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2013/07/31
愛車カムリハイブリッドのご紹介をすると予告いたしましたが、業務多忙につき、伸び伸びとなってしまい、いつ行えるのか目途が立っていませんので深くお詫びいたします。
そこで、今回はフロントビュー、サイドビュー、リヤビューの画像と簡単な仕様などアップ致しますので、少しでも皆様の参考にできることがあれば幸いです。
納車は2011年11月26日、中間グレードのG 322万円 サイズはクラウン並みに大きい。JC08モード燃費は23.4km エンジンはプリウスの1800cc+600ccの2400cc
に強力なモーターがプラスされる。純正の完成度は高いが欠点としては大きな凸部などの乗り心地は突き上げが強く感じる。その他は大きな不満点も少なく良い車。小さな不満点は沢山あるが改善できることも多い。
○フロント

強風下の条件で伊勢湾岸道路を走った際にフロント側の落ち着きが気になったので、モビリスタのフロントスポイラーを装着。車高が約25mmほど下がる(スポイラー部のみ)のでボディ下側への空気の流入が減少し強風でフロント側が左右に振られる現象が低下した。
グリルは私の手作りで、左右の縦線に沿ってに青色LEDを仕込んでみた。写真は昼間なので目立たないが夕暮れになると個性が際立つ。TOYOTAマークも最近の車は大きくなり過ぎたので好みではなく、オリジナルに変更してみた。今後ももう少し出来の良いエンブレムに変更したい。全体的にメッキが多いのでフォグランプ周りをカーボン貼ってみた。グリル下側のグリルにディライトをはめ込み、自動点灯ではなくスイッチで好きな時にON−OFF出来るようになっている。ボンネット後方中央に黒く見える物はGoProカメラを嵌め込むマウントです。
○サイド

一目瞭然のように、ホイールとタイヤを交換しています。ボディ色に合わせて薄いブルーのレイズ軽量ホイール約6.5kg(純正は確か11kg)タイヤはミシュラン・パイロットスポーツ3 ホイールナットはチタン製、ブレーキは純正に耐熱ブルー塗装を塗っています。勿論、MVSホイール用もテスト開発でたくさん貼っています。
じっくり見て気がついた人は目ざとい人、カムリのエンブレムを剥がして、さりげなくestremoエンブレムに貼り替えています。ホイール軽量化、ナット軽量化によって、ドンドンと突き上げる感覚がかなりマイルドになりMVSホイール+MVSボディ、サスペンション施工で小さな凸凹はフラットな乗り心地に改善できました。
外観から見えない所では、他車のウエザーストリップを流用してドアに施工して静音性を高めたりしています。
○リア

カムリハイブリッドは、どうしても走りの雰囲気に欠け、おじさん好みのビジネスマン風なので、スポーツタイプに変更してみました。マフラーは純正のままでマフラーカッターのみ、HKSチタンを装着しました。スポーツカーは2本出しが似合うし、片側だけでは見た目のバランスが悪いので、左側にもダミーで装着。横から見てもダミーとは解らないように加工しています。加工も最小限なので10分もあれば元に戻せるように工夫しています。
後ろから見てマフラーが丸見えなのが大嫌いなのでアルミクロスを取り付け、下側をカーボンを貼ることでボディの上下寸法が狭く見える効果を狙いました。フロント側に合わせてTOYOTAエンブレムも鷲に変更し、エンブレムもestoremoに変更。アクセントを入れてみました。
テールランプは外側のみ、輸出用のLEDランプとアッセンブリー交換。画像では解りませんがハイマウントストップランプはLED4灯点灯が純正ですがSAIの9個に変更しています。エンジンオイルは、つい最近になってZ40極に交換。その他の社外品としてはタワーバーを装着し、トラストタッチ(エンジン回転数、水温、バッテリー電圧)のみ装着仕様です。ミッションにはX1FSを300cc添加、これはプリウスでも効果があったのでカムリでも納車後、すぐに添加しました。
○メーター

燃費は各種条件によって大きく変化するので参考程度に受け取ってください。
現在23000km走行。最高燃費はメーター表示で19.4km/l(満タン法で17.46km/l)
納車されてから23000km走行の生涯燃費は満タン方式で14.63km/l
この燃費をどう見るかは価値観や今まで乗ってきた車などで大きく違ってくることでしょう。クラウンクラスのボディで、それなりの走りを楽しみ、テストでも使用していることを考慮すると私的には大満足。ちなみに満タンで走れる航続距離の最高表示は1090kmでした。この数値は納車直後は良くても走るほどに修正が加えられ落ちてきます。23000km走行後の、現在の満タン航続距離は(トリップA+航続可能距離)879.2km/l となっています。トヨタのHVは高速道路より一般道路の方が高燃費をマークしますが私の場合は約7割が高速道路走行となります。
基本は純正仕様にX1FS+エンジンオイル+MVSが私のマシンバイタルチューン理念ですから、十分に満足できる仕様になってきました。静かで速く、ゆっくりでもウルトラスムーズで、乗り心地もまずまずで、ハンドルを握ると大柄なボディを忘れさせるほど軽く俊敏な身のこなしが出来る。それでいて燃費にも優れているので給油の手間が省けることが私には理想的。
TOYOTAのTHS−Uの牙城を崩すべく、ホンダが新開発i−MMD:2リッターガソリンエンジン+2モーター1クラッチ HVをアコードに載せてきた。JC08燃費はついに30km/lと驚異的。ボデイサイズはクラウン・カムリと大差が無い。雑誌実走行燃費も大変優れていてカムリを軽く凌駕している。HVと言っても、どちらかと言えば発電のためにエンジンを稼働させる領域を広くしてきたので、よりEVに近い方式となっている。今後は、この方式が主流になってくると思われる。
時代は走りも楽しくてハンドリングに優れ、乗り心地も良くて燃費にも優れたクルマが続々と登場してくること間違いなし。それでも弊社の高性能オイルやMVSで更なる高性能に高めることが出来ることがカムリハイブリッドの長期実走行テストに於いて確認できました。その成果を製品に反映させ皆様の愛車にフィードバックできたら幸いです。
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2013/07/15
今回は話題を替えて目新しい話をしましょう。
山野草や草花、野菜、果樹、庭園等、日頃の手入れが充分に行われていないと綺麗な花や豊作は望めません。病害虫に犯されたりして最悪は枯れてしまいます。
なぜ自動車とまったく関係ないような話をするのかと言えば、実は共通する所があるからです。
私は多趣味が趣味なので、自動車以外にも、盆栽、山野草、果樹栽培、野菜作り、庭の手入れ等を長年に渡って行ってきています。雑草取り、剪定、植え替え、潅水、害虫駆除、肥料を与えるなど、日頃の手入れが欠かせません。
写真は今年初めて捲いた「藍染めに使用する藍」です。丁度、ギヤオイルの「藍」を新発売した直後だったこともあって、いつかは藍染めの原料となる藍を育ててみたいなという興味をずっと抱いていました。そんな折に高遠桜を見に行った時に「藍の種販売」という小さな張り紙を見つけたので何かの縁を感じて購入して捲いてみました。小さな種なので雑草に負けてしまったり、乾燥に弱いので毎日潅水したり、いつの間にか消えてしまったり(虫に食べられた?)と、ここまで育てるだけでも大変でした。大きく育ったらTシャツを自分で藍染めする計画です。秋になれば種を採れるようです。

写真は7月13日現在。
6月初旬に種まきして約1か月半経過、立派に大きく育った物もあるが、まだ数cmという物も沢山ある。昔は盛んに栽培された時期もあるが化学染料の登場で衰退の道を辿ってきた。
自動車も、日頃から洗車、室内の掃除、オイル定期交換、点検補充、タイヤの空気圧チェック等、やるべきことは数多くあります。それをどこまで熱心に行うか、安いオイルでなく本当の意味の高性能オイルに投資等、人間で言えば優れた健康食品や良きトレーニングまたはスポーツ等、総合的に良い住環境で過ごすことで数年後、数十年後と月日が経過すればするほど状態が変わってくることは容易に想像出来ることでしょう。
今回の本題はズバリ「自動車も育ててゆくことが大事」という話です。
新車を買ったら車好きなら真っ先に「慣らし運転」を何km行い、どこでオイル交換を実施するか悩むことから始まります。一般的には1000〜3000kmを行い、エンジンオイル、ミッションオイル、デフオイルを交換する方も多く見受けます。反対に「今の車は精度が良いので慣らしなど不要」という意見もあります。これは、どちらが正解という話ではなく愛車とどう付き合ってゆくか、愛車がその人にとって、どのような価値観なのかなど複雑な要素で決まってくるのかもしれません。例えば、新型車が発売されると3年ごとに乗り換える方なら慣らし運転に気を使う必要性は生まれません。私も初めて輸入車を購入した際に新車から1年間、点検やオイル交換も1年間一切無くてビックリした経験があります。この例のように国やメーカーや個人の考え方で大きく分かれてくるのが「慣らし運転」だと言えます。
「自動車が育ってゆく」と言っても弊社愛用者でないと「何を言っているのか?」解らないと思います。オイル添加剤を使用するキッカケは何かの不具合を感じて慌てて試してみようと考える方が圧倒的に多い。次に愛車に少しでも良いことを施して劣化
を少しでも低減しようと考える。この場合は、高性能添加剤や高性能オイルなどを使用することが多くなる。車を単なる道具と捉える方から見て「そんな高いオイルは無駄使い」と映る。
弊社の誕生から25周年を迎え、創業以来の愛用者の方々も多く、スポーツカーで20万km越えの車も数多く存在する。それで解ってきたことは10万km過ぎ、20万km過ぎて、30万km超えても徐々に燃費が向上してゆくという事実に驚かされた。弊社エンジンオイル、X1使用の日産プレサージュ、2400cc,FF,AT,8人乗り、カタログ10・15モード 9.2km
のお客様で60万km越えの66万kmで来社された際に「オートマが52万kmで壊れたのでリビルト品と載せ替えた所、12km/lだった燃費が13km/lになった」と報告されて驚いた。それまでも複数の方から「距離が延びれば伸びるほど燃費が徐々に向上してゆく」という報告は寄せられていた。
1台や2台ではなく数十台を遥かに超える方々から、長年に渡って報告が寄せられることで解った事実は「良い環境を与えれば車の性能劣化は抑制され、逆に徐々に性能向上してゆく」という動かしがたい事実が浮かび上がってきた。それが「車が育ってゆく」という表現になった。但し、全てのメカニズムに当てはまる訳ではない。タイヤやブレーキは摩耗してゆくし、ワイパーブレード等のゴム製品も劣化してゆく。消耗品は定期的な交換を必要とする。このように自動車は消耗品が多く使われている。
走行性能の大部分を占める、エンジン・ミッション・デフ等の駆動系は消耗品とは違う。特にエンジンに関して良い環境(高性能添加剤や高性能オイル)を使用することで摩耗劣化を最小限に抑えると同時に、弊社独自のメタルリペア作用で「新車以上の良好な当たり」が進行してゆくことが浮かび上がってきた。つい最近も長年の愛用者から「新車を購入して本当に当たりが付いてエンジンが軽く感じるようになるには最低でも2万5000kmほど掛ってしまうので新車交換は乗り気がしない」と言われた。また、あるユーザーは「新型車に試乗してみたが古い自分の車の方が走りが良かった」という報告も多く寄せられている。
同じようなことは私も絶えず感じてきているが、公平に判断する場合は数多く実際のデーターを積み重ねた方が信頼性が増す。
ニスモでF3エンジン担当の時に最高のエンジンが出来上がり鈴木亜久里選手で楽々と優勝を果たした。レース用エンジンは1戦が終わったらOHして悪い所が無いか点検したり、少しでも性能向上を図るべく、バルブの擦り合わせなど、細かな修正を行う。分解する前にはバルブタイミングなど、細かく測定してデーターとして残しておき、成績が悪い時には修正を加えたり仕様を変更したりする。優勝したエンジンだから、修正は最小限に留めて、元のデーター通りに組み立てたが、分解前の性能にならなくて戦績も悪かった経験を持つが何が原因か、その時には解らなかった。
今になって解ることだが高性能オイルを使用していたならば、2戦、3戦と、そのまま使用を続けて、良い成績を残していたかもしれない。勿論、レースだから、そのままでは勝てない場合もある。絶えず、次のレースに向けて性能向上を図って行くのが普通だ。しかし、レースとレースの間隔は短い時には半月ほどしかない。それほど一気に性能向上策など見つからない。であれば、高性能オイルで性能維持の上を望めるということがエストレモオイルを長年販売、使用する中で浮かび上がってきた。分解してしまったら、せっかくの良い当たりを壊してしまっていたことになる。
草花が水が足らなくて枯れたり(車の場合は故障)、肥料が不足して生育が悪かったり(車の場合は性能劣化)という図式になる。車を長年に渡り高性能を維持するための高性能オイルや添加剤は、一種のビタミン剤や肥料と一緒で、費用対効果という点から捉えても、結果的に故障劣化が少なくなれば高く付かないといことになる。最も大事な点は「走っていて喜びや快感を感じる」ことが出来る。こればかりは、大金を積んでも簡単に手に入れらる物ではない。維持するための投資は草花に良き肥料を与えることが肝要である。
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2013/06/30
先に6月15日分掲載の訂正とお詫びを申し上げます。
ご報告したMVS装着で「炭酸飲料の蓋を開封した際に噴き出さない」という報告を致しましたが、その後の追加実験や試したした方の体験報告として、噴き出さない確率がゼロではなく噴き出す事もあることが解りました。
私の報告では絶対に噴き出さないというニュアンスで受け取られる文面でしたので訂正いたします。
そこで、中身の状態が見える透明な容器(コーラ)で実験を繰り返し行った結果、新しい発見がありました。
MVS(新発売のホイール用の黒1枚)を市販の1.5Lコカコーラゼロ(同一ロット品)のリサイクル可能表記ラベルを一度剥がし(リサイクル用に貼り直せる為)MVS収めた状態で振りました。
絶対同条件を作るために、比較用コーラにもMVS未処理品を同様に収めています。そして両者をトレーの上に並べて左右に均一に動かす事で限りなく同一の条件でテストを行いました。

感覚では無く、誰が見ても違いが一目で解る画像をアップ致します。
実験開始で少し容器を動かした際に中身が揺られた時点で、MVS無し(左)の中身は直径が10mm弱の比較的大きな泡が発生するのに対し、MVS有りでは大きな泡の発生がほどんど見えません。
画像は激しくゆすった後の画像です。最初に発生した大きな泡は消えた状態です。顕著な違いは泡と液面の境界付近の泡の大きさが違うことです。この後の経過観察でも同じ傾向であることが判ります。お試し下さい。
MVSの話が続いたので、今回はガラリと話題を替えます。
弊社は創立25周年
estremo製品がいつ頃から新発売されマイナーチェンジされてきたかを調べてみました。帳簿関係は5年間の保管が義務つけられておりますが、送り状などを含めますと莫大な量になる関係で5年を過ぎた帳簿は処分しる関係で、いざ履歴を調べるとなると大変でした。期日記載のない物は前後の期日の間に発売されたとご理解願います。
1991(H3)12月 |
スーパーアタックX150.100.200.250.300cc発売 |
1993(H5)4月 |
テンオイル15W40SH発売15W−40鉱物油 スーパーアタックX1大容量追加
500cc、1000cc発売 |
1995(H7)12月 |
アタックX1・スーパーレスポンス デザイン名称変更 |
1996(H8)12月 |
GPX1オイル10W30SH発売 10W−30 |
1999(H11)4月 |
NEWアタックX1 X1FSを追加 同時に匠、極バージョンを新規追加 |
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NEWアタックX1紺化粧箱入り発売(それまでは容器にラベル貼り付け) |
AZX1オイル−10W40SL発売 |
GPX1オイル−10W30SL変更 |
GEAR−80W90発売 |
BRX1オイル−10W50SJ発売 |
HDX1オイル−10W40SJ発売(TENオイルより変更) |
GPX1オイル−5W30SMに変更 |
AZX1オイル−10W40SMに変更 |
HAYATE−72.5W-82.5 GL-4 発売 |
X1グリス新発売 |
2000(H12)4月 |
X1スプレー発売 GEARU−75W-80 GL-5 発売 |
2002(H14)1月 |
NET販売開始 |
2004(H16)3月 |
ボディコーテング 雅発売 |
2004(H16)12月 |
estremo ロゴの商標登録採用 |
2005(H17) |
X1新銀色文字型押し化粧箱へ |
2005(H17)3月 |
マジカルストップ発売 |
2005(H17)12月 |
X1・匠バージョンを注文生産に FS/極 定番2バージョン化 |
2006(H18)1月 |
特撰雅施工キット(桐箱入) 発売 |
G9FSボトル金属缶に変更 |
マジカルストップ・エクストラ20 増量タイプ発売 |
エコノミヤ 5W-20発売 |
GEAR化粧箱 化粧箱 FS 極 定番2バージョン化 |
2006(H18)3月 |
オイル化粧箱 20 1L 4L統一 |
2006(H18)4月 |
RX2 2ストオイル 2ストローク専用オイル発売 |
2005(H17)5月 |
LX赤色に変更 長ロングライフクーラントに対応 |
2006(H18)10月 |
マジカルキュア発売 |
D1筆 ステンレス中継タイプに変更 |
2006(H18)11月 |
D1ブリスターパック筆変更 エキストラ用と共用 |
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G9FS,V7FS仕様変更 強力タイプ 添加率2000/1 |
2007(H19)3月 |
ギヤオイル「紅」 80W-140発売 |
2008(H20)4月 |
ZERO Z30,Z40,Z50 33種類発売 |
2008(H20)10月 |
ギヤオイルに轟バージョンを追加 GEAR,GERAU、HAYATE |
2009(H21)3月 |
SPORTS 発売 |
グロスター、スーパーグロスター発売(同時に雅を生産中止) |
2009(H21)9月 |
デポクリーン発売 |
2010(H22)7月 |
グロスターEX発売 |
2011(H23)3月 |
MVS(マシンバイタルシステム)発売 |
2011(H23)12月 |
MVS基本セット3種類発売 |
2013(H25)3月 |
ギヤオイル「藍」75W-140発売 |
2013(H25)6月 |
MVSホイール用発売 |
弊社製品愛用者の方ならお分かりのように、細かなグレードアップや小さな変更は記載しておりません。
優れた商品でも少しでも改善できれば改善を盛り込んでお客様にお届けできたらというのがレースの場で戦ってきた私の身に沁みついたプロ意識です。人によっては「せっかく購入したのにもう変わったの?」と否定的に捉えられる方も居ると思いますがご理解とご強力をお願い申し上げます。
色々な商品を新発売してきましたが販売中止した商品はまだありません。TENオイルをHDX1オイルに変更。「雅」をグロスターに変更、「特選雅」をスーパーグロスターに変更しています。25周年の中身を見てゆくと歴史を感じるのは私だけでなく長年のアタック愛用者の方々も同じだと思われます。
在庫の残りが少なくなり、在庫が無くなり次第に販売中止する商品をお知らせしておきます。GRXグリス、RX2-2ストオイル、マジカルキュアの3種類です。無くなると2度と販売することは難しくなりますのでご検討ください。
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2013/06/15
新発売したMVSホイール用、お陰様で早くも好調な滑りだしです。前回、9ピースの増量と伝えましたが1輪辺りの枚数として貼ろうとすると2ピースと中途半端なので、27ピースの増量に変更致しました。27ピースあると1輪辺り6ピースとなるので拡張性が高まること間違いなしです。
私のカムリを実験台として場所を変え、どんどん貼り増しをしてみました。良い子の皆様は真似しませんように(笑)結果は?・・・
ボデイ剛性が高まるほど操縦性は改善されますが、快適な乗り心地が好みの方から見れば「多少は路面からのインフォメーションがダイレクトになる」とも言えます。走りを重視される方、走りを楽しまれる方から見れば「頼もしい、楽しい、ダイレクトな感覚は好み」と好評価と分かれることでしょう。この辺りの味付けは自動車の一番の難しさでもあり追求する価値があります。MVSなら、味付けは、ある程度、自由に変えられる大きなメリットが特徴なので気楽に楽しむことが出来ますし、他人に任せるのではなく自分好みのセッティングが自分で出来るという点は今まで業界に見当たらなかった製品ではないでしょうか。
貼り増ししたけど、結果は貼り増しする前の感覚が良かったという場合は、剥がすことで簡単に元に戻せます。但し、一度剥がした場合は裏面の両面接着テープが痛んで接着力が低下するため高速で回転するホイールには使わないでください。
81ピース+増量27ピース=合計で108ピースと余裕のある枚数となりました。ポイントは一度に全部を貼ってしまうのではなく、少し貼ってテスト走行をして結果を検証し、そのまましばらく使ってみる。貼る場所によって得られる効果も異なってくるので、メモ書きして残しておくと後で混乱しないで済むでしょう。一輪辺り5ピースでも良い結果を得られると思われますが、ある程度「いいね〜」と狙うには一輪辺り15〜20ピースが基本となるでしょう。
色々な部位に、どんどん増量してゆけばゆくほど、転がり感を強く感じた。多くの方の感想としては「追い越し加速など、中間からのアクセルが軽く感じる」というコメントでした。私もボディの重さを感じないほど軽く、何よりも助手席の妻が「違うね」と違いに気づくほど変わりました。エンジン音は変わらないまま静かで負荷が掛っていない時と同じような感覚で車速だけがス〜ッと軽々と伸びてゆく。アクセルを踏むという感覚でなく、触っている感覚で気がつくと予想より遥かに高い速度で焦るほど・・・。カムリは2400cc+モーターだから、余計に静かで力強いので、それが更に強調された感じ・・・。
転がりが軽く滑らかということは、色々なメリットが生まれてくる。
○発進・加速の向上=燃費に貢献。
○中間加速が軽い=燃費に貢献。
○アクセルOFFした際の転がり良好=燃費に貢献=ブレーキは苦しくなる。
○ハンドリングがしっかり=操縦性向上。
○乗り心地向上=凸凹や段差をいなす。
従って、一般道路、高速道路からサーキットまで、どんな使用環境、EV,HV,PHV、ガソリン車、ディーゼル車、過給器有り無し等、エコ運転、スポーツ運転等、各種条件の違いがあってもMVSホイール施工はメリットが生まれと予測できます。
MVSをまだ一度も使用したり体験していない方の疑問点として、足回りに先に施工するのか、ボディに先に施工するのか、ホイールから施工するのが良いのか、迷うことでしょう。結論を先に書けば、どこから始めても問題ありません。
ここの所、MVSホイールの話ばかり続いているので、飛び込んできた少しおもしろい話をしましょう。
販売店のお客様が「○○○を炭酸飲料に接触させ激しく振って缶や瓶の蓋を開けても噴出さないがMVSはどうなのか?」と言うので試した所、MVSでも泡が噴出さなかったという話でした。

そこで早速、社員と2人で試して見ました。弊社設置の自動販売機で炭酸飲料(アルギニンV:500ml)の缶を買って、周りにパワーシート大2枚分を巻き付け、激しく振った後で、恐る恐る缶の蓋を開ける「シュー」と小さな音はするが噴き出さない。その後も色々と試してみた。キリンレモンの500ml缶の方が縦に細長いのでこちらで試す。来社中のお客様に振って頂くと、パワーシート無しで振った場合は「シュワッシュワッ」と離れていても音が聞こえるが、パワーシート有りの場合は、明らかに音が小さい。
パワーシート無しで蓋を開けると、凄い勢いで泡が吹き出し、漏れ出したキリンレモンで40〜50cmほど地面が濡れた。パワーシート有りは「エッ!」と驚くほど何事も起こらない。泡がないと飲んでも微炭酸でおいしさが軽減する。
その後、社員は「ビールで試してみたが同じように噴き出さなかったが飲んでみて泡が無くなってまずかった」そうです。MVSをお持ちの方や、パワーシートを購入した際は、興味本位で試してみてください。
以前に、あるお客様が「G9FSが燃料タンクに残っているかいないかすぐに解る」と言っていました。その違いは、セルフ・ガソリンスタンドで給油する際に、燃料キャップを開けた瞬間に、少しでもG9FSが残っていると例の「シュワー」という大きな音がしない。残っていない場合は大きな音がする」ということでした。これも炭酸飲料の泡が吹かない作用と同じと言えます。
一説には静電気を消す作用から気泡の発生を抑制すると言われています。もう少し深く考察してゆくと、ラジエターホースに施工、燃料パイプにMVSを施工、エアコン低圧パイプに施工、ブレーキ関係に施工、ストラット頭部に装着、ショックアブ施工した場合も、同様な作用で液体の泡立ちを抑制し(泡立ちの抑制だけでなく粒子の結びつきが強固になるとも思える)、圧力の伝達(または液体の流動性が高まる)の効率向上作用から、各種の改善効果が得られていると推察できる。
コーラ瓶など中身が透けて見える物で変化を見れば違いはより一層鮮明になることでしょう。私が学者であれば解明に取り組みたい所です。
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2013/05/31
私のMVSお奨めアイテム、ホイール用がいよいよ6月6日より新発売致します。HPけからの通販が出来るようになるのは10日前後と少し遅れる予定です。
迷いに迷った末、次の仕様で2種類を新開発致しました.
1:黒色:厚み1.1mm(アルミ板0.3mm+両面接着シート0.8mm) 81ピース

2:銀色:厚み0.7mm(アルミ板0.3mm+両面接着シート0.4mm) 81ピース

価格は、どちらも 19800円(税込)となります。
参考までに画像を掲載しておきます。販売は化粧箱に入った状態で送ります。このモデルは通信販売を行う予定です。世の車好きに、是非、MVSの良さを知って、使って、楽しい走りを満喫して欲しいと願っています。
弊社の愛用者様は新製品を次々とご購入くださる方が多いので日頃のご愛用に感謝しまして、9ピースを増量して送ります。(終了期間は未定)
黒色には銀色を9ピース増量します。トータル90ピース。
銀色には黒色を9ピース増量します。トータル90ピース。
増量の目的は、両方を使ってみて、どちらが自分に向いているか検討できるので次回購入さる際の参考になるからです。また、万が一の不足時に予備として活用してください。
基本的には一輪辺り、20ピースが貼れる計算となります。ホイールのどこに貼るのが良いかは、まだまだ研究の余地が残っておりますが、弊社のテストでは、どこに貼っても効果を確認できています。しかし、貼る場所によって得られる改善効果は微妙に変わってくるのが悩ましい所です。貼り替えれれば良いのですが、一度貼って剥がした場合は接着力に問題が出ますので、高速で回転するホイールに再使用するのは避けてボディなど、他の所に活用してください。
1枚購入して、貼る枚数を増やしてゆくことで効果の強さを確認できると思います。2枚購入して、2枚分(2倍)の枚数を貼ることで効果は高まりますが、効果が2倍になるかどうかは難し所です。テストでは2倍かどうかは解りませんが、貼る枚数が増えるほど、向上してゆく感じはしますが、操縦性が向上しても乗り心地的には少し突き上げ感が強まることもあります。この辺りは、好みで評価は分かれる所でしょう。
何がどう変わるかは、車や、タイヤ&ホイール、空気圧、タイヤ扁平率、運転方法、感覚などで異なってくるでしょう。使用した方のコメントを参考までに書いてみると・・・。
1:転がり感が強い(多くの方がブレーキが苦しくなる、または弱く感じる)
2:悪路や段差やゼブラゾーンなどの通過する際の突き上げが減少し、いなすように感じる。
3:ハンドリングがしっかりする。反応が速くなる。
4:グリップする(トラクションが掛り易い)
等のコメントが寄せられています。
弊社評価テストの結果では
1:スポークは(上記1.2.3項目)
2:取り付けボルト付近は(上記4項目)
3:リムの中央付近は(上記1.2.3項目)
4:タイヤビートに近いリム付近は(上記3項目)突き上げは強くなる傾向なので空気圧の調整や貼る枚数の見直しなどで対処しましょう。この結果が全てではありません。
一度に沢山貼るよりも、少し貼ったらテスト走行して結果を検証し、その結果を見て、どこに追加するか考えて増やしてゆく方法がベストです。
あくまで貼る枚数、貼る位置など様々な要素で変わるかもしれません。上記と異なるメリットが得られた場合は弊社宛、ご連絡頂けると参考になります。
市販する場合は、ホイール用とか限定しないと購入者が混乱を招きますが、基本的には、どこに使用しても自己責任で使用する場合は自由です。但し、高温となる排気系統には素材的に使用できません。
小さく切るのは普通のハサミで簡単に切れます。少し変形しますが貼り付けた後で、割りばしの平らな面などで強く押し付けることで綺麗に貼れます。裏紙のシートを剥がすのが、剥がれにくくて少し面倒ですがピンセットなど工夫して剥がしてください。また、表面にも保護シールが貼られています。剥がさないで、そのまま使用している内に自然と剥がれてきます。少しこすれば簡単に剥がせます。
接着テープの特性として、貼ってから5時間以上経過するほど接着強度が増す性質を持っています。貼ったら、すぐに走行して確認したいのが人情です。テスト走行後に、軽く押し付けておくと良いでしょう。ホイールウェイト接着と同等の3M接着シートを採用していますので、綺麗に脱脂して貼り付ければ大丈夫です。
エコタイヤや扁平率55タイヤ以上で、サイドウォールがソフトなために乗り心地は良いがハンドリングがグニャとする場合は、タイヤビートが嵌りこんでいるホイールリム部の周囲に飛び飛びで貼ることにより、サイドウォールに作用して硬めになることが確認済です。
私もマイカムリで購入したタイヤの操縦性がグニャグニャで、気持ち悪く1000kmで別の銘柄に速攻で交換してしまいましたが、現在使用中のタイヤを使いきった際には、再び使用してMVSホイール用を施工して使ってみる予定です。
タイヤ選択も、乗り心地、ハンドリング、タイヤノイズ、耐久性など、様々な要因が自分の希望する特性を示すか悩ましい選択を迫られますが、一度購入してしまうと、悪くても空気圧以外は何もできませんでした。MVSホイール用の効果を知れば、完璧と言えるかどうか解りませんが、かなり確率の高さで、乗り心地と操縦性、ハンドリングのバランスが取れるようセッティングが可能となってきます。
見た目は、たった1枚のシートですが、いわば「技術の集大成」がMVSホイール用に注ぎ込められています。単純な物ほど開発では難しい側面があります。
完璧に裏面に貼るには、一度ホイールを取り外し、汚れを綺麗に清掃してから貼ってください。4本を施工すると2時間程必要ですが、その喜びを一度でも味わうと「ファインチューニング」の虜になってしまうでしょう。
とにかく簡単に貼りたい方なら、表側に「デザインする感覚」で貼ってお試し下さい。表面なら20〜30分で手軽に貼れるアイテムです。
またテストを重ねた結果、スポークについては裏面と表面の両面に貼ることで効果は大きく向上することが把握できました。
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2013/05/15
前回の続きでMVSホイールとボディ剛性&ホイール剛性の話をしましょう。
MVS装着によって剛性が高まることを多くの方が実感されていることと思います。
剛性が高くなればなるほど路面の凸凹路を通過した際の突き上げがダイレクトにボディに伝わり乗り心地が悪化するというのが定説です。
実際には、そんな単純な物ではなく、ホイール重量(バネ下荷重)、空気圧、タイヤ扁平率、タイヤ銘柄、サスペンション(特にスプリングとショックアブソーバー特性)、サスペンション形式、車両重量等、多くの要因の影響も受けます。
また、設計に於いて、ダイレクトな入力を避けるために、直線的な形状を避けて、一部に丸みを付けた形状やRを付けた形状を採用している部品を見受けます。一例を挙げると、ステアリングのタイロッド・エンド等はS字を伸ばしたような形状が採用されています。この形状であれば縁石に乗り上げた際の大きな衝撃を「いなして=衝撃を緩和」ゆるめてギヤボックスを保護する働きをするでしょう。
前にも書いたように、ボディ剛性向上アイテムとしてX字型のブレース(補強材)やストラット・タワーバーがすぐに思い浮かぶことでしょう。弱い部分を補強する目的のアイテムですが、衝撃力に対してダイレクトな入力として受け止めるデメリットも生まれてきます。理想的には一部分の強化ではなく、万遍なく剛性を引き上げた方がバランスが良いのですが実際には難しい事でした。
MVSも開発から市販になり早くも3年が経過しようとしています。当然のことながら新しい発見の連続で来ています。ブレースやタワーバー装着や、強化された部品に交換してボデイ剛性向上を図った場合と大きな違いを生むことが解ってきました。どちらかと言うとメーカーが行う「スポット増し」のような効果と例えることができます。
言葉上は「剛性向上」=「強くなる」ですが、
MVS装着の特性は「剛性向上」=「しなやかに強くなる」という感じです。言葉で表現することが難しいのですが「ねばりのある強さ」とでも言えば解っていただけるでしょうか。
もう、一つの特徴として、ゆっくりと荷重を掛けてゆくと変化が出ないが、ダイナミックな荷重を受けると変化を感じるという特性が浮き彫りとなってきました。
開発段階でゴルフクラブのシャフトにMVS試作シールを貼ってクラブを振ると、貼る位置によって硬さが違うことを多くの方が実感されました。そこでゴルフクラブのシャフトの硬さを測定する器具を製造販売している会社に、無理矢理お願いして、違いを測定してみました。シャフトの両端を支えて、真ん中を押して曲がり具合を側る測定方法でしたが違いは出ませんでした。ドライブレコーダーのGセンサーを利用してマイカムリの乗り心地測定は、この結果から導き出した答えでした。
お客様の中にもMVSのような製品が大好きな方も多く存在して、釣竿、テニスのラケット、船舶、自転車、オートバイ、カートと、興味本位で色々なテストを実施して頂きました。自転車やバイクのフレーム装着では「S字コーナーなどが大曲しないで小回りできる」と複数の回答が届いています。

弊社オイルとMVS愛用者の方で車椅子の常連様が来社された際に、車椅子の車輪にMVSを施工してみた所、この間来社された際に「何だか空気の抜けが少ないように感じる」と言ってきました。車輪のホール部分の変形率が減少して空気の抜けが減少した可能性が出てきました。総チタン製の新型車椅子を購入されたので、MVSホイール用が完成したら車輪とフレームに貼り付けて違いを検証してみたいと興味が湧きました。自動車のホイールでも同じことが確認できるかもしれませんので皆様も検証してみてください。
先ほど述べた「しなやかな強さ」がホイールにピッタリとマッチングするのではないかと個人的に思っています。ハンドルを切った際に、レスポンス良く反応し、乗り心地的にも凸凹をいなしてゆく乗り心地が得られるという相反する要素の両立がマイカムリで確認できているからです。
自転車のフレームでも同様なことが起きているようです。例えば軽量化に貢献するアルミフレームが登場したが、どうも乗り心地が硬くて不評で他の素材に変わって行ったようです。このように材質の特性は言葉で表現し伝えることが難しく実感が湧きにくい。言葉で「強い」と言ってもガッチリと硬く感じる場合と、入力に対してしなやかに受け止める材質が存在すると言うことです。F1のシャーシーもカーボンに変わってから事故の際の衝撃が大幅に緩和されています。
チタン合金なども「粘りのある強さ」と表現できます。チタンコンロッドをリューターで研磨しましたが、刃がはじかれて削ったり磨くのが大変でした。但し、無垢のチタンは鉄よりも柔らかく、六角レンチで締め付ける際の変形度は大きかった。これがチタン合金となると硬く感じるように変化します。
更に解ったことはMVSを「弱い所」や「力が掛る所」に装着すると、そこが強くなった分、他の「弱い所」や「変形が多い所」が浮き彫りとなってくるということを多くの方が言ってきます。装着によって「硬く感じる」という場合は「他に弱い所があってバランスが取れていない状態」ということも解ってきました。
話題を替えますが、結束具として活躍する「タイラップ」も素材によって対温度特性が異なってきます。MVSラジエターをロアホースに装着して落ちて無くした方が発生したため、対策としてOリングで留めるようにしましたが温度的に厳しいので、すぐにタイラップに変更しました。しかし、通常市販品のタイラップの高温側耐久温度は75℃なので変形してしまうことが解り、つい最近、樹脂製では最高温度に耐えるタイラップを探し出して変更いたしました。
タイラップの色は青色で、-80〜170℃ に耐えるタイラップです。すでに購入済みの方で変形がある場合は無料にて送付致しますので、お手数をお掛けいたしますがご連絡ください。このように、絶えず最善を求め小さな改良を積み重ねております。何か気が付いたことがありましたら、ご連絡をお待ちしております。出来ることであればすぐに実施致します。大きな組織の会社とは、ここが決定的に違います。全てはお客様の満足のために・・・・。
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2013/04/30
弊社の業務が一番繁盛する時期は1年間に3回あります。リーマンショック前は夏と年末の賞与時期も多忙でしたが、現在はゴールデンウィーク前、盆休み前、年末となってきています。休みの前にオイル交換を実施して気分よく休みにドライブや旅行、帰省を楽しみたいと願うためでしょうか。
エンジンオイル交換やミッション&デフオイル交換、X1&X1FS添加作業は、全てメーカーとしてのサービスの一環として行っている関係で工賃は無料となっております。従いまして、純正オイルや他社オイルの交換、その他、AT&CVTフルード交換、ブレーキフルード交換、不具合点検や修理などの業務は一切行っておりませんのでご了承願います。また、12時から13時まで昼休みがありますこともご承知ください。混雑時期は、前もって、できるだけ予約をお願いいたします。
オイル交換やX1添加と共に、MVS装着や追加施工のお客様も年々増加してきています。また、お客様並びに弊社に於いて、装着場所の追求を重ねてきた結果、「黄金の装着場所」が次第に見つかってきています。いずれまとめて紹介したいと考えておりますが、前回の藤沢の部屋でご紹介したポイントは見逃せません。藤沢の部屋の記事を読んで多数の方が来社され体験して頂きましたがお陰様で大好評でした。
ここ数か月間、悩んで悩んで開発した新製品の試作品がやっと完成し、テスト走行を開始しております。見た目は単純ですが「コロンブスの卵」と同様に、単純な物ほど難しく奥が深い側面を持っています。
MVSも、もうすぐ3年間が過ぎようとしています。そこで改めてボディ剛性や、サスペンション剛性などの向上が操縦性や乗り心地に大きな影響を与えていることを強く感じることが出来ました。
レースでも一般道路でも最後は路面と接している「タイヤ性能」が大きく関わってくることは多くの方が理解している。また、ホイール重量もバネ下重量に関係してくるので、転がりや乗り心地、操縦性に大きく関係してくることも周知の事実である。
MVS新製品はズバリ「ホイール剛性向上」目的のホイール専用品である。今まではパワーシートを鋏で切ってスポーク裏面に貼っていた。新製品はアルミ製で表面は黒塗装でデザインされVマークが緑色で入っている。59mm×85mm
の1枚のプレートに横9コマ×縦9コマの凹み線が入っていて、全部で81ピースのデザインを採用した。ホイールのスポークは5本、6本から始まって多い物では20本以上と多い物もある。一輪20本スポークまで貼れるように設計しました。
パワーシートと同様にハサミで切って貼り付けます。デザインされていますので新製品は裏側だけでなく表側にも貼れます。勿論、裏と表と両側からサンドイッチするように貼る方が効果は倍増しますが、その場合は2枚必要とするでしょう。貼る前に、スポークの本数や貼る位置を考えて1ピースで切るか、2ピースで切るか、3ピースで切るのか検討してから切るようにしましょう。
参考までに弊社カムリに貼った写真をアップ致します。

小さくて黒い物が解ると思います。ホィールナットとナットの中間も力が掛る場所なので効果があると考えています。大きな力が一番掛る所は、やはりスポーク部分でしょう。スポークの形状によって異なりますが普通は中間位置が一番歪む位置なので、そこを狙って貼ることになるでしょう。当然ながら、1ピースよりは2ピース、2ピースよりは3ピースと多くなるほど効果は強くなります。
雑誌などでボディ剛性という言葉やボディ剛性の重要性など耳にタコが出来るほど見聞きしたことでしょう。しかし、一度でもホイール剛性の重要性が強く語られたことは、あまり聞いておりません。新製品をマイカムリにのホイールに貼っていて、ある事に初めて気ずきました。
それはホイールを締め付けているナットが5個に対し、スポークが6本だと言う事実。
力学的に考察すれば、スポークの中心位置にナットが来ることが理想と言える。スポークが6本だと、スポークの中陰位置に来るナットは1個のみで、後は次第にずれて、スポークとスポークの間に2個のナットが来ている。これなどはデザイン優先と汎用性(色々な車種に共用)という弊害の何物でもない。
力学的に理想的な本数は簡単で、4個のナットであれば、スポーク本数は4本、8本、16本となる。5個ナットであれば、5本、10本、15本、20本となる。これがバランスの取れた本数と言える。そんな眼で色々な車種を見てゆくと、約70〜80%のホイールがNGとなる。流石に純正ホイールは理想的な物が多いことに気がついた。どうしてもデザイン優先、また軽量化優先と他に重点を置くために、操縦性や断差、凸凹路面などの乗り心地をスポイルしている。
また、最近のエコ思考の高まりから超軽量ホイールも多く見受けるようになってきた。鍛造ワンピースと最善の設計を盛り込んだとしても、想像以上に実際は歪んでいるという事実が浮かび上がってきている。こればかりは、実際にMVSをホイールに施工して体験した頂かないと実感が湧かないと思います。体感していただくと最初は「?」が、思わずニッコリして「いいね」となることでしょう。
純正ホイールから軽量ホイールに変更し、サーキットのスポーツ走行に行ったら、コーナーで思っていた以上にアウト側に振られて縁石に乗り上げたというほど影響は大きいのです。軽量ホイールのメリットは、他でも書いているように、バタ付き低減による乗り心地向上、出だしで軽く発進できる等、デメリットとして操縦性悪化とメカチューンの場合は両立が難しい。
MVSホイール専用テストを実施して解ってきたことは・・・
ホイール剛性の重要性が改めて実感できた。ホイール剛性が加速性能、乗り心地、操縦性、ブレーキ性能に大きく関わっていることがMVS施工によりクローズアップされた。最初にタイヤの重要性を述べたが、重要なタイヤはホイールに嵌っている。ボデイが歪むと同様にホイールも、路面からの突き上げ、ハンドルを切る、加速Gや減速Gなど、大きな入力(車両重量や突き上げ)を受け止め、絶えず歪みが発生し、本来の性能を大きくスポイルしていることが解った。従って、ホイール剛性は強ければ強いほど良いが重くなったらデメリットも増える。
皆さんが知っているように、操縦性向上と乗り心地向上は、相反する要素であり、メカチューンでも両立が難しい。そんな至難の業がMVSホイール貼り付けで両立できてしまう。これはX1&X1FSが「潤滑と滑り抑制」と相反する要素を両立できることに似ている。相反する要素を両方共に向上できるメリットは計り知れない。
開発で苦心したのは1コマのサイズが約6.5mm×9.5mmと小さいこと。この小さなサイズで体感できる性能を出すことが出来るかが勝負だった。勿論、数が多くなったりサイズが大きくなるほど効果は高まるのが特性(それが全てではないが)であるから、悩んだ訳である。更に、走行中に剥がれて飛んだらガッカリしてしまうので、住友3M製の高性能接着シート0.8mmを採用しました。
発売時期は6月上旬予定。1枚81ピースで販売価格は19800円(税込)
HPでも販売予定です。後、1か月後、まったく新しいファインチューニングが幕を開きます。私の一番のお奨めアイテムを楽しみにお待ちください。
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2013/04/20
北陸スバル自動車のイベントに参加してきました。その関係で更新が遅くなりましたことをお詫びいたします。
昨年のイベントは金沢店で行われましたが今年は富山店と開催場所が変わっています。出店参加企業は昨年と同様に当社の他に(順不動)クスコさん=車高調、タワーバー他、ディクセルさん=ローター他、オカダプロジェクツさん=コイル、LED他、ATSさん=LSD,クラッチ他,フジツボさん=マフラー他。
13日(土)と14日(日)と2日間共に天候に恵まれMVS施工体験者様は12台、主にインプレッサ、レガシーが主体。興味を示すお客様は、すでに弊社の製品を使用している方が90%(プロジェクトKさんの顧客)でしたので応対は楽しくアタックファンにお会いできて嬉しかった。この場を借りてお礼申し上げます。
MVSの最大の利点は
○装着が簡単なこと(約5分)
○5〜15分間の走行で実際に体験走行ができること。
○装着場所変更や追加装着で違いを検証できること。
○取り外しが簡単なこと(約3〜5分)
つまり、購入してから「こんな物では買わなければ良かった!」と後悔したり、悔しがったりしなくてよいので、無駄な出費とならないこと。
イベントだから限られた時間とスペースの中で多くの方に味わって頂けたので、お互いに良き時間を過ごすことができました。
初めてMVSを体験して頂くメニューとして発売以来、色々と試行錯誤を繰り返してきました。
「短時間の装着、限られた短時間の走行、その結果、高い確率でMVSの良さを実感して頂く」という難問に挑んできました。今回は、下記のメニューで実施した所、12台中、全てのお客様から高い評価を頂くことが出来ました。
○エンジン
1:バッテリーパワーリングをマイナス端子に装着
2:ラジエターアッパーホースにチタン装着
3:吸気管にパワーバンド装着
○ボディ
フロントストラット頭部にパワーブロック大、又はパワーナット12mm装着/4ドアの場合、ドア側のキャッチ部分にパワーブロック大を1個(合計4か所)

ほとんどの人が「ボディと干渉しない?」と心配されましたが「大丈夫ですよ」とドアを閉めると「本当だ!」と驚かれていました。パワーブロックを使用した理由は装着、取り外しがワンタッチで便利だから。効果を実感後、実際の施工は特選キットに入っているパワープレートを貼り付ければ安く出来ます。
「それでは10分ほど走ってきてください」と送り出す。体験走行から帰ってきて感想を聞く時が楽しみでもあり緊張する瞬間でもある。
「いやー、ビックリした」「変わる〜ね」「何で変わるのかな?」「乗り心地が良くなった」「乗り易くなった」「楽しいね」等、ある程度、感じた現象は共通しているものの表現は人それぞれ微妙に異なっている。
実は、以前から私もボディ剛性向上を狙って、ボディ側のドアキャッチ付近にMVSを装着していたが、それほど効果を感じていなかった。数か月前に、車好きの鍼治療の先生がMVS装着で何度か来社されジャガー、BMW,ワゴンR,バイクのV−MAXと、全てMVS施工を重ねている内に「鍼治療の壺と同じように、ボディの弱い所が解るようになった」と言ってきた。そこでマイカムリを見てくださいと頼んでみた。
するとボディ側に装着したMVSを「これは効いていないから外す。ドア側が弱い」と指差す。素直に言われた所にパワープレートを4か所に貼り付けて、社員と交互にテスト走行を実施した。すると、ボディのウエストラインががっしりとした感覚で確かに違いは歴然と出た。「弱い所がどうして解るの?」と聞くと、「それが解らなくては鍼は打てない」と言われた。もっともな答えだ。そこで初めて「Oリングテスト、ファインガーテスト」と言う言葉を知った。
フロントストラットの頭部装着も新たな発見であった。最初の頃はパワーブロックをストラット取り付け付近の上部や、ストラット取り付けボルトの余っているネジ山にパワーナットを装着していた。中には「乗り心地が硬く感じる」という評価もあり、その場合は上部から側面に移動して「良くなった」と喜んでいた。つい最近になってスイフトスポーツの新車に乗り換えた常連さんが来社され「ストラット頭部に付けてテストしてみたい」と言うので行ってみた。返ってきた評価は「素晴らしい」だったので自分たちも早速試して見た所、「オッ〜ツ!これいいね〜」だった。
MVSも発売から早くも3年が近づいてきた。鍼治療のツボ(バイタルポイント)と同様に、自動車だってツボが存在することが浮き彫りとなってきた。いかにそのツボに針を打つのと同様に、適切な強さのMVSを装着するかで結果は異なってくる。人間と車の違う所は、ボディの弱い所に装着すると、その次に弱い所が浮き彫りとなってくる点だ。感じ方としては「ツボが移動した」と思うかもしれない。すでにパワーブロックを2個以上お持ちの方は、ストラット頭部に装着して体験してみてください。100%とは言えませんが90%以上の確率で「いいね」となることでしょう。
話は変わって、4月1日から正式発売した新ギヤオイル「藍」75W-140の評価が集まってきた。結論としては「紅」も良かったが「藍は更に滑らかで軽ろやか」という最高の評価を沢山の方々から頂いております。後は、持続性だけだが未知数で言えるが、高温になった際の140番側は同一なので、ほとんど同等と予測しております。次回デフオイル交換の際、是非一度お試し下さい。
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2013/03/31
創立25周年に関連した話を今回もしましょう。
創立当時からのアタック製品愛用者も僅かですが今でも注文がきます。前にも書いたようにレーシングメカニック通信教育から始まり、バルブタイミング実習講座、特殊工具販売、エンジンOHやバルブタイミング等のテクニカルビデオ製作・販売、トヨタAE86のチューニングヘッド加工販売、AE86/リビルトミッション製作・販売など色々と行い時代の変化に合わせて変革してきました。
その途中からご存じのオイル添加剤・スーパーアタックX1を販売開始しましたが、この頃はX1FSは生まれておりません。その後、エンジンオイル第一弾として、10種類のメリットがあるという意味を込めた鉱物油のTEN(テン)オイルを新発売。現在のエンジンオイルに繋がってくるのです。現在の後継オイルはHDX1に相当します。
現在のエンジンオイルやギヤオイルは5段階のバージョン・ラインナップとなっていることは皆様ご承知の通りですが途中までは上位3グレードは存在してなくて、X1グレードとFSグレードの2種類のみでした。
轟(とどろき)グレード
極(きわみ)グレード
匠(たくみ)グレード
FS(えふえす)グレード
X1(えっくすわん)グレード
あえて振り仮名を付けたのには意味があります。名称は人それぞれ思い込みがあるのか、色々な言い方をされる方をお見受けするので正式名を書いてみました。
やはり「極グレード」が段トツで多いのですが、「ごく」「きょく」と読まれることも多いです。同様に、「疾風」はやても、「しっぷう」と読まれることが多い。
当時も現在も、質問として多いのが、「各グレードのX1の添加率を教えて欲しい」という質問が断トツで多い。確かにX1&X1FS作用や効果は愛用者ならご存じの通りであるし、添加率(量)の少しの違いでも大きく変化することも先刻ご承知の通りである。前記した「X1」と「FS」の2グレードの頃は、まだX1FSも存在していなくて、この頃は確かにX1添加率を変えて差を付けていました。
その後、新技術を開発し、その技術を応用してX1FSを開発することが出来ました。この「新技術」×「X1」×「X1FS」を融合することで初めて5グレードの性能を自由自在に生み出すことが可能となったのです。単純にX1&X1FSの添加率だけでグレードを分けているのではありません。オイル持続性、使用したフィーリング、メカノイズ、潤滑性能など、トータルの性能のちがいで5段階が味付けされているのです。オイルの難しさは性能が良ければ全てにおいて良い結果が得られるとは限りません。、潤滑性能が向上に比例し、摩擦熱の低下によって油温度が低下するのでフィーリングが重く感じてしまうケースも出てきます。
弊社エンジンオイルを使用して、どうしてもフィーリング的に重さを感じて気持ち良さを感じない場合は、グレードが高過ぎるか粘度が硬過ぎるか(オーバーグレード)のどちらかでしょう。ワングレード落とすか、粘度を10番柔らかめに変更することで解決できると思われます。
先ほど述べた新技術についてHP上でも過去の藤澤の部屋でも一切解説しておりません。その理由は、事あるごとに言っているようにestremo製品に能書きや新技術の詳細な説明は不要と考えているからです。その基礎は日産大森ーNISMO経験20年から身に染み込んだ考え方です。
戦いの場であるサーキットでは、ブランド名、権威(○○博士推奨等)、能書き(特許や謳い文句)有名人(○○ご愛用)など、一切関係ありませんのでプロのメカニックは関心を寄せません。「ふーん、それで、タイムは上がる?耐久性は上がるの?」それだけです。一般の人たちと、そこが大きく違います。
お客様の利益とは購入して「良かったよ」に尽きると捉えています。「感動した」という便りも届きます。「虜になっている」という嬉しいコメントも寄せられます。
これらの沢山の実際のコメントや評価が重要であり、「キャッチコピーで勧誘して物を売る」というスタンスではなく、「この性能だったら100人中95人が喜んでくれるかな」と、私が長年培った技術を酷使して世の車好きに問いかけているのが全てのestremo製品なのです。
初めて弊社の製品に出会った方は、高額な製品を購入して何のメリットが得られるか戸惑うかもしれません。NET注文の場合は、注文された品物をただ発送するしか出来ませんので、注文前に是非電話でご相談してください。お客様のお車や使用条件に一番ピッタリと思われる製品をアドバイス致します。それでも最初からベストの結果が得られるとは限りません。オイルは奥が深いのと、前にも述べたように5段階の性能と、同じ10W-40の粘度でも、鉱物油のHDX1,定番のAZX1,プレミアムオイルのZ40,更にスポーツ走行用のS14と4種類もあるのです。5段階×4種類=20種類の選択肢と他社の追随を許しません。それだけきめ細かい選択肢があります。慣れてくれば理解できるでしょうが初心者は難しいことでしょう。
でも実際は簡単なことです。一発でベストを得ようとしないことです。予算と使用状況を考慮して選択使用し、結果を検証し、次回のオイル交換に生かせば良いのです。「ああ、こちらの方が自分には向いているな」と感じられれば良いのです。明日から新学期、新社会人、会社も新期と、区切りの月です。X1&X1FS,エンジンオイル、ギヤオイル、D1&D2,G9FS&7FS,LX、更にMVSを組み合わせることで、快感の走りが待っていると確信しています。

※藍のテスト走行中の画像(首都高速環状線)あいにくの渋滞ですが皇居の桜が満開です。
最後に4月1日より、新ギヤオイル「藍」あいを新発売致します。デフオイルに「紅」80W-140が大好評ですが 「藍」は低温側を75Wとした75W-140です。モニター使用者の声としては、「紅も良かったが藍は低温時に軽さを感じる」というコメントでした。サーキット走行など超過激な走りをしない使用環境では「藍」が燃費的にもフィーリング的にもマッチングすると思います。80Wと75Wと、数字で見ると、たった5Wの違いなのですが、この違いが予想するよりも大きく効いてくるのです。
一度お試しあれ。
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2013/03/15
アタックレーシングという会社名から、レースに深く関わっていることを感じ取られている愛用者も多いことでしょう。しかし、弊社のレースに関する情報はネット情報として検索してもヒットすることは少ない。その理由は以前にも触れたように、勝負の世界で有効な製品情報をライバルに打ち明けることは勝負の世界では考えられないという点に尽きる。逆に、実際に自分で試してダメだった情報はガセネタとして相手を惑わすために故意に流される。
「○○○を使って勝った!」と広告などで見かけるが勝負の世界で20年間戦ってきた私から見たら「???」となる。
ライバルに知られたくない物、それはズバリ、エストレモ製品もその範疇に入る。こう書くと宣伝の匂いが強いと思われても構わない。弊社のX1&X1FS,エンジンオイル、ギヤオイル、更にMVSも含め、使い方次第で多くのメリットが生じてくる。一番のメリットは、壊れなくなるので最低限の費用でレースに参加できて楽しむことができる。第二に、勝負の世界だから、できれば6位以内に入賞し、あわよくば優勝したいと願う。特に真夏の耐久レースなど、オイルの役割が過酷になればなるほど、オイル性能の優劣が勝負の綾に深く関わってくる。
しかし、レースの一流メカニックや一流チューナーと話をすると決まって弊社等の高性能ケミカルや高性能オイルを否定する。その理由は「自分たちは職人の腕で飯を食べ職人の技の優劣で勝負している」要は価値観の違い。また、ショップなどは「壊れてくれないと商売にならない」と考える。更に「レースによっては、ピストンやコンロッドなどの強度が不足するので鍛造ピストンや強化コンロッド等に交換が基本」という話をしてくる。案にオイルでカバーできる範囲を超えていると言いたいのである。私も長年、その世界で戦ってきたので、その意味はよく理解している。それにプラスして弊社製品を使えば鬼に金棒なのだが、そう捉える人は少ない。
また、ビックレースになればなるほど、自動車メーカーがエンジンを開発し、スポンサーとしてメジャーなオイルメーカーが付く。スポンサー料は数千万から数億円と高額なのでビックメーカーでなければ難しい。優勝すればスポンサー商品の販売も自然と上昇しイメージアップに貢献することはご存じの通り。
但し、自己資金でレースに参戦するプライベートチームになると事情は大きく異なってくる。車の知識が奥深い方で、オイルの役割を知っている方であれば弊社高性能オイルに注目するのは自然の流れ。以前にも何度も書いたように、高性能オイルでラップタイムが1秒向上するのは至難の業ではあるが、それよりも先に書いたように、摩耗損傷が少なくメタル焼き付きなどのダメージが少なくなるのでOHしないで長期間レースを戦える。つまり最少の予算でレースを長く楽しめるメリットこそ支持されてきた大きな理由と言える。
これもレースの種類やサーキットや季節など多くの状況により変わってくる。例えば、夏場の耐久レースなどになればなるほどオイル性能が重要となってきて勝敗に深く関わってくる。「レース後半になるほど自然と前に出ている(周りが居なくなる)」と表現する状況が生まれる。俗に言う「オイルがタレない=エンジンが元気」と言う訳だ。この利点は、一般車も同様に「走るほどに調子が上向いて行く」結果に繋がる。サーキット走行の1時間は街乗り1万kmに相当する過酷さがある。
ここまで書いてきたように、あまり公表したくないのだが、絶えず結果重視と日頃から語っているので、ひとつ位はエストレモ愛用者に良き結果をご報告します。
昔のミニ、排気量998cc で行う998チャレンジカップレースに仲間5台で長年に渡って参戦している弊社製品愛用者がおります。
長い間愛用して頂いていたので、途中から1台だけ弊社(estremo)がスポンサー(オイル供給)となりました。MVS開発と同時にMVSステッカーを貼って頂き、MVSも装着(エンジン&ボディ)致しました。

2012年の結果は、めだたくシリーズチャンピオンを獲得することが出来ました。
写真:先頭のピンクの車です。写真では見にくいですがestremo MVS のステッカーが貼ってあります。
ドライバー 斉藤 ゼッケン「76」 車名 「TCパッドestremo☆ミニ」
MSA 998 Challenge
第1戦 袖ヶ浦 決勝1位
第2戦 エビス 決勝9位
第3戦 筑波 決勝1位
第4戦 筑波 決勝1位
2012年5月13日岡山国際サーキット(3.703km) 第15回 Mini Jack
スプリントレース 998vhaiienge フルコースバトル 8周に遠征して参戦、参加台数40台という盛況の中、見事優勝致しました。シリーズは西と東に分かれていて西ではシリーズ10位でした。
このミニレースは多くのショップが参戦していますが「TCパッドestremo☆ミニ」は他の仕事をしている人たちが集まり、自分達で車を作り参戦しているプライベートチームです。従って、大きなチューニングを施さない(エンジンは純正仕様)弊社チューニングに通じるマシンバイタルに沿った考え方で行っております。勝負の世界は、出てきた結果が全てです。チャンピオン取得は私の行ってきたマシンバイタルシステムの実証が正しかった結果だと個人的に受け止めておりますが、圧縮比をギリギリまでアップしたりとお金を費やし改造したライバルチームは素直に認めていない(信じていない)ようですが・・・。
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2013/03/01
MVSシリーズは、お陰様で大好評です。好評な理由は幾つかあります・・・。
◎多くの方が「変わるからおもしろいね」と感想を述べます。
◎装着、追加、移動で、自分好みのセッティングが探せる。
◎車を買い替えても移植して再使用できる。
◎改造しないでいいので車検や新車保障に影響しないので安心できる。
しかし、近くに体験施工店が無い地域の方は、興味が湧いても実際がどうなるのかが見えてこないので二の足を踏む。「乗り心地が良くなった」と体験談をネットで見かけても「個人の感覚」
「第三者にも一目で理解できるデータを・・・」という声も頂いております。
そこで近年装着率の高まっているドライブレコーダーの3次元センサー(左右G,上下G,前後G)利用してテストを実施してみました。

社近辺の一般道を何回も周回し、測定の精度を高めるべく相応しい場所と条件を探し出しました。
さらに測定精度を高める工夫として。
1:同じ場所を同じ速度で通過すること。(交通量の少ない道)
2:MVS装着と非装着を、できるだけ短時間で行い、時間的な差を少なくする。

1:の精度向上の為に、カムリハイブリッドの純正クルーザーコントロールを50km/hに固定しています。
2:の精度向上の為に、装着無しで測定−MVS取り外し(約2分)測定−再度装着して測定を交互に繰り返した。
さらにドライブレコーダーのスイッチを手で操作するためにダッシュ盤上に両面テープで装着後、更にバイス(クリップ)で挟み込み、実車の振動が極力反映されるようにしました。(テープによる緩衝を減らす為)
カムリハイブリッドは基本的に純正仕様ですが、ホイール&タイヤ変更、タワーバー装着、MVS装着済みですので、今回のテストではボディに8か所、パワーブロック(内容は4個が大、4個が中)を適当な位置に装着して、単純に装着有り無しでの乗り心地の違いを測定しました。
測定したデータを専用ビューソフトに読み込むと、画像、下側に地震計の記録と同様に3方向のGが折れ線グラフで表示されます。このままでは3方向の折れ線が重なっていて正確な比較が難しい。そこでLOGデータから、測定した上下Gのデータを取り出して、エクセルにてグラフ化を図りました。結果を見ると上下Gの数値が1秒単位で記録されていることが判明しました。この方が、比較グラフとして見た場合、違いが把握し易いことも判明しました。

グラフの見方は車体が上方に突き上げられた時に下側にGは発生するため、折れ線は下側に伸びます。車体が沈み込んだ場合は上側に重力は掛りますので、上側に伸びます。
赤い線がMVSを取り外した際の測定値で、青い折れ線がMVS装着です。
比較テストを社員と藤澤と2人で行い、個人的な体感と、得られたデータとの一致を得ました。日ごろからグラフを見慣れた方であれば、グラフを見ただけで乗り心地の感想を述べることが可能でしょう。
グラフは左側から右側に走行している時間軸となっています。
大きな蒲鉾型の継ぎ目が路面上に端から端まで、横たわっている所を時速50kmで通過した時に、車体は強く跳ね上げられますが、MVS装着時は1度強く入力が入りますが(14sec位置)すぐに上下動が収束しています。
非装着時、再度揺り返しのような上下動(18secが顕著)があるのと対象的です。これは振動を抑制するショックアブソーバーの特性と似ています。(良質のショックアブソーバーは突き上げを受けた後の収束が速い)
また、凸部に至る前段階の走行(〜13sec)においてもMVS装着の方が上下動が少ないようです。
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2013/02/16
オートメカニック臨時増刊「基礎からわかる!ファインチューニング」が1月末(雑誌の慣例上、裏表紙には平成25年3月24日発行」と記載されております。総ページ数は258ページと分厚く定価は1280円と少し高めです。藤澤の紹介記事がカラー見開きで2ページ掲載されております。記事は今までの「エンジンを元気に・・・」の記事をそのまま使用されておりますので、ご注意ください。

裏表紙は弊社広告で内容的にも弊社製品の紹介が多くなる関係で、アタックレーシングの宣伝色が濃厚と指摘される方も多いかと思います。長年、純正仕様で、どこまで気持ち良き走りが得られるかを独自に追求してきた結果、弊社製品でなければ解説した結果が得られないために商品名を書かないと的外れとなることをご理解ください。
今回は基本に返って、オイル粘度について詳しく解説してみます。
当社にデフオイル交換に来社された方に「紅」80W-140を勧めてみると多くの方が「オープンデフだから、そんな硬いオイルは必要ない」とか「そんな硬いオイルは重くなってしまい燃費が悪化するので・・・」とか拒絶されます。その理由は140番にある。エンジンオイルでも60番になれば今時の感覚では「硬目の粘度」なのだから、ましてや「140番」など2倍以上も硬いオイルという感覚になるのは避けられない。
実は、多くの方が、エンジンオイルの粘度表記と、ギヤオイルの粘度表記の違いを知らない。ギヤオイルの70W〜75Wは、エンジンオイルの約8W〜12W相当なのである。紅の80Wであれば、エンジンオイルの約12W〜25Wに相当する。「エッ!そんなに違うの?」と驚くほど規格が異なっているため混乱を招く訳です。頭で想像するほど実際には硬くはないのです。
このW「ダブリュー」を電球のワット数と勘違いする方も多く、10W(ワット)30などと言う方も多い。Wの真の意味はWinter(冬期)を意味するが発音について触れていないのでワットと呼ぶ方法も間違いとは言えない。しかし厳密には低温時の粘度を示し小さい数字ほど柔らかい。メーカーやオイルメーカの一般的な説明では「柔らかいほど始動性に優れている」と「記載されているが、完全な間違いではないが私には「?」が浮かぶ。
古い人間だから、昔はマルチグレード(0W-30)など存在しない時代で、シングルグレード(30番40番や50番60番)で、しかもキャブ仕様。それでも私が住んでいる神奈川県の冬でも始動のコツ(チョークを引きアクセルペダルを数回踏込み、加速ポンプで燃料を送り込む操作)さえ解っていれば容易にエンジン始動が出来た。
現代の進化した車は、水温センサー等、必要な情報をECUが制御して始動に最適な混合比を制御してくれる。バッテリーも高性能となりエンジンオイルもマルチグレードに進化している訳だから「始動性に優れる」という表記に疑念が浮かぶ。10W表記のオイルは規格上はマイナス25度までOKという意味ではあるが北海道釧路の最低気温が低い土地柄でも弊社のAZX1(10W-40で何の問題もないと報告が来ています。
正確に書けば「始動してから5分間までのエンジン冷間時に低粘度オイルの方が燃費的に優れる」と言うのが本当の所でしょう。ですから、通勤で2kmなど極短距離を往復する使い方で(私も該当しますが)少しの燃費向上が期待できると言うことになります。実際には多くの方が1時間とか走ることが多いと思われますので、最初の5分間を重視するのか、残りの55分間を重視するのかとなってくるのですが・・・。
近年のエンジンは省エネ重視で「始動したら短時間で温まるよう工夫されてきた」その理由は気温が低いほど、エンジンが冷えている時ほど「濃いめの燃料をエンジンが要求する」からです。この点から自動車の取扱い説明書には「低粘度オイルは省燃費性に優れたオイルです」と表記してあるメーカーもある。
この文章を読んで藤澤は前記と同様に「?」すぐに疑念が浮かぶ。その文章を藤澤流に書けば「低粘度オイルは交換直後から1000kmまでは省燃費性に優れるが少し乱暴に走行する方、シビアコンデションの使用方法ではダメージの蓄積が多くなります」となる。何事も長所の裏側に背中合わせで短所が介在する。だからこそ長所だけでなく短所も知っておいた方が本当の所は良いのだが・・・。弊社のエンジンオイル・ギヤオイルの長所は「長持ちする」「ヘタリが少ない」と評価されることが多いが短所として「価格が高価」「交換時期が解りにくい」となることも多い。但し、価格に対しては「この性能なら高くない」「逆に安いよ」とさえ言ってくださる方も多い。一度も使わない人は価格だけ見るから「高い」となる。
また、交換時期が短ければ汚れやオイル消費は気づかないで見過ごしてしまいがちですが、オイル寿命が長くなる場合は、汚れ、燃料希釈、オイルレベル低下に注意しなければなりません。方法は簡単なことです。たまにエンジンカバーを開けオイルレベルをチェックする習慣を付けましょう。エンジンルームを見ることでオイル漏れや小さな不具合など思わぬ発見をすることでトラブルを未然に防ぐことが出来ます。最近のメンテナンスフリー化が進んだ弊害として「ただ乗っている」方が増えてきています。愛車に愛情を注ぐことで愛車も感情を持った人間のように答えてくれることでしょう。
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2013/02/01
アタックレーシングの創立は昭和63年1月12日だから、西暦で書けば1988年となる。今年が2013年なので、創立から25周年となる。
英語で書くとQUARTER ANNVERSARY。
HPを見てくださっている方であればHP上で25周年を目ざとく見つけてくださっていたことでしょう。

アタック製品をこよなく愛してくださる多くの愛用者様達に支えられて記念すべき25周年を迎えることができたことに感慨深い思いが込み上げてきます。言葉で書き表せない感謝の気持ちを込めて、スタッフ一同、深くお礼申し上げます。これからも皆様方に愛され続ける会社で有り続けるよう、今後も変わることなくユーザー視点に立った製品作りに、こだわってゆきます。
25周年は、ある意味では、ひとつの節目かもしれません。結婚25周年、ゲームソフトでもメジャナーな物では、ス−パーマリオやドラゴンクエスト、ファイナルファンタジー等も発売25周年キャンペーンを行っています。
1月15日は各地で成人式が行われ122万人が大人の仲間入りを果たしましたが、企業も25周年を無事に迎えることが出来るのは何%ほどなのかと、ふと気になったりしました。創立して1年未満に多くの会社が倒産していると小耳に挟んだことがあります。反対に、創業100年を越える長寿命な会社も、日本は世界で一番多い国とも言われています。長年に渡って、生き抜いてきた企業には何かしら秘密があります。
その秘密を紐解くと「無くてはならない物」「お気に入り」「他に代替え品がない」
などといったポイントが隠されています。物の価値は、価格だけで決まるものではなく、費用対効果、満足度、耐久性など、総合的に評価して決まってくると思うのですが、世の中の評価としては価格を見ただけで「高い」「安い」と表面的な評価を多く拝見いたします。価格が高価になればなるほど、評価は厳しくなるのは当然の成り行き。その点を深く考慮すればするほど「最善を尽くす」ことをモットーに歩んでゆきます。
「MVSをボディに施工でボディ剛性がしっかりした」という使用者のコメントを見た人が、「タワーバーやブレースを装着した方が確実だ」と、すぐに否定したりする傾向があります。また、メンバーなどを固定する穴は生産性を向上させる目的などで少し大きな穴があけられているために、微妙なずれや遊びが生じる。その隙間を埋めるリジッドカラーと呼ばれるカラー(ツバ付ワッシャーのような物)を装着することで剛性が上がったり、操縦性が向上したりすることは広く知られています。
この場合、何が良いとか悪いとかという議論は的を得ていません。3者3様に、それぞれ作用やメリットは微妙に異なってくるからです。Aを使用したらBは不要ではなく、A+B+Cも有り。また、相互に作用することで相乗効果も上がる。その理由は、ブレースは弱い部分の場所を狙って強度向上ができるが、装着する場所は限定されてくる。リジッドカラーも装着場所はボルトが使用される場所に限定されるが装着は簡単で重量増加は問題無し。MVSは装着場所をほとんど選ばない。効果的な物を3つ組み合わせれば三脚の理論ではないけれど安定度は抜群となる。三脚でも2脚から3脚に1本増えただけで、別物になることと似ている。
私は設計的な理論も3脚理論が理に適っていると経験上知っている。例えば、水やオイルや排気管等の継ぎ目や取り付け方法に関して、2本のボルトで留める方法と、3本のボルトで留める方法では、耐久性(信頼性)に関して数倍違ってくると思っている。若い頃は安くて古い中古車を買ってきて自分で直して乗っていたので、部品を探しに解体屋さんをハシゴしていた。すると同じメーカーの同じエンジンなら、同じ所からオイル漏れしていた。つまり、そこが弱かったことを意味している。この場合、止めてあるボルトは決まって2本である。
新車開発の耐久試験で出来ないこと、それは「経年劣化」である。更に、ユーザーは
様々な環境で様々な使い方をする。それを「想定外」と言ってしまうか、想定外になっても問題が発生しない設計を採用するかで分かれてくる。それが私の3脚理論である。エンジンを始動すれば水温が上昇し、停止すれば冷えてゆく。膨張と収縮を繰り返す。この繰り返しが長期間、何十万回となく行われることで取り付け部が歪んでパッキンが破れたり、歪んだ部分から漏れ出してくるという図式。
ほんの少しのコストをけちってリコールを出して信頼を失うと同時に多額な損害を被ることを考慮した場合、3脚理論で事に当たればリコールはもっと少なくなるのではないかと私は思う。
誤解しないで欲しいのは、弊社の添加剤やMVS装着で、どんなトラブルや欠点も治ってしまうと勘違いされるケースも出てくるが、何かがおかしい場合、異常は内部的に問題が発生しているケースと制御系(センサー不具合や配線の接触不良他)にトラブルが発生していたりする。オイルが関わっている部分の改善でトラブルが治ってしまってビックリするケースもあるが、それは「幸運だった」と捉えて欲しい。正常な内に保護対策として使用することで思わぬ恩恵を受けることも多い。
最後に26日に、オートメカニック臨時増刊「ファインチューニング」が今年も発売されました。中身を読んで「何だ2013年度版・エンジンを元気にする103の方法」と同じだと、すぐに解ることでしょう。表紙にも表記してあります。但し、258ページと、かなり分厚い本で、価格も1280円と少し高めです。8〜9ページ目に私の経歴がカラー2ぺージで紹介されておりますので、興味のある方は宜しくお願い致します。
いつもの事ですが、文章中に「コーナーで速いスカイライン、ストレートで強いブルーバード」と書かれているのを見て「????」と思った方はレベルの高い人です(笑)私は電話取材で反対のことを言ったつもりなのだが・・・。この時のスカイラインは、まだプリンススカイライン、初めて直列6気筒2000ccウェーバー3連装を無理やり搭載した型番S54B=通称赤バッチで、対するブルーバードは丸くなって尻下がりと悪評の高かった1200cc4気筒・410型。スカイラインがストレートで引き離し、コーナーでブルーバードが追いつくという展開でレースに興味が湧いてきた。
まさか、この中継テレビを見ていた自分が約1年後に、そのブルーバードをチューニングしている総本山の日産大森ワークス(現ニスモ)に配属されることになるとは夢にも思っていなかった。
レーシングドライバーのトップに、鈴木誠一選手を筆頭に、黒沢元治選手、都平健二
選手、当時は若手の長谷見昌弘選手と、後から解ってきたことだが名だたる選手ばかりだった。ドライバー自身がエンジンを加工したりミッションを組んで、慣らし走行まで行っていた古き良き時代。
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2013/01/15
新年が明けたと思ったら瞬く間に月半ばとなりました。
4日の仕事始めには何と開店前から来店された滋賀県ナンバー(実は小田原市在住)からオイル交換が始まり、作業中に埼玉県の常連さんが顔を出し、茨城県土浦の常連さんMVS施工で来社、そこに愛媛県から遠路はるばるオイル交換とMVS施工で、奥さんと子供連れで初めて来店くださりました。来客は次々と続き、静岡県の常連さんがMVS購入で来店、八王子市の常連さんがオイル購入で来店、綾瀬市からオイル交換で来店、最後に川崎市からオイル交換で来社と閉店まで賑わいました。
新年の始まりのため他の業務も(メーカーですので、年始年末中のネット注文の発送、取引先からの挨拶や注文の発送等)多忙をきわめ、ご来店のお客様には充分な接客が出来なかったことを、この場をお借りしまして、お詫び申し上げると同時に深く感謝申し上げます。
ありがとうございました。
年の初めに当たり、私がモータースポーツ(レーシングメカニック)で学んだことを皆様にも少しだけ紹介したいと思います。

モータースポーツは極限での真剣勝負!タラレバは通用しない。すぐに結果が出る。
@タラは「何々をしたら良かった」したらではなく、必要と思ったら、どんな困難にも立ち向かい、時間内でやり遂げなければなりません。
Aレバとは「内々をすれば良かった」勝負が終わってから、言っても遅い。こう、言わないためには、その時まで、できることは全てやり遂げることが必要です。
Bレース開催日は決まっていて変わりません。限られた日数(時間)で最善の仕上がりに持ってゆかなければなりません。そのためにはスタッフ全員が「勝つ」という一つの目標のために力を結集しなければいけません。まとまらないと、潜在された実力が発揮されません。
C「帽子が落ちる間に物事が変わっている」と、あのニキ・ラウダが言っています。つまり問題があれば、その晩に対策を施し明日の予選やレースに間に合わせる。それに比べて一般社会では、問題があっても長期間、そのまま放置されたままになることが多い。
D好きなことは苦しくも辛くもない。どんなに遅くまで仕事をしても、好きになってしまえば、逆に長時間、仕事が出来ることが楽しく嬉しくなるものです。「辛くないですか?」「大変ですね」と言われることが多いですが、どんな仕事でも「辛い」とか大変と思ったら辛かったり大変だったりと次第に感じて追い込まれるものです。人間、気持ちの持ちようが一番大事なことだと言えますね。
私は現場の第一線で汗を流し手を油で汚して技術を高めてきた実践派です。理論や理屈は興味は湧きますがそれほど好きではありません。それは学者の仕事だと捉えているからです。弊社HPを見てくださっていれば感じている方も居ることでしょう。
実践派だからこそ「使ったみてガッカリさせる物は販売しない」が弊社のモットー。
効能を幾ら並べても差は伝わりません。一度でも使って頂ければ、その差を実感してくださるというスタンスです。
50年の経験を重ねて、今になって初めて気付かされることが増えてきました。
まず基本を知るということ・・・
@基本的な話の中に大事なことが含まれています。知っているようで意外と知らないことが多くあります。
A「当たり前」のことが一番難しい。問題があれば当たり前と言わずに改善する努力が必要です。当たり前と思う常識が邪魔をします。
B「何かが悪かった」その瞬間から行動に移りましょう。なぜ、そうなるのか?原因を分析することから始めましょう。
C「見る」ということと、「見える」ということには大きな違いがあります。この違いが解るようになると格段の進歩が得られます。
D中途半端にやることは、何もやらないことと同じです。やるからには全力で、とことん追求するのが私は流儀です。
明日を変えるのは「自分の気持ちの持ち方」を変えることです。失敗を恐れたら何も出来ません。子供の頃の気持ちに戻ればよいのです。今年も目を輝かせ新しい世界に挑戦を続けてゆきます。アスリートと違うのは数字とか比較できる物がありません。
しかし、開店で大賑わいしたことこそ、estremo製品が皆様の心に何かしらインパクトを与えた証拠かもしれません。その期待に少しでも添えるように、自分の気持ちを整理してみました。この考え方こそ、全てのestremo製品に生かされています。
どんな仕事にも、どんな生き方にも、少しでも参考になれば幸いです。
私は、いつも前向きに気持ちを切り替えています。シフトチェンジするように、自分の気持ちや生き方を変えると、これからの残された人生が大きく変わってゆくことでしょう。
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2013/01/01
新年明けましておめでとうございます。
幾つになっても新年を迎えると気持ちも新たに頑張ろうと意欲が湧いてきます。

世界情勢はグローバルになり自動車産業もグローバルの影響を少なからず受けて変化してゆきます。環境意識の高まりから省エネが声高に叫ばれ新型車になればなるほど驚くほどの高燃費をマークして発表されてきます。EVの最大の問題点は実用電費であり、実用電費が300kmを超えてこないと大幅な普及は難しいと個人的に捉えています。
そうなってくると、HVまたはPHVまたはクリーンディーゼル、燃料電池というところが新時代の当面の候補となってくるでしょう。
お客様がマツダCX-5ディーゼルで来社されましたが、例によって排気管を観察すると驚くべきことに下手なガソリン車よりも綺麗で、煤らしき物は一切付着しておりませんでした。改めて技術の進歩に驚かされいます。ターボ車ということもありますが世界トップクラスの低い圧縮比(14:1)です。勿論、低い圧縮比で良い燃焼を行うために様々な新技術を盛り込んできています。
それでも排気管や吸気管にMVSを装着されて喜んで帰ってゆかれました。ありがとうございます。新型アテンザを購入予定の方は、お気軽にご相談ください。ターボ車はガソリン車もディーゼル車も、まず排気管側にMVSパワーバンドを装着し、排気の流れを向上させることから始めましょう。装着によって低速トルクの落ち込みを感じたら、吸気管にパワーバンド装着、ラジエターホースMVS装着などでバランス調整が簡単に行えます。
恒例のオートメカニック臨時増刊、2011年5月は「超☆エンジンを元気にする104の方法」でしたが2012年度は発売されませんでした。
今年は1月26日に「ファインチューニング」という題名で(変更があるかもしれません)発売されることになったようです。内容は私が執筆している部分については2011年の内容がそのまま流用のようです。藤澤の紹介ページが2ページ掲載される予定です。気になった方は期待しないで本屋さんで内容を見てください。
ファインチューニングはアタックレーシング企業テーマそのものです。自動車に隠されている潜在性能を無理なく引出し走りの性能へと活用すること。摩耗・劣化・損傷を軽減し、無駄に捨てているエネルギーを走りの性能へと導き出す働きをする。言うのは簡単で実践することが難しい課題だが、一度でも弊社製品を味わった方々から支持を得て今日まできました。
年末も、MVS施工、追加施工、オイル交換で賑わいました。皆様、声を揃えて「MVSは楽しい」と言っていただき何よりも嬉しいことです。今年も精力的に取り組んで行きますので、宜しくご愛用くださいますよう、お願い申し上げます。
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