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●ATF>●添加率と添加方法について

ATFへの推奨添加率はどのくらいですか?
ATF交換の際、同時に添加を業者に依頼するのですが、添加率での注意点は?
少し滑ってきたので添加したいが何%添加したらよいでしょうか?
6%添加で良い結果が出たので更に追加したいのですが?
AT不具合(滑り、ショック,異音)と添加率との関係を知りたい。

 
 
●ATFへの推奨添加率はどのくらいですか?
X1取り扱い説明書には3〜6%と記載しています。これは添加率により効果が1%単位で変化することと、ATの程度や改善希望の内容が各々の車によって大きく違う為です。通常の場合なら4〜5%添加で効果が得られます。また、新車を購入した際に、その保護目的で使用するなら3〜4%添加で良いと思います。走行距離が5万kmを過ぎている場合は、オイル総量の5%から始め、結果を見ながら50cc単位で追加するのがベストでしょう。

 
●ATF交換の際、同時に添加を業者に依頼するのですが、添加率での注意点は?
ATFの交換は、構造的に一度に全量を簡単に抜けない為、依頼業者によってその対応方法もまちまちです。
1.専用チェンジャーで限りなく100%交換する 2.繰り返し抜くのと入れるのを繰り返す 3.抜ける分だけしか交換しない 等、いろいろなケースが想定されます。よってX1添加の際の注意点はX1添加率はどの方法の場合でも、最終的にATに存在するオイル総量に対しての比率でなければなりません。作業方法によりX1を垂れ流しで捨ててしまう形にもなりかねません。交換を依頼する業者の方と相談して下さい。
また個人で交換する方も、必ず、ディーラーや取扱説明書などでオイル総量を確認してから添加して下さい。

お願い:当社にオイル総量を聞かれてもお答えすることは出来ません。それは各メーカーの各車種毎に総量が違うこと・マイナーチェンジでさえオイル総量が変わる場合があること・AT交換履歴が判らない等により、正確にお答えできない場合があるからです。

  
●少し滑ってきたので添加したいが何%添加したらよいでしょうか?
走行距離増大に伴い、必ずどこかで滑ってきたり変速しなくなるなどの不具合が発生してくるのがATの基本的特徴です。その理由はタイヤと同じように消耗する部分だからです。タイヤは誰が見ても減り具合が解りますが、AT内部部品は外部から見えないので、どのくらい摩耗しているのか想像するしかありません。10万km程度の走行距離がATのライフから判断すると不具合が発生し始める目安と言えますから、それから添加しても直る場合と直らない場合があります。5〜7%入れて様子を見て、最高添加でも10%で留めて下さい。10%ならX1自体は完全に作用してますから、それでも改善されない場合はATのライフが終わったと判断してください。直ったらラッキー、と考えるべきです。本来なら新車の段階からX1を使用し、対策しておくことをお奨めします。

参考:過走行車(10万km以上走行した車)に添加した場合の、改善実績は70〜80%です。

  
●6%添加で良い結果が出たので更に追加したいのですが?
エンジン等の場合は、最大で15%位までの添加でより効果を上げる事が可能ですが、ATFの場合は、ただ添加率を上げれば良いという訳ではありません。現状で6%添加で改善されていれば、そのまま使用するのが良いでしょう。更に追加しても50ccで充分です。

参考:ATFだけに集中添加するより、エンジン・デフ等、オイルを使っている他の部分へトータルで添加して効率を上げることをお奨めします。

  
●AT不具合(滑り、ショック,異音)と添加率との関係を知りたい。
滑りとショックという、相反する不具合項目を高い確率で改善できるのがX1の特徴です。ショックをメカニズムの方から考察すると 1:設計によるもの  2:個体差によるもの  3:滑りによるもの などが考えられますが、どんな場合でもX1添加率を高めることにより滑りは減少し、添加率が6〜7%を超えると、今度は食いつきが良くなり過ぎて変速時に前側が少し持ち上がるほど繋がりが良くなってきます。つまり変速の繋がりが早くなることを意味しますので、速く走ることを目的として使用される場合は歓迎されますが、マイルドな乗り味を好まれるユーザーからは、(ショックとは違うのですが)嫌われる場合もあります。ですから添加は少量から始めて、最低30km又は数日様子を見て50cc単位で追加して行くと、その車・ユーザーの求める最高の添加率が把握できます。一度掴んでしまえば次回からのATF交換の際にはこの添加率をキープすればよい訳です。但し、ATF総量交換が出来ない場合は、X1の添加率が交換しきれなかった分の残留成分により高くなってしまう場合も考えられますので、交換依頼業者と相談して、最終添加率をキープ出来るようにして下さい。