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●ミッション・デフ>●MTでの添加率について

●MTでのX1添加率について教えてください
●新車・MTで2速ギヤの入りが渋いのですが添加量はどのくらいで改善出来ますか?
●クラッチペダルを離すとMT内部からガラガラ音が出ます。何%添加すればよいですか?
 
 
 
●MTでのX1添加率について教えてください
現状で、ギヤの入り具合に問題がなく、保護的にX1を使用する場合は、オイル総量に対し6〜10%添加で良いでしょう。ギヤの入りが渋い場合や異音を改善する目的の場合は10〜15%添加を推奨します。また、10万km以上走行した車も添加率10〜20%と程度によって増減してください。エンジンやATF添加の場合は、効きが弱かったときは簡単に追加が出来ますが、MTやデフなど、追加しにくい場合は最初から少し多めに添加するのが良いでしょう。添加率を上げることによって更に良い結果も期待できるからです。
    
●新車・MTで2速ギヤの入りが渋いのですが添加量はどのくらいで改善出来ますか?
ギヤの入り具合は新車でも一台一台入り方に差があります。X1の良さはシンクロ機能を強化するトラクション作用と同時に、ギヤとシャフトを切り離す作用のダブル効果でギヤの入りを改善します。改善効果はX1添加率が多いほど効果的ですが、普通のレベルだと10〜15%、程度が悪い場合だと15〜20%と少し多めに入れるのがコツとなります。その訳はエンジンと違い追加の添加作業がしにくいことと、直す事を目的として添加するからです。X1は強い力を保有していますが、どのくらいの添加率で直るかは、個々のミッションにより違いますから、推奨値より少し多めに添加するのがテクニックとなります。
  
●クラッチペダルを離すとMT内部からガラガラ音が出ます。何%添加すればよいですか?
ペダルを離したときに音が出るのはミッション内部のベアリングが傷んだためと思われます。痛み具合は外から想像するだけで本当の所は解りません。そこで10〜15%と少し多めに入れて様子を見て下さい。ベアリングから音が出るようになるには一般的には5年または5万km以上使用しないと出てきません。長期間の使用により痛んだものなので、X1がどんなに凄くても、添加して手品のように即座に消えることは少ないでしょう。X1の特性として、走れば走るほど修復が進みますから添加後3000km走行して何も改善されないとしたら添加が遅かったと考えるべきでしょう。何事にも限界があります。

またクラッチペダルを離した時に、クラッチレリーズベアリングの摩耗により音が出る場合もあります。この場合は、ミッションにX1を添加しても作用しない場所なので異音は消えません。レリーズベアリングはそれ程高いものではないので、クラッチ板交換毎に交換してしまうのが賢明です。