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2012/05/15
アタックレーシングは創立25周年を迎えている。これも一重に皆様方のご愛用の賜物と、この場を借りて深く御礼申し上げます。
今回はMVSの話題から逸れて添加剤の話をします。
「オイル添加剤」と一言聞いただけで拒絶反応を示す方が、昔から多数存在いたします。その理由は様々だと思います。確かに効くと思って使ったみたが何の効果も感じられなかった経験を何回もすれば添加剤嫌いになったとしても不思議ではありません。さて、今回の話は、ここから始まります。
添加剤が嫌いになると、その理由や理屈をその人成りに色々と構築してネット情報に流します。それを見た人が「そうだよな」と納得すればするほど、その情報は次第に真実味を帯びて広まってゆきます。
「オイルメーカーが色々な添加剤を入れているのに、バランスを崩してしまう」という情報を目にすれば大多数の人が「それはそうだよな」と思わず納得して頷いてしまうことでしょう。
でも、少し待って欲しい。
自動車メーカーだって、自動車を開発する際に、万人向けの味付け(セッティング)で市販してくる。純正仕様で満足する方も多い反面、どうしても操縦性が満足できない、もっとパワーが欲しい等、色々な理由でオプションパーツを装着したり、市販のパーツを装着する人も多数存在する。
このオプションパーツと添加剤は同じと考えたら答えはまったく違ってくる。純正オイルや純正仕様は、あくまでコストという絶対に逃れられない制約の中で作られる。だから弊社のX1&X1FSに使用されている高価な成分はコスト(含むコストダウン)という大きな壁を乗り越えることが出来ない。それは自動車も純正オイルも価格競争に勝たなければならないためで、常識的な価格でなければ支持されないためである。
弊社の製品を、初めて価格を目にした多くの方々は「常識を超えている」と思わず驚く方がほとんどであろう。しかしながら25年間に渡って支持され、何よりも実際に使用されて良さを実感された方々は「困った時のX1頼み」で注文をくださる。この愛用実績こそ「無くてはならないと支持されてきた」ことを如実に物語っている。確かに高性能で安ければ理想的であるが現実には宝クジに当る確率より低いかもしれない。そんな失敗や体験を数多くされた方が弊社製品を愛用してくださる。
添加剤の話として「効いた、効かない」と一般的に評価されるが、添加剤は魔法の万能薬ではない。自動車の知識が中途半端なレベルの人ほどトラブルを感じてから頼ってくる。
添加剤の本来の理想的な使用方法は、できるだけ新車から使用し「磨耗・損傷・劣化からメカニズムを積極的に保護する」ことに尽きる。
しかし、電話の問い合わせて多いのは「ミッションのギヤ入りが悪いのが治りますか?」「エンジンから異音が聞こえてくるが治りますか?」「オートマが滑ってきたが治りますか?」中には「オイル漏れが酷いのだが治りますか?」
これらの事例が示すように一般の認識は、どんな故障でも瞬時に直してしまう「魔法の添加剤」として求めてくる。
それではミッションのギヤの入りが絶対に治らないのか?と言えば、そうではなく「X1を添加したら嘘のように治った」という人も数多く存在する。その裏には技術的にきちんと説明できる理論が存在する。ギヤの入り具合は複雑な要素が積み重なった結果として現れてくる。
1速とリバースギヤが入りが悪くて「ギャ!」とギヤが鳴る場合は、ミッション側に原因があるのではなく「クラッチの切れ不良」であるため添加剤を入れても治らない。クラッチカバー&ディスクの交換が必要。また、ギヤが抜けしまう場合は、内部の磨耗が進行しているので、これも添加剤では直らない。オーバーホールして磨耗した部品を交換する必要がある。また、激しく走行している最中にギヤの入りが悪い場合は、エンジンマウントまたはミッションマウントの劣化や亀裂が考えられる。これらの事例は、ほんの一部であり、もっと複雑な要素が関係してくる。ここに添加剤が絡んで来るために、話はもっと複雑になる。それなのに素人判断で、「添加剤が効いた効かない」という話をすることが多い。

X1&X1FSの最大の特徴は「メタルリペアとトラクション作用」という相反する要素を両立できる点にある。だからこそ、発売以来、中古車業界から、オートマの滑りやショックに盛んに使用されてきた実績がある。困った時の、最後の手段として「藁にもすがる気持」で注文が舞い込む。同様に、へたったシンクロに作用してシンクロ作用を回復させるため、「運が良ければギヤの入りが劇的に改善された」ということも起きる。車が本当に好きであれば悪くなる前に、可愛がってあげよう。そうすれば愛車は貴方の要求に、優秀な召使として答えてくれるに違いない。
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2012/05/01
早いもので25期目の決算を向え多忙な日々を送っていました。そのために更新が遅くなり楽しみにしていた方々にお詫び申し上げます。
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CarGoods Magazine 6月号(4/17発売)
56ページのGarage Talk 欲しいものTOP20
4月号のランキング
(読者アンケートから人気グッツをランキング)
MVS基本セットが第1位、MVSパワーブロックが第19位
弊社より2アイテムがランキングに入りました。
当社が目指してきた
「改造しないで潜在性能を発揮させ、その恩恵を受ける」
というスタンスが支持されたのではないかと感じています。 |
CarGoods Magazine 4月号にて、MVS取材記事がカラー1頁で紹介されましたので、遅くなりましたが、近い内にHPのMVSコーナーにアップ致します。
最近、MVS追加施工に来社される方々が増えてきて、土日祭日は賑わいを見せている。「MVS施工により走りが楽しくなった」「少しの追加で大きく変わった」「変わるからおもしろいね」etcと、追加の理由は様々です。
まだまだ日々新しい発見の連続で驚いています。その一部をご紹介しましょう。どう感じるかは車種や走りのレベル、使用条件や感性により微妙に異なってきますので、どう変わるかは弊社のスタンスとして述べません。実際にお試しくだされば、すぐに解ることですから。
エンジン偏
○プラグコードタイプの場合、プラグコードにパワーシートを巻きつけるように貼る(1本のコードにパワーシートハーフ半分または1枚)
○ダイレクトイグニッションタイプの場合は、コイルの上の凹みに、41-PPパワープレートの0.3mm または0.5mmを貼ると純正と思えるほどピッタリと収まる。
○バッテリーのマイナスアース線にパワーシートハーフを巻きつけるように貼る。バッテリーパワーリング装着後に追加すると効果的です。
○レガシー&インプレッサ等の水平対抗エンジン車。丁度、コイルが向き合うボディ側のフレーム部分に7-SLMのパワーブロック大を片側2個、両側で4個装着すると「エンジンとボディの両方に効く」と、お客様から教えて頂いた。「エッ、5cm近くも離れているよ」と私は驚いた。
そのお客様は、パワーブロック4個を購入した後で、3ヶ月間に渡って一番効果的な場所を探った結果、上記場所が一番良かったので移動することが出来ない。それで追加で4個を購入に訪れたという話。
今話題のスバルBRZのお客様が1300km走行後、ミッションオイルとデフオイル交換に訪れたので、早速、レガシーユーザーが見つけ出したポイントにパワーブロック4個を装着して試運転してみてと送り出した。結果は、まだ馴らし運転中で4000回転を上限としているのにも関わらず「エンジンに効いている」という答えが返ってきました。そして「乗ってみます?」と私に聞いてきたので「エッ!いいの?」とビックリしましたが、新車に試乗させて頂きました。この場を借りて、改めて、ありがとうございます、感謝感激!
試乗の感覚は「丁度、日産のファレディZが新発売されたときに試乗した感覚によく似ていた。操縦性はノーマルレベルにしてはまとまりがあり、若い人が車を楽しむ目的であれば購入しても良いだろう。但し、感覚的には少し古典的な感覚なので、その感覚が好きか嫌いかで評価は分かれる処でしょう。私が購入したら、真っ先に軽量鍛造ホィールに交換しMVSパワーシートをサスペンションのアーム周りに施工、ボディにパワーブロックを4〜8個装着することで走りのポテンシャルアップを図ってみたい。この装着により凸部を乗り越えた際の不快な突き上げの改善と操縦性向上による走りのレベルアップが図れると感じた。
ミッションは個体差もあるでしょうが距離が伸びても、スパスパ小気味良く決まる快感のシフトチェンジを得るためにX1&X1FSまたはエストレモオイルで新車から保護することが理想的。添加剤の本来の使い方は「悪くなってから治す魔法の万能薬」のような使い方ではなく、「使用する中で、磨耗・劣化・損傷からメカニズムを積極的に保護する」目的で使用することで、走行距離が伸びても、快感の走りや高燃費が期待できることに繋がってゆくのです。化学がどんなに進んで高性能な添加剤を発売しても「悪くなってから頼りにする」という悪しき常識から脱却しないと良い結果は得られないでしょう。
話が横道に逸れましたが、エンジン以外で効果的な場所が幾つか見つかりました。
○ドライブシャフトの真ん中に、パワーシートを一周するようにグルリと貼り付ける。MVSは、サイズ、枚数、貼る場所で大きく変化するために、更にブーツが嵌っている、太いところに細く切ってから1周回るように貼れば更に効果は高まります。
○同様にRR車のプロペラシャフトにも、グルッと、一回り貼り付けると効果的です。まだ短時間の経過ですが遠心力で剥がれて飛んでいませんが耐久性は未知数です。
○上記の結果で解るように、回転する部分にも効果が高いことが解ってきました。当然ながら、ホィールに貼っても喜ばれています。
○電気自動車やHVの高圧電線はオレンジ色の被覆で保護されています。この被覆の上からパワーシートまたは新開発の46-HVAアルミを装着することで電費が著しく変化することが解りました。只今、データー収集中です。またチタン製の高電圧コード用MVSも開発中です。
上記の話で解るように、電気的特性にも高い装着効果が期待できることが次第に明らかになってきました。電気が欠かせない現代ですので、思わぬ効果が得られる可能性を秘めています。これからも日々、興味を持って追求してゆきます。皆様も是非、お試しあれ。
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2012/03/15
東日本大震災から早くも1年が経過しました。被災された方々が1日も早く元の生活に戻れるように願ってやみません。

3月11日は私にとって特別な記憶が残っている月日でもあります。それは 「愛車盗難日」なのです。今でも忘れることの出来ない悔しい記憶が今でも鮮明に蘇る月日なのです。それも翌日が結婚式という最悪の日の盗難でした。その頃の愛車はサニー1000の4ドアセダン。兄貴と2人で共同で購入した初めての新車。昭和30年代の高度成長期に突入し(今現在の中国と同じような時代)庶民にも、どうにかマイカーが購入できるようになった矢先の出来事でした。
翌々日の結婚式の打ち合わせに嫁さんの家にお邪魔し、その日は帰る予定で嫁さんの家の前に路上駐車。「泊まっていったら」という誘いにのって、そのまま路上に停めたまま眠りに付いたのが悪かった。今と違って、それほど車の通行量も少なく、駐車違反になることも無かったために駐車場に入れておかなかったのがいけなかったと、後から幾ら後悔しても手遅れ。更に悪いことは、新婚旅行に行くための旅行カバンを友達から借りて載せてあった。旅行カバンだけでなく、中には背広、靴など、新婚旅行に必要な物を全て乗せたままの状態。その頃のことだから今のように進歩的な盗難予防装置など無かった。そこはメカニック、前のバンパーの下側に隠しスイッチを装着してあり、そのスイッチをONさえしておけばドアーを開けた瞬間にルームランプスイッチ作動と連動してホーンが鳴り響くように改造してあった。(現代でも意外と通用するテクニックもしれない・・・。欠点はONを忘れて自分自身が引っ掛かり飛び上がるほど驚くことだ)最初は帰る予定でいたので、自作盗難予防スイッチはOFFのままであった。少しでも車の電気的知識があれば現代でも有効な装置かと個人的には思っている。その理由は盗難予防装置は1個よりも複数を装着しておいた方がいざという非常時に役に立つことと、ドアーを開けてビックリした犯人がそのまま逃げてしまった際も、誰かが気がついて駆けつけドアーを閉めてくれれば鳴り止むために迷惑度は低い。(他の予防装置装着の場合は、そちらの警報が鳴り続けるが)犯人がビックリしてドアーを閉めて逃げた場合は、すぐに鳴り止んでしまう。
翌日に目覚めて、路上を見た瞬間、我が目を疑った。「夢か?幻か?」一瞬、キョトンとして家の中に戻り「昨日、車に乗ってきたよね」と思わず聞いてしまった。すぐには現実を受け止められない自分が居た。夢でも幻でもなくて現実だと認識するのに時間は掛からない。「さあ困った!」翌日の結婚式に備えて床屋に行かなければならない。盗まれてしまったために着てゆく服や靴も新しく揃えなければならない。それには車が不可欠となるが愛車は無い。電車や徒歩で駆けずり回ることとなる。3月なのでオーバーコートは兄から借用し安い背広や靴を購入して(新婚旅行にお金を掛けたい)何とか間に合わせる。
結婚式は小田原城天守閣の横隣にある報徳二宮神社にて神前結婚が無事に終了し、敷地内にて披露宴が始まる。丁度その時に「車が相模川の河川敷で見つかった」と警察から連絡が入る。私は披露宴が終わると同時に小田原駅から新幹線に乗り新婚旅行で神戸に向う。その日は神戸に泊まり、翌日は船に乗って別府に着く日程。
私の上司(日産大森)と兄貴に後始末を依頼。新婚旅行から帰ってから愚痴を聞かされる。車を取りに行ったらハンドルだけ盗まれていたので、新品の純正ハンドルを買いに行ったという話。実は多少改造してあって、ハンドルはレース用を装着していたために、それが欲しかったようである。それだけで済んだのが不幸中の幸いと自分で自分を慰める。当時の車は三角窓が多くサニーにも三角窓があり、その窓をこじ開けられて盗まれたことが判明する。その他の友達から借用した旅行カバンや背広、靴など全てが泥で汚れていたが残されていた。
最近は盗難に合うと、まず愛車が見つかる可能性は低いと言われている。ヤードと呼ばれる場所でバラバラに分解されて輸出される。車体番号があるのだから、怪しい施設は立ち入り調査できるように法律を変えて早めに見つけ出して欲しいと願わずにいられない。そこから、駐車する場合は絶対に外から見える座席の上などに財布やカバンなど、目につく物は置かないように注意しましょう。この他にも、日産の寮に住んでいた頃にバッグに洗濯物(下着等)を入れて助手席に置いたために、こじ開けられたことがありますが、流石に男の下着を見た時の犯人の様子を思い浮かべると思わず頬がニタリとゆるんでしまう(笑)
話は変わりますが、昨日の2時46分にサイレンが鳴り震災1周年の黙祷が全国で行われました。そのサイレンが鳴り止んだタイミングで、バイクに乗ったお客様が来社されました。見るからに落胆した様子で「MVSを装着に来たが、すぐそこで速度違反で赤キップを切られた」とガックリ肩を落とされていた。速度制限が40km/hと低い場所ながら、多くの方がそれなりの速度で走行している道路。新型バイクに乗り換えたばかりだと言うので、尚更、ショックは大きいようだ。「今日はMVS施工を取りやめて話だけ聞いて帰ります」という言葉に慰める言葉だ出てこない。この方も悪い意味での記念日となって、一生忘れられない3月11日となってしまった。慰めで言えば「事故で無くて良かったね」と言うしかあるまい。
※西湘バイパス・国府津方面から弊社にお越しのお客様は特にご注意下さい。
皆様には、3月は期末なので十分にご注意下さいと伝えたい。私も7日の定休日に伊豆方面に出掛けたが、午後の4時30分に通過した天城山の一般道路で速度取締りが行われていました。今までの認識では16時を過ぎたら取り締まりは終了していると勝手に思い込んでいました。
今回は仕事を離れて私の古い体験談をご紹介しました。
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2012/03/03
弊社HPのTOPICS欄で告知したように、2月25日(土)〜26日(日)の2日間、スーパーオートバックスTOKYO BEY東雲に於けるインプレッサ・イベントに出店してきました。

25日(土)は朝から冷たい雨が降り、有明の浜風が強く吹き付ける最悪の天候となりました。その影響を受けて来場者も数えるほどしかありません。お客様が来て商品に興味さえ抱いてくだされば会話もはずんで、いつの間にか寒さなど吹き飛んでいて時間の経つのも早く感じられます。ご存知のように車高調やマフラーなど見た目重視に興味を抱く、お客様は当社の展示品に一瞥くれただけで通り過ぎてゆきます。それでも1人だけ新商品のMVSに興味を抱いたお客様に施工して「効くのですね!?」と、お買い上げくださいました。
基本セットを販売開始したように、
1:バッテリーパワーリングをマイナス端子に磁石でポンと装着。
2:ラジエターアッパーホースにチタンタイプをポンと差し込んで装着。
3:吸気菅にパワーバンド装着。
4:ボディの4〜6箇所に、パワーブロック大を装着。
上記4点を装着し、僅かな時間(約10分間〜)走行して頂いて違いを体感して頂く。駐車場は他のお客様で混雑しているのと、走行するためには1時間以内の駐車券で外に出てゆかなければならない。また、当社に来社された場合は、リフトアップして排気菅にパワーバンドを装着して吸排気のバランスを取ることも簡単に行えるが、リフトは色々な作業を行っていることと、利用料(525円)が計上される関係で下回り関係は、お試し装着が出来ない。改めて当社以外での施工体験の難しさを実感させられた。

26日の日曜日は東京マラソンが開催され周囲も道路規制がひかれたために来場者は少なくなると担当者から聞かされた。それでも土曜日の悪天候から比較したら良い方で、来場者は少し多く見受けられた。嬉しかったことはアタックレーシングがイベント参加することを知って、当社製品を何度か使用されたというアタックファンの方が顔出ししてくれたこと。MVSを試してみたいというので、速攻で装着しテスト走行して頂き「低速が楽になり乗り易くなった」と喜んでお買い上げ頂いた。また、オデッセイの方も、装着体験して頂いたら非常に驚いた顔をして「エンジンも良くなったし、ボディも良くなった。今日は、どちらを買おうか・・・」と大変悩んでいるので「今日はエンジン関係だけにして、ボディは後から購入しても自分で簡単に付けられますから・・・」とアドバイス。予算の係で、吸気菅にパワーバンドのLサイズと、ラジエターアッパーホースにラジエターチタンの2点を購入された。
終わってみれば、26日にMVS体験装着された方は4台で、4人共に何等かのMVS製品を購入して頂き、疲れも寒さも吹き飛びました。購入された方々に、この場をお借りしまして厚く御礼申し上げます。
ありがとうございました。
MVSの開発は、まだまだ追及しております。全てを公表することは出来ませんが、いつも興味を抱き、この藤澤の部屋をご覧頂いている、御礼に、効果的な装着場所を幾つか、ご紹介いたしましょう。
あくまで、愛車に何を求めるか、どんな走りをしているか、条件はまちまちですので、どなたにも絶賛されるとは限りませんが。MVS最大の長所は、装着、移動、取り外しが非常に簡単に行えるため「探し出す」ことが出来るので失敗を恐れる必要がありません。積極的に遊び心で探求してみてください。
○FRタイプのデフケースの両側にパワーブロック装着、またはパワーシート大を貼る。パワーブロックのネオジウム磁石は耐熱温度150℃を採用しておりますが、レーシングカーでサーキット走行した際のデフ温度は160℃をオーバーする場合がありますので、パワーシート貼り付けの方がリスクが少ないです。
○ロータリーエンジンはオイル噴射ポンプ本体と配管にパワーシートを貼り付けることで、アペックスシールの摺動抵抗が減少するようで油温が10℃低下して軽やかに吹き上がり反面、更にエンジンブレーキの効きは弱く感じるようです。
○ボディ開口部(ドアー、トランク、ハッチバック、ボンネット、サンルーフ等)は、剛性が落ちる場所、そこでウエザーストリップのルーフに近い上側だけ剥がし、スポット溶接箇所に細く切って貼ってゆく。パワーシートとパワーシートの間隔をどのくらいにするかは費用と、どこまで剛性向上を図るかで決まってくる。タイヤ銘柄によってもサイドウォールの剛性等により、乗り心地と操縦性とのバランスを見ながら、施工枚数や間隔を試行錯誤して欲しい。
この方法だと、一見しただけではノーマル仕様に見えるので「羊の皮を被った狼」仕様に最適な方法と言えるだろう。
例えば、購入した車の段差での突き上げが不快で我慢できない。エコタイヤに交換して燃費向上には満足しているが操縦性がどうしても気になって仕方が無い。憧れのスポーツマフラーに交換したら低速トルク減少して走りが楽しくなくなった。やっと念願かなって車高調キットを組み込んだが、道路の段差や悪路での突き上げが強く不快に感じるので何とかしたい。ブレーキの効き具合を、もう少しガッチリした安心感を感じるブレーキにならないか等、愛車に不満を感じたらご相談ください。医者と同じで、解決できる選択肢をいかに多く持ち合わせているかが問われてきます。すぐに外科手術しか選択肢を持ち合わせていなければ、即座に外科手術を勧められることに繋がります。最終的な結果や費用は大きく変わってきます。
義弟も膀胱癌と宣告され人工肛門を付けるのを勧められましたが、それでは日常的に不便で不快で仕事も継続できないと、夫婦で色々な情報から探し回った結果、最終的には、どこも切らずに完治して普通の生活を長年送っています。
MVSの便利なところは、ポイントさえ掴めば、自分が描くフィーリングに愛車のセッティングを煮詰めてゆくことが可能なことです。ファインチューニングの真髄は、自分自身で自分好みの車に仕上げてゆく課程の楽しみ味わうことも最高の喜びに繋がってゆくことでしょう。
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2012/02/15
寒中お見舞い申し上げます。
今年は記録的な寒さと積雪で大きな被害が出ております。くれぐれも雪降ろし、雪道走行など細心の注意を払ってください。
MVSアイテム(パワーブロックやパワーシート)をボディや足回りに装着している方から「雪道でも安定していて操縦が楽しいと!」と報告が寄せられました。私は雪道走行の経験は少ないので知りませんでしたが、「丁度水が発生する0℃前後が一番滑り易く、かえって氷点下(約マイナス5℃以下)となり完全に凍ってしまったほうが、より安定する」と言っていました。

会社から車で10分も走ると曽我兄弟の仇討ちで(古い歴史)有名な曽我地区があり梅の産地です。小田原名物として、カマボコ、梅干が名産品。例年は1月末から2月まで梅祭りが開催されますが梅祭り開催の1月末に梅は1輪も咲いておりませんでした。また、東名高速道路脇にそびえる松田山中腹には伊豆の河津桜が植えられており、こちらも早咲きの河津桜なので染井吉野桜より一足早く桜祭りが開催され、年々訪れる観光客も増加の一途を辿っています。この桜祭りも始まりましたが、梅も桜も例年より半月遅れで蕾のままで今年の寒さが窺える状況です。
これだけ寒さが厳しいと草花や人間だけでなく、愛車にも影響は皆無ではありません。
水温が低いと昔の車はチョークを引いて燃料を増量したり、アクセルペダルを数回空踏みして加速ポンプを作動させ始動を容易にするテクニックを必要としていました。それが燃料噴射になると、水温センサーからの信号を元に計算して、自動的に燃料増量を図って始動性を高めていますので、あまり燃料増量など気にも掛けない時代。しかし、気温が低ければ低いほど、燃料は知らない間に増量され噴射されていることを少しでも気に掛けてください。それに加えて、アルミ材質のピストンは低い温度で収縮して小さくなっていますので、シリンダーとの隙間は大きくなり、必然的にブローバイガス(圧縮漏れ)も多くなり、燃料を含んだ混合気がオイルパン側にたくさん漏れ出してきます。この漏れ出す量も多くなり、時間も長くなってくる(適温に到達するまでの時間が長くなる)ため、大袈裟に言えば2割ほど劣化が早まる傾向が見受けられます。特に、ちょい乗りが多い車などはオイル消費も多くなりがちですので、オイルレベルのチェックも夏場より早めに行って、減っていればオイルを追加してください。
人間にも個人差もあるでしょうが一般的に23〜25℃くらいが過ごし易い適温とすれば、自動車だって適温があるのです。機械でも動物でも極低温や極高温は苦手であり、状況に合わせて適切な対処が望まれます。人間の体温よりも遥かに許容範囲は広く、水温は80〜90℃、油温は90〜110℃が一般的な最適値ですが状況によっては例外もあります。それでもこの数値から大きく外れることはありません。
マニュアルミッションに於いても、これだけ寒さが厳しいとオイル粘度は普段よりも固めになりがち。金属だって膨張率や収縮率の違いはあれど例年よりも収縮気味になることは間違いありません。夏の猛暑で鉄道のレールがグニャリと曲がるように、膨張と反対の収縮が内部で起きています。更に、気温が低い時には、暖機のためにエンジンのアイドリング回転数も普段より高めになります。タコメーターの表示が1300rpmで停止していたとしても、実際のエンジン回転数は上下に変動していて、この回転数の変動が大きいほどシンクロ作用を阻害する。エンジンオイルがガソリン希釈などで劣化していれば振幅巾は更に大きくなってくる。
この3要素によって、ギヤの入り具合は渋くなりがち。今まで普通に入っていたギヤが少し硬く(渋く)なったり、入らなくなるのは、条件が厳しくない平常時では何の問題も無かったとしても、潜在的な要素が隠されていたと判断することができる。反対に、この寒さでスコスコと小気味良くシフトチェンジできるミッションは当りミッション、またはヘタリの少ないミッションと判断できる。
このように、シンクロ作用は外部(エンジン回転数や振動、クラッチの切れ)からの影響と、ミッション内部(オイル粘度や収縮、磨耗劣化や損傷)や操作(暖機やシフトチェンジのテクニック)等で大きく左右されてくることに思いを馳せてみるきっかけとなるでしょう。
最後に、エストレモエンジンオイルやギヤオイルを使用していない車であれば
どんな状態になっているか予想がつきます。エンジンの調子、特にアイドリング安定度がミッションのシンクロ作用にとって重要なことをもっと知って欲しいと願っております。
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2012/02/01
以前から申請していたMVSパワーブロック4種類の製品のデザイン形状の意匠登録がようやく登録済みになり登録証が送られてきました。震災の影響もあり申請から登録まで1年近く掛かりました。これで実用新案と意匠登録が完結致しました事をご報告させて頂きます。

今回は、ドラッグワン、マジカルストップについての話をしましょう。
弊社に来社されたお客様と作業待ち時間に色々な雑談(製品についての話がメインですが)をする中で、エストレモ製品の良さを実感出来ていないと思われる事例がありますので、来社できないお客様の参考になればと紹介させて頂きます。
事例1:マニュアル・ミッションに「X1」または「X1FS」を添加したがギヤ鳴りが治らない。
話を聞いてゆくと、ミッションを大事にする気持が強過ぎてシフトチェンジを「丁寧にゆっくり、ゆっくりと操作する」という状況が浮かび上がってくる。X1&X1FSだけでなく「添加剤は熱に反応し作用する」という特性を一般的に持っている。その特性の中で「X1&X1FSの最大の特徴はメタルリペア(高度な潤滑と表面保護と改質=滑り)とトラクション(熱に反応する特殊成分の作用で絡みつき作用=滑り抑制)という相反する作用を行う」ことである。この作用を従来の常識に囚われ、使用していない方が理屈だけで理解しようとすると「嘘だ」「有り得ない」と否定することに繋がる。実際に使用していても、この作用の特性を上手に引き出せていない事例が「シフトチェンジをゆっくり優しく操作する」という使い方である。特に、マニュアルミッション車をエコドライブの手段として購入された方の運転を観察すると、充分に加速しないでシフトチェンジをゆっくりとする傾向を示す。
しかし実際は、スパッ!スパッ!とリズミカルにシフトチェンジを行うのがX1作用を高める(効かせる)操作に繋がる。X1&X1FSが最大限に性能を発揮する温度領域は80℃を越えて100℃を越えた領域。オイル温度が100℃だったとしても、実際の摩擦面の表面温度は、それよりも遥かに高温となっており、それを常にオイルが循環し冷却することで油温は上昇してゆく。この理屈(作用)さえ理解できれば意識的に力を加えてシンクロ表面の圧力を高め摩擦熱を上げる動作(素早いシフト操作)が理想的となってくる。この操作によってX1作用はより有効に作用しシンクロ作用を更に高めてくれる。勿論、ギヤの入りはミッション内部の設計や損傷具合、エンジンやクラッチのコンディションにも左右されることは言うまでもないが。
事例2:D1(ドラッグワン)、マジカルストップの効果が解らない。
この事例も前記した圧力と摩擦熱の関係とまったく同様。薄く塗っても、沢山塗ったとしても「強くブレーキを掛けて焼き付ける」という手順さえ守れば長所をより引き出せる。エストレモ製品がマニアックと言われるゆえんである。
特に塗布した1回目のブレーキの効きが弱いのは「潤滑」による滑りであり、強く数回のブレーキを掛けローター温度が上昇し(出来れば独特の匂いが出てくるまで)焼きついた後は、ブレーキの効きやタッチも良好になり効果も長続きします。最近の傾向として「ブレーキを強く踏めない」傾向を感じます。エコ運転も大事ですが、一度でいいから安全な場所で急ブレーキを掛け、車の停止距離とクルマの姿勢変化などを経験・把握しておくことで、いざという時の危険回避に冷静に対処できるようになります。そんな意味合いで、若い頃はジムカーナーが好きで何度か参加したり開催したりしていました。
使う程にローター表面が輝いてくるのがメタルリペア作用、強く踏み込んで熱が上昇するほど急ブレーキの際に、真綿で締め付けられるようにギュギュッと効いて滑り込み防止するのがトラクション作用です。
マジカルストップは初心者用向けに開発しました。ドラッグワンは筆で塗るので沢山塗れてしまいますが、バイクなど車両重量の軽い車では初回のブレーキの効きが弱くなり危険なので、その対策として「少量しか出ない」筆ペンタイプにしました。画像などは塗ったマジカルの液剤が解りにくいために、少し多めに塗布しています。多めに塗布しても、先ほど書いたように、強めのブレーキを数回掛けて焼き付けさえ行えば問題ありません。
注意して欲しいことは、中には始めての購入の方で初回に「全部出してしまった」という想定外の方が2人いらっしゃいました。1人は夜間に行ったということですが、内部の液剤が見えるようになっているので事例を聞いた時はビックリしました。液剤は少し遅れて出てきますので、初回は約10ノッチ(カチッ、カチッと感触=10回転ではありません)で、筆先に液剤が出てきます。筆を回しながら塗るのがコツです。
2回目の塗布からは1輪に対して1〜5ノッチとなります。
事例3:エンジンオイル、ギヤオイルの選択間違いについて。
弊社オイルが他社製品とまったく違うのは、ひとつのオイルに5段階の性能(グレード)があることです。下のグレードから、X1→FS→匠→極→轟という順番。上位グレードになるほど潤滑性能は高まりますので、結果的に油温が低下する傾向になります。一番の問題は「走行条件や車種、運転方法にマッチングするかどうか」で結果は変わってきます。弊社オイル使用で「重い」と感じた場合は「粘度かグレードが使用条件に対しオーバー」という判断で間違いありません。轟が裏メニューという扱いも、そこから来ています。
その点を考慮すると気温の低下する12月に「轟グレード」の注文が入ると「せっかくの高性能オイルの良さが理解できるのかな?」と心配になってきます。1年に1回の交換であれば、暖かくなる春に「轟」でも良いのですが、初めて「轟バージョン」を試す場合は、走行条件にもよりますが気温が低下する冬前には向いていません。「極」を使用していて「轟」を試したいと考えた時には、気温が上昇する4〜5月頃が一番適していますので、ご検討下さい。
但し、何でも例外があり、ロータリーエンジン等はアペックスシールの摺動抵抗などで油温水温が高めになるため、冬でも「轟」やスポーツグレードでも「いいね」と走り系の方は高評価が返ってきます。
初めてエストレモエンジンオイルやギヤオイルを使用した際に、最初は重く感じても、しばらく使いこんでゆくほど滑らかに軽やかなフィーリングに変化してゆくのも熱に反応する作用からなのです。もし、満足度が低い方は、お気軽にお問い合わせください。
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2012/01/15
自動車産業の発達進歩に合わせアフターマーケットも後を追いかけるように時代と共に様変わりしてきた。新しいケミカル用品が次々と新発売され自動車用品店に多量に並ぶ時代が訪れるようになった。
当時はボディコートの時代ではなくワックスの時代で、油脂でギラギラと塗装面がギラギラに輝くのが嬉しかった。中には使用すると気分が悪くなってくる製品もあった。
当時のオイル添加剤は大きく分けて3種類。
1:無機モリブデン系(黒灰色)
2:粘度指数向上剤系(水飴のようなドロドロしたネバリ系)
3:PTFE、TFE(フッ素樹脂系)
日産大森→ニスモ(出向)やオーテックジャパン(出向)当時は上記添加剤を使用したことも稀にあった。しかし残念ながら効果は不明。
現在は自動車産業が試練に立たされているが生産台数がうなぎ登りの成長期の頃は、次々と新しいオイル添加剤が新発売され、またたく間に雑誌の広告から消えて行った。
その中には、一般の人対象の代理店募集方式で「数十本をまとめて購入して販売することで儲けが出るよ」と週刊誌などに広告展開し、いつの間にか、その製品名は消えていった。
その頃は、その他にも「みみずの養殖」とか「布団の洗濯」とか、雑多な副業で賑わっていた時代。当然ながら、効果も疑問符が付く製品も多くオイル添加剤のイメージも大幅にダウンした。
そんな時代を乗り越えて現在まで生き残っている製品は弊社のestremoX1&X1FSを含め数種類。
私がestremo製品において心がけるのは、
1:圧倒的性能
2:車好きを感動させる製品
3:結果が出る(体感できる)製品
「自分が一歩も妥協しない事」が、製品づくりの基本でもあり、最も軽んじてはいけない事だと肝に銘じている。
送り出した製品がお客様にご理解頂き、結果として評価される事が最も嬉しいだからだ。
そんなestremo製品、使用するに際には他の製品とは一線を隔す部分がある事を御理解頂きたい。
例えば「アタック製品は使い方が難しい」という方もいらっしゃる。
万人が易しく使用できる事は、プラスな面も当然出てくるが、時としてマイナスな面も生む事にもなる。
万人向けにすることが、折角の高性能製品を「ほどほどの性能」にしてしまいがちにしてしまうことがあるからだ。
あくまで「性能に妥協しない」のがコンセプト。万人向けにする事より高性能を追求するのが藤沢流である。
だから・・・使い方が判らなくなったら1人で悩んで判断せず、「気軽に弊社まで電話してもらえたら」と願っている。
実際に製品をお使いのお客様とお話が出来る事は、私にとっても嬉しい事だから・・・

※今月発売のCARBOY誌にMVSテスト記事が掲載されます。興味のある方はご覧ください。
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2012/01/01

激新年あけましておめでとうございます。
たった1日違っただけなのに新年となる元旦は気持が新たになり身体の奥から強い気持が湧き出してくるように感じるのは私だけでしょうか。そんな新鮮な気持も年々薄らいでくる方も多いことでしょう。私の場合は年齢に関係なく、いつも少年のような好奇心と探究心を持って仕事や趣味や遊びに夢中になって過ごしたいと思います。そして「少しでも良いから人間として大きな人間になれたら良い」と言うのが目標です。仕事では技術的な妥協はしないで些細な事でも関心を持って取り組みますが、人対人の人間関係は逆に、小さなことは受け流して大きな心を持って相手の気持を理解して良好な関係を構築できたら素敵かなと思っています。
今年も新商品MVSの更なる熟成と新商品開発に明け暮れることでしょう。時間を掛けて探れば探るほど新しい可能性が浮かび上がって驚かされております。自動車(従来の車〜HV,EV、LPG他)だけに留まらず、自転車、船、ラジコン、パソコン、携帯電話、風力発電、太陽光発電、家電、人間の健康等、あらゆる分野での応用が期待できます。
新たに浮かび上がってきた効果的なポイントは、この藤澤の部屋にて順次公開してゆきますが、あくまで感じ方は一様ではありません。これは何もMVSに限ったことではなく全ての商品に当てはまることでしょう。人それぞれ、感覚の違い、価値観の違い、運転方法の違い、車種の違い、メンテナンスやチューニングも含めた車の調子の違い、走行場所の条件の違い、自動車の使い方の違い等、多くの要因が異なっているので、その人その人で微妙に違いが出てきます。よく中古車の状態を表す言葉として「同じ車種でも、同じ状態の車は無い」と言われるのと同じことです。
最近の傾向として、あまりにも車に無知な方が増えてきているように思われます。昔も「エンジンオイルを全てX1に交換したらどうなるのでしょうか」とか「○○添加剤と混合使用できますか」という質問が少なからずありました。少しでも愛車の調子を良くしたい気持は充分理解できますが、度を越すことは百害あって一利なしです。絶対に他の添加剤と混合して使用しないでください。
HPや取り扱い説明書に添加率を記載しておりますが、先ほどの少しでも調子を良くしたいという心理が働くためにエンジンを例に取ると上限の15%を新車に添加する方を見受けます。推奨添加率の意味が解れば「製造販売メーカーがこの添加率をお勧めします」という意味を込めた添加率が推奨添加率です。
では、なぜ下限〜上限添加率を記載しているのか、その理由を書けば、
●保護的に使いたい方や予算の制約がある方から「最低で効果の出る添加率を教えて欲しいという」という問い合わせが増えるからです。
●同様に、古い車やトラブルを抱えていて、それを改善したい時に「10%添加して、かなり改善されたがもう少し良くしたいので、どこまで添加できるのか教えて欲しい」という問い合わせが多く多く寄せられる。上限添加率は新車の保護で使用するのではなく不具合を改善する際のギリギリの選択と覚えて下さい。この場合は初回から一気に15%添加するのではなく、様子を見ながら少しずつ(50cc単位)添加することが理想です。
また、最近では「ブレーキフルードにX1を添加したが大丈夫か」という驚くような問い合わせが飛び込んできました。「すぐに抜いてブレーキフルードと入れ替えてください」とアドバイス致しました。解らない人ほど先に添加や交換して来るのでビックリします。少しでも解らないことがあったら作業を行う前に問い合わせをして欲しいと強く願っています。添加してしまったら抜くのは思っているより大変な作業で時間も掛かるし無駄なお金も掛かってしまいます。
自動車は年々新型車が出たり、新しい技術が盛り込まれたり、使用している油脂類が変わっていたりと複雑の一途を辿ってきています。それらを考慮すると「これからは高い技術力を持つスペッシャリストの時代だ」と痛感させられます。それらの新型車に於いてもMVSは有効であり走る喜びを一層高めることが可能であるということが浮かび上がりつつあります。新車の保証や車検などの保安基準にも何等抵触することなく耐久性を損なうこともなく改造や改悪(前に書いたように悪いと感じたら取り外し装着場所を変えれば良い)することもありません。何度も書くようにピアノの調律と同様に、きちんと調律を理解し「有効な装着アイテムを効果的な場所に装着」することが必要です。上手く出来れば1回でも1箇所でも大きな効果が得られますがMVSの最後のSが「システム」を表すように、幾つかのアイテムを組み合わせることで予想以上の相乗効果が得られるのが最大の特徴です。
もし当社に来社する場合は、充分な時間的余裕を持ってお越し下さい。
本年も皆様の期待に沿うべく全力で前に進んで行きますので宜しくお願い申し上げます。
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