2014/12/29

今年も日本列島は予想できない出来事が次々と襲ってきました.
激動の時代を大過なく無事に過ごし2014年が過去に過ぎ去ってゆきます。皆様には弊社製品を今年もご愛用頂きまして、深く感謝申し上げます。

2014年を振り返って見ると、大幅なエンジンオイルの見直しを行いました。整理して解説してみます。
○いつの間にか種類が増えてゆき「どれを選んで良いのか解り難い」という感想も聞かれましたので、三つの改善を行いました。
1:バージョンを5バージョンから「匠」を廃止し、下から、X1−FS−極−轟の 4バージョンと致しました。
2:HDX1、economiaの廃止。
3:ZEROシリーズを,superZERO SN/CF 最新規格にフルモデルチェンジ。
 Z30を10W-30粘度から純正粘度に準じるZ53 5W-30に変更しました。Z40(10W40)Z50(10W-50)の粘度変更はなし。

寒冷時の粘度が5W主流となってきたための対応で、次のオイルは在庫が無くなり次第に廃盤となります。まだまだ在庫はありますので当分の間は販売致します。
○S13、S14、S15 ギヤオイルの「紅」

すでに在庫が無くなり廃盤となった商品は・・・
○X1グリス
○Z40旧バージョン
○HDX1鉱物油
○RX2 2スト混合オイル
○GPX1旧バージョン
○エンジンオイル&ギヤオイル全ての「匠」バージョン。

残り僅かの商品は・・・
○GEAR 80W-90
○economia
○Z50(旧バージョン)
○Z30(旧バージョン)
○AZX1(旧バージョン)
○HMTX
上記商品は在庫状況が変化するためHPからの注文は受付できません。またZ30・Z50はネット注文の場合、新バージョンをお送りしております。旧バージョンをご希望の際は、恐れ入りますが電話にてお問い合わせ、ご注文ください。

またネットオークション、並びにネット通販で「安く買える」商品購入にはご注意ください。
前にも一度、お知らせ致しましたが「送られてきた商品が相当古い商品だった」最近では「送金したが商品が送られてこないので調べて欲しい」という問い合わせがございました。
弊社では残念ながら追跡は不可能です。また、内容物に関しても保証は出来ません。(内容物の詰め替え販売などの可能性もあります。)安いのには理由があると思って下さい。
弊社製品は弊社・弊社HPでのネットオーダー及び弊社販売店でのご購入を勧め致します。

ケミカル品は数か月間の保管で性能が著しく落ちることはありませんが、弊社の姿勢としては、できるだけ最新な商品をお届けすることに全力を傾けております。購入しましたら、押し入れにしまい忘れてしまわないようにご注意ください。中には驚くほど(3年〜10年)長期間保管しておいて「使えますか?」というお問い合わせが年間に1件ほどあります。現物は見られないので「自己責任で判断してください」としか答えられません。

すでに、お気づきの方もおられますが、化粧箱廃止に伴い,代替えバージン機能として、1リットルは完全ラッピング、4リットルはキャップ周りのラッピングを施して対処しております。お客様からの要望を盛り込みました。

お気に入りの品物がいつまでもあるとは限りません。D1用の筆もキャップ付きで私も気に入っていたのですが製造が中止となり在庫分が底をつきました。八方手を尽くして探し回りましたが同じ製品が手に入りません。キャップ無しに変わってしまいますがご容赦願います。

MVSも今年も進化を遂げました。フロアーマット下に置くだけのフラットプレートが大好評でした。今もその人気は続いています。MVS新発売から4年経過して発見しましたが、コロンブスの卵のように、簡単なことほど気がつくのが難しいと痛感させられました。大きな面積で広いフロアー部分に作用させることがこれほど乗り心地や操縦性に影響を与えることに驚きました。

またフラットプレートを使用したお客様より「エンジンのパワーが駆動力となって伝わり易くなった。どうして?」というお問い合わせがありました。たとえ話として解り易く説明すると「コンニャクに力を入れて押しても変形して力は伝わりにくい。固くて剛性のある物体ほど力の伝達力は向上する」この法則が自動車にも当てはまることが解ってきました。

今までは「フリクションロス」と捉え、雑誌等でも解説記事として目にしますが、ボディの歪み、駆動系の歪み、シリンダーブロック&ヘッドの歪みなど、自動車を構築する全てのパーツの歪みがフリクションロスと同じように性能をスポイルすることを発見できました。この二つが合わさって性能をスポイルしています。一般的には「フリクションロス」のみと表現され摩擦抵抗だけと思い込んでいるだけです。私も今まではそうでしたから・・・

フロントガラス施工で驚いたように、知らないで過ごすことが多いですね。ボンネットやドアー側のMVS施工に対しても最初は「開き側の反対側に施工するのはどうかな?」と疑問視していました。お客様の知恵を授かり試してゆくうちに「開き側施工が効果的」と解りました。

この事例が示すように、あまり頭で試行錯誤するよりも「こんなところで効果は出るのかな?」と試すことにより新しい発見をするでしょう。効果が得られてから「どうして効くのかな?」と後からじっくり考えて行くと次第に理由が浮き上がってきます。私がレーシングメカニックと時とあまり変わりません。普通に考えたら競争相手と変わらず勝てません。競争相手が気が使いところで勝負をしました。

大森ワークスを主体とした私の自叙伝も98%書き終わり、見直し中です。できれば写真も沢山入れたいと探し回っています。自費出版ではなく、出版社から売出ししたいので、来年になったら売り込みします。どこか興味を持ってくれたらよいのですが・・・。レース裏側のパドックの裏話は、あまり表舞台に公表されません。今だから発表できる話が満載です。没になるかもしれませんが頑張って売りこんでみます。

今年最後に新発売したマジカルNENDOもお陰様で大好評です。安く効果的に効きますのでMVSに興味のある方は一度試していただきたい。

MVSの施工順序ですが・・・
ボディ編(乗り心地、操縦性、その他)
1:フラットプレートから始めるのがベストと解りました。
2:次はドライブシャフトにパワーラップSを巻き付ける。
3:ホイールにホイール用を施工する。
4:スタビ・ブラケットにパワーシートSを縦に2等分して貼り付ける。
5:ストラット上部にナットをつける。
6:サスペンションアーム、メンバー、ボディにパワーシートを貼り付けてゆく。

エンジン編
1:基本セットから始める。
2:吸気と排気はできればセットと考える。パワーバンドを吸気に装着したら排気管にも装着してバランスを取る。
3:同じように、パワーメッシュワイヤーも吸気(スロットル付近)と排気管にも装着がバランスが取れる。
4:ヒューズにパワーシートまたはマジカルNENDO施工が効果的。
5:電気系は効果的に効くので、HVの場合はモーターが入っているミッションケース周囲にパワーシートLサイズを5〜10枚多めに貼ると効果的。

最終的にはエンジンブレーキがどんどん効かなくなってくるので最後はブレーキ強化を図る。D1+D2+MVSキャリパー施工と、走りに合わせてレベルアップを図ろう。

モデルチェンジしたsuperGPX1,AZX1,ZERO,お蔭様で多くの方々から感激のお便り、コメントを頂きました。改めて「良かったな」とホッと一安心しております。

レースの世界で生きてきたので・・・同じ性能の製品を長期間に渡って販売することはありません。少しでも性能向上を図るための努力は怠りません。1年が経過したら別物に変わっていたりします。ネット情報の注意点は、何年経過しても古い情報がいつでもヒットすることにあります。絶えず性能向上や改善を盛り込むためにカタログの製作が出来ません。その理由は、お金を掛けてカタログを製作しても、すぐに内容が変わってしまうためです。

そのため、立派なカタログに、お金をかけるより製品にお金をかけたいと考えています。この姿勢は創業以来あまり大きく変わっておりません。ネット時代ですので「HP最新情報と藤沢の部屋」で最新情報をタイムリーにお知らせいたしますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

最後に、来社されたお客様より、沢山のお土産を頂きました。製品に対する御礼状やレポートも沢山の方々から頂きまして、大変うれしく励みになりました。この場を借りて、お礼と感謝を申し上げます。

本年も1年間、大変お世話になりました。
2014/12/15

今年も後15日で新年を迎える時期になりました。

弊社のエンジンオイルをアルファロメオで愛用されている方がオイル交換に来社された。工場の片隅に置いてあったゴルフクラブを見つけて「ゴルフやるんですか?」と問いかけてきた。「ハイ、やります」と答えた。この会話がきっかけとなり、ゴルフの話になった。

何と、このお客様は「レッスンプロ」だった。ワンポイント伝授して頂いた。下手なゴルフを長年楽しんできた。日産レース関係者のゴルフ大会が年間に2〜3回開催される。どうしてもゴルフよりはドライブが好きなので、ゴルフは年間2〜3回しか行かない。コースに出れば、やっぱりナイスショットを打ち、良いスコアで上がりたいと願うのは人情だ。

そこでレッスンプロから学ぶため、月に3〜4回、仕事が終わってから沼津まで行くことにした。今まで5〜6人のプロからレッスンを受けてきたが「教え方がうまい」と感じたからだ。夜の8時30分から9時30分まで1時間受ける。1度に3人しか見ない。だから、しっかり教えてくれる。レースの時も情熱を傾けて挑戦した。製品開発も同じ、ゴルフの練習でも同じスタンスである。ゴルフが上手くならないのは車が好き、ドライブが好きだから。

フィツトハイブリッドは5回目のリコールが終わって帰ってきた。イグニッションコイルが全数交換されていたが、フィーリングの変化は感じられなかった。

気温が下がってきたので、タイヤをスタッドレスタイヤに交換準備する。昨年にMVSホイール用を貼り付けていたが、追加してみたらどう変化するのかを確かめてみたかった。それというのも、中古車で購入したロードスターのホイールにMVSホイール用を施工したところ、軽い車重が更に軽く感じられ気持ち良くなったからだ。やっぱり「ホイールは効く」と改めて実感した。

写真で見て頂ければ、シルバー色が昨年施工したMVSで、1本あたり28ピース。
4輪とも、1枚も剥がれていない。剥がれたという方も居るようだが、回転物に貼り付けるわけだから、丁寧に泥、汚れ、油分を完全に除去しなければいけない。貼り付けが低温ほど張り付きにくい。外気温が10度を下回ったら、ドライヤーなどで熱して上から強く押さえつけるなど工夫すればよい。確実に施工すれば剥がれることは無い。

MVSホイール用は81ピース+27ピース=108ピース。
昨年は12本スポークと外周に12ピース、取り付けボルト付近4ピース、合計28ピースを貼っている。今回の追加分は位置を変えて内側中央付近に2ピース+1ピースを交互に12ピースと、ボルト付近の中間に4ピース=合計16ピースを追加してみた。1輪辺り、合計44ピース。4輪合計=176ピース。これで違いが出るかどうかのテストを実施した。

テストは沼津までゴルフレッスンを受けにゆくため、同じ時間帯を同じ経路で往復するため比較テストがしやすい。スタッドレスタイヤはミシュランX−ICE185/60R15、空気圧は全輪2.4kgに調整。JC08モードカタログ燃費は31.4km/l
7月1日 標準タイヤ 往復101.9km 22,3km/l  1人乗車 外気温23度
7月8日 標準タイヤ 往復101.3km 23,2km/l  1人乗車
12月2日 標準タイヤ 往復101.3km 22,2km/l  1人乗車
12月2日 スタッドレス 往復101.9km 24,05km/l  1人乗車 外気温4〜6度

7月と12月では外気温が全然違う。御殿場は寒いので暖房は26度と高めの設定であり、エンジン暖気、スタッドレスタイヤ装着と悪条件が重なり燃費が落ちるかなと思ったが、良好な燃費をマークした。帰りの片道だけで見ると過去最高である24.5kmをマークした。これだけ燃費が向上したように、体感でも貼り増しの差を感じた。1500ccエンジン搭載で、これだけ燃費が伸びると、やっぱり財布に優しく感じて嬉しくなりました。

「補足」
大井松田ICから御殿場ICまでは登り、御殿場ICから沼津ICまでは軽い下り坂が続く。帰りは反対になる。登りは、どんどん燃費は低下してゆき、下り坂は逆に燃費は向上してゆく。フィットハイブリッドは下り坂になると時速90キロでも条件を満たせばEV走行に切り替わり、燃費を稼げる。何度も書いてきているように、燃費は、暖気、走行距離、走行速度、加速、気温、運転方法、その他など、各種条件の違いによって大きく異なってきます。逆に言えば、同条件など有り得ないとも言えますので、あくまで参考程度と捉えてください。一番は、体感で解るかどうかが判断基準になるでしょう。ちなみに妻のN−ONEターボにもホイール施工してありますが、ちょい乗り主体なので14〜15km/lと悪いです。

一番は出足が軽い、加速が軽い、気持ちよく車速が伸びて行く。そして転がりの向上が効果的に作用してEV走行がしやすくなった。バッテリー残量がある時は、少しぐらいの登り坂ならEVのまま登坂してしまう。だから燃費が伸びて当たり前と思った。

ハイブリッドだけでなく、転がりが良いと、加速でも、追い越し加速においてもエンジン負荷が減るため、エンジンが楽をしているのが伝わってくる。一番燃料を喰うのが、動きだしから一定速度に達する加速中であり、ここが楽になれば当然、燃費は向上する道理である。その他にも、乗り心地の部分であったり、操縦性でハンドルに敏感に反応してくれたりとメリットは大きい。

積雪地域にお住いの方であれば「BSブリザックが良い」となるのですが、湘南地域は年間積雪回数が1〜3回ほど、箱根や山梨、長野方面に行く場合は必要となりますが、90%は舗装路を走ることになるので選択肢が異なってきます。ミシュランはスタッドレスでも、タイヤ回転方向の向きが指定されていました。

皆様も「ここは効きますか」とか「効いた」「効かなかった」とか話をしますが、最大のポイントは「どれだけ貼るか」に掛ってきます。場所によっては多過ぎると駄目という場所もありますが、前にも書いたように
1:効果的な装着場所を探す。
2:効果的な場所が解れば、そこにどれだけの量が良いかを探ってゆく。あまりけちっても効果は下がる。装着場所によっては多過ぎても逆に悪くなる場合も見受けますがホイールに関しては、今の所の追求では
「多ければ多いほど良くなってゆく」という結果が得られています。

勿論、増やしても解らない場所もあれば、今回のように効果的な場所もあります。
前にも解説したように、最終的に路面とコンタクトするのはタイヤ接触面、約ハガキ1枚分の狭い面積がいかに路面をグリップするかにかかってきます。

その重要なタイヤを支えているホイールこそ最も重要となる部品と言えます。しかも、支えているのは左右対称ではなく、オフセットされた片側支持だから、大きな歪みが発生することは容易に理解できることでしょう。(ホイール断面図を見るとより解ります)だからこそ、沢山貼ってみたわけですが正解でした。私にとっては、結果も大事ですが、過程(施工=テスト=探究)も重要で一番楽しい時間です。

テスト車として複数台所有している関係で、全ての車両のメンテナンスに気配りすることは大変です。この寒い時期になるとタイヤ空気圧が予想以上に低くなっていることが多いです。車の発進が少し重く感じた場合「オイルが固くなっているから」と思いがちですが、基本に立ち返って空気圧チェックをお奨め致します。規定空気圧の違いはありますが2kgを下回っているケースもありました。2.4kgなどと少しだけ高めることが良いかなと。その理由は、タイヤ空気圧を測定する日中の気温に対し、夕方から朝方に掛けて気温は、かなり低下するため、その影響を受けて空気圧も低下するためです。

今回のテストで改めて分かったこと「転がり抵抗を無くすと車が

軽く走り快感度が増す」そこでMVS新アイテム、デファレンシャルケース、ミッションケース、エンジンブロックに貼り付けて、ケースの歪みを抑制するアイテムを100個だけ製作することにしました。完成は2015年1月末〜2月初旬頃を予定しています。ロードスターでテスト開始する予定です。デフでもミッションでも左右2個装着が良いので2個セット価格は税抜18000円を予定。FR系のスポーツ車にお勧めです。

楽しみにお待ちください。
2014/12/02

11月29日と30日に多数の来客で賑わった関係で、更新が1日遅れとなってしまいましたことを深くお詫びいたします。

今回は弊社に送付されたユーザーレポートを掲載させて頂きます。
----以下、原文より----------------------------------------------------------------

車種:ホンダCR−X、年式、走行距離は送られてきませんので不明ですが、発売時期は1983年〜1987年のクルマです。(埼玉県)

この様にクランクシールのハウジングが別体部品となっており、ボルトが共締めになっていたオイルパンを外す必要がありました。
ややこしい構造のせいで総額10万円ほどかかり…あぁ、この金額分の「MVS」を購入できたら…などと考えてしまうのはアタックファンの悲しいサガですね。
「gearU・轟」は交換前の「疾風・轟」と比べ、漫然と運転していると少ししっかりしたかな?という程度の感想でしたが、意識して回転を上げていくと粘度が硬くなった様にズッシリと重たく絡みついてきて、なんとも頼もしいです。
7月にエンジンオイルを「Z」から「S」に変えた時、あまりのヤンチャぶりに衝撃を受け、今回のgearUの選択となりましたが、大正解!しばらくはこのハードなフィーリングを楽しみます。油脂類で車のキャラクターまで変えてしまうのはアタックだけですね!オイルはアタック製品の基本ですが、エンジン、ミッションと立て続けに変更した事によりその事を強く再確認しました。(埼玉県)
※添付写真


藤澤のコメント:オイルシールは年式が古くなったり走行距離が増えるほど、どんなオイルを使用していたとしても避けて通れないトラブル(?)です。私はトラブルとは見ません。その理由は、タイヤがすり減ったり、ひび割れするように、ゴムと言う材質の関係で経年劣化する部品の一つです。ワイパーブレードを1年〜3年で交換が必要とするのに似ています。車の知識が中途半端な人ほど、オイル漏れが発生すると、すぐに添加剤や使用しているオイルに疑いの目を向ける傾向が見受けられます。何かに原因を求めたい気持ちは痛いほど解りますが、オイルとオイルシールがある限り必然的に発生するトラブルのひとつと言えます。

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車種:リミネーター250SE/ヴィヴィオRX-R(4WD)
お世話になります。最近の簡単なインプレを少し記載させてください。
「エリミネーター250SE」→ 先日、Z40極を入れました。それまではS14FSを使っ
てましたが、やはりエンブレがあまりきかなくなり、最初はコーナー手前の感覚が合いませんでした。加速は良くなり、特に中速域のトルクが増した感じで乗りやすいです。気が付けば今までより1〜2段上のギアで走っています。このバイクにはいつも障害を持つ息子を乗せてツーリングに行きますが、オイル交換後は体感したようで、息子は後ろでゲラゲラ笑っていました。
「ヴィヴィオRX-R(4WD)」E/GにS53FSとS/CにX1添加で使用中です。→ 弟から紅の
余りを頂きまして、私の手持ちの余りと併せ、ヴィヴィオに丁度の量でしたのでリアデフに紅を入れてみましたが、これは正直びっくりするほど変わってしまいました。
今までにも、セリカ(前車)RX-7(前車)、レガシイで使用してきまして車が軽快になるのは体感していましたが、今回は軽快にというレベルではなく、全域で大きくパワーアップしたかのような感覚です。最初、(見通しの良いところで)気持ち良い加速に感動した後のカーブ手前、アクセルを抜いた際の減速が予想を遥かに裏切り‥ブレーキを踏んだところがさらに予想を裏切り‥慌てました。今は把握して乗れば本当に気持ちいい走りです。デフオイルでこの変化は本当に信じられません。
今回はヴィヴィオのミッションに使います。シフトの具合だけでなく、加速の変化
にも期待をしております。よろしくお願いします。(高知県)

藤澤のコメント:家族でバイクや車を楽しめたら最高ですね。気持ち良く爽快に駆け抜ける喜びは車好きであれば共有できます。

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車種:ホンダプレリュードBA5/走行297500km
私にとって初めてのアタック製品はオートバックスで購入したマジカルストップで
したが、塗り始めて12万km以上走行してもまだ半分程度しかパッド(社外品)が減っていません。
SPOONの4ポットキャリパーにプロジェジェクトμのスリットローターの組み合わせ
で、毎日の通勤、休日のドライブ&ワインディング。初心者向けのジムカーナにもたまに参加していますが、コントロール性も満足しています。
アタック製品の魅力はマイナー車であっても、たとえ古い車であってもチューニン
グ効果の喜びが味わえることにつきますね。
これからも魅力的な商品開発を期待しております。(熊本県)

藤澤のコメント:古い車を愛着も持って大事に乗られている方も多いですね。共通している言葉は「乗り替える理由が見当たらない」
自分の人生を共に歩んできた相棒ですから、喜びも悲しみの思い出が染み込んで何物にもかえがたい道具を超えた家族の一員となってきます。
古い車を愛情を注いで大事に乗り続ける方の共通したコメントは「乗り換える理由が見当たらない」
私もH11年式157000km走行・ロードスター NB6C型を購入。購入3時間後にはエンジンオイル=AZX1 ミッション=GIARU-極、デフ=紅 に交換。ノーマル状態を1週間確認後、MVS装着。やっぱりホイール装着が改めて良かった。ボディはフラットプレート複数毎装着によって、オープンカーであることを忘れてしまいます。エンジンクランクシャフトのフロント側&リア側、すでにオイルが漏れだしています。オイルレベルのチェックと補充に気を付けて乗ります。早く1000km乗り込むほどに調子が蘇ってくるので楽しみです。私にとっても何物にも代えがたい製品で「やっぱり違う」と思わずニタリと頬が緩んでしまう。

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今年も残り1か月となりました。
少し早いですが年始年末は12月30日から1月4日(日曜日)とさせていただきます。
12月はオイル交換で混雑いたしますので、お早めの予約をお願いいたします。


2014/11/15

superZERO Z40-FS を弊社社員のFD2シビックタイプR オイル交換時走行距離100267km・2014年4月1日交換のレポートを掲載しましょう。

使用環境:片道30km通勤と、約40kmの買い物に使用。1〜2回に1度は峠を走行。通勤と買い物時は、途中のバイパス道は70〜80km/h(2000〜2500rpm一定走行)一般道路は交通の流れに沿ったペースで走行。

エアコンON,MAX5000rpmでシフトアップ、油温MAX110℃
8000rpmまで回した負荷テストも複数回実施した。

交換後の第一印象は、フィーリング的にはS54(5W−40)に近いかなと感じた。

1000km走行時に、2,65リットルを抜き取り、SUPER Z50−FS(10W−50)を入れてブレンドテスト開始。

前回使用のS54:S15=50:50(7,5W−45狙い)に比べて、1000〜2000rpmの低回転域に若干の重さを感じた(5Wと10Wの違いだと思う)
2000rpm以上になればこの重さは気にならず中速域以上に回したフィーリングでは、旧タイプ・Zシリーズよりも油膜がしっかりしていると感じた。全体的に滑らかにエンジンが回っている印象。

4000km経過時に交換直後ほどの滑り感は無くなったが、低速トルクの悪化は出ていない。

6000km経過から70km/h一定走での油温が90℃から94℃に上昇。
発進時の低速トルクの減少は感じるがエンストはしない。

8000km経過でエンジンノイズが出始めた感じ。

旧タイプのZシリーズや、Sシリーズで3〜5000km走行すると、レベルゲージのLOWレベル(FD2はLOW〜FULLまで約1.2L)まで消費していたが、今回のSUPER Zでは、なぜか消費が少なくFULL−LOWの中間付近なので未補充である。他のテストも実施するので、そろそろ交換予定。


11月12日に、エンジンとミッションオイル交換を実施した。 (SUPER Z走行距離8288km)
時間の関係で今回はオイルエレメントは無交換。
旧タイプZ50轟2,5リットル+Z40轟2リットル+Z40極0.5リットル=合計5.0リットル。T/Mは前に「紅」や「藍」も試していたので今回は「藍」2リットル。

流石に、交換前のエンジンオイルの状態は過酷なテストを長期間繰り返したため、交換時期だったのか、メカニカルノイズが目立つようになっていた。SUPER Zから旧タイプに戻り、グレードがFSから、ほぼ「轟」になり性能が高まった影響からか、滑りフィーリングは「滑り感」が高まった印象。やっぱり「轟」は違う。

なるべく粘度は比較条件を近くしたかったので、同じ10W40:10W50の割合を50:50に合わせたが、SUPER Z40が5W−40のフィーリングに近いこともあり、SUPER Z40+Z50の方が、1500〜2500rpmの低速域の立ち上がりのフィーリングが若干軽やかだった。

SUPER Zは、下から上までのスムーズさと、高回転域のパンチ力の両方をカバーしていたと思う。今回はT/Mオイルを75W−140全量にしているため「低回転域が重いのでは?」と予想しがちであるが、信号などで停止する際の、クラッチを踏んでいる時の転がりが、今回の方が全然良いのでT/Mオイルの粘度の影響ではなく、旧タイプとSUPER Zとの違いが出ていると判断した。

M/Tオイルはホンダ純正はMTFVは水みたいに柔らかい粘度である。「藍」75W−140だと、固過ぎて、ギヤ入りが悪化しそうな感じを持つと思われるが、気温がまだそれほど下がっていないこともあり、ギヤの入りは良好であった。

※あくまで1個人の感想となります。
気温(季節)車種、走行条件、運転状況、使用粘度など多くの要因により変化致します。


※MVSのステッカーが完成しました。ただのステッカーではなく、貼ると金属製エンブレムに見えるほどクオリーティの高いステッカーです。MVS購入者に無料で差し上げます。


2014/10/31

新発売したsuper-GPX1,superAZX1,superZeroをご使用になられました方々から、お礼の電話が幾つか寄せられていますので、ご紹介いたします。

☆奥様のミライースに久しぶりに乗ったら、エンジン騒音の高さと、エンジンフィーリング悪さにビックリしたそうです。「妻は何も感じていなかった」そうですが、「自分は、とても乗る気にならないので、GPX1-極を注文します」と、注文してくれた。その前に送った、super-Z40轟を愛車のウィッシュに使用したところ「凄く良かったので・・・」と、言ってくれました。

super-GPX1極を送って、数日間過ぎて、すぐにお礼の電話が入りました。「やっぱり全然違う。メカニカルノイズは静かになり、トルクも出て乗り易くなった」という喜びの電話でした。(良かった・・・)

☆こちらも愛車S2000と、奥様は中古2,4リッター・オデッセイ所有の方からの、お電話です。「古いためか全期型のためか理由は定かではないが、エンジンオイルが減る傾向にあるオデッセイだが、うっかりして走行距離を見たら、15000Kmも走行していて、ラッシュアジヤスターカラ異音が出ている」と、新しいsuperZ50-FSを5リットル送った。
この方も数日して、お礼の電話を頂きました。「交換直後に異音は消えなかったが、少し走ったら消えてしまった。以前のZEROよりも、やっぱりいいかな」と、いうコメントでした。まだ交換して100km走行の感想です。

私もそうだが、自分の車は気をつけていても、妻の車は、ついついおろそかに成りがちである。エンジンオイルが新しい内はオイル消費は、あまり目立たないのだが、劣化してくるに従いオイル消費も急激に増えるので、注意が必要だ。

ずっと前に、愛車の車検時に「エンジンオイルは見なくて良い」と、ディラーに言った方が居る。しばらくして「エンジンから音がするので見て欲しい」と来社された。ディーゼル車のような煩いガタガタ音が聞こえるので「やばい}と感じた。案の条、レベルゲージに何もオイルは付着しない。エンジンオイルを抜いてみたら1リットルくらいしか抜けなかった。「オイルは、たまにオイル量の点検をしてくださいね」と、丁寧に何度もお願いしていたのですが・・・。それにしても「オイル交換しなくてよい」と言われても、オイルレベル点検をするのが基本だと思うのですが・・・。

オイルの評価が難しいのは・・・
ネットに流される情報の多くは、交換直後の感想が多い。人と話す場合も、どうしても交換直後の感覚が記憶として残り易い。純正の低粘度オイルも、交換直後は「悪くないかな」と、ほんの少しだけ感じることもあるが、少し走ると、ガラッと印象が変わり「やっぱり駄目だな」と思ってしまうことも多い。

何が言いたいのかと・・・その答えは「オイルはしばらく使い続ける」
この使い続ける中で
1.交換直後
2.1000km走ってから・・・
3.3000km走ってから・・・
4.5000km走ってみた時

各々、どのように感じたかまでを含めて評価して欲しい。特に初期性能がいかに持続したか・・・である。
ここは実際に使ってみないと解らない。同じSN/CF規格でも実際は大きな違いが産まれてくるところ。使った事があればしっかりとした評価も出来るから当然支持される訳である。

もうひとつ大事なポイントは・・・・
オイルを言葉で表現することは非常に難しい。料理の味を表現するのに似ている。同じおいしいでも微妙な味の違いを人に伝えることが難しいのと同じだ。オイルの味は「フィーリング」という表現に置き換えても良い。また、使用する車や、使用環境、好みでも意見が分かれてくる。ラーメンのタレで「俺は豚骨が好き」や、反対にあっさり系の「醤油味が好き」「塩味が好き」「和風出汁が好き」など人様々であるのと同様である。


今回のsuperZero系のフィーリングは旧型の滑らかさとは少し異なり、少しだけSのフィーリングも醸し出している。
レポートにまとまったメールはまだ届いていないが、届き次第に藤澤の部屋にて紹介いたします。

 
 
カーグッツマガジンの来月号に、マジカルNENDOがテスト記事として掲載される運びとなりました。
5人分のモニタープレゼントも提供いたしましたので、次の号あたりでモニター結果が掲載されるかもしれません。














2014/10/15

今回は再びMVSについて新たな情報をお伝えしましょう。

私の解説は上級者対象です。自動車開発、整備、チューニングなどに携わっているプロの方でも、恐らく否定される方もおられるかもしれません。全て、レベルや考え方の違い、今までの経験の違いだと思います。MVS開発・施工・販売のお蔭で、自動車の更なる奥深さを毎日、体験しております。

MVSを一度でも使ったことがあれば次のように感じたでしょう。
「自動車メーカーの開発に近い」と・・・。
その意味は「乗り心地、操縦性などを調律できるから」となります。そして、それ以上に、自動車の奥深い所が理解できてくるというメリットが産まれてきます。

MVS誕生から4年間が経過して、浮き彫りとなってきた最大のメリット、それは、自動車を構築する、全ての部品がボディ剛性に深く関わっているという事実。

以前に「フロントガラスにパワーメダル、マジカルNENDOを貼りつけると、操縦性が変わる」といった情報をお伝えしましたが、ガラスだけでなく、ドア、ボンネット、トランクでも変わる。但し、ボディ側でなく開く側に施工した方が効果的という情報を流した。このように装着場所で大きく変わる。これらも、全て、実際に探って得られた結果である。

今回の情報は、アウトランダーPHEVの常連様が「燃料タンクに施工したら効くかなと思い、施工した所、好みの効果が得られた」と言ってきた。敏感で少しの変化も手に取るように解る人だから「ドアガラスを一杯まで閉めると、乗り心地が硬く感じて好みから外れる。窓ガラスを少し開けると、乗り心地が柔らかく変わり、好みになる」と解るほど敏感な人。勿論、タンクでも装着場所が最大のポイント。

マツダRX8と、日産フーガのお客様がフラットプレートLサイズ1枚を、トランクを開け、出来るだけリアシートに近い中央(又はリアシート取り外して座席の下側中央付近)に置いたら、エンジンの駆動力がダイレクトにリアタイヤに(駆動輪に)伝わる感触が得られたという結果が得られました。お試しください。

MVSに限らず、少し装着するだけで「乗り心地が硬くなりだめだ」と評価する人を見掛ける。このような方は先に進めないで、この時点で拒否反応を示し、2度と興味を示さないで終ってしまう。本当は「他にも弱い所があって、そこが歪んでしまうため、硬く感じてしまう」というのが真実。それが解る方は、装着場所が悪かったと、改善できる場所を探し出す。すると、暴れていた乗り心地が嘘のように収まる場所が発見できる。

MVSのように強力に作用する物は、使用する上で下記の3点を注意しよう。

1:装着して効果が解らない場合は、そこは装着の必要が無い(歪みが少ない)か、装着した物が適していない=対策は、パワーシートであればSサイズからLサイズに替えてみる。

2:装着して硬く感じたら、他に歪んでいる個所があることを意味している。そこが、どこなのかじっくり観察し、ここだと思った位置に装着してテスト走行を重ねる=観察のしかたは、ドアを全て全開し、車から少し(2〜3メートル)離れ、フロントタイヤとリアタイヤから突き上げられた力がどこに影響するかを考えてみよう。すると、Aピラー下側のR部分、Bピラーの下側左右、CピラーのR部分辺りに力が掛ることが見えてくる。ボディは、どんなにボディ剛性を高めても、バランスと装着場所(歪んでいる所)さえ間違わなければ良好な結果が得られます。


※カムリを横から映した画像を参考のため掲載。
ドアやトランク、ボンネット等が全て閉まっている状態では、1個の頑丈な鉄の塊に見える。これで潜在意識として自動車のボディは頑丈なんだと思い込んでしまう。
どうですか・・・全ての開口部が開けられたボディをじっくり眺めてください。いかにガラガラに開口部が開いているかが解ってくることでしょう。

3:本当に効く物は、良い結果も出るし、悪い結果も出る。悪い結果が出たら、装着場所や装着方法が悪いので、すぐに取り外し、良い結果が得られる所を探そう。

更に高次元になってくれば、運転席や後席に人が座った所をイメージしよう。体重60kgの人がシートに座れば、突き上げ時には一瞬、2〜3G(120〜180kg
)の力が加わり弱い個所が変形する。だから、フロアーに置くだけのフラットプレートが効果的に作用する。

サスペンションやエンジンマウントにブッシュを使用する理由は、ショックを吸収して乗り心地を良好にするためだが、ある意味ではそこだけ力を逃がしている。アクセルを踏んだ際に、ブッシュは変形し、駆動力も逃げてしまうためダイレクトな駆動力はスポイルされてしまう。それは操縦性にも影響を与えるため、レーシングカーなどでは、硬めのブッシュに交換したり、時には金属製ブッシュに交換したりする。

通常使用される、サスペンションブッシュやボデイの歪みが、いかに乗り心地を悪化させたり、操縦性を悪化させたり、トラクションから操縦安定性、加速性能に至るまで、自動車の様々な性能に多大なる影響を与えるいることが浮き彫りとなってきました。

私の自叙伝の執筆が進んでいます。まだ、どこの出版社から、いつ頃、発売するかというメドは一切立っておりません。主に、日産大森ワークスでの体験談が70%を占めます。大森ワークス最古参で、関係者も少なくなってきています。ニスモも横浜に移転し、当時を知っていて本が執筆できる人は私しかおりません。レースの話というよりも藤澤個人の生き様や障害を乗り越える活力を読み取って頂き、皆様の、これからの人生の一助となれば幸いという気持ちを込めて書いております。

本の題名は決まっていませんが、仮題として「ピットイン・ピットアウト」はどうかな?
などと考えています。できるだけ写真も多く掲載し、300ページほどに、まとめたいと思いますが、さて、どうなることか?自動車レースが好きな方であれば、一般の方が知ることが出来ないパドックでの裏話を公開したいなと思っています。
 
決定次第に、ご報告しますので、ご期待ください。


2014/10/01

20年間在籍していた日産大森ワークスがニスモに変わり、横浜に移転。当時を知る人もすくなくなってきたので「藤澤公男の回想記」を執筆開始した。そろそろ公開しても日産自動車の許可が得られそうな月日が経過した。出版する上では、一応、関係者の事前承認を必要とする内容も一部含まれているため事前に問い合わせする予定。年内一杯で書き上げる予定。

そこで、私が一度でも関わったレーシングドライバー・ラリードライバーの名前を列記してみよう。

※順不動・敬称略
鈴木誠一、黒沢元治、都平健二、長谷見昌弘、星野一義、柳田春人、和田孝夫、辻本征一郎、須田祐弘、歳森康師、寺西孝利、高橋健二、桑島正美、萩原光、鈴木亜久里、片山右京、
ラリードライバー:神岡政夫、田嶋信博、その他
マッチのマーチシルエット製作:近藤真彦

15歳で現日産車体工業株式会社に事業内職業訓練生として入社
17歳で小田原市・斉藤自動車工場・整備士
21歳で日産自動車株式会社・大森分室・当時、広報部宣第4課、通称:日産大森ワークス在籍。1年間、サービス出向で横浜日産モーター出向。、
38歳:大森分室がそのままニッサンモータースポーツインターナショナル(NISMO)に変わり出向。2年4か月在籍。
41歳:1987年2月オーテックジャパン創設に伴い、オーテックジャパンに出向。グループC(日産R86V=マーチ86G+VEJ30)、ルマン24時間初参加の為、主にエンジン耐久試験担当(VEJ30)。1年間在籍後に退社。
42歳で有限会社アタックレーシング設立し現在に至り、早くも創立26年が過ぎ去った。

履歴を見れば一目瞭然、全てのestoremo製品には、藤澤が長年に渡り培った技術が盛り込まれています。一流所のレーシングメカニックは意外と保守的な考え方の傾向を強く示すことが多いです。MVSのように、簡単装着により、長年の技術の積み重ねで培ったノウハウが理解の難しく目で確認できない作用によって一瞬で崩れさることに不安と不満がよぎる為です。だから、添加剤や高性能オイル、MVSのようなアイテムは拒否反応を示す傾向を強く感じます。だから私のような先進的、革命的な考え方は容易に受け入れてくれません。アタックレーシングを設立したのも、私の自由闊達な発想で新しい世界を築き開こうとチャレンジするためでした。アタックとは攻撃を意味します。製品全てにアタック(別な意味合いでチャレンジ)精神が色濃く反映されております。日本人は全般的に保守的な民族だと思います。それは悪い事ではありません。ただ、言えることは化学製品は革新的思考でないと新しい物は生れてこないものだと経験から掴んでいます。

常に10年先を見て、時代の変化を捉えて製品に反映させたestoremo製品を一般の方々にリリースして使った人に感動を与えたい。だからこそ中途半端な製品を作る気持ちは毛頭ありません。レーシングメカニックの頃、勝利のために全力を傾けた頃と、変わらない気持ちで・・・

エンジンオイルのスペックが一新されました! 新たな高性能・・・是非お試し下さい!
是非、新型オイル★SUPERシリーズをお試しください!

ベンツ、BMW,アウディ、VWなどヨーロッパ規格ACEA規格にも適合していますので
国産車だけでなく、ドイツ車、フランス車、イタリア車にもマッチング致します。
SUPER★ZERO SN/CF規格 ACEA規格
superZ53 5W-30
superZ40 10W-40
superZ50 10W-50
superGPX1 5W-30
superAZX1 10W-40
上記混合使用で粘度調整が可能です。


従来品から新シリーズに替えたオーナー様から
★以前にも増してブローバイガスが減少した
★タービンの回りが早いように感じる
★静かになった
といったお知らせをすでに届いています!

いよいよ秋の行楽シーズン到来! 新しくなったestremoオイルで秋空の下、颯爽とドライブしましょう!

PHOTO  Takao Wada  Racing Driver.+Mitsubishi Lancer Evolution
2014/09/15

今回は愛車のカムリハイブリッド、燃費情報をお知らせしましょう。

まずカムリハイブリッド(FF)のスペックをざっくりと記載します。
車両形式:DAA-AVV50型
熟成が進んできたハイブリッド形式でプリウスと大きく異なるのは搭載されているエンジン排気量:2493cc。クラウンハイブリッド(FR)と基本的には同一です。
全長:4825mm
全幅:1825mm
全高:1470mm
車両重量:1540kg
車両総重量:1815kg
JC08モード:23.4km/l
10.15モード:26.5km/l
燃料タンク:65リットル レギュラーガソリン

2011年11月26日納車
32500km走行時点の満タン法での実質生涯燃費は14.4km/l
メーター表示との表示誤差は5〜8%ほど悪くなる。
主に3人乗車、エアコン常時使用、テスト走行、社屋の出し入れなどの条件を考慮すると驚異的な燃費と言える。
トヨタハイブリッドの特徴として高速道路よりも一般道路の方が高燃費をマークする。使用状況は高速道路が約70〜80%、一般道路が30〜20%という使い方。

estoremo製品の開発及び確認テスト車両なので、X1,D1,D2,LX,エンジンオイル、MVSが盛り沢山に装着使用されている。

お客様の傾向として「estremo製品を使用したら燃費はどのくらい向上するのですか?」と問いかけてくる方が年々増加傾向にある。私の答えは決まって「燃費が一番難しいです」となってしますます。その理由は簡単で「良くなった向上分(加速が良くなった他)を我慢して使用前の走行が出来るのであれば向上させるのは非常に簡単な話となるが、実際問題としては向上分の恩恵をこうむって走りを楽しむために高性能製品が存在するのだから(耐久性向上もあるが)、その長所を故意にスポイルさせる燃費走行は本来の目的と著しく乖離してしまうからである。

そこが、ある程度我慢できれば「今までよりアクセル踏込量が少なくて済むので自然と燃費は上昇してくる」
例えが合っているかどうかは別にして、競馬馬が入れ込んでどんどん前に進んでしまうようになった状態に近づく。今までより自然と加速してしまう状態で、手綱を締めて抑えることができるかどうかにかかってくる。一度でもestoremo製品を体感された方であれば、この表現を理解できることでしょう。MVSドライブシャフト装着、ホイール装着で転がり抵抗が減少しアクセルを離してもエンジンブレーキが効きにくくなる。エンジンオイル交換やデフオイル交換でも発生する現象だが、これも一度知ってしまえば、目的に速度に達したらアクセルを一度緩め、アクセルに軽く触れるだけで気持ち良く前に進んでくれる。

ここで言いたいことは車の性能が変化したら、その車の特性に合わせて運転方法をベストな方法を探ってみることだ。これが出来れば「グッ}と燃費は向上する。

そこで後2ヶ月で納車3年となる、カムリハイブリッドの一般走行的な(実際は千差万別だが)走行で、どの位の燃費をマークするのかテストしてみた。
具体的条件
乗車人員:3人 約180kg
エアコン:25度〜26度 常時ON
走行場所:
1回目:8月6日、燃料満タン。神奈川県-新東名高速-清水IC-静岡県草薙往復217km
2回目:8月26日 神奈川県-新東名高速・長泉沼津IC-伊豆中央道-修善寺往復171km
3回目:9月3日 神奈川県から東名高速-富士五湖有料道路-中央高速道路-長野道・安曇野ICより一般道で木崎湖往復512.4km
約1か月間に渡り、社屋から駐車場を出し入れすることも含んでいる。この場合、走行距離は20メートル前後と短いがエンジンは冷えている状態なので必ずエンジンが始動するという悪条件プラス短い移動を含めトータル約15kmを含みます。

9月3日に会社到着時点の満タン後、総走行距離913.9km 車載燃費表示20.0km/l(9月3日512.4km走行燃費)燃料メーター残り1目盛で燃料ランプに点灯無し。メーター表示残り航続距離89km
結論:総走行距離913.9km+航続距離89km=1002.9km
となり満タンで1000km走行が可能と驚異的な数値を記録しました。ボディサイズはクラウンとそれほど変わりません。昔々のセドリック・グロリアが5〜7km/lだったことを思えば時代の差を強く感じます。

9月5日に満タンにしました。スタンドは近いが会社を出る時に燃料灯が点灯しました。
走行距離:915km
航続距離:87km
燃料満タン数量:51.22L 金額8093円 
1km走行時の金額:8093円÷1000km=8.1円
満タン法による燃費(913.9km):17.864km/l

カムリに乗り換える前のプリウスの最高実燃費は20.36km/lをマークしたが、平均的には今回のカムリの燃費と大差ない。車格、乗り心地、良好な視界、装備などを考慮すると満足度は高い。
今回は「運転方法でも燃費は大きく変わる」という結果が出ました。どこまで弊社製品が貢献しているのかは、他の方のカムリハイブリッドを検証してみないと解りませんが「良い燃費」をマークしていることは確認できました。

私もハイオク仕様の外車を含め、職業柄、沢山の車に乗ってきました。そしてその各々に違った良さがあり、各々に感じる価値もそれぞれでした。

今でも古いジャガーXJに乗ってみたい願望もあります。ただひとつ言えることは、電気自動車やハイブリッド財布に限らず、結果として「財布に優しい高燃費車」というだけで頭から毛嫌いする必要はないと思います。
言い換えれば、燃費が良いという事は航続距離が長いということでもあり、それは単に環境性能が良いだけでなく「高性能」と呼ばれるもののひとつなのですから。
estremoオイル・estremo x1・MVSシリーズが弊社製品が皆さんの車の「高性能化」の為のお役に立てれば幸いです。


MVSフラットプレートですが2回目の完成品も、皆様のお蔭を持ちまして速攻で販売終了となりました。この場を借りて厚くお礼申し上げます。今度は大量に製造しましたので、安心してご注文下さい。

クオリティの高い薄いメタル調のMVSステッカー(小型サイズ・横70mm×縦28mm)を製作する予定です。MVS愛用者、購入者には無料でプレゼントする予定。どうしても枚数が欲しい方は1枚実費500円(税込)で販売致します。完成は10月中旬〜下旬を予定していますので楽しみにお待ちください。


2014/09/01

不思議に感じる偶然、皆さんも経験がおありだと思います。私は技術屋なのでどうしてもその偶然を説明したいと感じてしまうのですが・・こればかりはどうにも説明が出来ないという事も世の中には存在します。

例えば、この原稿を書いている今日は日曜日。珍しく朝から1本の電話も掛っていませんでした。夕方の17時30分頃から急に注文の電話が入りはじめ、てんてこ舞いの状態。なぜ重なるのか?
やっとの思いですべての注文を受け終わると、電話もピタッと鳴り止みました。つまり1日の業務がこの数十分間のみに集約されてしまったのです。実に不思議なものだと感じてしまいます。

同様に、電話が掛ってきた途端、同時に別の電話が入ることもしばしば。
また、お客様が来客されたと同時に、それを見計らったかの如く、待っていましたとばかりに電話が鳴る事も多々あります。ちょっと席を外した途端にというケースも多いですね。


弊社は少数精鋭で営業しておりますので、場合によってはすぐに電話に出られない事もあります。お手数ですが少し長めに鳴らしてみてください。
手が離せない場合も時としてあります。もし長く鳴らして出なかった場合、恐れ入りますが数分置いて再度お掛けて頂けたら幸いです。

これらの偶然はいわゆるシンクロニシティ(共時性)といわれるものですが、その因果関係を説明出来るものではありません。「度重なる偶然」が必然的?に起こる。まだまだ判らない事があるって面白いですね。


話は変わって、マジカルネンドを9月1日から正式販売致します。
まず、変わった点、パッケージの粘土を包む包装紙をアルミシート(MVS処理済)に改善致しました。汚れ(ホコリ、水、その他)が付き易い所、落下の恐れがある所、熱の影響を受けやすい所、見栄えを良くしたい所などに、適当にハサミで切って上から貼れるように付属品として付けました。これで購入後にアルミテープを買いに行く手間と費用が節約できます。小さな改善点ですが大きな進歩です。
この例が示すように、色々と試行錯誤を繰り返すことにより、ある瞬間に「パッ」と閃く訳です。中味の粘土その物は何も変更ありません。MVSパワーシートにも同じアルミシートを付属品として付けるように改善致しました。

変更点2は、当初、灰色、白色の2色販売を予定していましたが、圧倒的に灰色希望者が多かったので、灰色1色で発売致します。白色が欲しい人は電話または来社頂ければ裏メニューとして販売致しますので声を掛けてください。このようにHP定番で無い品物や相談したい場合は、電話でお願いいたします。出来るだけご希望に沿えるよう善処いたします。

粘土の効果的な場所は前に述べたようにヒューズ&リレーがお勧めです。色々と試された、お客様のレポートから次の場所も推奨致します。
○バッテリーターミナル(マイナス端子&プラス端子)の鉛の上から端子に被さるように載せる。MVSバッテリーパワーリング装着している場合は、その効果が更に増します。
○テレビの地デジがトンネル内で切れてしまう車で、フロントガラス上側の左右コーナーに付けた所、地デジが切れなくなったと報告が寄せられています。

お待たせしたMVSフラットプレートが完成しましたが、大好評につき、早くも残り少なくなってきました。

前席側は中大型車はLサイズが良い場合が多いですがSサイズが適している場合もあります。Lサイズの場合は置き方だけで下記の4通りの方法が考えられます。
A:置く向き
1:進行方向に向かって横方向に置く方法。
2:進行方法に向かって縦方向に置く方法。
3:進行方法に向かって八の字(斜め45度)に置く方法。
4:進行方法に向かって逆八の時(逆斜め45度)に置く方法。
この中で4番目の逆八の字が「良い」という人が多いです。参考まで・・・。
この場合も力学的に考察すると、筋交いと同じで横折れ、縦折れに対し、両方に効果的に作用すると考えることが出来ます。

勿論、向きも大事ですが、置く位置も大きく分けて下記の6か所。
B:置き場所
1:前席前側の車両内側に置く。
2:前席前側の車両中程に置く。
3:前席前側の車両外側に置く。
4:前席中程の車両内側に置く。
5:前席中程の車両中程に置く。
6:前席中程の車両外側に置く。
7:前席後ろ側の車両内側に置く。
8:前席後ろ側の車両中程に置く。
9:前席後ろ側の車両外側に置く。

A:4×B:9=36通り。
軽く36通りの置き方が考察できる。

難しく考えれば、前席のLサイズと後席のSサイズを上記のA:置く向き1〜4、B:置き場所1〜9の位置、更に後席と前席のLサイズとSサイズを入れ替えてテストした場合は前席36×後席36=1296通りの中から最善を探し出す作業と言える。
1296回、位置を移動しテスト走行を繰り返し、最善を探し出す。凄い回数だから、実際の手間と時間を考えたら不可能に近いが。

どの組み合わせが最善か?は、車両のセンター強度、サイドステップ、フロアー強度、ドライバーの好みなどで異なってくる。

Lサイズが強過ぎた場合は、少し突き上げを強く感じるようになります。その場合の対処方法は2つ、または3つに切断してしまうのが最善策です。切る場合は5:3;2又は6:4などとサイズを変えることでセッティング自由度が広がります。

この例が示すように奥の奥が見えてくれば来るほど、限りなく奥は深いが、何も知らずにポンと置くだけでも、それなりに良い結果が得られるのが大好評の理由であろう。

最後にお願いをひとつ。エンジンオイル新旧入れ替え中です。
当社のHPからの注文は備考欄で旧型と希望されない場合は自動的に新バージョンを送りすることが可能ですが、販売店(オートバックス、イエローハット他)で、ご注文の場合は、必ずお店の担当者様に、
「旧バージョン希望」もしくは「新バージョン希望」と明確にお伝え願います。間に卸店在庫が入る場合が多いので、明確な指示が無い場合、お客様の元にどちらが届くか定かではない状態となってしまいます。
オイルの種類とバージョン数が多いため、完全な切り替えが終了するまで年内一杯かかるかもしれません。

ご迷惑をお掛け致しますがご理解、ご協力をお願い申し上げます。

2014/08/15

今週はお盆休みのを楽しんでいる方も居れば、忙しく働いている方も居ることでしょう。弊社の夏休みは毎年、お盆を過ぎです。その理由は第三火曜日と水曜日が連休になるため、連休の後半に1日または2日追加して夏季休暇とするためです。

HPで告知してあるように、今年は19日(第三火曜日)と20日(水曜日)に21日(木)22日(金)を追加して休ませて頂きます。年末年始休暇と合わせ、年間で2回の少しだけ長めの休暇となります。これ以外は、祭日、土日に関係なく毎週水曜日と第三火曜日のみの休暇。外国人が見たら「日本人は働き好き」と見えることでしょう。

HPで、お知らせしているように今月は新旧エンジンオイルの入れ替え時期で、発送時に少し迷いながら発送しています。その訳は、今まで発売してきた「ZERO旧バージョンがとても気に入っている」「旧バージョンの在庫が残っている」という方が少なからず存在するからです。自動車でも新型が発売される時期になると、価格を無視した場合、煮詰まっている旧バージョンにするか新しいデザインや技術が盛り込まれた新型車にするか迷うのと似ています。

「前のオイルが欲しい」と言われても、切り替えて旧バージョンの在庫が無くなると2度と復活させることはありません。そんな意味合いで、最後の旧バージョンを楽しみたいと思われる方は、出来るだけ電話で注文してください。バージョンによって、どんどん在庫切れが始まっているからです。遅い物でも9月から10月に掛けて、ほぼ新型に切り替わると予想しています。

インターネットでご注文の場合

追記で「旧バージョンを希望」としない場合は、自動的に
新バージョンの発送となります。(旧バージョンをご希望された場合でも旧バージョンの在庫が無くなった場合は対応出来ません。ご注意下さい。)

該当するオイルは
economia=残り僅か
ZERO-旧Z30=残り僅か
ZERO-旧Z40=残り僅か
ZERO-旧Z50=残り僅か
旧GPX1=終了
旧AZX1=残り僅か
HDX1=終了
ギヤオイル関係
GEAR=残り僅か
紅=まだまだ大丈夫
その他
RX2(2ストオイル)=残り3本
HMTX=残り僅か

X1グリスも今も「在庫がありますか」と問い合わせを頂きますが生産終了した製品を復活させることは大変難しく、まず出来ません。早めに確保してください。

創立して早くも26年が経ちますが、X1も26年間、よくも長期間、販売を続けてこれたと感慨深くなる時があります。どんな製品も、一つの素材で出来ているのではなく、最低でも10種類前後の材料を調達できなければ造ることが出来ません。

石油製品ですから何度も材料費の値上げ、環境対策での輸入禁止、その他の要因を乗り越えて高い性能を落とすことなく向上に向けて取りこんできました。新車、中古を購入した際に、エンジンオイルをエストレモに交換、ATF&パワステにX1添加、ブレーキフルードにD2添加。交換後のテスト走行で思わず頬が緩み「エストレモを味わっていない人は可哀そう」と思ってしまう。

もし「前のバージョンが残っていた場合、新しいバージョンに混ぜても大丈夫なのか」と誰しもが思うことでしょう。HPに掲載しているように混合使用は推奨しておりません。でも残ったオイルを捨てる訳にはいきません。そこでどうしたら良いのかを教えましょう。

オイルを使い続ければ、どんなオイルも多少はオイル消費致します。その際の補充用として使ってください。オイル消費した時点で、オイル自体は多少なりともへたっていると考えられます。そこに新油を補充するメリットの方が勝ります。どこのメーカも混合を推奨しないのには、そのオイルの持っている本来の性能を100%保障することが難しくなるためです。

★旧バージョンと新バージョンを混合して使用することにより著しく性能が低下したり、固まってしまうことはありません。(確認済み)しかしながら推奨は致しておりません。ご理解下さい。

MVSのフラットプレートの完成日時が決定いたしましたので、お知らせいたします。
ご迷惑をお掛けしましたが、当初の9月上旬から8月26日頃出荷可能となりました。

  
2014/07/31

来社されたお客様から「藤澤の部屋をいつもチェックしている」とか「楽しみに見ています」「参考になります」とたくさん声を掛けられ”頑張ろう”と励まされています。

今回は少しだけ難しい話をしてみよう。

ボディ剛性に関する話だが、一般道路からサーキットまで参考になる高度な技術解説になる。一般的には「ボディ剛性」??とあまり関心は抱きませんが、車に詳しくなればなるほど、その重要性を認識させられます。

乗り心地も、操縦安定性も、ハンドリングも、ブレーキ性能も走行性能も、直進安定性、更には走行安全性(私はここを最重要視しているのだが・・・)も、全てはボディ剛性(トータル剛性)の影響を受けて決まってくる。

そのキーワードは・・・・
ボデイ剛性向上は「点・線・面」の3要素から考える。言葉より図解の方がイメージが掴め易い。

 
ボディ剛性の重要なことは車の知識が増えれば増えるほど理解できる要素であるが車初心者にとっては何で重要なのかはさっぱり解らない言葉。

少しチューニングや走りのレベルが上達してくるとストラット・タワーバー装着は定番的なアイテムとなってくる。3要素から考えると「線」の補強にあたる。

ボディ下側に補強材(ブレース)を追加することも多いが、「線」または「点」+「線」の補強と言える。ハイエースのお客様が「下側にブレースを装着したら振動が増えて取り外してしまった」と言っていた。このように補強材は装着したらメリットばかりではない。

「点」の補強とは文字通り弱い所のツボ周辺を補強することを意味する。メーカーの補強としてはスポット個所を増やすなどがこれに当てはまる。MVSで当てはまるアイテムはパワーブロック、ボルト&ナットとなる。

「線」の補強はタワーバーのように2点、又は3点、4点の支点を連結した線の補強を意味する。レーシングカーのロールケージなども「線」の補強だ。MVSで当てはまるアイテムはパワーシートとマジカルネンドになる。

「面」の補強は言葉の意味が示すように、ある一定の広さがある面積全体を補強することを意味する。鉄板の厚みを厚くしたり、高張力鋼板(ハイテン)をボディ骨格に使用したりすることは面の補強に該当する。MVSで当てはまるアイテムはフラットプレート、パワーシート、マジカルネンド等になる。

剛性を高めようとすれば、どうしても重量増加=コストアップ=燃費低下=加速性能低下 など、負の連鎖は避けられない。そのためにバランスを取ることが開発で求められる最重要項目となる。だから、市販車は妥協点を探して市販化されてくる。

不満点を短時間で自分好みに変えられるMVSに魅せられた人が増えてきた。ここが補強材と大きく異なる点だ。装着を繰り返し自分好みを探し出すことが可能。MVS開発から早くも4年間がアッという間に過ぎ、時間経過と共に、MVSの特性やボディ剛性のポイントが次第に解りつつある。そして4年間掛って「点・線・面」の3要素が浮かび上がってきたと言う訳だ。

複雑なボディ剛性改善を文章で皆様に伝えようとすると非常に難しい。できる限り解り易く書いて行くので読み取って欲しい。

点の補強が良いのか線の補強が良いのか面の補強が良いのかという議論は的を得ていない。ただし、フラットプレートをフロアーに施工(置くだけだが)試運転してみた人は高い確率で高評価してくれる。今までフロアー強度にあまり関心を払っていなかったが、フロアー強度の重要性を教えてくれた。

この結果から言えることはパワーブロックよりも解り易い。更に突き詰めてゆくとパワーブロックは本当に弱い所のツボにハマれば高結果が得られる反面、悪い所に装着すれば悪い結果も出易い。これがフラットプレートで床面に置くことで大きな面積に影響することでツボを外さない。その裏には「今まで見逃していたフロアー強度の改善が乗り心地や走りに大きく影響していた」ことを浮かび上がらせた。

「パワーブロックは高価なので少しでも数を少なくして最高の結果を得たい」と誰もが考える。それを乗り越えて弱い個所に集中的に5個6個と装着した方は知らず知らずの内に線や面の補強を行っていた。その理屈は簡単で、1個だけだと、その1個を中心点として変形するが、2個、3個と増え、その装着も一直線上に並べれば線の補強になり、三角形状に装着すれば面の補強に当たる。この強度理論は橋桁、東京タワーなどに用いられるトラス構造や家の筋交いと近い。斜めに入れることで強度が増す。この理論をパワーシート施工、パワーブロック施工でも念頭に置き施工することでより好結果を得られ易くなる。

変形代の多い所は車種によって大きく変わるが、大きく影響を受ける所を見つけるには、開けられる所(ドア、ハッチ、ボンネット他)を全開に開けて、少し離れて車を観察してゆくと次第に見えてくる。

タイヤの設置する四輪から路面からの入力が発生し、それをサスペンションやメンバーやボディが受け止めている。ストラット、バルクヘッド、Aピラー、サイドステップ、更にはセンタートンネル、フロアー、ルーフ、Bピラー、Cピラーなどが総合的に受け止めていることが解ってくるに違いない。

マジカルネンドはちぎって丸めると点の補強、細く棒状にして線の補強、広く伸ばしたり三角形に貼り付けることで面の補強と万能型。パワーシートも点、線、面の理論が解ってくれば1枚そのままで貼るよりも、ハサミで5等分など小さく切って線や面を意識して貼るほうがより良い効果を短時間で得易くなる。



お陰様でフラットプレート初回30台分はアッという間に完売してしまいました。次回完成は9月上旬頃になりそうです。ご迷惑をお掛けしますがお待ち願います。



2014/07/15

弊社製品愛用のお客様がおもしろい物をお持ちになったので紹介します。

歯面の青く見えるのは私のジーパンが映りこんでいるためです。
写真撮影が難しいのは人間の目より良いレンズの解像度の方が優れるため
実物より小さな傷が目立って見えることが起こります。

オークションで購入した商品が届いて実際に実物を見たらい程度は想像より
良かったという体験をされた方も多いと思います。

今回も後に画像を見たら包んできたウエスの繊維が気になりました。
クルマはH10年式 型式:E-GS151 エンジン形式:IG-FE 2L 
トヨタクラウンセダン 5M/T
中古車を手に入れ現在の走行距離49000km珍しいマニュアルミッション車である。
ファイナルレシオの減速比がローギヤーなためにエンジン回転が高めになることが気に入らないので減速比をノーマルの4.3から4.1に変更したくて、走行13万kmの中古デフを手に入れて交換し、同時に紅(1.2L)を入れて快調に走行してきたが約2万km走行(トータル距離15万km)した頃からピニオンベアリングから異音が発生したために取り外して分解してみたと言う。

摩擦が発生する金属面がX1のメタルリペア作用で輝くことは多くの方が知っていると思われるが、まだまだ誤解も多いので詳しく説明しよう。

ブレーキローター面にドラッグワンまたはマジカルストップを塗って何度かブレーキを掛けると輝いてくる。この作用はX1メタルリペアを流用したものである。添加剤は高温になった際に初めて温度に反応してその働きが活発になり摩耗焼き付き損傷から金属を保護する作用として働く。その保護した結果としてピカピカに輝いてくるという訳だ。添加剤が悪かったり働かないと結果は一目瞭然で、傷ついたり焼きついたりする。

自動車のメカニズムの中で、どの部品のどこが輝くのかを以下に述べる。
エンジン
○カムシャフトの先端部分。
○ピストンリング&シリンダー
メタルは油圧によって保護された状態。材質も光る材質ではないので光らない。

ミッション
○シンクロやスリーブ、シャフトの一部分

デファレンシャル
○今回の画像のようにピニオンギヤ&リングギヤ歯面

ブレーキ
○ディスクローター

上記に共通している要素は・・・
1:ある程度の面積がある
2:面に対して高い圧力が作用する=接触する面の温度が高い

エンジンやミッションを1度でも分解した経験があれば、すぐに解ることだが普通の状態だと、なかなか輝くことはなく大きな傷が付いてしまったりペーパーで擦ったような傷が付く。切粉が発生するのは数ミクロンの話ではなく100ミクロン、1000ミクロンのレベルになる。表面が輝いていることはオイル&添加剤が高レベルで保護した証と言える。

それでは高性能オイルで絶対にエンジンが壊れないかと言えばそうはならない。オイル管理が悪くてオイルレベルが極端に減っていたり、交換を長期間行わなくて劣化していたり油温管理を行っていない状態でエンジンを酷使したりした場合はダメージが発生する確率は高まる。感覚を磨いてオイル劣化を感じ取ることは変わらない。



藤澤の部屋にて新オイル開発をお伝えしましたが、いよいよ本日(7月15日ご注文分)から順次ニューオイルに替わってゆきます。きり替わるオイルはGPX1,AZX1,ZEROシリーズの3種類。

3種類共にベースオイルが共通となり、規格が変更となります。名前の前に全てSUPERが付きます。
GPX1=superGPX1  5W-30 SN/CF
AZX1=superAZX1 10W-40 SN/CF
ZERO=superZERO Z30からZ53 5W-30 SN/CF
Z40     10W-40 SN/CF
Z50     10W-50 SN/CF
X1&X1FS添加剤以外は全ての素材が変わりますので新旧の混合はできるだけ避けて下さい。

補充用として旧バージョンを必要な方の為に、旧バージョンも少しだけ残しております。

旧バージョンを補充用としてご要望の方
@NET注文時に備考欄に旧バージョン希望を明記して下さい。。
Aお電話にて「旧バージョンにて注文希望」をお伝え下さい。
(旧バージョンの在庫無くなり次第、旧バージョンをご希望されても新バージョンとなる事を御了承下さい。)
 
★NET注文の場合、備考欄に旧バージョンの希望がなければ自動的に新のバージョンをお送り致します。

上記の中でGPX1が一番早く始まりAZX1が一番最後になりそうです。

皆様の最大の関心事は新しくなって、どう変わったのか?ではないでしょうか。
オイルの味(感覚)は何を重視するのか、何が好みなのか、これに車種や走り方(燃費走行、チョイ乗り、スポーツ走行なのか)等の各種要素によって評価は変わってしまうことでしょう。

GPX1&AZX1はSM/CF規格から最新のSN/CF規格になった。
ZEROシリーズはSM規格からSN/CF規格に変わった。
規格だけでオイルの評価をすることが難しいことはオイル好きの人なら知っている。そうは言っても規格は飾り物でもなく基準をクリアーしないと規格認定とはならない。最新の規格ほど省燃費、蒸発性、発癌物質、耐久性などの基準が厳しくなっている。

ひとつだけ言えることは名前にSUPERを付けたことだ。社内テストの結果で付けられるかどうかが焦点だった。最初にX1を発売した際に「スーパーアタックX1」という名前を付けた。それだけ私の評価でもスーパーな性能だった。今回もその意味からもSUPERという名前に相応しいかどうか皆様の厳しい評価を待っております。

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