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更新履歴:3/8 第4章、第5章追加

―― 目次 ――

-RAV4 DELUXE-藤沢流RAV4チューニング-プロローグ

-RAV4 DELUXE-藤沢流RAV4チューニング-第一章

-RAV4 DELUXE-藤沢流RAV4チューニング-第二章

-RAV4 DELUXE-藤沢流RAV4チューニング-第三章

-RAV4 DELUXE-藤沢流RAV4チューニング-第四章

-RAV4 DELUXE-藤沢流RAV4チューニング-第五章

プロローグ RAV4を選んだワケ

SUVで世界で一番売れている車がトヨタRAV4である。しかし、国内販売では2016年より販売は終了していたが、SUVブームのお陰で2019年4月10日に復活を遂げた。発売から1ヶ月間で24000台を受注、月販販売目標は300台なので目標の8倍となり、契約当時は納車まで約4ヶ月待ちとなっていた。 これからの解説は、私個人の考え方での解説になることをご理解の上、お読みください。 RAV4を購入するにあたり各社(A社、B社、C社、D社)のSUVを詳細に調べた。 A社の車はデザインも良く購入に傾いていたのだが、調べてみると実際に購入した方の実燃費が12〜15kmという調査結果により候補から脱落した。今は各社がこぞってエコを謳うように、燃費の良さは地球環境への優しさでもある。地球温暖化の影響が超大型台風や豪雨災害となって私たちに降りかかってきているように、燃費は数字や金額の話だけでなくこれからの生活にも大きな影響を与えるものだ、というのが私の考え方である。 自動車が走る上で電気自動車(EV)の排気ガスゼロは一見魅力であるが、充電時間と、その手間暇を考えると短気な私には向かない。また、充電する電力は火力発電などに大幅に頼っている状況では騒がれるほどゼロエミッションとは言えない。また普及が進めば進むほど充電待ち時間、順番争いなど新たな問題点も出てくる。 長距離には適さない電気自動車であるが、日常のお使い車として、ちょこまか足として使用するには最適な車と言える。これから1人乗り2人乗り小型電気自動車が普及してゆくと思われる。 現状の中での省燃費とは「いかに少ない燃料で長い距離を走行できるか?」と、捉える。その点、SUV車のように大きく車重もある車が満タン1000km走行できるとなれば、現時点で相当エコな車と言えるだろう。 簡単な話、燃料タンクが同一な場合、満タン1000km走る車は満タン500kmしか走らない車の2倍エコだと私は思う。大好きな車を手放せない以上、いかに環境に優しい車かを考慮した結果がHV車の選択となった。 夫婦2人でのドライブが多ければ更に燃費に優れる小型SUVが候補に挙がるが、私の場合は3人でのドライブが多いためと、万が一の事故の際、やっぱり中型車の方がダメージが少ないという利点も見逃せない。 B車の中型SUVも候補に上がったがRAV4と比較すると約2km燃費が悪いのと、カーナビが純正仕様で汎用カーナビに交換出来ない。カーナビは純正仕様より汎用の方が優れていることが多い。また7インチサイズと小さく、位置も私の好みのダッシュ盤上部より低い位置となるため候補から外れた。 C社も新発売されたばかりだが、この車もカーナビは見易いダッシュ盤上部に位置するものの、デザイン優先でカーナビの下半分がダッシュ盤に埋没していて画面が小さく、私の好みから外れる。ヒューマンなんだかと謳っているが、カーナビの半分が埋もれて見えない違和感やストレスは私には耐えがたい。また純正カーナビよりも市販カーナビの方が優れている事が多いため、市販品に交換したくても交換が難しい。 D社(欧州車各社) 欧州車のデザインや走行性能も魅力ではあるが、ハイオク仕様が多く平均燃費が低いため候補から除外した。 最終候補に残ったRAV4は、ディーラーオプションで9インチカーナビが選択でき、設置位置も私の好きな中央上部の見易い位置にデンと収まっている。カーナビを頼りに知らない土地をドライブする私にとって、カーナビが見易い位置にあることは安全運転に大きく寄与する。どの車も一長一短があるものだが、私の優先順位である、高燃費と見易いカーナビ、良好な後席居住性の3条件を満たしていた。 4月新発売から納車された方のハイブリッドグレードの一般市街地平均燃費は、私の調べた結果だと約20km/Lと分かってきた。JC08モードよりも実燃費を表している新しい燃費基準であるWLTC燃費でも、ハイブリッドE-FourのWLTCカタログ燃費は20.6km/Lである。 ひと昔前の軽四輪の一般市街地走行燃費が10km/L前後であったことを考えると、驚異的な燃費である。私の個人的な意見では、現在では世界一のHVシステムではないかと思っている。中型SUVとはいえ車両重量1690kg、車両総重量は1965kgという軽四輪車の2倍近い重量級なのである。しかも排気量2487cc(呼称は2.5リットル)という大排気量エンジンと二つのモーターで走行するため、アクセルを踏み込めば充分過ぎる加速を味わえる。この余裕は高速道路の合流などで真価を発揮してくれると予測できる。 唯一の問題点は、グローバル化の波により横幅が世界サイズの1855ミリと幅が広いことである。前車が日産エルグランドだったことを考慮すれば運転に大きな違いはなく、この辺は運転技術と慣れの問題となる。駐車場が狭いとか、アクセスする道路幅が狭いなど住居場所によっては購入が難しいケースもあるだろう。その場合は小型SUVが候補となる。 私の場合は神奈川県在住である。雪は年間に1〜2回、少し積もるくらい降ることがある程度なのでスタッドレスタイヤを履く人は少ない。しかし、冬季に箱根や山中湖に行く機会があれば、気候によってはスタッドレスタイヤで行きたい。それだけ中途半端な地域と言える。だからオールシーズンタイヤがベストな選択となってくる。 SUVが欲しかった単純な理由は、雪道を走ったり、冬季に雪国をドライブに行って雪景色の写真を撮ってみたいという気持ちになったからである。乗用車だと地上高が低いため底を痛めてしまったり、2WDだと慣れていない雪道では不安が大きい。そんな不安もSUVなら全て解決してくれる。 2019年10月26日に契約、それから1ヶ月少々経過した12月6日、日本カーオブザイヤーが発表された。選考期間は2018年11月11日〜2019年10月31日までに国内で発売され、年間500台以上の販売台数が見込まれるモデルから選ばれる。 自動車メディアを中心に60名の選考委員が、日本車13モデル、輸入車22モデルの中から10台のモデルを選出。この10台に各自の持ち点を投票して順位を決定する。 見事イヤーカーに輝いたのがRAV4となった。 第2位:マツダ3 第3位:BMW3シリーズ という結果となった。 ちなみにRAV4に10点を入れた人は60名中、28名であった。 私の選択肢が間違ってはいなかったと思わされた出来事であった。

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