X1seriesQ&A TOPにもどる
●ミッション・デフ>●デフに使用した場合の疑問&注意点

LSDへの添加率を教えて下さい。
フリクションタイプLSDを組込んでいるが効き低下を回復する添加率は?
LSDに添加して効きが弱まったりしないのですか?
トルセン、ヘリカル、クワイフLSDにもX1は効きますか?
ビスカスLSDに添加すると効きは良くなりますか?
LSD無しのデフ(オープンデフ)に対する添加率はどのくらいか?
4WDの場合は前後どちらのデフに添加するのがよいのでしょうか?
日産アテーサのトランスファー添加率はどの位なのか?
FF車の場合、MTオイルとデフオイルはいっしょなのか?
 
 
●LSDへの添加率を教えて下さい。
LSDに添加する目的は大きく分けて三つあります。1.LSDの効きを回復させる 2.耐久性の向上 3.フリクション低減 です。他にもオイル寿命延長などの効果もありますが、1.の効きの回復を重視するなら10%程度の添加を推奨します。LSDはその構造上、10%の添加ですぐに効果が現れます。これはLSDの環境がエンジン等に比べて苛酷な為、X1のメタルリペア効果がすぐに作用を開始するからです。LSDのOHを考えているのならその前に一度X1を添加して、その後に効かないようであれば、OHを検討しても良いでしょう。
  
●フリクションタイプLSDを組込んでいるが効き低下を回復する添加率は?
基本的にはX1添加率を多くするほどイニシャルトルクはアップしますが、通常は10%の添加で約1kg−mイニシャルトルクはアップします。効きがすっかり弱くなっているときは15%添加してもよいでしょう。FF駆動方式の車でLSDの効きが正常な車にX1を添加し過ぎた場合、アンダーステアが強くなって曲がりにくくなる場合もあります。この場合は少しずつ、シビアに添加率を決定するようにして下さい。

  
●LSDに添加して効きが弱まったりしないのですか?
効きの弱いLSDに10%添加すると早い場合、僅か数分で効きが回復します。コーナー出口で車が前に押し出されるようになる筈です。また、通常は3〜5千kmの間隔でオイル交換を実施してもトータル2〜3万kmで効きが低下しますが、X1を添加するとオイル交換サイクルは1〜1,5万kmの間隔でトータル5万km走行しても効きが落ちなくなります。
  
●トルセン、ヘリカル、クワイフLSDにもX1は効きますか?
ビスカス以外なら、どんなLSDでも効果があります。効き味がリニアとなり耐久性アップ、イニシャルトルクの持続、デフのフリクション低減、オイル持続性アップなどの効果が期待できます。
  
●ビスカスLSDに添加すると効きは良くなりますか?
ビスカスLSDのビスカス内部にはシリコンオイルが密閉されているのでX1を添加しても内部には入りません。当然、イニシャルトルクは変化しません。しかし、デフオイルの役目をさらに高めますから、デフギヤの磨耗防止、フリクション低減の効果などはあります。車が少し軽く感じるほど効くときもあります。フリクション低減効果は、加速、高速、燃費などの改善となって現れます。また、走行距離の多い車のバックラシュ音低下効果もあります。早期の段階から使用すれば鉄粉の出方も半減します。
  
●LSD無しのデフ(オープンデフ)に対する添加率はどのくらいか?
オープンデフの場合、総オイル量が少ないことや、交換サイクルが2〜3年間と長いこと、摩擦が多い過酷な部分であることなどの要素を考慮すると10〜15%が推奨添加率と言えます。また、デフからのガラガラ音や、バックラシュのコツン音を改善する場合も同じ添加率で良いでしょう。新車の保護として使う場合は最低で6%から効果があります。
  
●4WDの場合は前後どちらのデフに添加するのが良いのでしょうか?
フロント&リヤーデフ両方に添加することをお奨めします。トランスファーを含めた全てに添加することで、4WDの重さを取り除き、軽快な走りに変化させる効果があります。フリクション軽減効果により走りの良さと、燃費向上・耐久性向上など総合的に改善されます。
  
●日産アテーサのトランスファー添加率はどの位なのか?
ATF・CVTなど圧力が発生して動力の伝達を行うメカニズムの添加率は、オイル総量に対して5%を基本とします。滑り防止目的で使用する場合は1%単位で増加して最大で10%を限度として下さい。
注意:正常作動しているGT−Rに10%以上添加し、FISCO等でスポーツ走行すると、効き過ぎて4WDのままになってしまいます。
 
●FF車の場合、MTオイルとデフオイルはいっしょなのか?
車種によってMTはMT、デフはデフと別々に別れている場合と、MTとデフが一体の場合とあります。車を購入された販売店等にて確認して下さい。(弊社ではお答えしておりません)また、オイル総量もマイナーチェンジなどで変更されたりしますので、交換作業を行う前に、前もって確認されることをお勧めします。