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●ATF>●添加に際しての注意・疑問について |
滑り始めたATは添加剤では直らないと言われたが?
ホンダ車のATFに添加したいのですが注意点はありますか?
ATF無交換で5万km以上走行していますが、ATFは交換してから添加するべきなのですか?
ATFを抜かないでそのまま添加しても大丈夫ですか?
ATFを抜かないで添加して問題が起きるとしたらどんなことですか?
既に他の添加剤が入っていますがそのまま添加して大丈夫ですか?
新車のATFに添加して何が変わりますか?
BMW3シリーズ等、ATFオイルレベルゲージが無くて入れられない場合はどうすればよいのですか?
X1を添加した後のATF交換サイクルはどのくらいが良いのですか?
強化ATを組み込んでいますがX1を添加しても大丈夫ですか?
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●滑り始めたATは添加剤では直らないと言われたが?
概ね、正解と言えます。ATが他の駆動部分と決定的に違うことは、消耗する部品であり、いずれ寿命が尽きる構造になっているということです。エンジンはメンティナンス如何で20〜30万kmの走行も可能ですが、ATだと一般的には10〜12万km、ハイパワー車だと5〜6万kmで寿命が尽きるケースが多く見受けられます。正常に機能できなくなったAT(坂道を登れない・変速しない等のトラブル)に弊社からX1購入を奨めることはありません。しかしながら、そのメカニズムを詳しく知らない販売店だと販売してしまう場合もあります。ただ難しいのは、どこを基準としてATの限界なのか?ということです。ATのOHやリビルト品乗せ換えは20万円前後、車種によっては50万円前後もします。これを「何とかX1で直せないか」との問合せも増加しています。実際に走行不能のATが回復して走れたとのユーザーからの声もありますから、過剰に期待はせずにX1で試す価値はあります。
参考:当然のことですが、症状が重いほど回復する可能性は低くなります。ATは特に早め早めの対策を必要とします。
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●ホンダ車のATFに添加したいのですが注意点はありますか?
ホンダは他社と異なる構造や作用するメカニズム採用が目につきます。例えばATF油量点検にしても、通常エンジンが回転しているときに点検するのが普通なのですが、ホンダの場合、エンジン停止状態で点検といった具合です。ATF総量はFFとFRでも大きく異なりますがホンダ車はオイル量が他社に比較すると極端に少ない特徴を持っています。カローラやサニークラスのATFなら普通は250〜300cc添加ですが、ホンダ車の同クラスですと150〜200ccとなりますので添加する車のオイル総量を確認して下さい。オイル総量とはメーカーが工場を出荷するとき最初に入れる量のことです。交換総量と間違えないようにして下さい。
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●ATF無交換で5万km以上走行していますが、ATFは交換してから添加するべきなのですか?
ATの場合、5万km以上の長期間に渡ってATF交換を実施していないとATF交換を断られる筈です。理由はATF交換直後にATが動作不良に陥ることが多いからです。メカニズムに疎い人ほど、ATF交換をしないのでトラブルが発生して、ATF交換を実施した店との間で補償問題に発展します。いくら説明しても交換する前までは確かに調子よく動いていた訳ですから、店側の言い分と平行線を辿り不幸な結末を迎えるでしょう。一度でもそんな経験をした店だとATF交換を断るのは当たり前のことだと思います。ATは些細なゴミや摩耗した粉などで急におかしくなるメカニズムです。この回答もそんな難しさを背景として答えています。ご理解ください。交換してから添加するのが良いのか?交換しないで添加するべきか?それはユーザー自身が決断をするしかありません。
藤沢名人の一口メモ
私の踏み込んだ決断ならば、5〜6万kmなら思い切ってATF交換と同時に添加します。7万km以上無交換なら、下手に交換しないで少し添加して様子を見ながら少しづつ追加してゆきます。50ccくらいでフィーリングが変わってしまうので注意して下さい。
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●ATFを抜かないでそのまま添加しても大丈夫ですか?
もちろん理想的には、レベルを正しく調整することは大事なことです。でも口では簡単に「添加する量を抜いて下さい」と指示しても、きちんとした道具を持っていない場合は、ゴミの混入や異物を落としてしまうなど、かえってトラブルの元を作ってしまいます。現場の作業は出来るだけ簡単の方がトラブルは少なくなります。ATFの場合は添加量もエンジン等に比べ少ないので、少量なら問題ないでしょう。もし、ATF交換予定があれば、その際に添加するのがベストです。
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●ATFを抜かないで添加して問題が起きるとしたらどんなことですか?
ATF交換で、既に規定の上限レベルまでオイルが多く入れられている所にX1を多めに添加してしまうとオイル量が許容限度を超えることが考えられます。液体の温度が上昇すると体積は膨張するので、ATFのレベルゲージには温間レベルと冷間レベルの二つの線が入っています。問題が起こるのは、高速道路走行やスポーツ走行で、ATFの温度が上がると、ATFが膨張してレベルゲージを吹き飛ばし、噴出す恐れが考えられます。
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●既に他の添加剤が入っていますがそのまま添加して大丈夫ですか?
理想的には色々な添加剤を混合して使用することは好ましくありません。ベストなのはATF交換時にX1のみの添加にしてしまうことでしょう。実際、他の添加剤と混合使用してもX1は何の弊害も発生させませんが、他の添加剤を同時に添加して複合効果を追及するより、X1単独使用で、添加率を調整する方が効果的です。
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●新車のATFに添加して何が変わりますか?
新車でもメーカー・車種・個体差により、出来の良いATと出来の悪いATとあります。X1を添加した場合、これら初期段階での出来が悪い程、新車の場合でも効果は顕著に現れるでしょう。ですから、現状でATに特に不満を感じていなければ、X1をATFに添加しても噂ほど効かないと誤解される車やユーザーがあってもおかしくないのです。AT添加は出来るだけ早い段階(新車時・購入時)から添加して、湿式クラッチの摩耗を遅らせることで、寿命延長を図ることに意味を持ちます。ATが滑ってきてから、慌ててX1を添加するユーザーが多いのですが、本来は初期の段階の投資が効くのです。X1を使用した多くのユーザーから「X1を使用した方がトータルのメンテナンスコストは抑えられる」とレポートされるのは、こうした初期段階からの添加により、各々の部品のライフが飛躍的に延びていることに起因します。ATFの場合、伝達効率が高まることにより、燃費向上等も結果として現れます。
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●BMW3シリーズ等、ATFオイルレベルゲージが無くて入れられない場合はどうすればよいのですか?
全世界に輸出される車は、粗悪な添加剤やオイルとの遭遇も多く、トラブルが絶えない経験から、メーカー側がレベルゲージを無くしてしまった車が増加してきています。ですから、添加を行う為にはその「封印」を行ったディーラーで添加作業を行うのが一番良いのですが、X1に対して認識の無いディーラーではX1添加を拒否したり、添加剤自体を否定する店もあるでしょう。
実例として:
弊社ではBMWツーリングワゴン、ベンツV230をテスト車として購入、ATF以外にもエンジン,パワステ、エアコンなどに添加して効果確認を実施しています。ATF添加は小田原BMW正規ディーラーで添加しました。
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●X1を添加した後のATF交換サイクルはどのくらいが良いのですか?
エンジンに添加した場合、1.5〜2倍程度ライフが延びることから、ATFの場合でも通常の1.5倍が無難なライフサイクルでしょう。その理由はエンジンオイルよりも摩擦で動力を伝達するため油温が高くなるのでオイル劣化を考慮するためと、何事も交換しないで使用した場合の費用と耐久性などを含めた損得勘定を考えた上の回答です。オイル交換サイクルを伸ばせば伸ばすほど、X1がいかに作用してもオイル自身の劣化からリスクは増大しますから、X1を添加したら簡単に2倍は持つと言えません。もちろん人や車や走行状態などによる条件を計算に入れた答えなので3万kmオイル交換サイクルの人が2倍の6万km使用したとしても恐らく何の問題もおきないでしょう。ただ、最初から5万kmはATF交換は必要ないと考えるユーザーなら、10万km持つと考えたとしても不思議ではありません。だから多少の安全マージンを入れて回答することを理解してください。
参考:
アメリカ等の海外製品の場合、よく「オイル無交換10万kmOK」などと言って販売されている商品もありますが、常にハイウェイのような環境のアメリカと、渋滞・信号・アップダウンが多い日本とでは、比較対照として走行距離だけで判断するのは危険です。
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●強化ATを組み込んでいますがX1を添加しても大丈夫ですか?
強化ATを組んだユーザーはは間違いなく「通常より速く走る目的」を持っている筈です。当然ながらATの負担も増加するので、ATFも更に重要となってきますから、X1添加によってATFを強化することをお奨めします。
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