X1seriesQ&A TOPにもどる
●パワーステアリング>●添加率・添加方法・疑問

パワステの添加率は何%が推奨ですか?
パワステオイルへの添加は自分で出来ますか?
パワステオイルは抜かないで添加しても良いのですか?
5年間無交換のパワステオイルにそのまま添加しても良いのですか?
パワステに添加したが効果が判らないのですが?
ハンドルが重いのが添加することにより軽くなりますか?
パワステからオイル漏れしているのですが添加して直せますか?
スポーツ走行時にパワステポンプからオイルが噴出するのが直りますか?
 
 
●パワステの添加率は何%が推奨ですか?
車のパワステオイル総量は調べるのが難しい部分ですが、一般的には約1L前後の車を多く見受けます。添加率で言えばエンジンと同等の5〜15%、標準値は10%前後となります。ですから簡単に添加量で答えると、下記のようになります。
1:軽四輪=50〜100cc=不具合の程度によって選択してください。
2:中型車=100cc=不具合の程度によって20ccくらい追加してください。
3:大型車=100〜150cc=100ccで普通は効果が出ます。こちらも不具合によって20ccずつ追加してみて下さい。
多く入れても弊害はありません。ただ、むやみに増加したから効く訳でもありませんので、最大200ccを限度で添加して下さい。
 
●パワステオイルへの添加は自分で出来ますか?
少し車に詳しければ誰でも出来ます。エンジン停止状態で安全な場所で行って下さい。まず自分の車のパワステポンプを確認します。場所が判らなければディーラーで確認しましょう。通常はポンプとオイルタンクは一体に出来ています。キャップは色々なタイプがありますので自信が無かったら修理屋さんやデーラーに頼んだほうが安心できます。エンジンと違って、そのまま添加するとタンクに一杯になり、あふれ出てしまいますから必ず添加するのと同量のパワステオイルを抜いてから添加を行って下さい。

 
●パワステオイルは抜かないで添加しても良いのですか?
添加する基本として添加する前のオイルレベルがどこにあるか確認することが重要です。(このことはエンジン、ATFなどにも当てはまります。)エンジンとかATFはオイル交換の際に、どうしても少し多めに入れる傾向があるため、多少大目でも大丈夫なようにレベルは打刻されているのと全体の容量が大きいため、少し多くても大きな問題は起きません。しかしながらパワステの場合、オイルタンクの容量が小さいので、必ず添加するのと同じ量だけ、事前にスポイトなどでパワステオイルを抜き取る作業が必要となります。
  
●5年間無交換のパワステオイルにそのまま添加しても良いのですか?
5年間または5万km以上走行していればパワステオイル自体がライフを終えようとしています。ですからパワステオイルを交換する際に添加するのが理想的です。基本的には5年又は5万km毎に交換するのが正しいメンテナンスです。

 
●パワステに添加したが効果が判らないのですが?
何のトラブルや不具合を感じていない状態のパワステに添加した場合は、特に改善効果は解らないでしょうが、現時点での状態を維持するために充分に貢献しています。下記に示すような何等かの不満点の発生を未然に防いでいるのです。もちろん、下記症状の車にX1の添加は効果的です。
1:ハンドルをいっぱい切ったときにパワステポンプからうなり音が出る。
2:車庫入れなどでハンドルを切るとエンジンが安定しない。
3:ハンドルを切ると少し引っ掛かるところがある。
この他に、パワステに添加することにより、パワステによるエンジンパワーの損失が少なくなることも確認されています。
  
●ハンドルが重いのが添加することにより軽くなりますか?
X1を添加しても軽くなる構造ではありません。今までよりハンドルが重く感じるといった原因で多いのはタイヤの空気圧の低下があります。まず空気圧を点検して規定値を確認してください。また規定値の場合はそれよりも0.1〜0.2K程度高めにしてみてください。もう一つの方法は窒素ガスを充填する方法も考えられます。最近ではタイヤショップだけでなくディーラーでも一本500円ほどで充填してくれる店が増えてきました。なぜ窒素ガスが良いのかと言えば、空気が抜けて空気圧が低下する割合が少なくなるからです。ただし、元々空気の主成分ですから、充填率が低ければ無意味です。抜いて入れるを2回以上繰り返して充填率を高めれば効果が期待できます。
  
●パワステからオイル漏れしているのですが添加して直せますか?
オイル漏れは基本的にはオイルシールなどが痛んで発生するので直らないと思ってください。

参考:実際に使用した人の中には「オイル漏れが直った」方もいます。これは、X1添加によって内部圧力の低下、もしくは油温が低下したことにより軽度のオイル漏れが改善されたと推定しています。しかしながら抜本的対策ではありませんので、オイル漏れは直してから添加を実施して下さい。
  
●スポーツ走行時にパワステポンプからオイルが噴出するのが直りますか?
連続して激しくハンドル操作を行うと、オイルは温度上昇による増加と、気泡発生による体積増大で噴出します。X1を添加することにより油温低下は可能ですが、気泡発生を抑止出来ないので改善率は高くはありません。

参考:X1に消泡効果のある成分を加えた試作品にて、噴出改善されていますが、市場の要求が少ないので現段階での量販化は考えておりません。