り合いの中古車販売店にも売却依頼中ですので、早めのご連絡をお待ちしております。もし、中古車販売店で先に売れてしまった際はごめんなさい。 【詳細】 ・平成2年登録 ・ボディ色:アクアブルー ・ミッション:5速MT(MTは希少) ・キャンバストップ ・エアコン無し:維持が難しく出費も多額、無しも正解。  加えて、パオの弱点である、 ・キャンバストップ張り替え ・燃料ポンプ交換 ・ヒーターコア全銅製に交換 ・三角窓ゴム交換 その他多数新品部品に交換。  新車戻しのため、劣化した部品はほぼ全数交換済み(詳細はパオ号レストア奮闘記に掲載済み)。  車庫保管のためボディ腐食及び錆発生は皆無。新車に近い状態に修復済みです。走りもエストレモ油脂類+MVSで、現代の車と一緒に走行してもストレスは感じません。
 

後書き――日産パオという車

 パオは、初代マーチ1982年をベースとして産まれたバイクカー。1号はBe-1(ビーワン)、2号がパオで、3号がフィガロである。デザインがレトロデザインを応用した先駆車で、時代的に角形のデザインが多かった時代に丸みを帯びたデザインの先駆けとなった。  第2号のパオ号は注文生産であった。丁度、アタックレーシングを創立して1年ほど経過したタイミングで、デザインに惚れて迷わず注文した。当時はエアコンもオプションの時代で、長く乗るためには古くなってエアコンが故障した場合、高額な修理代、配管などが邪魔をして修理が大変になると考えてエアコン無しで注文した。同様の理由でATではなくMTにしてオープンカーに憧れていたためキャンバストップにした。  当時は予想出来なかった酷暑日も多くなり、真夏はエアコン無しでは厳しい時代に突入したが、愛くるしいデザインで走りを楽しむ車のため7〜8月の暑い日は乗らないで眺めていても満足できる。  フィガロは1000ccターボであるが、Be-1&パオは1000ccノンターボである。しかし、ポート研磨してestoremo製品でファインチューニングを施したパオ号は、古い車というストレスを一切感じさせない性能を誇り、走りを楽しめる。キャンバストップを開けて走ると爽やかな空気が流れ込み癒される。景色の良い所に車を停めてバックドアを上下共に開ければ、下側バックドアが椅子代わりとなり、コンビニで購入したコーヒを飲みながら周囲の景色を眺めながら一服出来る。  現代の進歩した自動車でも、パオ号のような楽しみが出来る車は見当たらない。古き良き日産車を満喫出来る1台と言えるだろう。

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