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●エンジン>●エンジン組立のときの使い方について
 
組立のとき塗る場合、X1とオイルを混ぜる混合率はどのくらいですか?
組立時にX1を塗布したら、それで効果は持続するのですか?
酸化クロムでクランクピン&ジャーナルを磨くと良いと聞きましたが?

 
 
 
 
●組立のとき塗る場合、X1とオイルを混ぜる混合率はどのくらいですか?
組立時のX1とオイルとの割合は、通常添加する場合よりも濃くする方がより効果的となることから、50対50または100%の原液が良いでしょう。最高に効果的な方法は一度塗布してからドライヤーなどで熱を加えると組織の中に浸透します。更にもう一度塗布して組付けると次にOHしたとき歴然と差が出ます。
 
●組立時にX1を塗布したら、それで効果は持続するのですか?
組立るときにX1を塗布してもその後X1未添加のオイルを使用すればX1を塗布した効果は数分で無くなってしまいます。皮膜が残るなどということは有り得ないからです。オイルにX1を添加するか、X1が添加されたアタックオイルを使用すれば、継続して良い結果が得られるでしょう。この場合は馴らし運転が短縮できると共に、オイル交換を1000〜2000kmで実施する必要性はなくなり、最初から5000〜7000km使用しても何等問題となりません。自分でOHしたことがある人なら解ることですが、メタルやカムシャフトが馴らし運転で鉄粉が出るほど磨耗することは起こらないのが正常です。(磨耗してはいけない部品ばかりです。)昔と今では考え方を変えなければいけないのに変わらない人を多く見受けます。昔は鋳砂がたくさん落下したので1000kmでオイルとオイルエレメントを交換していたのです。同時にシリンダーヘッドボルトの増し締めとタペット調整も1000kmのときのメニューでした。現代はアルミヘッド&アルミブロック全盛で、鋳物技術や洗浄技術も進歩しているので1000kmでオイル交換する必要性は少ないと言えます。それでも車を大事にしたい人はオイル交換を実施しますが、より車を大事にしたいのであればX1を添加して6000km無交換の方がはるかに賢明だと言えるでしょう。
  
 
●酸化クロムでクランクピン&ジャーナルを磨くと良いと聞きましたが?
私も昔は酸化クロムでクランクシャフトを磨いていました。せっかくピカピカに磨いたとしても潤滑面をオイルが完全に保護できないまま、再び荒らされてしまいますから、X1の効果をご存知の方なら全く必要ないでしょう。X1を添加して、ごく普通に車を使っていれば、自動的にピカピカになって走るほど良くなってしまいます。時代遅れの技術と言えるでしょう。