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●ミッション・デフ>●MTに添加した場合の疑問&注意点

オイル交換したばかりですが、X1を添加できますか?
MTにATFを入れX1を添加しても良いですか?
X1を添加したらMTオイル交換はいつ行うべきですか?
車検から帰ってきたらギヤの入りが悪くなってしまいました。
2速ギヤが走行中に抜けてしまうのですがX1添加で直りますか?
クラッチペダルを踏むと音が出るが直りますか?
冷えている状態の時に1速とR(リバース)ギヤの入りが渋いのが直りますか?
暖まってくると、4速、5速が渋くなるのが直りますか?
3速から2速にシフトダウンするときギャーと音が出て入りが悪いのですが直りますか?
1速の入りが悪いMTにX1を15%添加しましたたが直りません。
ミッション内部のガラガラ音が完全に消えないのですが?
FF車のLSDが効き過ぎて曲がらなくなってしまったのですが?
 
 
●オイル交換したばかりですが、X1を添加できますか?
エンジンに添加するのと違うのは、添加しようとしてもアッパーレベルまでオイルが入っているので、こぼれてしまって添加できません。これに伴い、よく起きる失敗は、添加しようとして、ある程度オイルを抜いて添加をするものの、途中で満杯となって、予定添加量が添加できなくなるケースです。そのために添加率が下がり改善度合いが低下してしまいます。この失敗を予防するためには、少し多めに抜き、先にX1を添加してからオイルを規定量まで入れるようにすると良いでしょう。

  
●MTにATFを入れX1を添加しても良いですか?
雑誌などの投稿でATFをMTに入れるとギヤの入りが改善されたなどの情報を見て真似する人もいます。MTオイル粘度が柔らかいとギヤの入りが良くなりますが、デメリットとして激しく走るとトラブル発生の原因となります。このリスクを考慮するとMTオイルにX1を添加することをお奨めします。X1添加によりギアの入りは改善されますからATFを入れる必要はなくなる筈です。

  
●X1を添加したらMTオイル交換はいつ行うべきですか?
X1をMTに添加する最大の目的はギヤの入りを改善すること。ほとんどのMTギヤの入りは改善されるので「入りが良好=オイルが機能している証」とも言えるでしょう。走行距離や年月も一つの目安となりますが、オイルの機能でオイル交換を判断するのも良いことです。すなわち、ギヤの入りが良好な内はオイルも問題ないと考えて交換しなくても問題はありません。ギヤの入りが良好で長持ちするオイルが良いオイルです。良かれと思って早めにオイル交換を実施し、その際にX1入れないと新品オイルでもギヤの入りは添加前の状態に戻ってしまいます。調子の悪かったMTなら当然フィーリングは悪化してしまうでしょう。アタック製品は抜いたときに、その効果を改めて理解することが出来ます。抜いても変化しないものは効いていない製品です。
  
●車検から帰ってきたらギヤの入りが悪くなってしまいました。
車検に出すときは「オイル交換不要」と紙に書く等、明確に指示しましょう。X1添加オイルを抜かれると元に逆もどりしてしまうのですぐに判ります。本来なら新品オイルに交換したら良くなって当たり前なのに、反対に悪くなってしまう。これがX1の凄さです。工場側はサービスのつもりでオイル交換したつもりでも結果は裏目に出てしまいます。後で後悔しないように、言った言わないを防ぐ為にも、明確に工場側に伝えることが大事です。
  
●2速ギヤが走行中に抜けてしまうのですがX1添加で直りますか?
残念ながら、どんな添加剤でも一度ギヤ抜けが発生してしまったものは直りません。OHして摩耗してしまったミッション内部の部品(フォーク&スリーブ)を交換することになります。ギヤ抜けは走行中にシフトレバーを握るクセを持つ人に多く発生するトラブルです。新車や走行距離の短い車では発生せず、長年に渡り使われた結果、部品が異常摩耗して発生します。X1なら摩耗してしまう前から使用していればギヤ抜けトラブル発生を予防する効果もあります。
  
●クラッチペダルを踏むと音が出るが直りますか?
ペダルを踏んだとき音が出るのはレリーズベアリングが痛んでいることになりますからX1を添加しても改善されません。クラッチカバー&ディスク交換の際に、レリーズベアリング交換を怠ると出てくる確率が高まります。また、信号待ちのときにクラッチペダルを踏んだまま長い時間待つクセの人だと発生する確率が増大します。即座に走行不能となることはないのでしばらくは大丈夫です。次回のクラッチ交換の際にレリーズベアリングを交換しましょう。
   
●冷えている状態の時に1速とR(リバース)ギヤの入りが渋いのが直りますか?
1速だけでなくバックギヤも入りが悪いときは、MT内部のシンクロよりもクラッチの切れ不良が原因がある場合が多く見受けます。また、キャブレター装着車などで、アイドリングが高く調整されていたり、エンジン不調でバラつきや振動発生が多くても1速とバックは入りにくくなります。さらに、オイル粘度が硬すぎると冷えているときの1速、2速ギヤは重くなります。このように、色々な要素が複雑に重なってギヤの入りは影響を受けます。クラッチ関係に起因するもの以外ならX1添加作用で改善効果を発揮します。
 
●暖まってくると、4速、5速が渋くなるのが直りますか?
激しく走る人に発生するトラブルで、オイル潤滑能力が負けて油膜切れが発生するために渋くなります。対策として硬目のオイルに交換すると4速、5速は直る反面、今度は冷えているときの1速、バックが渋くなります。このような時も、X1添加は有効な方法となります。冷えているときも暖まったときもギヤの入りを強力にサポートし、改善できるからです。
  
●3速から2速にシフトダウンするときギャーと音が出て入りが悪いのですが直りますか?
シフトダウンはテクニックのうまい下手の差が出る所ですが、ギャーギャーと音が発生していることは摩耗を意味しています。不具合の手当ては早いほど良いので、X1を少し多めに15〜20%添加して数百km走行して試してみるのが良いでしょう。、それで直るときは嘘のように直ってしまう場合もあります。もし、直らないときは修復不可能です。(X1添加後の調子が交換の指標になります)改修(OH)するよりも中古MTに載せ替えた方が得策と言えます。入れておいたX1添加オイルは捨てないで、載せ換えたMTに使用すれば、また新しいMTでメタルリペアをはじめます。
  
●1速の入りが悪いMTにX1を15%添加しましたが直りません。
添加してすぐに直るミッションと、ある程度走行すると直るミッションがありますから最低でも3000km以上走行してみて、まだ入りが悪い時はつぎの点を点検及び調整してみて下さい。それでも直らないときはOHまたは載せ換えを検討して下さい。
1:エンジンのアイドリングが高すぎていないか?回転が高くなると1速とバックは入りづらくなります。
2:1速とバックの入りが悪い場合はクラッチの切れ不良も大きな原因として考えられます。クラッチ板&カバー交換を実施する必要が出てきます。その際にはX1添加済みオイルが交換されたり捨てられてしまわないように注意しましょう。
3:エンジン不調でエンジン回転にバラツキがあり振動してしまっている場合、1速&バックは入りづらくなります。プラグ交換等、エンジンが安定するようにメンティナンスを実施することが必要です。
4:ツイン・トリプルといった多板クラッチを組み込んでいる場合は、切れが悪くなるケースがあります。

●ミッション内部のガラガラ音が完全に消えないのですが?
ミッション内部のガラガラ音は主にインプットシャフト・ベアリングとカウンターシャフト・ベアリングからの音です。エンジンが回転していてクラッチペダルを踏んでいないときでも絶えず回転している部分です。新品ベアリングはパチンコ玉のように光り輝いていますが表面が磨耗して剥離すると黒くなってきて音が発生します。つまり硬い表面が取れてしまったわけです。X1を添加して直らなければ最後はOHするしかありませんが、ベアリングが割れていきなり走行不能に陥るケースはマレなのでそのまま使用していてもしばらくは大丈夫です。
●FF車のLSDが効き過ぎて曲がらなくなってしまったのですが?
もともとLSDが効いているFF車だと10%添加でも車によってはアンダーステアが強くなり過ぎてしまうことがあります。MTのことを考えれば10%添加したいところですが、しかたないのでオイルを半分抜いて新品オイルで薄め、添加率を5%ほどに下げてください。抜いたオイルはゴミが入らないように容器に保管して次回に使用しても何の問題なく使用できます。