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藤沢流EV進化術-セレナ ファインチューニング

ーー 目次 ーー

▽序章 何故セレナe-powerを選択したのか

  1. 序章 何故セレナe-powerを選択したのか

▽第1章 セレナe-power・ファーストインプレッション

  1. 1-1 セレナe-power納車
  2. 1-2 セレナの購入にあたって検討すべきこと
  3. 1-3 納車直後の感想は
  4. 1-4 エンジンは発電専用
  5. 1-5 第1回目の燃料満タンから見えてきたこと

▽第2章 新しいシステムの、どこに何が効果的に効くのか探し求める

  1. 2-1 ファインチューニング開始
  2. 2-2 ファインチューニングの結果は?

▽第3章 内外装・グレードアップ(自己満足)

  1. 3-1 内装編
  2. 3-2 番外編(トラブル発生?)
  3. 3-3 外装編

(第4章へ続く)

更新履歴:12/21 第3章の追加

第3章 内外装・グレードアップ(自己満足)

アタックチューニングの結果を検証するためには、年月と走行距離をある程度重ねないと解らない。その間、インテリア・エクステリア関係のグレードアップをご紹介しましょう。

3ー1:内装編

その1:カーテン取り付け エルグランドの時は純正で電動カーテンを装備していた。運転席のスイッチで、右側、左側、バックドアガラスと3箇所を別々にワンタッチで開け閉めできた非常に便利なアイテムであった。 流石にセレナでは電動カーテンはオプションでも用意されていないため手動カーテンとなる。いつも部品を仕入れている部品屋さんに注文して、純正の手動カーテンが届いた。梱包を解いてみると簡単な取説が入っていたが、細かな金具などの取り付け方法など一切記入されていない。 30分から1時間くらい、何とか取り付けようと知恵を絞ってみたものの、どうしても金具の装着方法がわからない。 仕方なく、納車1ヶ月点検を兼ねてディーラーに装着を依頼した。後から判明したことだが、新車でディーラーオプションを注文すると、ディーラーで装着するのではなくそれを専門に行うサービス工場で作業を行ってからディーラーに車が届けられる。そのためディーラーでも取り付けた経験が無く苦労したようだ。 完成した車を取りに行くと「一部の金具は使用されなかった」と言われた。詳しい取り扱い説明書が同封されていないのは、どうしても腑に落ちない。あくまで工賃を稼ぐ目的に思えた。 私は車中泊はしないが陽射しが強烈な時にカーテンがあれば便利だし、駐車中も室温が上がりにくく、中の荷物が見えなくなるため盗難防止の効果も期待できる。 その2:シートカバー装着 純正仕様は布製なので汚れや埃が布目に入りこみやすい。このまま使い込むと、どこかで痛みや汚れが目立ってくるに違いない。出来るだけ綺麗な内にシートカバーを装着することで、汚れ対策だけでなく豪華さも演出したいと考えた。ここは純正品でなく市販品でも選択肢が広くなる。 今回は私のお気に入りブランドでもあるクラッツィオのセンターレザーをチョイスした。価格帯から見て行くと安い物では2万円代、次に3万円前後、4万円前後〜6万円代と、素材と縫製の違いで選択肢は広い。実際に手に取って比較出来る製品ではないので、少し値は張るが5万円代(定価は6万円=税抜き)のセンターレザーに決定した。 名前が示すように中央部分の座面と背面部分にパンチングされた本革を使用している。長時間に渡って座っていてもパンチングのお陰で通気性と快適性を保ってくれる(メーカーのキャッチコピー)と考えた。 ちなみに全面が本革となるリアルレーザー仕様になると、そのお値段も7万5千円(税別)と跳ね上がる。セダンと違って3列シートのワンボックス車だから仕方ない。実際の購入では少しは安く購入できる。私の購入価格は54278円だった。 ヤマト運輸が届けてくれたが配達員が「重い荷物です」と言ってきた。確かに重い。大きな箱なので重さを測定することは出来なかったが、大雑把な感覚としては「4〜5kg」という感じだった。走りや燃費を考慮したら「余計な荷物は出来るだけ積まない」など、軽量化を図ることが定番である。 幸いなことにe-powerの特性は乗車人数や積載荷物の変化を発進加速で感じにくい。ほんの少しのアクセル踏み込み量で加速してゆくため、1人、2人、3人と増えてもあまり走りは変わらない。元々車重が2トンもあるのだから4〜5キロ増えても、その差を感じなくて当然かもしれない。 クラッツィオのシートカバーの親切な点として、詳細な取り付け説明書が図解入りで丁寧に説明されていたことに驚いた。この説明書のお陰で、困難な作業も何とか乗り切ることが出来た。大変さと、出来上がった時の喜びは比例すると思った。 早くカバーを掛けたいという気持ちを抑えながら作業開始。まずはドライバーシートと助手席から開始する。背もたれ後部のテーブルとアームレストを取り外す。どのシートカバーも共通して少し小さ目に作られている。それが悪戦苦闘の始まりであった。 結論から先に書くと、仕事の関係もあったが1日では終わらず3日掛かってしまった。それも私一人ではなく社員と2人で協力して作業して何とかやり遂げた。翌日になって「指先がガタガタに疲れているね」と笑い合ったものだ。 完全に掛け終わって眺めると、確かにカバーを掛けていることが解らないほどフィットして綺麗に収まっている。一番大変だった所は、背もたれ部分のテーブル取り付けであった。その理由は、テーブルがスッポリと埋め込まれた状態になっているため、シートカバーの厚みが意外と邪魔をするためである。 取り扱い説明書通りに、先にテーブルを仮付けしておいて、後からカバーを順にテーブルの後ろ側に差し込んで行く。取り付けのポイントとしては、テーブルを仮付けする際にカバーの下側から手を差し込んでカバーとテーブル下部が干渉しないようカバーを引っ張って逃さないとテーブルがはまりにくい。 完成して眺めてみると、今までの安物感は完全に払拭された。前の車がエルグランドの本革仕様だったため、余計に気になったのかもしれない。外装色がブラックで、内装色もほとんど黒一色となったため、雰囲気的に少し重苦しさを感じた。 その3:インテリア&エクステリア・パネル装着 10連休中も通常通りの営業であったが、多少の余裕があったため、ネット検索でセレナC27のインテリアパーツを探した所、静岡県浜松市・セカンドステージのインテリア&エクステリア・パネルセット品が見つかった。ウッド系として3種類とブラックの合計4色が用意されていたので茶色系ウッドの明るめの色をチョイスした。 個別でも購入できるが、一点で1万円ほどするため、フルセット31点セットを思いきって選択。定価は14万円と値は張るが、クオリティは純正品と遜色ないのとセット品の方が割安感を感じる。大型連休中の特別割引適応で、送料無料で12万円弱で購入できた。装着は両面接着テープで貼り付けるだけという簡単施工。 画像を見て頂ければ一目瞭然、シートカバーと相まって、個人的には、満足度が高いインテリアになった。外観は運転中は見えないため、長時間を過ごすインテリアは気分的に重要な部分だと思っている。

3ー2:番外編(トラブル発生?)

結論を先に書く。 作業を終了して帰宅しようと車に乗り込みスタートボタンをON、すると『e-Powerシステム故障』という表示が出た。残念ながらその時の写真を撮るのを忘れてしまったが、「エッ」と思ってスイッチをOFFすると今度は「スイッチを切る時はサイドブレーキのスイッチを入れてください」という警告が出たり、再び「e-powerシステム故障」という表示が出た。 何回かON-OFFを繰り返すうちにパソコンのフリーズ状態に近い症状となった。メーター内のシートベルト警告灯など6箇所の警告灯が全て点滅。スイッチのONもOFFも受け付けなくなった。ドアロックも受け付けない。 日産販売店に電話するも「営業時間は終了しました」という虚しい留守電。これではシステムOFFも出来ないしドアロックも受け付けないため帰るに帰れない。流石に珍しく焦っている自分。そこに社員が顔を出して症状を確認していて、あることに気がついた。 「ルームランプが暗くない」「ほんとだ」 私は焦っていたため気がつかないでいた。 幸いなことに会社の駐車場内での出来事なので、すぐにバッテリー充電器を補助バッテリーに繋ぎ充電を開始する。ほんの5分ほどの充電でルームランプが明るくなってきた。そこでスイッチON、見事、正常に起動しエンジンが掛かった。そのままエンジンが停止するまで5〜8分ほど経過し、エンジン停止後に一度OFF、再度ONでも正常に起動したため帰宅できた。 この貴重な経験を一度でもしておくことで今後の役に立つ。従来の自動車と同じように、充電器またはバッテリーブースターケーブルを車載しておくと万が一の時、緊急脱出用として頼りになることを学んだ。 今回バッテリー上がり状態になった原因は、インテリアパーツ取り付け作業にあった。 インテリアパーツを取り付けるには、左右フロントドアを開けたまま作業したり、左右スライドドアを開け閉めして作業を何回も行なった。部品点数が31パーツと多いのと、裏側の両面接着テープのフイルムを剥がすのに意外と時間を費やした。また、途中で電話や来客の応対などしたため作業時間が長くなってしまった。 対策としては、ルームランプの点灯を切り替える設定(スイッチONで車両設定から入る)で、点灯しないように切り替えることができることを後から知った。

3ー3:外装編

その1:スーパーグロスター施工 試乗車として登録され屋外展示で1年間に渡り風雨に晒されていた車なので、それなりにデポジットが蓄積されていた。勿論、販売目的の車なので手入れはされてきた訳だが、展示台数が多いため念入りに行われてきたかの保証はない。 そこで1ミクロン以下の超微粒子コンパウンドで軽く磨き上げ、スーパーグロスターを施工した。見た目が綺麗と判断して施工してしまうと、汚れを閉じ込めて施工してしまうため、後で気がついて落とそうとしても困難になる。 ボディメンテナンスに詳しい方であれば、塗装面に目に見えない鉄粉が付着することを知っている。粘土で鉄粉を取ったり、専門の薬剤で鉄粉を処理する。塗装面を軽く素手で触ってみると、一見綺麗な塗装面でもザラザラ感を感じることがある。やはり面倒に思えても微粒子コンパウンドで軽く処理することでツルツル感が蘇る。 ボディ色がブラックだけに汚れも目立つ。輝きが増して存在感を際立たせ、その後のメンテナンスも楽になるため、購入したら出来るだけ早めにボディコート施工を実施したい。 その2:ピラーガニッシュ装着 インテリア・グレードアップと合わせて、同じくセカンドステージ製のピラーガニッシュを選択した。 車が古くなってくるほど艶消し処理の部分の汚れが気になってくる。それから装着してもよい商品だが、ブラック外装をより一層引き立ててくれるのと、価格的に15000円ほどなので、インテリア&エクステリア・パネルと同時注文することを決断した。 これもカーボン調など3色が用意されているがメッキ調をチョイスした。片側3ピース、両側6ピースで1セット。雨除けのサンバイザー装着車用と未装着車で製品が異なるため注文の際は気をつけなければならない。 これも両面接着テープで貼り付けるだけだから、通常のメンテナンスを行なっているレベルの方であれば装着はそれほど難しくない。内装や外装のモデファイは他の車との差別化も出来て、完成後に眺めて一人で微笑む楽しい作業である。 後から気がついたことだが、このパーツを先にMVS処理してから貼り付けることでボディ剛性アップが図れた。残念ながら次回にチャレンジするしかない。 その3:ドアミラーベースカバー装着。 価格は11124円で購入した。カラーは3色でピアノブラック、カーボン調、ホワイトカーボン調。 私はピラーガニッシュに合わせてカーボン調を選択したつもりであったが何かの手違いでホワイトカーボン調が届いてしまったため「まあ目立つからいいかな」と装着してしまった。やっぱりアンバランスだが我慢しよう。 片側2ピースでドアミラーの取り付け部を覆うように装着できる。 この場所は手が入り難いため掃除が大変なのと艶消し風なので掃除しても何となくスッキリと綺麗にならない。このパーツを装着すると掃除が簡単になり洗車が非常に楽チンになる。また、見た目的にもグッドだ。 その4:リアレフレクター装着 リアバンパー両サイドに黒い樹脂のパネルが装着されている。多くの車種では、この部分に最初からレフレクターが装着されていて、後方からの視認性に貢献している。数千円のパーツだが見た目は大きく変わる。

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